2006年8月19日土曜日

加藤紘一:右翼テロ

■加藤紘一氏の事務所全焼、放火男所属の右翼団体を捜索(読売新聞)
 山形県鶴岡市の加藤紘一・元自民党幹事長(67)の実家と事務所が全焼した火災で、同県警は現場で腹を切って入院している男(65)が加藤氏の実家に放火したとの疑いを強め、18日午後、男が所属する東京都新宿区の右翼団体事務所を現住建造物等放火容疑で捜索を始めた。
 まだ明らかにされていないが、右翼によるテロと見て間違いないだろう。この右翼団体の組織的なテロなんだろうか?

■加藤紘一は選挙民によって選ばれた代議士だ。その言動は民意というやつであり、それをテロリズムによって封殺しようというのは、民主主義に対する挑戦だ。絶対に許してはならない。

■…とは言ったものの、自分と意見が違う者には「爆弾を仕掛けられて当たり前」とのたまう知事がいたことを思い出しました。民主主義的プロセスを経て民主主義をぶち壊そうと目論むナチス級の離れ業をやってのけたのだった。

■産経新聞で日本にテロリズムが蔓延っていることを再確認するのだった…

■産経新聞社説「加藤氏実家全焼 許されない言論へのテロ」(17日)
 最近、この種の大がかりな事件としては、3年前に摘発された「建国義勇軍」を名乗るグループの銃刀法違反事件がある。朝鮮総連の関連施設などに銃弾が撃ち込まれたほか、拉致問題などで北朝鮮に融和的な発言を繰り返したとされる政治家や外務官僚の自宅に銃弾が郵送されたり、発火物が仕かけられたりした。加藤氏の山形県内の事務所にも銃弾が郵送された。

 今回の加藤氏実家の火災で、家人は外出しており無事だったが、被害は甚大である。加藤氏は「放火だと確信している。政治家である以上、どんな状況でも発言していかなければならない」と話した。

 加藤氏はこれからも靖国問題などで自分の考えを曲げず、活発な論戦を展開してほしい。民主主義社会は多様な言論が必要だからだ。

 「建国義勇軍」が摘発された後も、小泉首相の靖国参拝を批判した複写機メーカー会長(当時)宅近くに空薬莢(やっきょう)入り封筒が置かれたり、二階俊博経済産業相の議員宿舎にカミソリ刃が郵送されたりする事件が続いた。

 つい最近も、安倍晋三官房長官あてに靖国参拝中止を求める脅迫文とカッターナイフの刃が香港から送られ、昭和天皇の発言とされる元宮内庁長官のメモをスクープした日経新聞本社で火炎瓶の破片が見つかった。

 いずれも卑劣な言論封じのテロだ。いかなる理由があるにせよ、民主主義社会でテロは絶対に許されない。
 日本はこんなにもテロリズムが蔓延ってるんですね。今のうちに練習しておこうかな…「マンセー」っと。


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