2006年8月29日火曜日

冥王星降格と星占い・占星術

■「冥王星」が降格させられた。日本では「水金地火木土天海冥」という呪文があるために、いいネタになっているようだ。でも、「水金地火木土天海」ってのもいいじゃないか「どってんかい」って、例によって詠唱してりゃしっくりいくようになるって。

■ま、どうでもいいんですけどね。そんな冥王星の降格について、もっとどうでもいいながら、興味深い記事がありました。

■「冥王星」消えた…石切参道商店街の占い館"困惑" (スポニチ大阪)
 「惑星じゃなくなったからと言って冥王星自体の認識がすぐに、変わることはないです。変われば大変なことになりますから」

 少々心配気味な表情でこう話したのは、同商店街にある「占い横丁」で西洋占星術などを専門とする、占い師歴25年の森川マリア師範(55)。「冥王星は“死”と“再生”の意味がある星で、影響のある大事な星なんです」と説明する。

 西洋占星術は、太陽・月に水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星を加えた太陽系の10天体を活用。占ってほしい人の生年月日、時間、場所に各天体がどの方向にあったか、天体同士の角度によって性格や運勢を占うものという。

 「肝心なのは星の大きさではないから」。現在、森川さんの愛用書「日本占星天文暦」(実業之日本社)も2020年12月までの運勢がしるされており、冥王星が惑星から“リストラ”されることがあっても運命が変わるものではないようだ。

 「それよりも気がかりなのは、これ以降、他の惑星が出てきたらややこしくなることよ」(森川さん)

 現段階では微風のようだが、新惑星誕生となれば、占星術を専門とする占い師の現場にも大きな影響が出そうだ。
 国際天文学連合(IAU)の決定に振り回される星占い…なんて面白いんだ。非科学的なものが科学的なものを装うとするから、こんな滑稽なことになるのだった。

■「肝心なのは星の大きさではないから」というけども、じゃぁ、冥王星はどういう基準で選ばれたというのか。冥王星がなくなってしまうわけではない、というのは正しい。しかし、同様に、新惑星誕生となったとしても、それは過去ずっと存在していたのだ。

■人間の都合によって、恣意的に星を選んできたんだ。さっさとそれを認めちゃって、お遊びですから…と認めてくれた方が、すっきりしそうなもんだけどね。

■冥王星“降格”…死と再生、そしてSEXの星(ZAKZAK)
 「冥王星の惑星としての立場があやしいと言われていたのは昔から。今更影響はないと断言しちゃいます。存在そのものがなくなるわけじゃない」と話すのは、占星術師の銭天牛さん。「だいたい占星術は、天文学のように3次元ではなく2次元。天動説の時代からの、地球から見た位置で占う」と話す。

 鏡リュウジさんも「占星術師には古典的な火、水、木、金、土に月、太陽の7つで十分という“極右”から、火星と木星の間にあるとされる1万個の小惑星をすべて加える“極左”までいて、一枚岩ではない」と前置きしたうえで、こう解説する。

 「現代の占星術のスタンダードは、地球を除く惑星8個に月、太陽、小惑星カロンを加えた計11個。太陽は恒星で、月は衛星ですから、もともと惑星だけを使っているわけではありません」

 そもそも冥王星とは、星占いではどのような役割を担うのか。「冥王星は死と再生の星です。リセットの星で、数字で言えばゼロにあたる」(銭天牛さん)。蠍座(10月24−11月22)の守護星だ。

 「遠いから(占星術上の)作用はない、という人もいますがそんなことはありません」と、銭天牛さん。「たとえば冥王星は11年前の1995年1月17日、蠍座から射手座に移ったのですが、この日は阪神大震災の日でした。今度、射手座から山羊座に移るのは08年11月27日です」

 鏡さんも「死と再生、深いところでの変容。重要な役割です」と話す。

 また、銭天牛さんによると、「セックスに関わる星でもあります。おじさんにとっては、なくなってはツマラナイのでは?」とも。

 一方、鏡さんは「こんな騒ぎがなければ、普通の人が太陽系に思いを馳せることもなかったでしょう。宇宙でさえこんなにダイナミックに変わるのだから、人間の宿命も変化するものと思えば、今の格差社会ももっと希望が持てるようになるのでは」と話している。
 私は占星術に関してはとてつもなく無知なので、書いてあることはよくわからない。だが、占い師たちがいかに整合性をとるかについて必死なのはよくわかった。

■なにせ、「セックスに関わる星でもあります。おじさんにとっては、なくなってはツマラナイのでは?」などと発言してしまうほどだ。これはただ事ではない。

■「こんな騒ぎがなければ、普通の人が太陽系に思いを馳せることもなかったでしょう」なんて居直りもいいところでね。「宇宙でさえこんなにダイナミックに変わるのだから」って言うけど、宇宙が変わったわけではなく、変わったのは人間の方(宇宙に関する見方)だ。さらに論理を飛躍させ、「格差社会ももっと希望が持てるようになるのでは」…だなんて、バカもやすみやすみ言え。そんな癒しが必要なほど、世のおやじたち(夕刊フジ読者)は落ちぶれてはいない。

■冥王星惑星から除外へ0学占星術影響なし(日刊スポーツ・大阪版)
 大阪駅前第4ビルB1階にある「占いスーグ」のカンナさんは「占い師によって違うが、占星術では冥王星は恋愛運であったり、金運だったり、対人関係を見る必要なアイテム。冥王星が惑星から外れれば、すでにこの世に誕生した人には1つのアイテムが減るだけで影響はないが、これから生まれてくる人を占う場合、冥王星の代わりに新しい星を加える占い師も出てくるだろう」と予想する。

 本紙でもおなじみの0学占星術の0学会・御射山令元会長は「0学にとって冥王星は必要な星。学会の呼び名が『惑星』でなくなっても、冥王星が太陽系に存在することに変わりはない。占いが影響を受けることは全くありません」と話している。



トム・クルーズの性差別

��・クルーズ新たな“栄冠”性差別者への「アーニー賞」 (zakzak)
 米映画大手パラマウント・ピクチャーズから問題行動が多いとして契約を解除された米俳優トム・クルーズが、今度は公然と性差別をした人物に贈られる「アーニー賞」の“栄冠”に輝いた。授賞理由は婚約者の女優ケイティー・ホームズについて「しまい込んだので、子供が生まれるまで、誰も私たちに近づけない」と発言したこと。

 同賞はオーストラリアで最も影響力があるとされる女性約400人が選考。「アーニー」とは女性に対する性的な差別発言で知られた労働組合指導者にちなんで付けられたという。
 奇行騒動のトムですが…

■こんなんで「アーニー賞」なる“栄冠”を与えてよいものだろうか。よくわからんけど、パパラッチがうるさいから、隠したっていう単なる比喩なんじゃないの?

■保守的な家庭ってのは、女性を家の中に閉じ込めてしまう。だから、そういうのと印象がかぶったんだろうか。あるいは、女性を物扱いしたからなんだろうか。でも、女は子供を産むための道具だ、とする我が国の政治家のそれとは異質な感じがするけど。

■ま、どっちにせよ、「これだからバカフェミは…」といった「バックラッシュ」的言説が広まるばかりだな。



24時間テレビ:24時間マラソン

アンガ100キロ完走は25.6%…昨年には及ばず(ZAKZAK)
 日本テレビ系で26、27日に放送された「24時間テレビ29『愛は地球を救う』」の全平均視聴率が、17.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが、28日分かった。また、お笑いコンビ・アンガールズが“史上最弱ランナー”の汚名を返上して100キロマラソンを完走した27日午後7〜9時のフィナーレ=写真=は、平均視聴率が25.6%と高い数字をマークした。

 昨年は人気番組の弁護士、丸山和也氏(60)のマラソンが注目され、2日間の全平均視聴率が19.0%、午後7〜9時の平均視聴率が30.3%と、同番組史上最高だったが、これには及ばなかった。
 ここんとこ、高視聴率傾向が続いているのかな。こんな番組が人気があるなんて、なんか世も末ですねぇ…ま、アンチもたくさん見てるんだろうけどさ。

■偶然見ていたところで、篠原涼子が「元気な私たちはもっとがんばらなからなければいけないと思いました」ってな発言をしていた。この番組の本質は、まさにこのお決まりのセリフに尽きるんですね。結局、健常者のための番組なんだ。

「障害者でもこれだけのことができる」→(励まし・感動装置)→「私たちは健常者なんだから、なおさらできる。」

■ま、この番組について語っても、過去言ったことの繰り返しになるだけなんで、見たい人はそちらをどうぞ。


■2002年に「制作費をそのまま募金した方がよっぽどマシのように思える」って書いたけど、wikipediaによれば、「番組制作費は平均40億円前後。寄付金は平均2億円前後。」(2004年度)だってさ。ここまで差が出ますか。だから、今年は募金額も多くしたのかな(当局発表によれば3億を超えたんだとか)。


 アンガールズの2人がメーン会場の東京・日本武道館にゴールインしたのは、走り始めて25時間45分後の27日午後8時43分。

 ひざを痛めたため、途中、歩く場面も多かったが、二人三脚でのゴールに、田中卓志(30)は「全国の皆さん、応援してくれてありがとう」と感謝。山根良顕(30)は「こんなつらい罰ゲームはないですよ」と本音をもらし、「走ってるときは、皆に『頑張れ』と言われたけど、今は皆に『頑張れ』と言いたい」と“迷言”を残した。
 「こんなつらい罰ゲームはないですよ」ってのは、まさに24時間マラソンの無意味性を指摘するような問題発言ですね。だって、何のために走ってんのか、さっぱりわかんないんですもの。「絆」を確認しあうためですか?

■深夜と最後の方だけ録画して、飛ばし見したんだけど…深夜のバラエティもつまんなかったな。出演者たちの見られたくない映像ってのを流すんだけど、別の番組とかでさんざん流されたものも多い。大した映像でもないのに、わざとらしいリアクションしてさ。そもそも、ネット上にごろごろ転がっているのに、そんな映像ありがたがってる奴はいるのか。

■くりぃむしちゅーが司会してるってんで、かつてのボキャブラメンバーが登場したけど…なんか同窓会的に盛り上がっているだけで、こっちにはちっとも伝わらないというか。ま、すっかり落ちぶれちゃって、プライドってものもなく、出演する「絆」には心打たれましたがね。


2006年8月21日月曜日

岩手大生:皮膚病患者を「ミイラ」と中傷

■皮膚病患者を「ミイラ」と中傷 SNSに書き込む(産経新聞)
 岩手県内にある大学の元水泳部員の男子学生(20)が、アルバイト先の書店で顔や腕を包帯で覆った皮膚病患者の写真を隠し撮りし、インターネットに「ミイラが来店」などと中傷する書き込みを繰り返していたことが17日、分かった。同じ悩みを抱える患者らからの抗議メールを受け、水泳部のホームページが閉鎖に追い込まれたほか、大学側にも抗議が殺到。学生から事情を聴き、厳重注意を行ったという。
 学生のバイト先の近くには、重度の皮膚病治療で名の知られる総合病院があり、撮影されたのは、そこに入院する患者の外出時の姿とみられる。大学側などによると、書き込みは7月9日に2度行われた。バイト先の書店を訪れた患者の写真を携帯電話のカメラで撮影した上で公開し、「ミイラが来店」「刺激臭を観測…くせぇ」などと中傷した。

 書き込みが、会員登録型のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で行われたことから個人が特定され、巨大掲示板群などを介して批判の声が広がった。

 抗議のメールを受け、水泳部は7月27日付で「元部員の軽はずみな言動でご迷惑をかけた」などとする謝罪文を掲載し、ホームページを閉鎖。大学は28日に学生を呼び出し、「学生として、人として不適切な行為」などと学部長名義で注意した。
 なんだろな、この感覚。どうしようもない奴だ。

■小学生〜中学生の頃、アトピーでいじめられている女の子がいた。子供は残酷なもんで、気持ち悪いものを見ると露骨に態度で示してしまうのだった。懺悔しておくと、私も避けていた…話そうもんなら、「○○菌」がついている、とか言ってくる連中がいるのだった。

■大人ともなれば、そういうことは言ってはいけないことを知っている。むしろ、そういうことを発言する側が「いじめ」を受けるのだ。

■ただ、アトピーの友人によれば、逆に「肌、大丈夫?」などと気をつかわれたりするのも嫌らしい。人の目に晒されるという感覚が嫌なんだとか。体をかきむしっていても、気づかないふりをしてあげるのが優しさってもんなんだろう。

■岩手大の彼は、mixiでこういう発言をしたんだそうだ。おそらく、仲間内だけで「気持ち悪いよね」などと盛り上がるつもりだったのだろう。ご丁寧に盗撮してweb上にアップしている。周囲に諫める者がいないってのも、彼にとっては悲劇だった。

■さっそく、2ちゃんねらー がこれを発見して、「祭り」になった。mixiってのは、けっこう無防備に情報を出している人が多いけど、この人もそうだったらしい。さっそく実名がばれて、本人の写真まで晒されている。ネットって怖いね。みんなも気をつけよう。

■つくづく、「2ちゃんねる」ってのは興味深い。いつからこんな「人権派」が多くなったんだ? ま、バッシングする材料が放り込まれれば、それがどんなもんでも食らいつくのが 2ちゃんねらー だ。

■でもさ、これって大学が関与するようなことかどうかは疑問だ。抗議するならば、バイト先の書店にとどめるべきじゃないのか。大学が関与したことで、「ニュース」となり、社会的制裁がとてつもなく大きくなったように思える。


2006年8月19日土曜日

加藤紘一:右翼テロ

■加藤紘一氏の事務所全焼、放火男所属の右翼団体を捜索(読売新聞)
 山形県鶴岡市の加藤紘一・元自民党幹事長(67)の実家と事務所が全焼した火災で、同県警は現場で腹を切って入院している男(65)が加藤氏の実家に放火したとの疑いを強め、18日午後、男が所属する東京都新宿区の右翼団体事務所を現住建造物等放火容疑で捜索を始めた。
 まだ明らかにされていないが、右翼によるテロと見て間違いないだろう。この右翼団体の組織的なテロなんだろうか?

■加藤紘一は選挙民によって選ばれた代議士だ。その言動は民意というやつであり、それをテロリズムによって封殺しようというのは、民主主義に対する挑戦だ。絶対に許してはならない。

■…とは言ったものの、自分と意見が違う者には「爆弾を仕掛けられて当たり前」とのたまう知事がいたことを思い出しました。民主主義的プロセスを経て民主主義をぶち壊そうと目論むナチス級の離れ業をやってのけたのだった。

■産経新聞で日本にテロリズムが蔓延っていることを再確認するのだった…

■産経新聞社説「加藤氏実家全焼 許されない言論へのテロ」(17日)
 最近、この種の大がかりな事件としては、3年前に摘発された「建国義勇軍」を名乗るグループの銃刀法違反事件がある。朝鮮総連の関連施設などに銃弾が撃ち込まれたほか、拉致問題などで北朝鮮に融和的な発言を繰り返したとされる政治家や外務官僚の自宅に銃弾が郵送されたり、発火物が仕かけられたりした。加藤氏の山形県内の事務所にも銃弾が郵送された。

 今回の加藤氏実家の火災で、家人は外出しており無事だったが、被害は甚大である。加藤氏は「放火だと確信している。政治家である以上、どんな状況でも発言していかなければならない」と話した。

 加藤氏はこれからも靖国問題などで自分の考えを曲げず、活発な論戦を展開してほしい。民主主義社会は多様な言論が必要だからだ。

 「建国義勇軍」が摘発された後も、小泉首相の靖国参拝を批判した複写機メーカー会長(当時)宅近くに空薬莢(やっきょう)入り封筒が置かれたり、二階俊博経済産業相の議員宿舎にカミソリ刃が郵送されたりする事件が続いた。

 つい最近も、安倍晋三官房長官あてに靖国参拝中止を求める脅迫文とカッターナイフの刃が香港から送られ、昭和天皇の発言とされる元宮内庁長官のメモをスクープした日経新聞本社で火炎瓶の破片が見つかった。

 いずれも卑劣な言論封じのテロだ。いかなる理由があるにせよ、民主主義社会でテロは絶対に許されない。
 日本はこんなにもテロリズムが蔓延ってるんですね。今のうちに練習しておこうかな…「マンセー」っと。


浪速の内弁慶・亀田大毅VS噛ませ犬

■もうね、ここまでバッシングされているのを見ると、天の邪鬼な私は逆に擁護したくなってくる…はずなんだが、亀田ファミリーに関しては、その気にもなれない。周囲が悪いとか無難なことを言ってもつまらないしなぁ。なんというか、生理的に受けつけない感じ。

■アッパーで大毅をKO…パエス挑発来日(スポーツ報知 )
 プロボクシング亀田3兄弟の二男・大毅(17)=協栄=のプロ5戦目(20日・横浜文化体育館)の相手、インドネシア・フライ級王者のウィド・パエス(27)=インドネシア=が17日、来日した。スーパーフライ級(52・1キロ以下)8回戦で対戦する“浪速の弁慶”にさっそく接近戦勝負を要求。「フルラウンド打ち合える自信がある。ダイキの弱点はあご。アッパーでKOを狙う」と予告した。

 昨年7月に同王座を獲得し戦績は18勝(7KO)4敗3分け。4日にはインドネシア国内でIBF世界ミニマム級王者のモハマド・ラクマンとのエキシビションマッチを行い圧倒したという。また過去2度TKO負けしているが、いずれも棄権したといい「ダウンしたことは一度もない。ボディーも効かないぞ」ときっぱり。ボディーへの攻撃を得意とする“亀田スタイル”は通用しないとばかり、6つに割れた腹を自慢するように披露した。
 すでにこの対戦相手の戦歴に疑惑がかかっている。公式的な記録は残っていないらしく粉飾されてんじゃないかってもんだ。というわけで、たとえ「噛ませ犬」に勝っても、バッシングは必至。

■「亀田の相手=噛ませ犬」と脳にすり込まれているために、洗脳されているために、「フルラウンド打ち合える自信がある。ダイキの弱点はあご。アッパーでKOを狙う」などと強弁されると、笑ってしまうのだ。どうもいけない。

■亀田3兄弟の中でも最弱とされる亀田大毅…試合よりもパフォーマンスに興味があるな。あのマヌケな歌手コントね。あんなもんで喜んでる奴の気がしれない。って、ある意味、私も喜んでいる奴か。ある意味でね。

■そういえば、亀田興毅の「疑惑の判定」の影響か、チケットがあまってるって聞いたけど、どうなったんでしょ。少なくとも芸能人の取り巻きは減ったと思うけど。だって、かつてとは違い、彼にたかってもイメージダウンだろうしさ。


古田敦也:カネのために最後の悪あがき?

古田こだわる選手マネー…監督専任なら2億円がパー(ZAKZAK)
 何よりも、古田PM自身が現役に強いこだわりを見せている。その最大の理由がカネだ。

 古田PMの選手としての推定年俸は2億3000万円(監督として別に1億円)。減俸限度額となる40パーセントをダウンでも来季は1億2800万円が保証される。監督専任になってしまえば、この選手分の年俸がパーになってしまうのだから、そう簡単にマスクを脱ぐわけにはいかない。

 選手の間からも、「監督だけならヨソでもできると思っているから、選手を引退させられることになったら、ヤクルトを出るかもしれない」と、“ケツまくり辞任”の可能性すらあるという。

 ヤクルトは、17日の巨人戦(東京ドーム)も2−3で敗れ、再び借金1に逆戻り。もはや優勝も絶望的で、これといった話題もないヤクルトだが、現役にしがみつく古田PMの“最後の悪あがき”が見ものとなりそうだ。
 さすが夕刊フジ。悪名高き江尻良文が編集委員に名を連ねるだけのことはある。とことん古田が嫌いなんだな。でも、これはあまりにもひどいんじゃないか。

■ちっとも詳しくないが、そもそも古田は監督に就任したいという意欲ってのは強くなかったんじゃないか。むしろ、現役選手であることにこだわってたような。それをカネのためだ、って決めつけるなんて。

■「現役にしがみつく古田PMの“最後の悪あがき”が見もの」って悪意がありすぎ。


◆おまけ…同日の夕刊フジより

■古田やめろ!オレのマネ「涙の選手会長」ウワベだけか(ZAKZAK)
 「個人情報の保護」を理由に選手のケガ公表を拒否するヤクルト・古田選手兼任監督の愚かさにあきれ返る。中日・落合監督のモノマネ、二番煎じだけに止まらない。労組・日本プロ野球選手会前会長時代の「ファンのため」が、口先だけだったことを自ら暴露した。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)
 江尻サンというのは、ほんと古田が嫌いみたいです。その一方、長嶋茂雄や王貞治へのマンセーぶりは北朝鮮も真っ青です。

■どうせなら「代打、ワイ」で…清原、兼任監督待望論(ZAKZAK)
 どうせなら“代打ワイ”でいってみたらどや!? パ・リーグのプレーオフ進出争いからも大きく脱落してしまったオリックス。最下位を独走する楽天の足音まで聞こえてくるチームの惨状に、中村勝広監督の来季去就まで騒がしくなってきたが、そんな中で球界周辺からささやかれ始めたのが、なんと、“ナニワの番長”清原の兼任監督待望論だ。(清原問題取材班)
 「清原問題取材班」ってのが引っかかるじゃないか。なんだ「清原問題」って?去年、巨人をだめにした「清原菌」の存在を指摘していたけど、その名残でしょうか。

■それにしても「ワイ」である。清原はほんとに自分のことを「ワイ」って言うのか。いや、そもそも、私は「ワイ」などという一人称を使っている人間を見たことがないのだった。ぜひお目にかかりたい。


2006年8月16日水曜日

靖国神社の財政難 

■「小泉効果」で活況かと思いきや、財政難だそうです…

■靖国神社が財政難 戦争世代減り寄付激減(朝日新聞08月12日)
 神社の収入は、(1)さい銭や寄付、玉串料といった宗教活動による収入と、(2)不動産貸し付けなどの収益事業からなる。 神社の収支は公表されていないが、複数の関係者によると、85年当時は年約32億円あった収入は、企業からの寄付や慰霊祭などが減ったことにより、半分程度に落ち込んでいるという。
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 収入減の大きな理由は、全体の7、8割を占める(1)のうち、戦争世代が亡くなっていく中で、大口の寄付が激減していることだ。

 「毎年100万円単位で奉納していた中小企業の経営者が亡くなって息子の代になると、関心がないため寄付をいただけなくなります」と、ある総代は打ち明ける。

 このところ、参拝者の増加で小口のさい銭収入は増えているものの、戦友会の解散や遺族が亡くなるなどのため、慰霊祭(戦友会だと祭祀料3万円から)や永代神楽祭(初回10万円から)も大幅に減っている。関係者は「かつては春、秋の例大祭になれば拝殿は満杯になりましたが、この数年は空席だらけです」と嘆く。

 売店やビルの賃貸料、駐車場収入、遊就館の入場料などからなる収益事業も落ち込んでいる。帝国データバンクによると、申告所得額が96年は約4億円だったが、05年は2億3500万円に。神道系の宗教法人では3位だが、1位の明治神宮の5分の1以下だ。ビルの賃貸料が引き下げられているのが響いているという。

 神社を支える崇敬奉賛会の会員も減り続けている。奉賛会の年会費は3000円で、会費の剰余金を神社に納めている(05年度分、約1億3600万円)。02年度の9万3000人をピークに、05年度は8万人に。会員の7割は70歳以上で、主に死亡などによる退会で毎月1000人ずつ減っているという。
 ふーん、戦争世代の減少は「靖国派」の増大で補えるわけでもないんだね。結局、口ばっかなのか。

■で、こういった状況を危惧してか、「バーゲンセール」を行っているというのが、朝鮮日報…「軍国主義商売」って、すごい見出し。。。

■「軍国主義商売」の靖国神社、現在バーゲン中(朝鮮日報)
「軍国主義の灯を消すな」 必死にあがく靖国神社(上)

 靖国神社は「バーゲンセール」中だ。13日、靖国神社ないの戦争博物館「遊就館」。正門前に「小中学生は無料」という看板がかかっている。遊就館の入場料はもともと小中学生で300円だった。夏休み中は「子供向けバーゲンセール」を展開しているのだ。高齢者だけを顧客対象としてきた「軍国主義商売」はそのうち成り立たなくなりそうだからだ。

 靖国神社が遊就館を拡張したのは2002年。49億円を投じた。年間事業所得の20倍を超える巨額の投資。神社の広報課は本紙の取材に「昨年の遊就館入場者は36万人で、これまでの最大数を記録した」と話した。靖国神社全体の参拝客については「年間約500万人」という。しかし、靖国神社の境内には誰でも自由に出入りできる。その入場者数はどのように計算するのか、と尋ねると「推定」と答えた。

 靖国神社の広告以外に、首相の参拝や韓国・中国の反発も入場者数の伸びに大いに役立っている。神社最高責任者の南部利昭宮司は「中国が“靖国、靖国”という。(日本のメディアの)靖国報道を広告費に換算すれば一日1億円(毎日新聞6日付報道)」というほどだ。南部宮司は日本最大の広告代理店・電通に23年間勤務した後、不動産賃貸会社・南部恒産の現職社長を勤めている。深刻な状況にある靖国神社の財政再建のために登板した助っ人だ。
 「小中学生は無料」って、新たな顧客層を開拓してるというよりも、むしろ同伴の親とかをターゲットにしてんじゃないの?

■この宣伝効果ってのが面白いな。「首相の参拝や韓国・中国の反発」は1セットであって、反発がなければ、参拝の宣伝効果もないだろうね。ま、いずれにせよ、今後、苦境にたたされるのは必至。「靖国派」の皆さん、がんばってくださいや。


社説:首相の靖国神社参拝

■各紙社説を斜め読み…

■朝日新聞/社説「靖国参拝 耳をふさぎ、目を閉ざし」
 これまで5回の参拝はいずれも、自民党総裁選で公約していた8月15日を避けた。その理由を首相は「再び内外に不安や警戒を抱かせることは私の意に反する」と説明してきた。

 それが今回は「15日を避けても、いつも批判、反発し、この問題を大きく取り上げようとする勢力は変わらない。いつ行っても同じだ」と開き直った。ぶれないことが売り物の首相にしては大ぶれ、まさに支離滅裂である。


■毎日新聞/社説「8・15首相参拝 こんな騒ぎはもうたくさん」
 この日に参拝すればやっかいな外交問題が再燃することを、小泉首相は承知していたはずだ。だからこそ、これまで首相は就任以来年1度の参拝を続けながら別の日を選んできた。「国内外の状況を真摯に受け止めた」(01年の首相談話)からである。

 それなのに、今年は「いつ行っても批判、反発がある」と、外交的な自制を放り出してしまった。

 小泉首相は、一貫して「私的参拝」と位置づけ、戦没者への哀悼の気持ちをささげるという私的な感情によるものと強調してきた。しかし、すでに外交問題となっている以上、首相の私的感情ではすまない。

 首相は日本国民を代表する立場にある。在職中の公私の区別は簡単に割り切れない。国内では、参拝と憲法の政教分離原則をめぐる見解の対立がある。神社に合祀されているA級戦犯の存在は、かつて日本軍が侵略した近隣国ではその国の国民感情を刺激する。

 首相は、一つの問題だけを理由に首脳会談に応じない中国、韓国が悪いと主張している。では、たった一つの問題も解決できない首脳会談は開く意味があるか。詭弁には詭弁で切り返されるだろう。


■8月15日に行ったことで、確かに騒ぎが大きくなった。けども、「こんな騒ぎはもうたくさん」というわけで、いわゆる「富田メモ」の存在もあり、靖国問題の解決の必要性が強く意識されている。自民党の総裁選もあるし。


■日本経済新聞/社説「ひとりよがりの小泉首相靖国参拝」
 わたしたちはかねて、A級戦犯を合祀する靖国神社に国を代表する立場にある首相が参拝するのは好ましくないと主張してきた。その理由は(1)A級戦犯合祀に違和感を抱く遺族、国民が少なくない(2)首相の靖国参拝は日本がかつての戦争のけじめをあいまいにした印象を与え、外交上得策でない――からである。

 残念ながら、小泉首相はこうした批判に論理的で明快な反論ができないまま毎年、日時や方式を変えて場当たり的な参拝を繰り返してきた。首相の説明が論理的でなく、説得力に乏しいから靖国参拝に対する内外の批判は沈静化するどころか、年々強まる一方だった。

 首相の誤算はA級戦犯合祀問題を甘く見ていたことである。昭和天皇がA級戦犯を合祀した靖国神社を批判し、参拝を取りやめた経緯が富田朝彦元宮内庁長官の残したメモによって明らかになった。こうした靖国をめぐる歴史的経緯・積み重ねを無視して「公約実行」をたてに強引に靖国神社を参拝しても国民の支持と共感は広がらない。

 戦没英霊に哀悼と感謝の誠をささげるのは当然のことである。天皇や首相がわだかまりなく靖国神社を参拝できる環境整備に努めるのが政治家の責任である。小泉首相にそうした真剣な努力の形跡がないのが残念である。小泉首相の参拝はテレビカメラの前で「どうだ、中国の言いなりにならないぞ」と大見えをきる政治ショーのようにも見える。
 A級戦犯が分祀されれば、天皇がわだかまりなく靖国神社を参拝できるというわけでもなさそうだが。つまり、靖国には「遊就館」的な問題が残っているわけで。

■朝日、毎日、日経は反対、産経はといえば、もちろん称賛…

■産経新聞/社説「8・15靖国参拝 国の姿勢示した小泉首相」
 中国と韓国はこれまで、小泉首相の参拝日にかかわりなく、常に「反対」の大合唱を繰り返し、日本の一部マスコミや識者もそれに便乗してきた。中韓の内政干渉に対し、8月15日の首相靖国参拝は、国の戦没者慰霊のあり方と外交姿勢をきちんと示した。

 靖国神社に祀られている246万余柱の霊のうち、213万余柱は先の第二次大戦の死者だ。その意味でも、大戦が終結した日の参拝は格別、意義深いものがある。
��略)
 平成14年以降も、小泉首相は春秋の例大祭や元日などを選んで年1回の靖国参拝を続けてきた。8月15日を避けたとはいえ、いつ参拝しても、それぞれ意義があったことを、多くの国民に伝えたことは評価されてよい。

 特に、春秋の例大祭は、安政の大獄で刑死した幕末の思想家、吉田松陰らすべての国事殉難者を慰霊の対象としており、終戦記念日の参拝とは違った意義をもつ。

 靖国神社は今年の終戦記念日も、参拝者の長い列ができた。戦没者遺族に交じって、親子連れや若いカップル、学生らの姿がさらに増えたように思われた。靖国参拝は遺族の世代からその子や孫の世代へと受け継がれている。国民のだれもが自然な気持ちで国のために死んだ先祖の霊を慰める静かな杜であり続けてほしい。
 首相を広告塔になってくれたおかげで、「親子連れや若いカップル、学生らの姿がさらに増えた」と。

■読売は微妙ですね…このあたりの変遷は面白いかも。

■読売新聞/社説 [首相靖国参拝]「『心の問題』だけではすまない」

◆中国の批判にも矛盾◆
 しかし、中国の姿勢は厳しくなるばかりだった。「いつ行っても同じ」というのは、過去5回の靖国参拝を踏まえた率直な感想なのだろう。

 小泉首相は参拝後、靖国をめぐる問題とされている点について、真っ先に、中国の批判に言及した。

 靖国神社に、いわゆるA級戦犯が合祀されたのは、1978年秋のことだ。翌79年春にそのことが明らかになった後も、当時の大平首相、続く鈴木首相は、従来通り靖国神社への参拝を続けた。

 それが問題になるどころか、大平首相や鈴木首相は当時中国を訪問して、熱烈な歓迎を受けている。中国首脳の訪日も続いた。

 中国が抗議を始めるのは、85年8月15日に、中曽根首相が公式参拝の形で靖国神社に参拝して以降のことだ。整合性がないのは確かだろう。

 その後、中国は歴史問題を様々な局面で日本に対する外交カードとして使うようになった。

 「中国や韓国の意見を聞けばアジア外交がうまくいく」とする一部の議論についても、首相は「私は必ずしもそうではないと思う」と疑問を呈した。
 と、単に反対というわけにはいかず、ひとまず中国を批判しておいて…

◆A級戦犯をどう見るか◆

 「A級戦犯」のために参拝しているのではない、という意味だろう。

 だが、小泉首相は、「A級戦犯」について「戦争犯罪人であるという認識をしている」と国会で答弁している。歴代首相になかった「認識」表明である。

 靖国神社に「犯罪人」が合祀されているとの認識なら、そこに参拝するということに、矛盾があるのではないか。そもそも「A級戦犯」とは何なのか。これまで、首相が意を尽くして体系的に説明することもなかった。
 と、御用新聞らしく、批判はこの程度。

 やはり、国立追悼施設の建立、あるいは千鳥ヶ淵戦没者墓苑の拡充など、国としての新たな戦没者追悼の方法について検討していくべきではないか。

 小泉首相が残した課題に、次期首相は取り組んでいかなければならない。国民的議論も、さらに深めていきたい。
 そりゃ国立追悼施設の建設がベストですよ。靖国神社はそのまま残しておいて、「靖国以外に追悼の場所はありえない」と思っている人だけが参拝すればいい。


2006年8月15日火曜日

小泉純一郎:靖国神社参拝

■「8月15日を避けても、いつも批判や反発が起きる」から参拝したそうです。結果、終戦記念日が殺伐とした雰囲気になっている。いっそ、首相による靖国神社の広報活動ととらえて、放っておくことはできませんか?全国戦没者追悼式や千鳥ヶ淵戦没者墓苑にももっと目を向けて、戦没者慰霊のあり方を考え直すのもよし。平穏な気持ちで終戦記念日をむかえたいものです。

■「A級戦犯のためではない」首相、参拝理由を説明(読売新聞)
 小泉首相は15日午前、終戦記念日に靖国神社に参拝した理由について「8月15日を避けても批判、反発は変わらない。いつ行っても同じだ。ならば、今日は適切な日ではないか。戦没者の追悼式典も行われる。千鳥ヶ淵の戦没者墓苑にもお参りする」と説明した。

 首相官邸で記者団に語った。

 参拝の立場については、「総理大臣である人間・小泉純一郎が参拝している。職務として参拝しているのではない」と述べた。

 また、首相は、自らの靖国参拝への批判は、<1>中国、韓国の反発<2>靖国神社にA級戦犯が合祀されている<3>政教分離を定めた憲法に違反――の「3点に要約される」と指摘した。
 こういうときに、「A級戦犯」という言葉を使うと、極東軍事裁判の妥当性に行きつくだけなんで、使わない方がいいのにね…わざとですか?

■インタビューの詳細が産経に載っていた…

■首相「戦争犠牲者に敬意の念」 靖国参拝理由を説明(産経新聞)
 1つは中国・韓国が不愉快で反発しているからやめろという意見。私は日中・日韓友好論者だ。就任以来、中国や韓国との友好交流の拡大を続けている。どの国とも1つや2つの意見の違い、対立はある。不愉快なことがあると、首脳会談を行わないことがいいのか。私は「いつでも首脳会談を行う用意がある」と言っている。靖国神社を参拝をしなければ首脳会談を行う、するならば首脳会談を行わないというのが、はたしていいのか。よくない。日本の首相は民主的な手続きによって選ばれている。私は今までの日中首脳会談、日韓首脳会談においても「未来志向で友好を図っていこう」「互恵、相互依存関係を深めていこう」「中国の発展、韓国の発展は日本に脅威というより、むしろ日本にとってチャンスなんだ」ということを表明してきた。
 私を批判する方は「中国の嫌がっていることはやるな」という。「中、韓が不快に思うことはやるな」ということだろう。中韓が日本の国連安保理常任理事国入りに反対していることは日本にとっては不愉快だとして、私が「中国、韓国と首脳会談を行わない」と言ったら、どちらを批判するだろう。私は中、韓が反対しても「首脳会談をすぐに行おう」と言っている。私が拒否しているのではない。「中国の嫌がることはやめなさい」というのが靖国参拝への批判の1つだ。
 「中国に不快な思いをさせてはいけない。中国、韓国の言うことを聞きなさい。そうすればアジア外交はうまくいく」。必ずしもそうではない。どの国も意見の違いを乗り越え、未来志向で友好関係を進展させていくのが日本としても、他国としても大事ではないか。中には「ブッシュ大統領が靖国参拝するなといえば、しないだろう」と。そんなことはない。ブッシュ大統領が「靖国参拝するな」と私に言ったとしても、私は行く。大統領はそんな大人げないことは言わない。

 もうひとつはA戦戦犯が合祀されているから行ってはいけないという議論。私は特定の人に対し参拝しているのではない。この戦争で苦しい思いをされ、できれば避けたかった、戦争に行きたくなかった、多くの兵士がいる。そういう犠牲者に対し、心から哀悼の念を表すべきだ。これは日本の文化ではないか。A級戦犯のために行っているのではない。2度とこのような苦しい戦争をさせないという気持ちで参拝している。

 3点目は「憲法違反だから靖国神社参拝しちゃいかん」という人がいる。憲法第19条、20条をよく読んでもらいたい。私は神道を奨励するために靖国神社に行っているのではない。過去の戦争を美化、正当化したりするために行っているのではない。また軍国主義を称揚するような気持ちで行っているのではない。第19条の思想および良心の自由はこれを侵してはならないとある。まさに心の問題だ。日本の首脳が、日本の施設にお参りすることを「外国の政府がもっともだ」「小泉がいかん」と批判する。これが本当にいいことなのか。
 「過去の戦争を美化、正当化したりするために行っているのではない。また軍国主義を称揚するような気持ちで行っているのではない」…らしい。靖国神社付属の遊就館にも是非行ってもらいたかったね。

■Yahooに「日本の首相が靖国神社を参拝することについてどう考えていますか?」というアンケートがあった…選択肢は、

  • とくに問題はない

  • 周辺諸国との関係が懸念されるが控える必要はない

  • 政教分離の問題があるが控える必要はない

  • 政教分離の視点から控えるべき

  • 周辺諸国との関係から控えるべき

  • 理由を問わず控えるべき

  • その他、わからない



■…適切な選択肢がない。もう意図的なんじゃないかと思うほどに。予想通り、「とくに問題はない」がぶっちぎりでトップだった。

■まず、戦争指導者と犠牲者が一緒に合祀されているのが問題ってのがあってもよさそうなもんだが。

■「周辺諸国との関係から控えるべき」だと、中国・韓国がうるさいから参拝をするな…となる。自発的な配慮って選択肢があってもよさそうなもんだが。

■「立つ鳥跡を濁さず」とは言いますが、首相は「ポスト小泉」に大きな課題を残していったことになる。これによって、分祀論が勢いづくかもしれないが、安倍晋三がこれに組するとは思いにくいですね。


2006年8月11日金曜日

レイザーラモンHG&鈴木杏奈 結婚

��レイザーラモンHGさん>結婚 タレントの鈴木杏奈さんと
 タレントのレイザーラモンHG(本名・住谷正樹)さん(30)が、今月8日にタレントの鈴木杏奈さん(23)と婚姻届を提出したと、HGさんが所属する吉本興業が10日発表した。HGさんは奇抜な服装や「フォー」と叫ぶ独特のポーズで人気を集めている。

◇住谷正樹さん、鈴木杏奈さん、住谷さん演じるキャラクター・レイザーラモンHGさんのコメントは以下の通り

住谷正樹さん
 HGには悪いですが、お先に幸せになります。いわゆる“できちゃった婚”ではありません。これからもHG共々よろしくお願いいたします。

鈴木杏奈さん
 これからの仕事に関しましては、今残っている仕事が終わり次第、事務所を辞め、住谷さんの為に内助の功に徹し、幸せな家庭を築きたいと思っております。

レイザーラモンHGさん
 セイセイセイ、うらやましいですねー!おめでとうございます!私もいつかゴリゴリの男子とイギリスで入籍フォー!
 正確には「レイザーラモンHG」が結婚したわけではなく、住谷正樹が結婚したのだった。ま、おめでとうございます。鈴木杏奈を「売名行為」などと言っていた人らの謝罪はまだですか?

■「レイザーラモンHG」のコメント、なんか必死な感じがしてあれですね。でも、仕事減っちゃうんじゃないかなぁ。ハッスルの方ではがんばっているらしいが、心なしか最近見ないし。ま、完全に飽きられてる感もあるんで、そろそろこのキャラを捨てる時なのかも。

■レイザーラモンHGが入籍してた! 嫁は便乗商フォ〜(ZAKZAK)
 杏奈さんは、交際当初は「住谷さん」の別人格がHGとは知らなかったというが、9月27日に発売が決まっている引退記念の“ファイナルDVD”はHG並みに過激だ。

 タイトルは、『鈴木杏奈ファイナルセクシーDVD あんなこと こんなこと』(発売元エンターブレイン)。手ぶらやハミ尻のシーンもあり、「キッチン、リビング、ベッドで妄想新婚妻を演じて、限界ギリギリの露出をしている」(関係者)という。
 …というわけで、便乗商法だろ、という題目がついたそうです。


2006年8月9日水曜日

麻生私案:靖国神社、非宗教法人化でA級戦犯分祀?

■麻生太郎さんが靖国神社を国管理の特殊法人化する非宗教法人化案なるものを発表し、谷垣禎一さんも「麻生さんの意見に共感する部分はたくさんある」としている。一番困惑しているのは安倍さんであって、どえらい「踏み絵」が出てきた格好です。

■日本経済新聞:社説「靖国神社のあり方論議を深めるべきだ」
 麻生外相の提案はかつての靖国神社国家護持法案と基本的には似た内容である。靖国神社が自主的に宗教法人格を返上することを前提に、新たな設置法によって国が関与する特殊法人に改組し、天皇や首相、外国元首などが訪れやすい施設にする狙いが込められている。

 この提案の問題点は国が関与する施設になった場合、明確に宗教色を排除できるかどうかである。形式だけ宗教法人をはずしても実態が国立神社であっては、憲法が定めた政教分離原則に違反することになる。かつての靖国国家護持法案が廃案になったのも、この点を解決できなかったからであり、麻生提案ににわかに飛びつくことができない理由もそこにある。

 しかし、靖国問題がここまでこじれてしまった以上、次期首相の座を争う候補者がさまざまな打開案を国民に提示して議論するのは政治家の当然の責任であり、自民党総裁選で議論を深めるべきテーマである。小泉純一郎首相のように「心の問題だ」「個人の自由だ」と開き直っているだけでは政治家としてあまりにも芸がないと言うほかない。
 どう評価してよいものか…はっきし言って、よくわからん。

■いわゆる「A級戦犯」の分祀ありきの議論にしか見えんのだが。「A級戦犯を分祀しろ!」と靖国神社に圧力をかけると、宗教への介入になってしまう。だから、靖国神社を国の管理下におき、分祀への道を開こうというもののようだ。これまで靖国神社側は「教義に反する」として分祀を拒んできた。非宗教法人化してしまえば、「教義」もへったくれもないってわけで。

■無宗教の国立追悼施設に納得しない靖国派を、靖国神社のフレームのみを残して、妥協させようってことだろう。信念を持って参拝している者と政治的打算で参拝している者を、この案によってふるい分けできるかもね。


■朝日新聞:社説「靖国論争 安倍氏も土俵にあがれ」
 問題は、打開策に実現性があるのかどうかということだ。

 特殊法人化論は、30年以上も前に論議され、結局は葬られた国家護持法案と似た考え方だ。政教分離をどう確保するかは難しい問題だし、神社側が宗教色を抜く決断をできるとも考えにくい。分祀論にしても、神社側は「教義上、できない」と突っぱね続けている。

 結局、政治が自らの決断でできる打開策としては、新たな国立追悼施設をつくることしかないのではないか。
 ま、政治的妥協でこういう決着もありかなと思うが、やはり無宗教の追悼施設を設置することが一番すっきりといく。靖国派にとっても、本来の「靖国神社」を残せるという意味のおいて、靖国を非宗教化するよりはマシだとは思うけど。

■靖国神社の相対的な没落を恐れる人々は、当然、国立追悼施設には反対。けど、本来、首相や政治家が靖国の宣伝活動をしていること自体がおかしいんだよね。

■朝日、続けて曰く…
 私たちはこの問題で「総裁候補は明確に考えを語れ」と求めてきた。小泉時代にこじれにこじれ、政治や外交の焦点になってしまった靖国問題をどう解きほぐすか。ポスト小泉の総裁候補が逃げるわけにはいかない論点だと考えるからだ。麻生、谷垣両氏が所信を語ったのは、その点で歓迎したい。
��略)
 一方、最有力候補の安倍晋三官房長官は、4月にひそかに参拝していたことが明らかになった。本人は「言うつもりはない」と口を閉ざすが、首相になっても参拝を続けるだろうとの観測が専らだ。

 このまま黙して語らずで逃げ切ろうということなのか。麻生氏と谷垣氏がつくった土俵に安倍氏もあがり、堂々と四つに組んだ論戦に臨むべきだ。
 中国と韓国との関係が正常ではないことは明らかであって、靖国参拝派の安倍さんだと「現状維持」と見なされるがゆえに、一番、都合が悪いんだろう。

■だから、どこか朝日はうれしそうに見え、一方、産経は警戒しまくり…

■産経新聞:社説「靖国麻生私案 神社ではなくなる懸念も」
 慰霊は宗教と切っても切れない関係にあり、靖国神社から神道色をすべて取り払ってしまったら、神社ではなくなるのではないかという根幹の疑問だ。

 超党派のグループは、靖国神社と別の場所に無宗教の国立追悼施設をつくることを目指している。麻生氏は「靖国神社に代替施設はあり得ない」としているが、麻生私案も靖国神社自体を無宗教の国立追悼施設に変えてしまうことにならないか、懸念が残る。

 靖国神社の非宗教法人化は自民党の中川秀直政調会長や古賀誠元幹事長らも提唱している。9月の自民党総裁選に向け、靖国問題を争点化しようとする動きには、さらに警戒が必要だ。

 また麻生私案は、慰霊対象について、いわゆる「A級戦犯」分祀の是非も含めて国会で議論すべきだとしている。直接、靖国神社に「A級戦犯」分祀を求める他の政治家の主張に比べると、民主的なプロセスを踏むように見えるが、それで国論が割れれば、どこの誰が喜ぶだろうか。結果的に「A級戦犯」分祀論につながりかねない。

 そもそも、戦没者の慰霊は日本人の心の問題であり、その象徴的な存在である靖国神社は日本の精神文化でもある。政治や外交の論議を超えた静かな追悼の場であり続けてほしい。
 「安倍、黙ってないで語れや!」どころか、こちらは対照的に「靖国問題を争点化しようとする動きには、さらに警戒が必要」としている。もっとはっきり言ってやればいいじゃないか…安倍総理誕生を阻止しようとする謀略、と。

■「象徴的な存在である靖国神社は日本の精神文化」と言うけれども、だったら、そこまで国論が二分しますかね。ちっともコンセンサスを得られていない証拠じゃないの?


2006年8月8日火曜日

亀田史郎vsやくみつる

■亀田親父、番組のガチンコ舌戦で「オモテでるか?」(ZAKZAK/夕刊フジ)
 “疑惑の判定”で、日本中でバッシングの嵐にあっているWBA世界ライトフライ級王者、亀田興毅選手(19)の父・史郎さん(41)が7日午前、テレビ朝日の「スーパーモーニング」に生出演。亀田の態度などに批判的な発言をしてきた漫画家のやくみつるさん(47)、判定に疑問を呈してきた元世界王者のガッツ石松さん(57)と徹底討論。怒号飛び交うガチンコ対決となった。

 「あれ(パフォーマンス)は性格上だから。このスタイルを崩すつもりはない。青春時代なんだからいいじゃないか。悪いこととしても、世間の迷惑をかけなきゃいいじゃないか」。黒いスーツ姿で大きく足を組んだ姿勢で、史郎さんは吠えた。

 これに対し、やくさんは「息子がどういう風に挑発してるか分からせるため」として、サングラスにごついネックレス、胸をはだけたシャツ姿で登場。「これでカメをしばっとき」と、凧糸を手渡す“パフォーマンス”を見せると、史郎さんが切れた。

 「オレは話し合いにきたんや!! ケンカやったらいつでもやるで!! オモテ(スタジオの外)でるか?」と腰を浮かす場面も。

 その後も、やくさんが続けて「オッサンの教育のためにやってきた」「まずは口のきき方を教えてやった方がいい」「安っぽいメロドラマを見せないでほしい」などと発言。

 すかさず史郎さんは、「アンタはしゃべらんでええ!! 見たくなければ見んでええ!! アンタがやってることは子供のやること」と、まくしたてた。
 YouTubeで見たけど、すごかったな。やくみつる の「挑発」に、亀田史郎マジ切れ。もうヤクザが恫喝しているようにしか見えない。モザイクした方がよかったんじゃないか。でも、あそこでキレちゃうところが史郎の魅力である。あそこで平静を装っていれば、やくみつる がバカ丸出しなんだけど、それをしないのが史郎だ。

■やくみつる の「挑発」…どうなんだろね。やり過ぎって感じもあるけど、エンターテイメントとしては面白かったよ。

■当ブログに「やくみつる 変節」などという語句で検索してくる人が増えたんで、どういうことかなと思ってたが、どうやら やくみつる は、「疑惑の判定」については正当なものだと修正したらしい(ザ・ワイドで?)。そのことを「変節」と批判されたから、今回、余計にがんばっちゃったのかもしれないね。

■ガッツにもタメ口の史郎…ほんと、亀田一家は敬語を知らないんじゃないかと思わせる。亀田興毅ならともかく、父親がキャラでやってるわけでもないでしょう? なんというか、亀田一家が喋るたびに、大阪のイメージが悪くなるんじゃないかという気がする。


長野県知事:田中康夫vs村井仁

■そっち方面にちっともアンテナはってないんだけども、田中康夫、負けたみたいね…

■「長野・田中県政に幕 − 議会との泥仕合常態化」(東京新聞・核心)によれば、田中県政の成果には…

  • 記者クラブ廃止や脱ダム宣言などを打ち出した。

  • 改革の「成果」と胸を張るのが財政再建。長野冬季五輪に伴う施設整備で一兆六千四百億円の借金を抱えていたが、公共事業半減・人件費削減と容赦なくメスを入れ昨年度までに九百二十億円ほどに縮減。

  • 他方、福祉や教育分野の予算を手厚くし、小学校への三十人規模学級導入、地域ケア拠点「宅幼老所」整備と、生活や地域に密着した政策を推進。



…が挙げられるが、
 理念を押し通そうとする姿勢はしばしば「独断専行」と映り、住民票を県庁から百五十キロ離れた県南部の泰阜村に移したり、白骨温泉に自ら乗り込み、入浴剤使用を暴いたりする行動は、実の伴わないパフォーマンスと受け止められた。「知事という主役が独り舞台を演じ『ボクって偉いでしょ』と見せびらかしていた県政」。かつての田中氏支援者はこう例えた。

 常々「私が長野県の特産物」と口にする田中氏自らが「広告塔」となりPRする観光振興や、付加価値の高い産業を生みだし雇用創出を図る構造改革も、これといった成果はなく、業界関係者の間には「逆に地域経済は地盤沈下している」との見方が広がっている。
 あったね、こういうのも。亀田興毅じゃないけど、実力を伴わないパフォーマンスってのは、叩かれる運命にあるんだ。

■そういえば、「ガラス張りの知事室」ってのもあったな。これなんか愚の骨頂って感じでして、新知事になった村井仁からは「視覚的な透明性だけ。田中県政が政策決定過程で必ずしも透明だったとは言えない。私はみせかけはしたくない。」とのコメント。お取り潰しが決定。
■結果出ない改革

 〇一年の「脱ダム」宣言を契機に県内九河川のダム計画を中止したが、ダム本体工事をストップした改革の試金石といえる浅川(長野市)のダム代替案がいまだに国の認可を得られていない。

 田中県政は県議会や市町村長、県職員とのぎくしゃくした関係も生んだ。市町村事務に強く関与する廃棄物条例案など、田中氏の推進する市町村との「水平補完」による連携が「介入」とみられることもある。同県市長会長の矢崎和広・茅野市長は「結果の出ない改革にお付き合いはできない」と愛想を尽かした。

 県議会では予算案や条例案の否決が当たり前となった。田中氏も県の広報で正当性を主張するが「泥仕合」の様相を強めている。議会は〇二年の不信任決議に続き、下水道事業をめぐる疑惑で田中氏を追及する百条委員会を設置。委員会での発言で「偽証」があったとして田中氏を刑事告発する事態にまで発展した。

 「あえて対立構図をつくり、世論を味方につけるのが田中流」との指摘もある。長野市内の五十代の商店主は「県民はそんな手法も、奇抜なパフォーマンスにも飽きた。県政に求めているのは、もはや『何かやってくれそう』という期待感でなく、豊かさが実感できる改革だ」と語った。
 「あえて対立構図をつくり、世論を味方につける」…って、どこかでみた悪夢だ。

■読売社説[田中知事敗北]「堅実な改革を求めた長野県民」
 田中氏が初当選して以降、地方をめぐる環境は大きく変わった。国・地方とも財政がますます悪化する中で、地方分権の推進へ、いわゆる三位一体改革も進んだ。今後、補助金や地方交付税の削減はさらに進むだろう。

 厳しい財政事情の下で、福祉や地域経済など、住民が求める政策の立案、実施には、議会や市町村との調整を通じた住民との対話が欠かせない。いわゆる改革派知事は、みんなやっていることだ。

 人気とりの過剰なパフォーマンス政治で、今日の地方の課題に対処することは出来ない。田中氏の敗北は、有権者が求めているのは、課題に対処する行政能力と実行力であることを示している。
 ははは…手厳しいね。脱記者クラブ宣言の恨み辛みだったりして。ま、読売が最も嫌いそうな知事だからな。小泉政権下で三位一体改革も進んだ、と。

 もともと「ウルトラ無党派」を標榜する田中氏は徹底した脱政党選挙を展開した。民主党は、小沢代表が相乗り否定の方針を示したことから、自主投票を決めた。自民、公明両党は、それぞれ県連と県本部が村井氏を推薦した。

 不可解なのは、小沢民主党代表が終盤になって、田中氏支持を打ち出したことだ。村井氏が自民党に近いから、と言うが、何とも、ご都合主義と映る。
 んー、だって、民主党の「影の内閣」に加わって選挙戦を展開したことがあった人だよ?どういうわけか、小沢との距離も近いし。単に「ウルトラ無党派」なんてことを言っちゃったから、民主党が支持を遠慮しただけ。で、終盤にきて、劣勢だから支持を明確にしたんじゃないの? ま、いずれにせよご都合主義か。

■そういえば、「新党日本」の党首だったよね。あれって、いったいどうなってんの? ってか、無党派を取り込むために、新党日本党首としては選挙してないって聞いたけど。


2006年8月6日日曜日

安倍晋三:靖国参拝

■「さすが安倍ちゃん!」ってわけで、やはり保守派へのアピールは成功しているようです…

■産経新聞社説:「安倍氏靖国参拝 戦没者への当然の行為だ」
 安倍晋三官房長官が今年4月に靖国神社を参拝していたことが分かった。安倍氏がふだんから持っている戦没者に対する気持ちを表した、閣僚としても当然の行為だ。ことさら自民党総裁選の争点にすべき問題ではない。
��略)
 安倍氏は「戦没者のために手を合わせ、冥福を祈り、尊崇の念を表する気持ちは持ち続けたい」と話す一方で、「この問題が外交、政治問題化している中で、参拝したか、しないか、申し上げるつもりはない。問題をさらに拡大すべきではない」としている。
 靖国の争点化を回避できる。そのうえ、終戦記念日に参拝しないと「なぜ参拝しないのか?」と安倍支持者から不満がでるけども、事前に行っていることで、こういう事態をも回避できるという、すご技なんだそうな。

 自民党の武部勤幹事長は「憲法の下で信教の自由があるので、誰が参拝しても問題はない。政治問題化すべきでないとの見方が大勢で、総裁選への影響はない」と強調した。他方、加藤紘一元幹事長は「官房長官は政府を代表する閣僚だ。行ってほしくなかった。安倍氏は東京裁判否定論が根底にあるので、事態は深刻だ」と述べた。

 案の定、韓国は「大変遺憾なことだ」(外交通商省)と反発し、中国は「隣人が一番嫌がることを控えめにするのが東洋人の伝統だ」(王毅大使)と皮肉めいた批判をしている。

 国内で靖国問題を考えることは必要だが、あえて外交問題化させることで喜ぶのはどの国か。政治家もマスコミももう一度、よく考えるべきだ。
 「国内で靖国問題を考えることは必要だが」という前置きこそ強調すべきだと思うけどね。

■おそらく、「中国や韓国が反発しているが、参拝を続けるべきか?」と聞くと、「参拝すべき」は増える。だが、「無謀な戦争をして敗戦国にした指導者が奉られているが、参拝を続けるべきか?」と聞いたらどうだろう。

■靖国はすぐに中国・韓国に直結して、感情的になっているように思える。また、「平和に対する罪」なるわけのわからん罪状で罰せられた「A級戦犯」…つまり、極東軍事裁判への憤りがこれに合流する。そこにあるのはナショナリズムだ。

■しかし、日本国民を多数戦死させた指導者の責任。また、当時の世界情勢を言い訳にしたい気持ちは理解するが、事実として、中国や韓国は侵略・植民地支配を受けたわけで、その責任はどこにあるのか。再度、考えたいもんだ。どうも、靖国っていうとね、「例によって、中国や韓国が反発してるな」で済まされる傾向があって、それがちと気になるんだ。

■争点にしない方が「国益」になるんだろうか。うん、そうかもしれない。だけど、国民としてはすごく不安な気持ちになる。参拝する場合、反発してくる中国や韓国に対して、どういう外交戦略をとるのかも示して欲しい。小泉首相みたいに「反発する方が悪い」だけだと、その「国益」は失うばかりなので。


島田紳助:吉本興業 元女性社員が提訴

元マネジャーが島田紳助を提訴…4400万円の損害賠償求める(サンケイスポーツ)
 タレントの島田紳助(50)が平成16年10月、所属する吉本興業の女性社員を殴ってけがをさせた事件で、被害女性が4日、紳助と同社に計約4400万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。紳助はこの日、高熱を出し、TBS系「世界バリバリ☆バリュー」の収録をキャンセルした。

 事件は紳助が大阪市の朝日放送で原告の女性を控室に連れ込み、リュックサックや手で頭を殴ったり、つばを吐きかけたもので、大阪簡裁で同年12月、傷害罪で罰金30万円の略式命令を受けた。

 関係者によると、女性は首のねんざや心的外傷後ストレス障害(PTSD)などと診断され今も通院中。休職していたが、吉本興業は今年6月「休職期間満了」とし女性を退職させたという。

 女性側は「島田さんは事件後の記者会見で暴行を実際より軽微に説明した。また、仕事ができなくなったのは、職場での(島田さんに受けた)暴力によるPTSDが原因。無理やり退職扱いとしたのは無効」と主張。「事件後、不当に退職させられた」として、同社との雇用関係確認なども同時に求めた。

 女性は「いまだに島田紳助(さん)がテレビに出ているのを見ると、当時の恐怖を思い出してパニック状態になることがあるが、ようやく裁判で争える体調まで回復したので提訴した」と話している。
 はいはい、お金目当てですか…などという声が聞こえてきそうだけど。でも、そういう発言って、自分がそういう卑しい人間であると表明しているようなもんだ。事態が明らかにされていないのに、妄想で被害者を叩くってのは見苦しいですよ。そういえば、極楽とんぼ の山本圭壱の時も、少女バッシングあったよな。

■まぁ、この「PTSD」という胡散臭い言葉が出てくると、どうもねぇ。この言葉が出てきた時点で「仮病」が確定されそうな勢いだ。

■いったい二人に何があったのかよくわからんけども、明らかになった事実は、「島田紳助が元女性社員の左腕をつかんで引っ張り控室に連れ込んだ上、右手やリュックサックで頭を殴ったほか、髪をつかんで壁に打ち付け、つばを吐きかけるなどの暴行を加えた」ってことだな。島田紳助もこの起訴事実を認め、罰金を支払っている。つばを吐きつける、ってとこに、すごく紳助の人間性を見た気がする。

■となると、「平手で一発殴った」だけと言っていた、あの「男泣き」謝罪会見は何だったのか? ほんと、よくもぬけぬけと…って感じですよ。この女性の提訴よりも、彼が平然とテレビに映っていることの方が、私には不可解にうつる。

■紳助は、謹慎させたがすぐに復帰。極楽の山本は、事件の全容が明らかになっていない段階で即解雇。さすが吉本興業。


2006年8月4日金曜日

鉄のトライアングル:TBS-ボクシング協会-亀田三兄弟

■もう誰もがこのBLOGの存在を忘れ去っているであろう、今日この頃…ひさしぶりにいい物を見せてもらいました。噛ませ犬ばかり、とか言われ続けてきたけど、やはり、亀田興毅は強かった。ランダエタをあれだけ苦しめたんだから。

■だが、より強力なのは、亀田の「見えない力」である…というわけで、あの「疑惑の判定」について。 素人目には、完全に負けたもんだと思ったんだけど。 ネットを見渡してみると、案の定、「八百長」という言葉が飛び交う。…これは盛り上がってまいりましたね。「作られたヒーロー」への注目度は増すばかりだ。判定への不満、TBSへの不満、亀田の言動への不満…これがごっちゃになって、一気に噴出している。

■試合後、「ニュース23」に登場。変わらぬビックマウスぶりで、見てて気の毒にさえ思えてきたけど、笑うのをこらえることができなかったよ。曰く…
「たまには苦戦するところも見たいと思ってな、強いてダウンしたってん。あっこダウンしといた方が視聴率あがってるで。」
「(ランダエタは)なんぼ俺が調子悪いいうても、俺とあそこまでやったんやから、えぇ選手やと思うけどな。」

■大橋秀行氏の分析「想像以上の減量」(日刊スポーツ)
 ボクシングの判定は難しい。テレビ視聴者の中には、亀田の判定勝利に疑問を持つ人が多かったのだろう。試合後、携帯電話には、判定に不満を持つ知り合いから何回もかかってきた。だが、しかし、自分の採点は引き分けだった。亀田が1〜2ポイント勝っていてもおかしくはない。
 亀田が明らかに落としたラウンドは、終了間際にダウンした1回、フラフラのピンチに陥った11回と12回。最初と終わりが大ピンチだったから「亀田の負けだ」と思うのも無理もない。しかし、それ以外のラウンドの判定は、意見が分かれる。ランダエタの手数を取るか、亀田のボディーブローを取るか。すべてジャッジ個人の主観になる。声援に押されてしまうこともある。いわゆる「地元判定」を責めることはできない。
 こういうのがベタな「疑惑の判定」の説明らしい。だが、この判定はホームタウン・デシジョンの範囲内なのか。というのも、我々日本人こそがもろにホームタウン・デシジョンの影響を受けていたはずなのだ。にもかかわらず、大多数の視聴者は「亀田は負けた」とする事実がある。

■なんか勘ぐってしまうのは、これまでの「作られたヒーロー」であるがゆえでしょうね。ボクシング関係者が「採点方法が悪い」で済ませようという意図も感じる。

■茶番チャンプの重い代償…国辱的な「疑惑の判定勝ち」(ZAKZAK)
 茶番チャンプが支払う代償−。世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で、王座に就いた亀田興毅が、国辱的な「疑惑の判定勝ち」で重い十字架を背負うことになった。中継のTBSは当初、大晦日で検討していた防衛戦の予定を変更。「企業イメージの悪化懸念でCMオファーは激減必至」(広告関係者)という。一方、ボクシング関係者からは、「これで3階級制覇は間違いない」との仰天予想が飛び出している。

 しらけムードの報道陣をよそに、悲願の世界制覇で亀田父子がそろって涙、涙…となった会見。同席した協栄ジムの金平桂一郎会長は1人、終始険しい表情を崩さず、「想定していた最悪のケースだった」と厳しく試合を振り返った。

 噛ませ犬による「作られたヒーロー」との批判が渦巻き、ファンも、アンチファンもが注目する中、亀田側としては、勝ちはもちろん敗戦までも想定し、「負けてもOK」と臨んだはずの初の世界戦だった。

 1回に相手の右フックを不用意に食らい、プロ初のダウン。自ら「まだ19歳で12戦目。初の世界戦で緊張して、足が地についてなかったな」と言い訳したように、その後もビッグマウスに見合う「強さ」は微塵もなし。期待が大きかっただけに世紀の大ガッカリ戦だ。
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 いくら開催地有利のホームタウンディシジョンが常識の世界とはいえ、行きすぎたそれはむしろ国辱的だろう。
 事実、TBSの中継は、終盤で「まだ時間は残されています」と連呼。まるで敗戦が確定的のような実況だった。2−1で亀田勝利のジャッジがアナウンスされると、会場は歓声以上に大きなどよめきと笑いに包まれた。
 思わず私も「え〜」と発したけども。あまり好きな言葉ではないが、「国辱的」とはこういう時に使うんだなぁと思った。各方面から批判…

■ガッツ石松
「OK農場(OK No場?)」
「まいったね。なんでこの人が勝ちなの」 「亀田兄弟は人気があるかもしれないけど、この試合で勝てるのなら、ボクシング界は何をやっているのかと思われる。日本人は立っていれば、チャンピオンになれるの? 全世界のボクシング関係者に見せて、判定してもらえばいい」 「日本のボクシングはタレント養成所ではない。これがまかり通るなら、僕はボクシング関係の肩書は何もいらない」(毎日新聞)

■カシアス内藤
「誰が見ても間違いなく負け。どういう基準で採点しているのか分からない。亀田は一時代を築こうとしていたのに、これでおかしくなってしまう。一生懸命やっている人間に対し、負けは負け、勝ちは勝ち、とはっきりつけてあげなければならない。素人が見ても分かる試合」(産経新聞)

■漫画家・やくみつる(売れっ子コメンテーター)
「非常に不愉快なものを見た。実況も最後の方は負けモードだったし、こういう判定になるとは。判定後の(亀田選手の)態度も疑問。あの場では勝者の振る舞いをしないと格好がつかないところもあるだろうが、大口をたたける試合内容ではなかった。態度を改めるべきではないか」(毎日新聞)
「ホームタウン・ディシジョン(地元びいきの判定)はこれまでも何回も見てきた。テレビの実況も後半は敗者(である亀田)をたたえるムードになっていた。亀田は既存のボクシング界にたてついたにもかかわらず、ボクシング界の悪しき慣習に救われたというのは、なんたる皮肉か」(産経新聞)


■勝谷誠彦
「『国民不名誉賞』を創設してあの猿どもにくれてやれ。」
「スポーツは世界共通の言語である。そのステージに上がるものには共通した倫理や価値観を守るという責任がある。いかに愚民化が進んでいるとはいえ一応OECDの構成員でありG8の一角を占める日本国の許認可事業たる放送局やWBAに籍を置くボクシング協会が関わった試合でかくも下劣で下品で虚偽に満ちた行為が行われた事は私自身ボクシングを心から愛するものとして慙愧に耐えない。世界共通の言語で同じステージの中で行われた以上この出来事はボクシングの歴史の中に刻まれる。そして未来永劫いかなる国のいかなる時の人々もこのことを振りかえることが出来るのだ。これを日本人としての国辱と言わずして何であろう。」(勝谷誠彦の××な日々。)

■亀田、灰色のスタート…輪島「勝ちはないと思った」(ZAKZAK)
 竹原慎二氏(WBA元世界ミドル級王者)は、「(亀田は)正直すぎ。採点? 今回はしていません」と言えば、鬼塚勝也氏(同元ジュニアバンタム級王者)は「心が折れれば負けていた」と話した。「亀田君は確かに逸材。でも、世界にはそれ以上にすごい奴がいる」とは別の元世界王者。出てくる言葉はどれも歯切れが悪い。

 そんな中、ただ1人、元プロボクサーの輪島巧一氏は「おれは話すよ。奥歯にモノがはさまった言い方はしない」と前置きして、「試合が終わったときは、亀田の勝ちはないと思った。私の周りのボクシング関係者も亀田は2−3ポイントの負け」と断言した。

 一方で、輪島氏は日本ボクシング界が亀田に頼らざるを得ない事情を明かす。日本に世界王者は6人いるが、顔と名前が一致するのは亀田だけ。ここ最近は総合格闘技に人気を奪われ、世界王者になっても「食っていけない」現実がある。

 東日本協会長を務めている輪島氏は、「私がやる前までは協会に一銭もなかった。でも、6年かけて、なんとか1億4000万円まで資金を確保した。それをボクシング界のために使っていく」。そのためにも亀田の敗戦は許されなかったのだという。

 ジャッジはともかく、結果については「勝ってくれてありがとう。亀田君を東京に連れてきてくれたことを感謝している。協栄ジムの金平会長にも、ありがとうといいたいんだ」と輪島氏。
 ボクシング業界にもヘタレがいるわけですね。輪島自身も、コメントを修正している感がある。テレビなどでは、正しい判定だったと言ってるし。具志堅は何てコメントするのかな。

■名城信男なんて、亀田よりも人間ドラマとして魅力的なんだろうけど、ぜんぜん盛り上がらなかった。亀田頼みのボクシング界によって、「疑惑の判定」が作り出されたのかも。そして、そこにメディアによる後押しが加えられる。

 だが、ホリエモンの経営手法にも似た“時価総額人気”で注目を集めてきただけに、陣営はこの先の展開に頭を悩ませることになった。「この灰色勝利で一気に現実味を帯びた」と関係者が指摘するのは、勝利後に早くも亀田本人が言及した日本人初の「世界3階級制覇」アドバルーンだ。

 前出関係者は、「次の防衛戦は、亀田側が相手を選べる指名試合なので、きっちり倒せる相手を選定するでしょう。問題は相手を選べない2回目の防衛戦。その前に、3階級制覇を名目に王座を返上。しばらくノンタイトル戦を戦って力をつけながら、本来のフライ級で、今回のようなチャンスを待つことになるはず」と話す。

 日本で戦えば、そう簡単には負けないことが今回証明されている。
 非礼極まりない言動で「人気があればいい」「視聴率が取れればいい」「勝てばいい」という姿勢に、「ホリエモン」のイメージを重ねる人も多い。「世界3階級制覇」のシナリオも、なかなか興味深いね。

■亀田興毅:判定批判などTBSへの抗議は4万件(毎日新聞)
 TBS系で2日、生中継された「プロボクシングWBA世界ライトフライ級王座決定戦 亀田興毅VSフアン・ランダエタ」で、視聴者から同局への「番組開始から試合までが長い」「判定に納得がいかない」といった抗議や問い合わせなどの電話は、同日午後7時半から3日午前9時までで計3万7225件に上った。同様の電子メールも3655件あった。
 「判定がおかしい」ってTBSに抗議してもねぇ…それは矛先が違うんじゃないか。

■19:30から放送開始だってんで、「あぁ、20時からか」と思っていたら、なんと、そこから1時間も引っ張るではないか。そのくせ「まもなく」とか言い続けて、ちっともはじまんないの。フジテレビも真っ青の引っ張りだった。あまりにも不誠実ですよ。

■TBSには、抗議殺到しているらしいが、おかまいなし。まだまだ苦情が足りないみたいね。TBSは朝から晩まで亀田を引っ張り出していた。金ヅル・亀田に群がり、完全に亀田は「裸の王様」状態。しかしまぁ、年上のアナウンサーが媚びへつらってんのに対し、亀田は偉そうな言動…いいコントラストでしたね。

■こんな茶番劇を見せられて、日本人が喜ぶと思っているのかね。でもまぁ、この「疑惑の判定」は、メディアとスポーツの関係を考えさせるきっかけとなるだろう。強引なマッチメークに派手な演出…。

■亀田史郎…あのヤクザみてぇなオヤジが、これまたツボなんだ。あの人、おもしろいわ。オムツとおしゃぶりで挑発された時なんて、息子と同じように激高してんもんな。「お前がオムツしとけ!」って…この親にして、この子あり。先にやったのはあんたの息子だろうに…これまでも、さんざん相手を小馬鹿にしてきたのにさ、なんだろね。

■にしても、「子供に悪影響を与える」とうるさい面々は、この亀田三兄弟に対しては、やけに静かですね。

■この「国辱」的な判定勝ち…亀田にとって大きなマイナスとなった。潔くベルトを返上してたら、人気も上がったのかもしれないけどね。

■筑紫哲也も みのもんた も夏休みかよっ! いい時期にとりますね、ほんと。

■亀田勝った、観客「えっ?」 専門家「前半の貯金」…(朝日新聞)
 フリーター柿田高志さん(26)は「この試合から亀田は世界戦の厳しさを学んで欲しい」と話した。
 26歳のフリーターに「厳しさを学んで欲しい」なんて言われたかないね。


2006年8月3日木曜日

くまぇり

■くまぇり「大きなものに火を付けたかった」母校も放火(ZAKZAK)
 母校の中学校体育館に放火したとして、長野県警諏訪署捜査本部は2日、非現住建造物等放火容疑などで、「くまぇり」こと平田恵里香容疑者(20)を再逮捕した。「大きなものに火を付けたかった」と容疑を認めているという。

 調べでは、平田容疑者は5月11日午前零時20分ごろ、同市立諏訪西中学校の体育館に侵入して放火し、全焼させた疑い。

 これまでの調べに、「新宿のように、諏訪を有名にしたかった」と供述している。
 なんだこいつは。

■「新宿のように、諏訪を有名にしたかった」…とは、くまぇり はとんでもない野望を持っていたのだった。諏訪のくまぇり、おそるべし。

■ま、「有名」のとらえ方次第なのだろうか。くまぇり のおかげで「諏訪」は確かに有名になった。でも、これはくまぇりが想定した「新宿」のような有名さではないでしょう。治安が悪い…という意味において、諏訪も「有名」になったんだけど、放火魔の逮捕でそれも沈下。

■「大きなものに火を付けたかった」から、体育館を全焼させたんだな。すさまじいダイナミズムだ。

■にしても、くまぇりを熊田曜子に似ている、ってのは、あまりにも熊田に失礼だと思う(二人とも顔がでかいという類似点を除けば…の話)。