2003年3月31日月曜日

大学院

■明日から4月。日本にとっては区切りの日だ。私も大学生最後の年を迎える。時の流れというのは早いもので、高校を卒業して、もう三年が経ってしまった。

■もう三年だ。この三年間は中学校や高校の頃にもまして時の経過が早い。私の師匠(ゼミの先生)は、「大学時代がアッという間に過ぎてしまったと思ったら、それはまずいことだよ」と言っていた。それは何も刺激がなく、日常を惰性にすごしてきた証左である、というのだ。たしかに、そう言われてみればそうだ。社会に出て、30歳や40歳…へと年をかさねていくほど、時の経過が早くなるという話はよく聞く。それは刺激が少なくなっているからだろう。

■大学生活は充実していたかというと、かなり疑わしい。大学生時代に私は何をやってきたというのか。人に誇れることなど何一つ無い。1、2年の頃は大学にも行かず、遊んでばかりいた。それはそれで楽しかったが、そこから何も得るものはなかった。「楽しかった思い出」という後ろ向きな物は手にしたが…

■日本の大学の性質というか、社会に出るまでの「執行猶予」としての大学は、多くの人にとって、楽しかった時の「いい思い出」を提供する。しかしそれは、社会に出た後で「あの頃は楽しかった」と回顧する、言わば、現実からの避難所という役割を果たしているだけだ。「大学時代は楽しんでおけ」と言うのも、「その後には辛いことが待っているから」という感覚があるからだ。結局、それは自分の思うとおりの人生がおくれないことへの「負け惜しみ」じゃないか。それをよしとすることは私にはできない。

■3年になってからは、ある意味では心を入れ替えたのだが、それでも充実しているとは正直言えない。そして今、4年生になった。周りはこの不況の中、就職活動をしている。私はそれから免除され、時間浪費することもない。親のスネをかじって、大学院に行く。これまでの惰性の延長線上に未来があってはならない。

■…と長々と決意表明してみた。終わりよければ全てよし…というわけにはいかないのだろうけど、大学生活最後の年というのはこれからのためにも重要だからね。私の目指す道はあまりにも狭い。そのためには勉強するしかない。今年は英語とフランス語もやらないとなぁ…留学もしたいし。

■「いままで不便、ごめんなさい」「これから便利、はじめます」しりあがり寿さんによるイラストとともに、日本郵政公社がユニークな「おわび広告」を全国紙に掲載する。公社化を機に、利用者本位に変化したことを強調する…らしい。民営化しなくても十分…っておことをアピールしたいのかしらん。現在の不況に対して無策であることをそらすために「民営化!」って絶叫している政権だもんね…そりゃ大変ですね。


イラク戦争はいつ終わるのか/朝まで生テレビ

 なんと!今回は一時間延長とのこと…あぁ録画3時間しかしてねぇよ。まぁ、最後の一時間はだれてくるからいいんだけどね。

【出演者】
東祥三(自由党・衆議院議員)
勝谷誠彦(コラムニスト)
金子勝(慶応大学教授)
川村晃司(テレビ朝日コメンテーター)
コリーヌ・ブレ(ジャーナリスト)
首藤信彦(民主党・衆議院議員)
田岡俊次(朝日新聞「AERA」スタッフライター)
高橋和夫(放送大学助教授)
ベンジャミン・フルフォード(「フォーブス」誌東京支局長)
宮崎哲弥(評論家)
村田晃嗣(同志社大学助教授)
森本敏(拓殖大学教授)
山本一太(自民党・参議院議員)


■冒頭の戦況分析は必要ない。こんなことを朝生でする必要性は全くない。議論すべきだ。

■議論はそれほどつっかかるところもなく終了してしまったという印象。感想も特にないなぁ…つまらないなぁ、このつまらなさは何事だろう。もう聞き飽きたような議論ばかりだった。勉強になった…ということもなかったし。

■まぁ、朝生というのは、こういうだらだらとした議論が特徴なんだがね。もっと、人数を少なくして、人を選べば濃くなると思うけどなぁ…

■で、ちょっとメディア論になって興味を持ったところで、時間切れ。映像が途切れてしまった。


 ↓例によって、勝手な採点…

■東祥三 ★★
 いらないよ。外交・安保だとこの人出てくるんだけど…他にいないのかねぇ…

■勝谷誠彦 ★★
 まぁ、いらないねぇ…後半ちょっとがんばったかな。

■金子勝 ★★
 これまた、いらないねぇ…この人はすぐに突っかかってくるから、議論が白熱していることを演出させようとキャスティングされてんのかねぇ。田原がごちゃごちゃと言うもんだから、結局なにが言いたいのかがわからなかった。

■川村晃司 ★★★★
 それなりによかった。

■コリーヌ・ブレ ★
 全くいらない。元リベラシオンの記者ってんだから、フランスを代表する意見が聞ける、とでも思ったのかな?そもそも、言語的制約があったようにも思えるし、それほど外交事情に明るいというわけでもないらしい。

■首藤信彦 ★★
 この人の発言ってあまり説得力がないんすよねぇ…

■田岡俊次 ★★★★
 早口でよく喋る。ちょっとうざい面はあるけど、発言はいいかね。

■高橋和夫 ★★
 出番がない。発言するタイミングがつかめていないのかな。この人は解説してた方がいいね。

■ベンジャミン・フルフォード ★★★
 アメリカの視点…という安易なキャスティングだろうね。まぁ、仕方ないかな。でも、アメリカのブッシュ政権の立場を代弁するような人っていないのかな?それだったら、もっと盛り上がったと思うけど。

■宮崎哲弥 ★★★
 自分の意見は言わないで、他の人に質問なんかしてたりと「聞き手」になっていた、という感じ。どうも物足りないんだけど、だからこそ重宝されるのかな?あいかわらず、良くもなく、悪くもなく。

■村田晃嗣 ★★★
 普通かな。そこそこ喋っていたけど印象に残らなかった。嫌味な顔が気に入らない(笑)国連バブル」という表現はうまい(この人が発信したものではなく、前々からあった表現なんだろうけど…)。冷戦期が終わって、国連への過剰な期待があり、実態と乖離した評価がなされていた。それがはじけた。まさに今がそういう状況をうまく表している。

■森本敏 ★★★★
 いやぁ、それなりによかった。

■山本一太 ★★
 政府の立場を代弁する人間が必要、ってわけで毎度キャスティングされるわけだが、どうも生理的に受けつけないんだよね。しきりにアメリカ追従ではない…と必死に強弁をしていたわけだが、かなり無理があった。言いきれよ、アメリカの傘下にいることが日本の国益だ!ってね。日本の選択のどこが「主体的」なんだよ。ほんと、この人って詭弁家。自分でおかしいと思わないのかな。


2003年3月30日日曜日

ご意見番スポーツ

■酔っ払いというのは本当に厄介なものです。僕がぐっすりと眠りについていた深夜2時すぎ、某有名劇団で役者してる知人のMさんから電話があった。いやいや…この深夜にいったい何事だ。今何時だと思ってんの?と聞いても、いやぁ〜携帯がつながらなかったからね、ふふふ…と全く噛み合わない。こんな時間に電話してきて、「ふふふ」とは何事だ。そうかと思えば、いろいろ私も大変なんだよぉ…と一方的に愚痴をこぼしだした。普段のMさんは非常に好感が持てる人物だったので、ついつい酔っ払いバージョンのMさんの愚痴にも付き合ってしまった。しばらく、まったり話をしていたら、急に沈黙しだすMさん…(このあと予想だにしない事態が!…ガチンコ調)
■…寝やがった。Mさんは完全に寝てしまった。ふふふ…寝ちゃったのか、じゃぁ、おしゃべりは終わりだね…などと電話を切った時は穏やかな気持ちだったが、再び眠りにつこうとふとんに潜り込んで、ふと思った。そうだった…電話のある前に、寝ていたのは僕だった。それが起こされて、Mさんが寝てしまった。で、僕は中途半端に目がさめている。この状況はいったい何だろう…なんてことを考えるとだんだんむかついてきた。ちくしょう、なんなんだよアイツは!電話をつなげっぱなしにして、電話代を負担させてやればよかった。ベットから飛び起き、とりあえず、「うらみます、うらみます…」というメールを送りつけてやった。俺のうらみを思い知れ、ばかものが。
■『ブラックワイドショー・第三惑星放送協會』(日本テレビ)が最終回を迎える…ということでチェックしてみることにした。が、昨日は睡魔が襲ってきたんで、録画することにした。結果は失敗。野球のせいで40分押し。ちくしょー、気になる。なにもかも野球のせいだ。野球なんて大嫌いじゃーい!と思う元・野球部員です。
■「サンデーモーニング・ご意見番スポーツ」(TBS)の大沢啓二がすばらしいバカっぷりを披露した。プロ野球開幕の日に行われたサッカー「日本×ウルグアイ」に対して怒る。「プロ野球の開幕なんだから、サッカーの試合なんて遠慮すべき」とトンデモ理論をしつこく展開した。おいおい、ほんとうにこんな奴を使っておいていいのかよ。ちなみに、このサッカー日本代表の試合はTBSが放送していました。
■一方、裏番組の「ザ・サンデー」はと言うと、「独占スクープ・喜び組の実態」的な特集をやっていた。「喜び組」を「独占スクープ」ができて、そんなに誇らしいのかよ。
■角田信明競技統括プロデューサー、谷川貞治イベントプロデューサーという新体制として出発したK−1。谷川がちゃっかりプロデューサーになっているのには驚いた。石井和義に取り入って、ついにここまで成り上がったか。谷川は嫌いなんだよなぁ…
■メインのミルコ・クロコップ×ボブサップ…あいかわらず、引っ張る引っ張る…試合前のリポートを随時はさんだり、「注目の試合はこの後です!」なんてことを何回も言い続けて、いっこうに始まんない。あざといなぁ。いくら他の試合に魅力がないからって、ちょっと露骨すぎるなぁ…。
■実況の三宅正治アナが、入場のときに本人になりきっているが、あの寒さはなにごとだろう。ミルコやサップになりきった三宅は興奮気味に言うのだ…「俺のハイキックを食らって立っていた奴はいない!」「たった数ヶ月で時代が俺にひざまずいた、時代は俺に追いつけない!」と。おまえ、誰だよ?
■さんざん引っ張ったが、ミルコがあっけなく勝利。ボブサップは、メディアの露出が多く「トレーニング不足」という向きもあろうが、あれくらいのハンディがあった方がファンを満足させられるだろう(僕は不満だけど…)。格闘技ファンってのは、やっぱ「柔よく剛を制す」といいましょうか、培われた「テクニック」に「パワー」が屈服する場面というのが見たいのだ。「でかいだけ」で勝つのは、「格闘技」の姿としては、やっぱりまずいんだよね…それもどうかと個人的には思うけど。
■アーネスト・ホーストの「アイアムフォータイムズチャンピオン」と何回も言っていたのはどうかと思う。「ミスターパーフェクト」だったのが、「アイアムフォータイムスチャンピオン」になってしまった。かなりダサいぞ。和訳してみましょう…「私は4回チャンピオンになってます。」これをしきりに言い続けるのは、かなりまずいことになってやしないか。


2003年3月29日土曜日

ポンキッキー/ガチャピン/ムック

■朝生に関して、2chのくだらないの書きこみを見に行った。あの無内容な書き込みには恐れ入る。議論なんてそっちのけで、放送中にも必死にキーボードに向かっているわけでしょう。「サヨク」「ブサヨ」「チョン」ってな罵倒をするためだけに「朝生」を見ているという感じ。同じようなやり取りの繰り返しで、あれって楽しいの?それとも単なる暇つぶし?知人曰く、多くの人はネタでやっているんだが、それに気がついていない人間も少なからずいるという。奥が深いよなぁ…

■キムコ(金子勝)は未だにマルクスとか言ってる時代錯誤な奴…なんてことを言っている。まともに勉強していない人に力説しても虚しいんだけど、マルクスを取り扱う場合、誰も「社会主義」や「共産主義」を念頭にはおいていない。資本主義を分析するうえでのマルクスの視点というものが重要なわけだ。社会主義の実験が失敗したにもかかわらず、マルクスが評価されるのは、その学術的な実績ゆえのこと。自分がバカであることを誇示するために書き込みしてるわけ?

■衝撃の事実!なんと、ポンキッキーのガチャピンは「恐竜の子ども」で、ムックは「雪男の子ども」だったのだ。しかもガチャピンとムックは師弟関係らしい。なぜだか、ガチャピンの「珍しい動物がたくさんいるよ〜」という名言を思い出した。

■爆笑問題のテレビ番組でベッキーが出ていた。そこで、ベッキーは本名を言われることをすごく嫌がっていた。そう言われる、知りたくなるのが人間の悲しいさがだ。ネットで検索してみる…「レベッカ・レイボーン」。すぐに調べられるインターネットはまことに便利である。と書けば、それらしいのだが、今回得られた情報に対しては、ふーん、としか言いようがない。ネットも使い方次第である。少なくともわかることは、「ベッキーの本名」などどうでもいいことだけは確かだ。


2003年3月28日金曜日

ドクター中松

■東京都知事選に立候補しているドクター中松のホームページを見たが、彼の偉大さを思い知った。

■「石油に代る新しいエネルギーの発明で一挙に対処します」
⇒なに〜!「代替エネルギー」によって「一挙に」対処するらしい。これはすごい。なんて偉大な博士なんだ!なにせ「一挙に」である。これに比べたら、自然エネルギーはなんとチマチマしていることか。もう世界は安泰だ。石油をめぐる世界の覇権争いも解消される。偉大な発明家によって、エネルギー問題は解消された!ドクター中松は、繁栄をもたらす偉大な発明家であるのみならず、平和大使ですらある。

■「ドクター・中松発明によるDND(ドクター・中松・ディフェンス)でテポドンが東京到達前にその脅威を取り除きます。」
⇒これもすごい!何と言っても、「ドクター・中松・ディフェンス」だ。凡人の僕にはまったく想像もつかないが、名前からして相当すごいものだろう…ドクター中松ディフェンス!これに比べたら、アメリカのミサイルディフェンス構想なんて屁だな。「USA!USA!」と言っているバカどもに思い知らせてやれ!DND!DND!D・N・D!

■「近い将来、確実に東京を襲う大地震・増加一方の外国人による犯罪。こうした問題もドクター中松のライフライン防衛やシェルター等の発明で都民の安全を守り抜きます」
⇒なんて偉大な発明家なんだ。この言葉が陳腐に聞こえるほど、偉大な発明の数々。今度は大地震や犯罪にも対処できる「発明」だ。想像もつかない。もう天才としか言いようがない!なぜこれまで彼のような天才を放っておいたんだ。バカ、バカッ!

■「灯油ポンプの発明はかつて母が極冬期に手を真っ赤にして震わせながら醤油を瓶に移し変える姿を見て、母に対する愛、親孝行で発明しました。私の発明の心は愛です」
⇒これは「女性重視」政策のアピールらしい。博士は何て慈愛に満ちているんだろう。しかし、「そんな気になるほど頻繁に灯油を補給しなければいけないのか?」「女性が手を真っ赤にしているのは、灯油補給よりも水仕事の方では?」などと思う人がいるかもしれない。そういう人の心は汚れているのだ。博士の発明できれいに洗い流してもらいなさい。

■「発明により新産業をおこし、都の税収を増やし財政を再建します」「発明によって、新しい産業を興し活性化し不況を克服し失業者が無くなるようにします」
⇒ドクター中松の発明領域はなんて幅広いのだろうか。「新産業」まで起こしてしまうのだ。イノベーションの担い手がこんなところにいた!きっと彼は、東京都のみならず、「日本経済の救世主」だ。我々はなんで彼のような「救世主」を放っておいたのか!

■「ドクター中松の発明した『リボディ』によって高齢者が若者のような健康体となり、高齢でも働けるようにします。又定年制を廃止します。現に私の研究所では過去45年間定年制を無くして実行しており、又高齢者採用を実施してます」
⇒うひゃ〜!日本は高齢社会だと思っていたが、日本の未来は明るいですぞ!やっほ〜い!やっほ〜い!ウェルカム・超高齢社会!高齢化万歳!

■「eSEIJIの発明と実行により政治がクリーンになります」
⇒うわ〜!繰り返しになるが、ほんと彼のような人材を放っておいた事が悔やまれる!政治腐敗まで発明で解決できるとは…それに比べて、現在の政治家はいかに無能なことか!「e−SEIJI」…これまた、どのようなものか想像することすらできない。

■「私は国際アースデー日本代表であり、私の新発明エネルギー装置によって東京の環境を良くします。今回選挙カーの屋根に、車が動くと発電する装置の実物機を搭載運転していますので投票者の皆様は是非見に来て下さい」
⇒環境にもやさしい中松博士。もう最高だ!石原慎太郎のディーゼル車のパフォーマンスが霞んで見えるぜ!ドクター中松万歳。日本万歳。

■僕は今、極度の興奮状態にある。ドクター中松…もうノーベル賞を百個ぐらいあげてもいいんじゃないか?

■しかし、正直に言えば、すこ〜しだけ疑問・懸念がある。

■?博士は、フロッピーディスクと灯油ポンプ以降(ずいぶんと長い間)の「偉大な発明」はもったいぶって公開しておらず、我々は発明の詳細を知らない。そんなこともあり、「才能が枯渇した」とか「過去の栄光にすがっている」という暴言を吐くばか者すらいる。

■?都の財政を、自分の発明にあてることは税金を自分の財布に入れる行為であり、ちっとも「クリーン」ではない。

■?「発明家」としては「超×100・一流」だが、「政治家」としての力量はまったく未知数。

■?これほどのすばらしい発明をする「天才・ドクター中松」が都知事の「雑務」に追われることは日本のみならず世界にとって大損害である。っていうか、これらの発明は非常に素晴らしいものであるから、彼は発明を公表しさえすれば、自然と導入されるだろう。わざわざ政治家になる必要などないのだ。

■?ことによると、超ど級の「ほらふき」かもしれない。

■…など。しかし、これらは本当に「小さな疑問」だ。これらは博士の「発明」で、一瞬のうちに吹き飛ぶだろう。

■というわけで、ドクター中松氏においては、もったいぶらずに「偉大な発明」を発表することが望まれます。彼のような偉大な発明家が政治家になるなんてもったいないよ。これからも僕たちのために、じゃんじゃん発明をしてくださいね。

■国内初の情報収集衛星を載せた「H2A」5号機の発射に成功した。この偵察衛星打ち上げに対して、北朝鮮がノドンやテポドンを発射するのではないか、と恐怖する者が多い。ばかやろう、この小心者めが!

■安心してください。テポドンなど恐れるにたりません。なぜなら、日本には「ドクター中松」がいます。DND(Dr.Nakamatsu Defence)がきっと我々を守ってくれます。

■bk1で購入した青木昌彦の本が届く。『比較制度分析に向けて』『経済システムの比較制度分析』の2冊で、一万円近くの出費だ。痛すぎる…いたたたた。まぁ、大学院に行ってからも役立ちそうだから仕方ないとも思うのだが。

■ついにプロ野球が開幕してしまった。巨人×中日の最後の方見ていたが、長島茂雄が出ていた。で、試合は中日の勝ち。ばんざーい。ちなみに、僕は元・中日ファンのアンチ巨人です。しかし、もっとも期待することは、プロ野球が盛り上がらないことだ。メディアに野球の話題がのぼること自体うざいっすから。


2003年3月27日木曜日

イラク戦争の大義

■テレビでは、新たな情報が出てくるわけでもなく、似通った報道ばかりがなされており、正直、うんざりである。これは、どの局も大本営発表をそのまま報道しているからだろう。両陣営のプロパガンダ合戦など興味ないっす。

■しかし、この戦争について考える必要があるわけで、小林正弥『非戦の哲学』(ちくま新書)でも読もうと買った。そのうち読む予定。あと、来月は『世界』でも買ってみようかとも思っている。いろんな論者の意見を吸収して、自分の考えをまとめてみたい…時間が許すなら。(ってか、春休みに卒論を仕上げるなんてことを言っておいて、全く手をつけていないぞ!やばッ!)

■「反戦」を訴える者は「戦争」以外のオルタナティブを考える必要がある。もちろん僕らが考えたところで「反戦デモ」と同様、まったくの無力だ。しかし、「反戦」と言って抗議の意志を示すだけでは、思考停止に陥ってしまう。とにかく考えるしかない。そこから何が生まれるかはわからない…その先にあるのが「無力感」だけであるとしても、そこから得るものが必ずあるはずだ。いや…何も得られなくてもいい。そもそも、「考える」という行為自体、僕は好きなんだ。「人間は考える葦である」らしいし。

■「武力行使」が正当化される場合とは何だろうか?典型例としては、ソマリアやルワンダへの武力行使が挙げられる。目の前で行われる非人道的な行為に対して、ただただ傍観していることは許されまい。それでは「大量破壊兵器を持っている」ことが「武力行使」を正当化するのか、というとこのへんはかなり曖昧になっている。よく指摘されることだが、アメリカこそ大量破壊兵器を持っているのだ。大量破壊兵器の拡散を阻止するのが「大国」の役目というのなら、イスラエルはなぜ許容されるのか。

■「9・11」へのショックを利用し、「大量破壊兵器がテロ組織に渡る可能性がある」と恐怖心を煽っている。たしかに、そういう「恐れ」はあるにしても、だからといってその「恐れ」だけで「武力行使」をしてしまってはいけない。なぜなら、それは「妄想」かもしれないからだ。アメリカ人は「サダム・フセイン」への憎しみと「テロへの恐怖」が結び付いて「戦争支持」ということになっているのだろうが、「イラク」と「テロ」を結び付ける根拠など全く明らかになっていない。ブッシュ政権によって強引に結び付けられただけだ。証拠もないのに武力行使を認めてしまえば、アメリカは気に入らない政権を「言いがかり」によって転覆させることが可能となってしまう。

■結局、イラクを攻撃する正当性などない。

■考えることはたくさんある。帝国・アメリカをどうするのか?国連をどうするのか?日本とアメリカとの関係をどうするのか?正当性がないにもかかわらずアメリカに付き合うのか?独裁政権に対してどう向き合うのか?テロをなくすにはどうするのか?…など。

■正当性がないにもかかわらずアメリカに付き合うのか、という問いは、「国益」と「理念」の選択を迫るのだろう。いわゆる「保守派」が分裂するのはこの問いが「踏み絵」になっているからに他ならない。いわゆる「左派」が分裂しないのは、「国益」という概念がそれほど重きをなしていないからであろうし、仮に「国益」という観点からみても「アメリカ追従は日本のためにもならない」と考えるからであろう。

■日本の外交の柱は、?対米外交?国連中心主義、であるが、どちらが重要かと二者択一を迫ることほどナンセンスな質問はない。だって、「国連中心主義」って言ったって、その「国連」が弱すぎるんだもん。前にも書いたが、極論を言えば、現在の国連は第二次世界大戦・戦勝国のための体制だからね。

■「アジア外交」を疎かにしてきたツケがここに来ている…とする見方が「左派」では有力だ。本来、この三つのバランスを取るのが日本外交のはずだが、「アジア外交」が全く抜け落ちていた。「反米」でありながら、他の選択肢を捨ててしまう人というのは、ここで「軍事増強」や「核武装」によって「抑止」などと言い出す。

■しかし、「アジア外交」という選択肢も、しょせんは「理想論」になってしまう。というのも、日本は「大東亜戦争・肯定!」とわめき散らす人々を抱え込んでしまってる現実を無視しているからだ。この人々が存在する限り、日本が韓国・中国から見て信頼にたる国となることは不可能である。「左派」の言うような「アジア」との連帯は非現実的と言えないだろうか。

■おおむね大東亜戦争肯定するような人というのは韓国を「反日ナショナリズム」と非難するが、僕から言わせれば「どっちもどっち」で、似た者同士である。しょせん、彼らが言う「ナショナリズム」も反韓国・反北朝鮮・反中国だ。

■結局、僕自身、何がなんだかわからなくなってしまった。日本外交って何だろう?アメリカ追従、国連への過剰期待、アジア外交の妄想…になるのか。ちなみに、軍事力増強は論外である。それがもたらすのは、孤立だけで、それは外交政策の放棄に他ならない。難しい問題だ。どれも危ういからこそ、三つのバランスを取り、互いを補完していく…と言えば当たり障りがないのだが、それはあまりにも空虚な選択だ。自分の中にある混乱を何とかしなくてはいけない。そのうち整理して、別のところにまとめておこう。そのためには、もっと他の意見を吸収しなくてはならない。

■思ったことを突発的に書いたから、↑の文章に方向性はないんだけれども、まぁ、僕がどのような問題意識を持っているか、という点は伝わったとは思う(?)。これを読んだ感想でも送っていただけると、幸いです。


2003年3月26日水曜日

松沢成文VS田嶋陽子

■古尾谷雅人が自殺ですって…まぁ、それほど興味はないんすけどね。前にも書いたかもしれないが、僕は自殺をする人の気持ちがわからない。あまりにも「死の恐怖」が強いためだ。

■しかし、倫理的な観点からすれば、「自殺」を否定する気にはなれない。だって、本人が死にたけりゃ死ねばいい。周囲が悲しむなどという反対意見は有力なものではあるが、自殺という行為以上に、まったく身勝手なものだ。まぁ自殺の是非に関しては、社会学的な観点こそ重要になるかもしれない。

■田嶋陽子が神奈川県知事選に立候補した…らしい。なんでも「首長になりたい!」と思っただけ、というのが理由だそうです。まぁ、一人(しかも無所属)じゃぁ目立てないということでしょう。アホですね。バカですね。どうしようもないですね。また「変えよう男の政治」なんてことを言い出すんじゃないだろうな。神奈川県知事選には松沢成文も立候補を表明している。田嶋ごときに負けたらシャレにならんだろう。

■しかし、神奈川県民にゃぁ悪いが、僕は密かに田嶋の当選を期待していたりもする。
 理由?松沢成文の負けるところが見たい。まぁ田嶋が負けるところはもっと見たい気がするが。
 理由?田嶋がどんなバカなことをしてくれるのかを期待している。

■前に「人間の盾」に関して、「真の平和主義者」と「ただのバカ」かは紙一重だ、何てことを言ったが、やはり「ただのバカ」であった。「人間の盾」自分の命を使って「反戦」を訴える。「反戦」という美辞麗句に酔いしれているだけで、まるで「平和」ということに関しては考えていない人のように思える。「人間の盾」はしょせんイラク政府の統制下に置かれ、「フセインの盾」となっているだけだ。そこまでして「フセイン」を守りたいのか。結果的に彼らは戦争の長期化をさせているだけで、戦争の被害を大きくしているだけだ。そんな連中が「平和主義者」であってなるものか。

■メールを大量に送信した業者に対して、賠償命令が出た。NTTドコモによれば、一日に9億5000万通のメールがあり、そのうち、8億通があて先不明ということ。つまり、ほとんどのメールが迷惑メールということになる。もっと取り締まりが必要だろう。受信無料なんてサービスをし始めている業者もあるが、問題の本質は受信費用にあるわけではないだろう。うっとうしいんだよ、あれは。ちなみに僕はドコモだ。


2003年3月25日火曜日

PRIDEや小池栄子

■深夜、PRIDE25をテレビで観戦した。結果は既に知っていたが…

■桜庭和志は不運にも(?)負けたが、三宅アナウンサーが「(桜庭は)万全の状態ではない」としきりに日本人への配慮をしていたのが印象的だった。そんな「言い訳」を聞きたくはないんだ。「日本人」だからと言って贔屓(ひいき)をするのはやめて欲しい、と常々思うのですよ。

■小池栄子というバカはなんとかならないものか。あいつのノゲイラ贔屓や「解説」はうざいだけだ。ホント、邪魔だったのですよ。

■今更ながらで申し訳ないのですが、そもそも小池栄子は「ブス」だと思うのですよ。まぁ、毎回毎回、「胸」を強調した衣装で世の男どもに媚びて、「ブス」をごまかしているわけだが。

■マイケル・ムーアに対するコメントで、「アメリカは自由なことを言えるお国柄だ」みたいなことを言うコメンテーターがいる。まぁ、これはよく言われることだが、果たして本当にそうか?アメリカにだって、メディアによる恣意的な言論封殺もあるし、戦争反対派に対する圧力というのはある。そういう逆境にもかかわらず、自分の意思表明はしている。

■アメリカはいいよなぁ…自由なことが言えて…なんてことを言っている人間はおそらく、そういった信念がない人間だろう。そういう人間は、例えば、小泉純一郎・田中真紀子のタッグが健在だった頃は、反発を恐れ批判せず、大衆に迎合したのだろう。しょせん彼らは、自分たちの意思表明がしにくいのは「お国柄」のせいと言い聞かせて、自己保身に走っているのだ。「お国柄」のせいにするな、そこにあるのは「言論人」としての気概の差だ。


2003年3月24日月曜日

江畑謙介・ハゲへの抵抗

■アカデミー賞・長編アニメ部門、「千と千尋の神隠し」が受賞した。アメリカでの評価も高かったんだね…という感想だけ。宮崎駿や世間のリアクションも想像通り。

■アカデミー賞のドキュメンタリー部門賞は銃社会を激しく批判した映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」に決まった。マイケル・ムーア監督は「我々はノンフィクションが大好きだ。なのに今は、イカサマ選挙で決まったイカサマの大統領をいただいて、作りものの世界に生きている」「イカサマの理由によって戦争が始まった。イカサマの情報が流れている」と続け、最後に「我々はこの戦争に反対だ。ブッシュよ、恥を知れ。お前の持ち時間は終わった」と、投票総数の過半数が取れずに政権に就いたブッシュと、その政策を強烈に批判。会場はブーイングと拍手が交錯した…らしい。

■マイケル・ムーアは日本でも「アホでマヌケなアメリカ白人」の著者として知られている。授賞式で、ムーアがブッシュ批判を行う…という予想は前々からあったが、期待通りやってくれた。いやぁ、マイケル・ムーア、かっこいいなぁ。かっこよすぎるよ。

■アメリカ人の捕虜の映像が流されている。厭戦ムードが広がるのを恐れたブッシュ大統領は、捕虜の人道的な取り扱いを定めた「ジュネーブ条約違反だ」と非難している。まぁ、アメリカとしては国連憲章はどうでもいいけど、ジュネーブ条約は頼りにするわけね。

■捕虜となった人の家族ってのはつらいだろうなぁ…ましてや、イラクのような国家に捕らえられているなんて、何をされるかわかったんもんじゃない。生きて帰ってこれるのかなぁ…

■ちくしょう、江畑謙介さんの頭が気になってしかたがない。あの「ハゲ」に対するすさまじい抵抗はなにごとだ。フセイン大統領もああいう「ハゲしい抵抗」を「イラク軍」に求めているのだろう。江畑さんのハゲを髪の毛で隠す技術は相当なものだが、カバーしきれぬ面積なのだ(昨日も書いたなぁ)。あれは本人は気づいているのか。無駄な抵抗を止めて、もっと潔くハゲてはどうか。戦わなきゃ、現実と。ましてや彼は「軍事」評論家である。あれ?「評論家」だからこそ戦う必要はないのか?

■あの「髪隠し」がアカデミー賞を取っても何らおかしくはないと思うのですよ。タイトルはとりあえず、「戦と謙介の髪隠し」だ。


2003年3月22日土曜日

江畑謙介のカバー術

■NHKに「湾岸戦争」で活躍した軍事評論家・江畑謙介さんが登場する。前に「ズラ」と言ったが、後方部から見て、あれは地毛であることが判明した。あれは横の髪の毛を伸ばして頭をカバーしているんですね。でも、いかんせん、ハゲをカバーするほどの毛は生えていない。

■江畑さんの髪が気になって、イラク情勢どころのさわぎではない。これはきっとNHKによる嫌がらせだ。


2003年3月21日金曜日

にわか反戦

■アメリカは「35カ国が支持している…今後もっと増えるだろう」と自分たちの正当性を主張しています。日本もアメリカのイラク攻撃に荷担しているのです。このことについて、日本人はもっと考える必要があります。イラク攻撃がその「きっかけ」になれば「不幸中の幸い」です。
■…と「にわか反戦」をバカにしている僕は、そう自分に言い聞かせている。って、こんなことを書いたのには理由がある。テレビのコメンテーターが「反戦運動」に対し、「真の平和主義者というのは戦争が始まる前から戦争に反対しているものだ」という発言を聞いて、このコメンテーターがひどく嫌な奴に見えたからだ。無責任な大衆への皮肉なのだろうが、なんだか見下しているみたいで嫌だった。他人のふりみてわがふり直せ、というわけなのです。
■しかし、そうは言っても、彼ら(反戦デモの参加者)を受け入れるのは相当に難しい。某所にて、反戦デモ…と言えるかどうかはわからないが、10人ぐらいの集団を見つけた。「戦争は止められます!」と空虚な言葉でうめつくされているのを目の当たりにして、やっぱ抵抗を覚えてしまった。
■つくづく「反戦」の表現方法の難しさを実感している。ただのバカに見える「NO・WAR」というスローガンではなく、もっと違うものが必要だ。


2003年3月20日木曜日

臨界アトムと劣化ウラン

■手塚治虫の「鉄腕アトム」の新シリーズ制作スタジオがある埼玉県新座市がアトムを4月7日に市民として住民登録すると発表した。アトムは「2003年4月7日」に東京都新宿区高田馬場の「科学省」で誕生したとされ、この日にアトムの顔を描いた特別住民票を発行。住所はスタジオがある「新座市野火止4ノ4ノ14」、世帯主は「お茶の水博士」にする…らしい。
■ついに、生物ではないものにまで住民票を与えられた…クローンですら是非が論じられていると言うのに、アトムはなんなくクリアだ。いよいよ人間なのに住民票をもらえない人たちのことがわからなくなってきた。彼らはいったい何者なんだ。
■「タマちゃん」の本名は「ニシタマオ」だった。それでは「アトム」の本名は「鉄腕アトム」…と決めてしまうのは、あまりにも単純でつまらない。言うまでもなく、「アトム」とは「原子」の意味で、妹の名前は「ウラン」だ…住民投票もないまま、新座市はかなりのリスクを抱えこんでしまったことになる。というわけで、「アトム」の本名は「臨界アトム」に決しました。
■ちなみに、妹・ウランの本名は「劣化ウラン」です。
■今日、アメリカがイラクへの攻撃を始めました。「イラクの自由作戦」だ。アメリカのいう「自由」とは何か?アメリカにとっての自由(フリーハンド)な政権ということでしょうね。


2003年3月19日水曜日

戦争反対!

■ミーハーな連中が、急に「戦争反対!」と騒ぎ出した。その象徴が芸能人である。新聞に意見広告を出したり、ミュージシャンならば反戦の歌でも作るだろう。そういって、自分の宣伝に利用するわけだ。笑わせてくれる。こういう人の「情熱」は戦争の時だけで、すぐに冷めるのがオチだ。それでは、彼らは、どれだけ国際情勢に関心を持ってきたというのか、どれだけ有事法制について考えたと言うのか。そして、小泉純一郎とは、彼が自分たちの代表であることを忘れ去っているかのようだ。
■「何がなんでも戦争には反対!」と言う人ほど無責任な人はいない。そういう人たちというのは、このイラク戦争というのがいかなる性格のものかがわかっていないだろう。
■気がついたら、カウンターが1000を回っていた。二重カウントを防止しているといっても、これは遅すぎだろう。まぁ、徐々にペースは速くなってきているが。
■現在のイギリスの状況というのは「二大政党制の弊害」を説明するのに便利だ。「戦争反対」を「選挙」で示そうとした場合を想定すればよい。この場合、「保守党」と「労働党」が選択肢になるが、「保守党」は「戦争支持」であり、「労働党」は執行部は「戦争賛成」だが「戦争反対」という声も大きい。したがって、この選挙民の立場は「労働党」に近いことになり、選挙では「労働党」と書くとなろう。しかしこの場合、「戦争支持」のブレア政権に対しては「お灸をすえる」ことはできない。批判票の行き場所がないのである。
■メディアの世論調査でわかるように、「戦争反対」でブレア政権の支持率は下がっている。しかし、有権者が「保守党」に投票するということはないだろう。
■「二大政党制」は二項対立となる場合、選挙民にとって「わかりやすい」のであろうが、あまりにも問題点が大きすぎる。というわけで、僕は現状では「(消極的な)民主党支持者」であるが、「二大政党制論者」ではないのです。


2003年3月18日火曜日

ブッシュ・ドクトリン

■イラクへの攻撃がついに決まった。もうどうしようもない。フセインの亡命もなさそうだ。被害を最小限のものに抑えるのは、イラクの側からフセインの首が差し出される場合だ。
■国連は機能麻痺に陥った…と言うが、別に悲観的になる必要もないだろう。そもそも設立当初から国際連合には大きな役割を求めてはいないわけで、このような機能麻痺は今に始まったことではない。ポスト冷戦、国連は正常に機能するかに思えたが、アメリカの暴走が新たなひずみを作り出した。米国の一国主義の暴走を阻止するため、国連機能の強化が求められる。第二次大戦戦勝国の既得権である「拒否権」は国連改革の中心的なテーマになろう。もっと言えば、しょせん国連とは「第二次大戦・戦勝国の支配体制」なのである。
■大量破壊兵器を開発している敵対国家やテロ組織への先制攻撃を容認する、いわゆる「ブッシュ・ドクトリン」によって、あらゆる「侵略行為」が正当化されてしまう。国連憲章違反と決めるのは、安全保障理事会である。第二次世界大戦を防げなかったことへの反省から安保理に権限を集中させたが、「拒否権」を持つ「大国」の違反をどう罰するか、という視点はまったく持っていない。「大国は国連憲章を破ることはない」という不思議な仮定があるからだ。
■「唯一の超大国」の暴走を止めるには、国連に縛り付ける以外すべはない。
■自民・公明両党が、マスメディアによる名誉毀損に対する損害賠償の額を大幅に引き上げるなどの法改正を 検討し始めた。これは、公明党の支持母体である創価学会が要請したもの…らしい。池田大作・創価学会批判を抑えたい公明党とスキャンダルに困った自民党としては、マスコミを厄介に思うのは当然だ。自分たちにとって都合の悪いことを書かれたくない、しかし、小額だと懲りに書いてくる。だから額を多くして萎縮させてやれ、という何ともわかりやすく露骨なメディア規制だ。イラク問題に関心が集まっているうちにドサクサにまぎれて、とんでもないことをしようとしている。まったく創価学会というのはけしからん団体である。この時期に、「平和主義者」池田大作・大先生は他にすることはないんですかね?
■テレビ朝日系の長寿番組「大相撲ダイジェスト」が終わっちゃうらしい。NHKの中継で見るには時間の制約があるが、この番組は取り組みだけを流しており、時間も無駄にしなくてもすむ。だから好きだった。この番組の打ちきりは本当に残念だ。相撲がますます遠くなった。
■NEWS23で筑紫哲也に「反戦歌」と取りざたされたSMAP「世界に一つだけの花」が2週連続で首位。SMAP4作目のミリオン目前…らしい。「ナンバーワン」じゃなく「オンリーワン」を…って、こういうありがちな応援歌って、僕は嫌いなんですね。「ヒット曲」にしようという意図がみえみえ。こんなクサイ曲に言われなくとも、そもそも人間とは多様なものであり、「オンリーワン」なのである。結局、「そんなにがんばる必要なんてないんだ」というメッセージなのだろうか。そういう「時代」なのだろうか。
■どうも最近の音楽ってのは、安っぽい曲が増えている気がする。「いい曲だなぁ…」と思うことがまったくない。


2003年3月17日月曜日

青春18切符の旅

■実家を去った。例のごとく、「青春18切符」で帰ってきた。静岡の横の長さは何とかならないものか、と思うのですよ。あと「熱海」でいちいち止まるのがいけない。ちくしょう、東海道線を使う人間、すべてが温泉目的たら大間違いだ。
■本読みのノルマは結局、達成できずに終わった。もっとがんばれるはずだ。


2003年3月16日日曜日

タマちゃんのことを想う会

■アゴヒゲアザラシのニシタマオ氏(通称・タマちゃん)の捕獲に失敗した市民団体「タマちゃんのことを想う会」(粟野裕司代表)は、横浜市西区帷子川で、「タマちゃんが食べ物に困らないように」と餌のホタテをまいた。地元のタマちゃんファンで組織する「タマちゃんを見守る会」の田中保男会長ら約100人が現場に集まり、「自然に任せろ」「餌をやるな」などと口々に抗議。事前中止を要請していた神奈川県横浜治水事務所の担当者も「川にごみを捨てないで」と警告し、警察官も出動して大混乱となった…らしい。

■バカを総動員したような騒動だ。「タマちゃん放置会」(11日のノートを参照)としては、今回に関しては「見守る会」との見解が一致する。放っておけばよいのだ。

■「見守る会」と「放置会」とはどこが違うと思われる方もいると思うので、改めて説明したい。最大の違いは、「放置会」は「タマちゃん」自体は「観察」の対象とはしない点にある。観察の対象は、あくまでも「タマちゃん」を取り巻く人々やメディアである。仮に、「タマちゃん」が瀕死の状態であろうと、「放置会」としては、ほったらかしにしておくべき、と主張するのだ。

■「見守る会」は「タマちゃんに謝れ!」と言うのだ。なんだよ、それは。ニシタマオ(アゴヒゲアザラシ)にどうやって謝れってんだ。そもそも、日本語で「ごめんなさい」と言ってもわからないだろうし、国際語である英語ですら伝わらないだろう。では、土下座したらどうか…やはりこれも謝罪の気持ちは伝わらないだろう。仮に謝罪が伝わったとしても、「もういいよ、許してあげる」とか「僕は許さないよ」なんてわからない。「タマちゃんに謝れ!」なんて馬鹿げたことをいう団体と「放置会」を一緒にしてはいけない。

■次に登場するバカは、「神奈川県横浜治水事務所の担当者」である。「ホタテ」は「ごみ」とは呼ぶべきではない。これを聞いたら、飢えに苦しむ人は不快に思うだろうし、日本の食文化に対する侮辱行為だ。「タマちゃん」で出動した警察官もバカに見える。


2003年3月15日土曜日

覆面レスラー

■このサイトのタイトルを変えたいと思っている。現在のものはダサすぎるので、「えこのみっく生活計画」は「経済辞典」の名前にしよう。新タイトルには、脱「○○」宣言とか反「○○」宣言にしようかと思う。
■反「保守」宣言なんてのもありかなぁ…なんてことも思ったが、勘違いした野郎が議論を挑んでくるとうざいので、もっと政治色を薄める必要がある。したがって、「リベラル」「リベラリズム」などと語句もいけない。「半」という語を使って、半「リベラル」宣言は…なんてことも考える。
■脱「市民」宣言や脱「俗物」宣言などはどうだろうか…なんてことを考えていた。しかし、いずれも偉そうに見えるからいけない。「批判精神」という語句も捨てがたい。しばらく考えてみよう。
■「みちのくプロレス」社長で覆面レスラーのザ・グレート・サスケが、岩手県議選盛岡選挙区に無所属で立候補する…らしい。で、覆面はつけたまま…これには選管も困惑しているという。覆面は違法ではないのだ。
■いやぁ…なんて申し上げてよいのやら…ファンの心情はいかがなものか?プロレスで培った知名度を勘違いして、政治に色気を出すなんて…仮に、僕の好きな格闘家が「政治家になる」と言ったなら、興ざめだ。自分には見る目がなかった…と恥じるだろう。
■そもそも、「覆面レスラー」というのがわからないじゃないか。いい年した大人が、すこぶるセンスの悪いマスクを被ってリングの上ではしゃいでいるなんて、バカとしかいいようがない。あんな格好で人々の前に出て、恥ずかしくないのか。一度、自分の格好を鏡に映して見てみるとよいと思うのですよ、あれは。あんなマヌケな格好で主張されても、まったく説得力がないじゃないか。
■第一、「ザ・グレート・サスケ」という名前はどうなんだ。グレート?まさか…これも「偉大なる」か。「偉大なるサスケ」…自分で言うなよ、ってか自画自賛かよ。「偉大なるサスケ将軍」にゃぁ金正日将軍様もビックリである。
■僕は「覆面レスラー」に関してあまりにも無知だが、あの「獣神サンダーライガー」というのもどうかと思うのですよ。バカにしか見えない、という「覆面レスラー」の共通点を持つのだが、彼の場合は自分で「獣神」を名乗り、自信満々のバカなのだ。背も低くく、中肉中背という感じで、「あれで獣神なのか?」と物足りなさを感じる。ボブ・サップですら「野獣(ビースト)」と控えめなのに、ライガーは当たり前のように「獣神」なのだ。あの自信はいったいどこからやってくるんだ?「獣神」とは「獣の神」であり、「獣神>野獣」という構図なのだ。人々はそこに疑問を抱くべきだ。「あれは本当に獣神なのか?ことによると、ただのバカじゃないか?」と。
■百億歩譲って、ライガーがサップよりも強いとしても、あんなマヌケな「お面」を被った奴が「獣神」なものか。彼はあの「お面」を見て言うのだろうか…「よし!獣神の名にふさわしく、かっこいいマスクだな!」と。自分の姿を鏡や映像・写真で見て言うのだろうか…「俺、イケてるなぁ…」と。本人がそう思うのなら、そっとしておいてあげようとも思う。王様がハダカであることを指摘してはいけない。なぜなら、真実を知った彼のショックは計り知れないからだ。


2003年3月14日金曜日

樋口恵子/愛子さま

■東京都知事選…落合恵子や辛淑玉が、川田龍平の母・川田悦子衆院議員を擁立する動きがあるらしい。左派陣営の「アンチ石原」という「イデオロギー」は理解できるが、とても勝てるとも思えないし、あんな「おばちゃん」が東京都知事になるべきではない。

■民主党が出す候補に期待をしたいのだが、石原慎太郎に勝てる候補が見つかるとは考えにくい。というか、日本に存在するのか、という感すらある。石原慎太郎不支持の票が分裂するだろうから、さらに困難だ。

■ある情報によると、民主党は、東京家政大学教授の樋口恵子に打診したらしい。勝ち目ゼロ。これまで、小宮山洋子参院議員や元国連難民高等弁務官の緒方貞子、菅代表夫人の伸子さんの名前が浮上したが、緒方貞子でさえ、国内的な知名度を考えれば、勝てない(というか、彼女が引き受けるはずがない。外相ですら蹴ったんだから)前の都知事選で明石康(元国連事務次長)が敗北したのと同じ。

■結論:残念だけど、誰が立候補しようとも、石原慎太郎は再選するよ。

■新聞のラテ欄を見ると、「愛子さま」だとか「皇太子殿下と雅子さま愛の物語」なんて活字を見つけた。あぁ…嫌だ嫌だ。吐き気すらするね。「愛子様」関連の番組がこうも存在すると言うのは、よほど視聴率がいいんだろうか。

■よくインチキ・エコノミストが日本のことを「社会主義」と言うけど、あれは「規制」だけではなくて、北朝鮮と日本の類似性を意識してのことに違いない。「国民」<「愛子さま」<「偉大なる愛子将軍」⇔「偉大なる金正日将軍」。「日本は天皇中心の神の国」と発言した森喜朗総理が叩かれたのは、このタブーに触れたからである。「国民」に対しては「民主主義」「人間は平等」と嘘をついているのがばれちゃうからね。

■「偉大なる愛子将軍」は、露骨な女性差別をする保守派の「踏み絵」となっている。彼女に「皇位継承」の権利があるのか、ないのか…という。


2003年3月13日木曜日

職業デブ製造責任

■あるPCマニアの知人に触発されて、自作パソコンを作りたい気持ちになってきた。自作PCって言うとたいへん難しそうに思えるけど、実際には素人にも簡単に作れるらしい…しかも安く。まぁ、安いと言っても、金欠の僕には高いわけだし、時間の余裕がないのが問題だ。
■睡眠時無呼吸症候群(SAS)が山陽新幹線の居眠り運転士で注目を集めたが、相撲部屋の協力を得て日本人力士23人の夜間睡眠中の血中酸素飽和度を測定したところ、11人の数値に異常が見られて睡眠時呼吸障害(SDB。SASもこれの一つ)と診断され、うち6人は治療が必要な重症だという。
■デブを調べりゃこうなるのも当然だろう、とも思えるバカバカしい研究である。あんなのが健康にいいわけないのは一目瞭然、素人にだってわかる。しかし、力士の健康問題に関して、大相撲協会はどう保障するつもりなのか。相撲だけで生活していけるのは一握りだろう。結局、生活していけない人にとっては、相撲部屋に無駄に太らされているのだ。相撲ファンとしても、もっとこの問題を深刻に受け止める必要がある。自分たちの娯楽(観戦)のために、愛すべき多くの「職業デブ」が健康被害にさらされてるのだ。
■ただ、これに関しては、大相撲協会の方にも異論があるかもしれない。たとえば、小学校のクラスにデブな奴がいたとしよう。その場合、彼の将来の夢・なりたい職業は「お相撲さん」と周囲によって決め付けられているのだ(野球のポジションなら、彼は「キャッチャー」と決められるだろう、それと同じノリである)。つまり、周囲の者が彼の「職業の選択の自由」を無意識のうちに奪い、「大相撲」の道が彼の目前に作られているのだ。この場合、力士の健康について、「周囲」も責任を負う必要が出てくる。あるいは、力士を志す人間というのは元来、デブである可能性だってある。このへんの見極めが今後の重要な課題だ。
■このような認識の下、僕は「大相撲・力士の健康を心配する会」を発足したい。大相撲協会、周囲の人々、大相撲ファンに「職業デブ製造責任税」を課し、力士の救済基金の創設を訴えます。


2003年3月12日水曜日

池澤春菜・春菜王国

■田中康夫・長野県知事の発言が波紋を呼んでいる…らしい。「横田めぐみさんのご両親が平壌の地を訪れて真相を究明したいというものを、『救う会』をはじめとする方々が一方的に制約するということは何の根拠をもってしてかと大変にいぶかしく思っている」「(家族会の行動は)一糸乱れぬマスゲーム」と述べた。

■「救う会イデオロギー」とでも言うべきものが、不気味な影響力を持っていることに対する違和感を持っているのだろう。このような認識は僕も共有している。横田夫妻は「家族会の総意」と弁明するが、それが「救う会」によって作り出されたものであることに間違いはない。そして、「救う会」はマスコミに対して「言論統制」を行っている。このような「救う会イデオロギー」を不気味であるという指摘は、斉藤貴男や魚住昭などによって既に行われてきた。

■4月から始まるNHKのフランス語講座を聞こうと思っている。まぁ、英語も不十分だが、フランス語も勉強しないといけないのだった。将来のためってのもあるけど、大学の第二外国語を未だに単位取得していないという状況がある。普通は1年で取るのだが、僕は4年までずれこんだ。これには諸事情があるのです。一年は中国語、二年はドイツ語、三年はフランス語と履修したが、いずれも挫折。だから、今年にかける意気込みは並々ならぬものである。ってか、これ落としたら留年確定じゃん!五年生だ。大学院どころの騒ぎではない。

■で、話を戻してフランス語講座。フランス語講座と言えば、生徒役に注目が集まる。2001年は井川遥、2002年は仲根かすみがフランス語を担当してきた。4月からの生徒役は…声優の池澤春菜さん。徐々にしょぼくなっている気がするのは、僕の気のせいだろうか。つくづく井川遥の時に見ていればよかったと後悔するのです。池澤さんは、高校のころに暇な時につけたラジオに出演していた。だから、存在は知っている。しかしまぁ、声優のイメージがどうも僕の中では悪いんだよなぁ。声優にはまる奴ってのは、オタクっぽい奴が多いわけで。

■池澤春菜さんのホームページをチェックしてみた……「春菜王国」。…いきなりこうきた。「王国」である。いったいどんな「王国」なんだよ、それは。さらに、池澤春奈さんはなんと、そこの「お姫さま」なのだ。わーい、わーい、春菜姫だ!春菜姫ぇ〜!…って、ちくしょー、やってられるか!革命だ、こうなったら革命しかない。

■取り乱しました。ちなみに春菜姫は27歳だそうです。声優の人というのは、声優ファンと同じくらい「痛い」のでしょうか?…いや、「痛い」ところに「痛い」人たちが群れをなした、それだけのことかもしれません。


2003年3月11日火曜日

「ニシタマオ」問題

■「タマちゃんのことを想う会」なる団体がニシタマオ氏を「北極圏の海に帰すため」に捕獲を試みた…らしい。結果は逃げられて失敗。このことについて、ファンで作る「タマちゃんを見守る会」会長の田中保男さんは「タマちゃんに特別に変化がないのに、独断で捕獲するのはおせっかいだ」と語った…らしい。

■めでたい人はいるものである。めでたい人ってのは、団体を作るなど群れをなす…なぜなら、一人でやるにはあまりにもバカな行動であり、皆でやれば怖くない(バカじゃない)とでも思っているのだろう。今回の「タマちゃんのことを想う会」の行動は、「見守る会」会長が言うように、人間の主観に基づく勝手な「解釈」をしているにすぎない。しかし、「タマちゃん」を「見守る」というのも「おせっかい」であることに気づくべきだ。「タマちゃん」は「見守って」と親切心を要求していないのだから。

■タマオ氏が「はぐれアザラシ」である理由はそう簡単にわかるものではない。人間の主観から脱することは不可能ではある。様々な解釈が成り立つ。たとえば…「ケッ、こんなバカアザラシどもとはやってらんないね」「俺は元来、一匹アザラシさ」とはぐれて来たのかもしれないし、「僕は寒いの苦手なんだよ」「僕には、雪ばっかりの田舎よりも、環境汚染のひどい都会が似合うのさ」と思っているかもしれないのだ。

■「想う会」は「タマちゃん」を「拉致」しようとした、という解釈をすると、「想う会」から異論がくるかもしれない。そもそも、先に「拉致」したのは、横浜の方だ。勝手に住民番号を付けた上に、「はぐれアザラシ」を「お前の住所はここだ」と住所を帷子川に決め付けた。挙句の果てには「ニシタマオ」という奇想天外な日本名を付けて公民化を図ったのだ。北朝鮮もビックリの「拉致」である。

■じゃぁ、私は「想う会」という団体を認めるのか、と言えばそうではない。彼らに問うべきは、ペットや動物園の動物の方がもっと深刻な「拉致」ではないか?ということだ。彼らは「故郷」から強制的に隔離され、自由に移動することすらできないのだ。この点は「ニシタマオ」氏とは大きく異なる(ニシタマオ氏の来日は自己責任の域だ)。他の深刻な「拉致」には目を閉じて、注目を浴びた「拉致被害者」だけ「故郷に帰してやれ」というのは全くおかしい論理だ。そして何より、この世は人間中心に回っている、という事実に気づくべきだろう。

■「マリンアニマル・ライフライン」という海洋動物保護をしているNGOが手伝ったらしい。「動物保護団体」ってのをどうも好きにはなれない。一番に保護されるべきは「人間」だと私は思うのですよ。貧困で困る「人間」はいくらでもいるわけです。彼らが動物に費やした資金を「人間」という「動物」に保護してはどうか?「海洋動物」の方がかわいいから、「人間」は保護しないのだろうか?「動物愛護」「人間のエゴ」なんてことを言っても、しょせん、彼らの行動原理も「自己満足」によるものだ。

■NHKのニュースを見ていたのだった。フランスが安保理の拒否権行使を示唆、北朝鮮が拉致被害者の訪米を非難、株価が三日連続のバブル後最安値更新…ときて、「タマちゃんが突然、網に挟まれました」って…お前は何を言い出すんだ、しかも真剣な顔して。で、画面上にはニシタマオ氏が汗をかいて「困ったなぁ」という感じのイラストが出されている。きっと、「あぁ、タマちゃんもとんだ災難だったな」と思わせたいのだろう。

■それにしても…私ほど「タマちゃん」のことを考えている人も珍しいと思うのです。そのついでといっては何ですが、「タマちゃんのことを放ったらかしにしておく会」(タマちゃん放置会)を立ち上げたいと思うのです。この会は「想う」や「見守る」という「おせっかい」を排し、「タマちゃん」の意志を大事にし、放っておきます。「タマちゃん」そのものは見ずに、メディアや周りの人間環境の監視を行います。会員募集中。

■株価がえらいことになっている。前にも書いたかもしれないが、うちは父親が働いておらず、株に依存しているので、非常に打撃を受ける。経済危機が深刻だが、金子勝は元気だ。今日、朝の番組に出ていたが、ほんと生き生きしていやがるのでした。

■朝日新聞襲撃事件をおこした「赤報隊」の犯罪が時効を迎えた。朝日新聞は特集を組んでいた。その中に、西尾幹二と四宮正貴の名前があった。さすがに、知識人・言論人として、西尾は「靖国に対する侮辱」と犯人を非難している。その一方、「新しい歴史教科書を作る会」の事務局の放火騒動も批判すべきだ、と言う。ふむ、こんなところだろうな。で、四宮の方はすごくて、犯人について全く批判せず、「反日」の朝日新聞の「偏向報道」はますますひどいものになっており、もっと非難を浴びることとなるだろう、と脅している。

■右翼が軽々しく使う「反日」という意味がわからないじゃないか。日本にとって不都合な報道をする、これは「反日」になるのか?だとしたら、「報道」や「言論の自由」というものをなにもわかっていない。戦前の反省から「権力監視」の役割がメディアには求められる。しかし、彼らにとっては、そもそも反省することがないのだから、そのようなものは必要がないのだろう。

■「友人」として、アメリカの悪いところは正すべき…よく耳にする言葉だ。同様に、日本を「愛している」からこそ、悪いところは正すべき、なのだ。彼らのいう「愛国」とは、日本を盲目的に愛することを意味し、それは「ミーハーなファン」である。そして、そうなれない者に対して「反日」というレッテルを貼る。


2003年3月10日月曜日

橋本大二郎の次男が猥褻騒動

■高知県知事・橋本大二郎の次男が猥褻騒動を起こした。これについて橋本高知県知事は謝罪会見を行ったのだが、どうも理解に苦しむ。まず、33歳の大人なのに親が責任を負うのか、という点である。橋本知事が一喝した成人以上に、年齢的には十分すぎるぐらいに大人である。次の疑問は、仮に親の責任があるとしても、知事として謝罪会見を開く必要はあるのか、ということである。これは、女性スキャンダルにも通じるところがあるのだが、息子の不祥事と政治とは何ら関係のないものである。

■初場所限りで引退した元横綱の貴乃花親方が春場所初日、場内警備で親方としての本場所初仕事を行った。人気抜群の親方とあって、周囲には人だかりができ、別の警備員が親方を“逆警備”する一幕も…だって。けったいな風習が残っているものだ。民間の警備会社を入れているなら、必要ないじゃん。

■かなり前にも述べたが、携帯電話のオーバースペック傾向はどうしようもない。なんでもリモコン機能まで付け出したらしい。バカバカし。携帯を買い換えさせるために、無駄な機能を作り上げることに製造会社は必死である。

■「とくダネ!」にピーコ氏が出ていた。うちの母親は「けったいな服装しとるなぁ」などとつぶやく。まぁ、こいつファッションチェックするほどのセンスいいのか、などとは思うからここまでは許せるが、これに続けて母は「おかまのくせになぁ…」と付け足す。あぁ、偏見に基づく差別である。まぁ、ピーコやおすぎというのは、差別意識によって作り出された旧来の「オカマ像」を演じることによって芸能界にいるから、そう言われても問題はないのかもしれないが。

■同姓のことを好きになったとしても、それはそれでおかしいことだとは思わない…いや、正直に言えば、僕の中で若干の差別意識はあるのだろう、がそれを排撃することは誤りであることは知っている。男性が女性を愛す理由は、子孫を残すためという「先天的なプログラム」であったり、異性を愛することが「普通」とされてきたというだけの話である。最近では、「性同一性障害」と称する「病気」と見る向きが有力であるが、それもおかしな話である。そこには「男らしさ」「女らしさ」という枠が前提として存在するわけで。

■では、このような差別が生じたのは何故であろうか?結局、マジョリティーによるマイノリティーに対する迫害に還元されるのだろう。そして、具体的には、デフォルメを施した「オカマキャラ」を利用したメディアによって作り出されたものが大きいと思う。それが今日の根強い差別につながっているのではないか。

■「リベラリズム」を自称する人間としては、多様性を認めつつ、マイノリティを擁護する必要がある。だが、それにはもっと理論武装をしなくてはならない。そして、改めて「同性愛擁護論」や「性転換擁護論」を主張するとしよう。自分だけわかっていて、説明不足という感じが否めないので(毎度のことではあるが)。にしても、これに関する文献ってあんのかなぁ。また、保守派の言い分にも耳を傾ける必要があるわけだが、この点に関しては、差別意識がむき出しな言説は見つかったとしても、それほど有力な意見は出てこないだろう。


2003年3月9日日曜日

大野和三郎・豊郷町長・解職

■最近、少し太ったのかもしれない。だから、ダイエットをしようなんてことを考えているのだった。

■講演会で鳩山由紀夫が自由との合流問題で菅執行部を批判…とある。自由党はすでに決定したことだ、なんてことを言っている。つまり、早く合流したいんだな。で、保守派勢力を増やして、復権の時を待っているのだろう。民主党の右傾化を企むアホを何とかして欲しい。

■反戦運動が流行のようだ。大勢の人がデモ行進する映像はインパクトがあるし、社会的な影響も少なくはないだろう。しかし、僕はどうも反戦運動に参加したい、なんて思えない。その理由としては…めんどくさい、時間がもったいない、自分一人増えようと意味がない…など。選挙となんだか似ている。そして何よりも、「にわか平和主義者」「インチキ・ヒューマニスト」と一緒に行動したくはないということである。

■滋賀県豊郷町立豊郷小学校の校舎建て替え問題に端を発した大野和三郎町長の解職の是非を問う住民投票が実施された。解職の賛成票が有効投票の過半数に達し、町長の失職が決まった。「校舎の立て替え」によって首長が解職されるなんて、いささか度が過ぎるという気がしないでもない。メディアの煽りに、まんまと町民が乗った、という印象。

■まぁ、いずれにせよ、町民の過半数が「解職」を選択したのだから、民主主義は町長を解職させた。だが、しかし、である。大野和三郎町長は「4月に実施される町長選に出馬し、政策論争をして政治生命をかけて戦う」と出馬宣言。筋金入りのアホである。いったい何を考えているんだ?町民による今回の決定を、民主主義をどう考えているんだ?喜劇だ、これはきっと喜劇なんだ。


2003年3月8日土曜日

試食コーナー

■近所の「ダイエー」に行ったら、中学の頃の同級生に会った。試食コーナーで販売のバイトをしているらしい。かなり話し込んでいる途中、ちょうど小さな二人姉妹がやってきた。親はおらず、買う見込みのない「お客さん」だが、とりあえず、試食の焼肉を勧める知人。すると、腹がよっぽどへっていたのか、おいしかったのか定かではないが、次から次へと肉を口に放り込む。しかし、知人も、こんな幼い子に「これ食べちゃダメ!」とも言えない様子で、この小さな「お客さん」のご機嫌を伺っている。無邪気に食う姉妹、苦笑するバイト、それを見て大笑いしている僕。この小さな姉妹は、すべてを平らげ、母親のもとへと去っていった…恐るべし、焼肉姉妹。


2003年3月7日金曜日

国家のため

■ナインティナインのオールナイトニッポン・コムをラジオで聞こうと思ったが、妨害電波がそれを邪魔するのだ。これは北朝鮮の平壌放送が入ってくるのである。電力危機のくせに、あいかわらずの出力の強さだ。結局、平壌放送を前に屈服し、インターネットでラジオを聞くことになるのだった。
■石原慎太郎東京都知事が「東京をてこに今日の国家的危機を打開したい」と述べ、再選への意欲を表明した。首相になる野心を捨てただけでもよしといたしましょうか。しかしまぁ、石原のような連中はすぐに「国家」という言葉を使いたがる。「国家のため」なんてことをいう輩ってのは、概して「自分がやらなければ誰がやるんだ!」などとわけのわからん妄念を持っているようだ。よっぽど自分は有能だと思っているのだろうが、思い上がりであり、大きなお世話である。自分たちがいない方が国にとってはプラスになる、という自覚を持つべきだろう。
■東証の株価が最安値をつけた今日、『クイズ赤恥青恥』に平沢勝栄、山本一太、河村たかし、達増拓也と国会議員のセンセ方が出ていた。まったくあのアホどもは何をやっているんだ?名前を売ろうと考えているのか知らないが、ジェスチャーゲームをやっている様など目も当てられない。河村は、スタジオの床に横たわって、何かを演じている…「タマちゃん」である。お前は誰なんだよ?


2003年3月6日木曜日

美人秘書やら不倫疑惑やら

■最近、気になるのは「左翼松井」だ。うーむ、もしかして、アメリカには反戦運動しに行ったんじゃないか、と思わせるような怪しげな響きがそこには潜んでいる。では「右翼松井」はどうかと言えば、これもこれでえらいことなのですね。「レフト」「ライト」と表記しても一字増えるだけなのに、なぜ「左翼」「右翼」なんだろうか。きっとそこには何かがある。それでは「センター」は「中道」と表記すべきか。となると、奇妙な松井の髪型…誰もが「あれはどうなんでしょう?」と思う、「センター分け」は「中道分け」か…まるで意味がわからない。
■政策秘書・塩野谷晶容疑者に関して、坂井隆憲衆院議員は「美人」と周囲に自慢していたという。これに関してニュースステーションの久米宏は「美人とは思わない」と言っていた。僕もそう考えていて、全面的に同意するが、テレビでいうことではない。こういうことを言うから、「久米宏嫌い」の人が増えるのだ。もちろん、それで支持されるのかもしれないが。
■「ロス疑惑」の三浦和義氏が無罪ということになった。世間では彼がやったという認識が出来上がっているようである。うちの母親も「この人は絶対にやっとるわぁ…」なんてことを言っていた。この事件の真偽はともかく、たしかに、「マスコミは警察の発表を鵜呑みにする」という三浦氏の批判は正しい。こういう一面的な報道姿勢が冤罪を作り出す危険も生むだろう。
■「セクハラ不倫」報道で木村守男青森県知事が窮地に立たされている。まぁ、この不倫疑惑がどういった内容かは知らないのだが、「女性問題」で政治家に責任を問うことは正しいのか?僕としては、政治家は「法律」さえ守れば、必ずしも「道徳者」でなくてもいいと思っている。船田元、中川秀直、菅直人、ビル・クリントンも…女性スキャンダルと政治とは全く関係がない…少なくとも横山ノックのように法に触れない限り。
■田中真紀子が英字紙ジャパン・タイムズに寄稿した。それによると「小泉首相や川口外相の発言は生ぬるい」そうな。そろそろ「真紀子節」の解禁日でしょうか。東京都知事にでも立候補し、石原慎太郎と対決したらどうか?


2003年3月5日水曜日

桶川事件/茂田忠良の暴言

■カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは03年2月中間期の売上高が、既存店ベースで前年同期比26.8%減だったと発表した。マクドナルドと並んで「デフレ時代の勝ち組」と持てはやされた企業だ。持ち上げていた連中は今、何を語るのか。

■僕の期待とは裏腹に、松井秀喜が「大活躍」のようだ。まったく…オープン戦だぞ(僕もしつこいなぁ…書くなよ)。バカな記者が聞くのだ、「チームの三冠王ですね?」と。あぁ、何を言っちゃってるんだ、底なしのバカだ。あと、ホームランを打たれた投手にコメントを求めに行くバカも何とかした方がいい。日本の名誉のためにも。

■人気漫才コンビ「中川家」の弟・礼二の騒動…和解だって。本人は「ツッコミ感覚」だったらしいのだが、怪しいものだ。カネの力で女性を黙らせた、そんな印象が残る。こういったイメージダウンが命取りになるかもしんない。ただでさえ、「中川家」が芸能界で生き残っていくのは厳しいと思う。お笑いの中堅層は飽和状態だし、「お兄ちゃん」の「無気力キャラ」も限界だと思う。看板番組を持つのは無理だろうから、このまま宙ぶらりんの状態で行って、そのうち消えると僕は予想している。

■桶川事件…茂田忠良本部長がすごい。

■失言・その?「県警は警察庁に従順なものですから、警察庁から『こんな報告書では世論はもたないぞ。警察にもっと非があったのだろう。非を書け』と言われ、不確かなことまで書いてしまった」…ついうっかり、という感じだ。これは事実に違いない。「非を書け」か、不謹慎だけど何かおもしろいな。「とりあえず、『反省してます』って書いといて、国民の怒りをおさめろ」ってわけですね?それを言っちゃう本部長サンの方がよっぽど正直である。官僚としてはダメなんだろうけど。

■失言・その?「原告もあまりお金を取れないと『ちゃんと多額の賠償金が取れると思って訴訟をしたのに、これでは話が違う。控訴しましょう』となるのでは」…これはキツイ。被害者家族の名誉を貶めるような発言である。被害者にとって、仮に「賠償金の額」を問題とするとしても、それは「弔い合戦の勝敗を決する」意味合いが強いだろう。それを「被害者家族はたくさん金が欲しいから控訴すんだろ?」と「金の亡者」のレッテルを貼られたら、そりゃ怒るだろう。まぁ、賠償は、この本部長のポケットマネーからでるわけではなくて、我々国民が負担するんだからな。そりゃ本部長からしたら、「もっと賠償金払って、黙らせようよ」って感覚になるだろうな。


2003年3月4日火曜日

拉致とか査察とか

■つくづくダメになってきている、そんな日常である。まったく本読みが進んでいない。論文なんて書ける段階ではない。よくよく考えたら、比較制度分析も読みたくなってきたからたちが悪い。
■普段はメールソフトを利用しているが、実家に帰ったときは、WEBを通して見なければならない。が、WEBメールが不具合によって見れない状態になっているから、事態は深刻である。友人や知人のメールを読めないし、メルマガも見れない。さらには、FTPの設定に関する情報もメール化しておいたんだが、それも見れないのだ。
■実家にはなぜだかPCが3台ある。で、それが僕のよりも新しいから腹が立つ。ちくしょう、ろくに使いもしないくせに新しいPCを買うんじゃない。俺によこせってんだ。
■ATM手数料や低金利、銀行への不満が多い。しかし、問われるべきは、にもかかわらず銀行を利用するのはなぜか?ということだ。
■横田滋夫妻など「家族会」や、支援団体「救う会」が訪米した。イラク問題で精一杯の今、なぜアメリカか?どれだけの成果があるかは疑問だ。あるいは、だんだん拉致被害者に対して無関心になる日本に対するアピールという側面もあるかもしれない。日本でもイラクに関心がいっているし、北朝鮮に関しても「拉致」に焦点があたることは少なくなっている。あの熱狂が嘘のようだ。
■イラクは炭疽菌やVXガスの廃棄する…らしい。このことは査察継続派を勇気付けることになろう。イラクが協力的な立場を見せれば、ますますイラク攻撃の正当性はなくなる。にもかかわらず、「振り上げたこぶし」を下ろすことはできないだろう。アメリカがどのような言いがかりをつけるかが注目される。戦争回避の可能性は…アメリカ国内の世論しだいかな。


2003年3月3日月曜日

八木博「チマ・チョゴリ・キャバレー」

■大阪府議会本会議で自民党の八木博府議がチマ・チョゴリなどの民族衣装の生徒を府立高卒業式で見た印象として「キャバレーみたい」と発言したらしい。想像を絶するほどのバカである。

■トルコ国会がアメリカ軍の駐留を拒否した。「国益」という観点からすれば、間違っており、大衆迎合という見方もできるが、「EU」という視点からすれば、よい決断とも言えるだろう。つまり、トルコのEU加盟問題ではアメリカの後押したが、これがフランスなどの反発を買っていた。EUとの協調をはかるなら、フランスやドイツとの関係が重要であろう。

■米国支持のスペインのアスナール首相が「私たちにはパウエル国務長官が大いに必要だ。ラムズフェルド国防長官はあまり必要ない」と発言し、話題を呼んでいる。ラムズフェルドは仏独を「古くさい欧州」と呼び、物議を醸した。対イラク強硬論を言いたい放題の長官への不満だ。同長官は「悪いアイデアじゃないね。でも大統領からは何の忠告も受けていないよ」と笑い飛ばした…らしい。ラムズフェルドねぇ…タカ派ってのはどの国もバカが多いようで、非生産的な発言が得意なんだよなぁ。


2003年3月2日日曜日

くぅーちゃん2

■「くぅーちゃん」を発端に、チワワがバカ売れらしいのだ。この傾向を「ミーハー」だと切って捨てる人々もいるが、あれほど「洗脳CM」を流されてはいたしかたないと思う。

■つまり、(CMにおいても、メディアにおいても、日常においても)あれだけ「かわいい」という洗脳が行われれば、人は「かわいい」と思ってしまうのではないか、ということだ。

■(「くぅーちゃん」とは全く関係なくなるが、前項と関連して)人は「美しい」「醜い」という主観的判断を生まれる前からインプットされているわけではなく、後天的に周囲からそれをインプットされるのではないか。歴史における「好み」の変遷もDNAの影響ではないことを示している。幼少期から周囲にいる人の「好み」を見聞きすることで、それを内部化しているのだと思う。つまり、周囲の多様な価値基準によって、一人の人間の価値基準が形成されるのだろう。人間の「美しい」「かわいい」「醜い」といった主観的判断なんて、しょせんそんなものだろう。


■バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表GKオリバー・カーンが不倫ですって…まぁ、どうでもいいんだが、ブリヂストンのCMで「家族」にスポットを当てていただけに…どうなんでしょう?


2003年3月1日土曜日

くぅーちゃん

■長々と鈍行で実家に帰ってきた。

■しかし、本を読んでいたため、時間はそれほど気にならなかった。電車の中では、簡単な本を読むことにしている。難しい本だと、集中しないと理解が不可能であるし、そのような場合、時間が長く感じられるからだ。それでも退屈だったから、集中力が切れていたけど。

■旅の道中、アイフルのCM…「くぅーちゃん」の会話を三回も聞いた。全てが好意的なものだった。「あのCM作った人ってすごいよねぇ」とか「(ポケット・ティッシュの広告を見て)この顔で見つめられたら、買っちゃうよねぇ」など。あぁ、あの「しつこさ」と「あざとさ」に嫌気がさす私のような人はいないのだろうか。


アンパンマン/チーズに言葉を!

■近所の犬が吠えるので、いつもよりも早く目がさめた。まったく、近所の迷惑も考えないでよくもバカ犬なんて飼うもんだ。迷惑税払えってんだ!…などと思いつつ、テレビをつけた…すると、松井秀喜がオープン戦でホームランを打った、なんてことをTBSの中継でやっている。ちくしょう、たかだかオープン戦で騒ぐんじゃねぇ!あぁ、マスコミの暴走が怖い。アメリカで嘲笑されること間違いなし。ほんと、目覚めの悪い朝だ。

■テレビで「アンパンマン」がやっていた。それにしても、チーズが喋れないのはどうしたもんだろうか。カバやネコはもちろんのこと、植物ですら喋れるのに…チーズは喋れない。思うに、喋れる者は、いわば人間と同等の権利が与えられている。学校に行ったり、人間的な暮らしをしているんだ。ところが、チーズときたらどうか。なぜなら、チーズはジャムおじさんのペットであり、強制労働をさせられているのである。あぁ…チーズを解放せねば。まぁ、「アンパン」ごときが偉そうにしている世界の話…それくらいの下克上は当然かもしれない。


■明日、名古屋に帰るのです。例のごとく「青春18切符」を使って。