2003年3月10日月曜日

橋本大二郎の次男が猥褻騒動

■高知県知事・橋本大二郎の次男が猥褻騒動を起こした。これについて橋本高知県知事は謝罪会見を行ったのだが、どうも理解に苦しむ。まず、33歳の大人なのに親が責任を負うのか、という点である。橋本知事が一喝した成人以上に、年齢的には十分すぎるぐらいに大人である。次の疑問は、仮に親の責任があるとしても、知事として謝罪会見を開く必要はあるのか、ということである。これは、女性スキャンダルにも通じるところがあるのだが、息子の不祥事と政治とは何ら関係のないものである。

■初場所限りで引退した元横綱の貴乃花親方が春場所初日、場内警備で親方としての本場所初仕事を行った。人気抜群の親方とあって、周囲には人だかりができ、別の警備員が親方を“逆警備”する一幕も…だって。けったいな風習が残っているものだ。民間の警備会社を入れているなら、必要ないじゃん。

■かなり前にも述べたが、携帯電話のオーバースペック傾向はどうしようもない。なんでもリモコン機能まで付け出したらしい。バカバカし。携帯を買い換えさせるために、無駄な機能を作り上げることに製造会社は必死である。

■「とくダネ!」にピーコ氏が出ていた。うちの母親は「けったいな服装しとるなぁ」などとつぶやく。まぁ、こいつファッションチェックするほどのセンスいいのか、などとは思うからここまでは許せるが、これに続けて母は「おかまのくせになぁ…」と付け足す。あぁ、偏見に基づく差別である。まぁ、ピーコやおすぎというのは、差別意識によって作り出された旧来の「オカマ像」を演じることによって芸能界にいるから、そう言われても問題はないのかもしれないが。

■同姓のことを好きになったとしても、それはそれでおかしいことだとは思わない…いや、正直に言えば、僕の中で若干の差別意識はあるのだろう、がそれを排撃することは誤りであることは知っている。男性が女性を愛す理由は、子孫を残すためという「先天的なプログラム」であったり、異性を愛することが「普通」とされてきたというだけの話である。最近では、「性同一性障害」と称する「病気」と見る向きが有力であるが、それもおかしな話である。そこには「男らしさ」「女らしさ」という枠が前提として存在するわけで。

■では、このような差別が生じたのは何故であろうか?結局、マジョリティーによるマイノリティーに対する迫害に還元されるのだろう。そして、具体的には、デフォルメを施した「オカマキャラ」を利用したメディアによって作り出されたものが大きいと思う。それが今日の根強い差別につながっているのではないか。

■「リベラリズム」を自称する人間としては、多様性を認めつつ、マイノリティを擁護する必要がある。だが、それにはもっと理論武装をしなくてはならない。そして、改めて「同性愛擁護論」や「性転換擁護論」を主張するとしよう。自分だけわかっていて、説明不足という感じが否めないので(毎度のことではあるが)。にしても、これに関する文献ってあんのかなぁ。また、保守派の言い分にも耳を傾ける必要があるわけだが、この点に関しては、差別意識がむき出しな言説は見つかったとしても、それほど有力な意見は出てこないだろう。


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