2004年3月22日月曜日

江角マキコ/保険料未納

■年金保険料、江角マキコさん自身が未納 広告契約解除も(産経新聞/2004/03/22)
 社会保険庁が国民年金の啓発広告に起用している女優の江角マキコさんが保険料を納付していなかったことが22日、分かった。同庁は昨年6月に契約した際、広告代理店と所属事務所を通じて文書で確認したとしているが、保険料の未納率が4割近くに達する中、お粗末な対応に批判が出そうだ。 同庁総務課は「明快なメッセージを伝えるのにふさわしい個性を持っていることを理由に選考したが、遺憾だ。(今月末までの)契約の解除も検討したい」としている。江角さんの所属事務所「研音」は「支払っていたつもりで回答した。こちらのミスで、指摘を受けて即座に納付した」と釈明。江角さんは過去2年間にさかのぼって納付に応じた。 広告は「年金週間」のある昨年11月にテレビコマーシャルのほか、新聞や雑誌などにも掲載。ポスターも約3万枚作製し、市町村や社会保険事務所などで張り出した。こうした広告費は約6億2000万円掛かり、国民年金保険料から賄われた。 広告に掲載された「将来、泣いてもいいわけ?」「誤解。国民年金がもらえなくなるかも、って言ったの、誰?」などの言葉に、「恫喝(どうかつ)するのか」などの批判が寄せられていた。

かっこうのネタである。「ややこしい年金の仕組みを象徴している」だの「これが実態だ」などとしてやったり顔のコメンテーターたち。国民の年金からギャラが払われているということで、ますます不信が強まるだろう。江角に対しても。風当たりが強くなりそうだ。




2004年3月13日土曜日

肥満大国アメリカ/日本の職業デブ団体

■地元には縁を切った方がよさそうな悪友がたくさんいる。そして、名古屋に帰った僕は、そのバカに混ざり、完全にダメ人間である。

■だいぶ更新をサボった。あまり家に滞在していないし、いる時も親の相手をしているからだ。したがって、ニュースを追っていないので、どーでもいいことを取り上げる(まぁ、このノートは、どーでもいいことを取り上げるために存在するのだが)。メキシコとの自由貿易協定(FTA)の基本合意がなされたので、そのことや地域経済統合について論じようとも思ったが、めんどくさいから止めるのだった。そのうち、どっかにこっそりと書く予定だ。


■アメリカ下院は、肥満を理由に食品・外食産業を訴えることを禁じる食品消費個人責任法(通称・チーズバーガー法案)を賛成多数で可決した。以前にも取り上げたが、成人の3分の2が肥満状態にある米国では、米国では昨年1月、ニューヨーク州の連邦地裁が「子供の肥満はファストフードが原因」としてマクドナルド社を相手取った集団訴訟の請求棄却を言い渡している。

■ブッシュ米大統領も1月の一般教書演説で乱訴防止政策を打ち出していた。約88万店が加盟する全米レストラン協会は「常識が勝利した日」と歓迎する声明を発表した。一方、反対派の市民団体は「国民の健康を犠牲に企業利益を守る法案」と反発している。

■こんな法律を作らねばならないのがアメリカだ。タバコのような注意書きを、わざわざ食品にまで適用したら大変だ。それにしても、反対派の言い分もすごい。「肥満は資本主義のせいだ!」と言わんばかりじゃないか。



■女性であることを理由に、大阪府の太田房江知事が、大相撲春場所の優勝力士に対する土俵上での知事賞授与を、日本相撲協会から拒否されている問題で、府監査委員は、住民監査請求を受け「男女共同参画社会の観点から好ましくない」として、今場所での知事賞贈呈の停止を検討するよう知事に勧告した。

■「どーでもいいや」というのが率直な感想だが。いちおーですね、白黒つけるなら、相撲の「女人禁制」は廃止すべきと思うですよ。と言うと、「大相撲の伝統だ」という反論が返ってくるかもしれない。しかし、男女差別というのは、文化や伝統、慣習を隠れ蓑にして温存されているわけだし、この「女人禁制」にそれほど重要性があるとも認められない。なにも太田知事は相撲を取ろうというわけでもないのだし、土俵を男性の聖域にしておく必要もないだろう。そんな「伝統」なら捨てちまえ…なのです。


2004年3月10日水曜日

全国知事ランキング

■「採点 全国知事47人の実力」(文藝春秋 4月特別号)
順位得点県名知事名年齢当選回数
1198宮城浅野史郎563
2192岩手増田寛也523
3171鳥取片山善博522
4167長野田中康夫472
5130高知橋本大二郎574
6102東京石原慎太郎712
771和歌山木村良樹521
859千葉堂本暁子711
949岐阜梶原拓704
1045福岡麻生渡643
1141神奈川松沢成文451
1234秋田寺田典城632
1329埼玉上田清司551
1329静岡石川嘉延633
1520北海道高橋はるみ501
1619沖縄稲嶺惠一702
1718群馬小寺弘之634
1718京都山田啓二491
1916福島佐藤栄佐久644
2015佐賀古川康451

 某知事ホムペからの孫引きのため、21位以下は不明。0点知事も数名いる模様。学者、自治体首長、ジャーナリストなどの専門家31人にアンケートを実施。一人50点の持ち点を実績をあげた知事に配分。

■知事支持率、トップは鳥取・片山氏…読売世論調査(読売新聞,2004年07月06日)
 読売新聞社が、2日から4日まで実施した全国世論調査(電話方式)で、都道府県別に知事の支持率を聞いたところ、トップは片山善博氏(鳥取)の78・0%だった。「改革派」知事として、公共事業の大幅見直しや情報公開などを進めたことが評価されているようだ。以下、同じく改革派と称される増田寛也氏(岩手)や、古川康氏(佐賀)らが続いている。

 ディーゼル車規制など大胆な施策を打ち出している石原慎太郎氏(東京)は63・8%で10位。最も支持率が低かったのは田中康夫氏(長野)の35・6%で、調査方法は異なるものの、3年前の調査(52・5%)より大幅に減っている。

 支持率が50%に満たなかった知事は18人で、このうち40%を切っているのは4人。知事の平均支持率は54・5%、不支持率は19・0%だった。



■不支持1位は田中氏 「改革派」知事は高支持 朝日調査(朝日新聞,2004/07/04)
 朝日新聞社が参院選中盤情勢調査と同時に各都道府県ごとに知事の支持率を聞いたところ、トップから岩手の増田氏、鳥取・片山氏、佐賀・古川氏と続き、「改革派」といわれる官僚出身の知事が高い支持を受けていた。不支持率が最も高かったのは長野の田中知事で、支持率でもワースト2位だった。

 知事支持率の平均は53%、不支持率の平均は17%だった。各都道府県ごとに調査対象者数が異なるため単純な比較はできないが、増田氏と片山氏は無党派層と民主支持層でも1、2位を占めた。自民支持層の1位は沖縄・稲嶺氏、2位は東京・石原氏。

 個性的な言動で知られる田中氏は、支持率では精彩を欠くが、女性の支持率が男性の支持率を大きく上回るなど特徴的な面も見られる。

 当選4回以上の「多選組」では、7人中4人が不支持上位10に入るなど、有権者の視線は厳しくなっているようだ。



全国知事支持率と不支持率(数字は%。小数点以下は四捨五入。カッコ内の数字は上位10位まで)
都道府県知事支持率不支持率
北海道高橋はるみ5420(10)
青森県三村申吾5519
岩手県増田寛也78(1)
宮城県浅野史郎61(10)16
秋田県寺田典城5317
山形県高橋和雄5115
福島県佐藤栄佐久66(4)
茨城県橋本昌4517
栃木県福田昭夫4216
群馬県小寺弘之5216
埼玉県上田清司4716
千葉県堂本暁子5116
東京都石原慎太郎66(5)18
神奈川県松沢成文3816
新潟県平山征夫63(8)14
富山県中沖豊4725(4)
石川県谷本正憲5712
福井県西川一誠6112
山梨県山本栄彦3623(6)
長野県田中康夫3540(1)
岐阜県梶原拓4821(8)
静岡県石川嘉延5423(5)
愛知県神田真秋5517
三重県野呂昭彦5612
滋賀県国松善次4717
京都府山田啓二4219
大阪府太田房江4727(3)
兵庫県井戸敏三4516
奈良県柿本善也4520
和歌山県木村良樹4912
鳥取県片山善博76(2)
島根県澄田信義4621(9)
岡山県石井正弘62(9)10
広島県藤田雄山4419
山口県二井関成53
徳島県飯泉嘉門5316
香川県真鍋武紀5512
愛媛県加戸守行5614
高知県橋本大二郎5522(7)
福岡県麻生渡4717
佐賀県古川康68(3)
長崎県金子原二郎5017
熊本県潮谷義子65(7)
大分県広瀬勝貞65(6)
宮崎県安藤忠恕3231(2)
鹿児島県
沖縄県稲嶺恵一5720

��鹿児島は11日に知事選開票のため除外)


2004年3月9日火曜日

浅田農産会長の自殺

■京都府丹波町の浅田農産船井農場で鳥インフルエンザ感染が確認された浅田農産の浅田肇会長と妻の知佐子監査役が、兵庫県姫路市の本社で首つり自殺した。

■あの居直り社長に比べたら、気が弱そうだったからねぇ。謝罪とかしてたし…まぁ、予想の範囲というか、メディアに叩かれてる様子を見て、「自殺するんじゃないか」と思った人も多いはずだ。

■こうなると急に同情論が台頭してくるだろう。それがどうも嫌だ。今朝の『とくダネ!』(フジテレビ)で最初に知ったのだが、番組内で「責められてましたからねぇ」と同情している者がいた。その責めてたのは誰なんだ?

■いや、今回の場合、別にメディアを責めるつもりもないんだけど。確かに過熱取材という面もあったし、その意味で反省の材料にはなりうるだろう。しかし、どのような報道ならば適切だったというのか?それだけ世間の関心事であったし、真相を究明するのはメディアの仕事であるはずだ。少なくとも、会長が自殺した後で、手のひらを返したように同情するのはやめほしい。だったら「最初から言えよ!」である。そんな人にメディアを責める資格などない。

■浅田秀明社長とかマスメディアがどのような反応をするのか、注視したいところだ。あと、「モウケッコウ!」と言っていたあの大臣にも。


2004年3月6日土曜日

公明党のギャグセンス

■坂口力・厚労相が「牛やら鶏やら、モウ、ケッコウ」とジョークを言ったことに対して、厚生労働省や事務所に抗議電話やメールが殺到した。坂口大臣は「軽はずみだった」と反省しているとか。まったく…養鶏業を営む人が窮地に立っているのに、何とも能天気な大臣である(いちいち抗議するのもどうかと思うが)。公明党のバカ党首も「そうはいかんざき(神崎)!」などとマヌケなことを言っていたな。これも池田大作先生の御指導のおかげなのだろうか。
■それにしても、「モウケッコウ」とオヤジギャクを言ったときの、あの「うまいこといいまっしゃろ?」というしてやったり顔が、なんとも滑稽だった。ましてや、あの髪型にあの顔つきだ。いったいどうなってるんだ、あれは。
■また、「鳥インフルエンザのことばかり聞かされてうんざりしていた」と反省の弁を語っていたが、あのうすら笑いはどうなんだ。ウヒョウヒョ…と笑って、まるで妖怪みたいで、「ゲゲゲの鬼太郎」あたりに出てきそうだ。リモコンゲタでも喰らわせてみようか。


2004年3月5日金曜日

ニワトリ大量虐殺

■鳥インフルエンザで消毒をしている職員が、どうも「パナウェーブ研究所」に見えてしまう。白装束集団が変な薬物をまいている光景は何とも異様だ。そういえば、千乃裕子代表はまだ生きているのだろうか。もうすぐ自分は死ぬと言ってたがどうなったんだ(それなのにタマちゃんのことを気にする慈悲深さ)。タマちゃんともども存在を忘れ去られてしまったようだ。
■驚いたことに、「ニワトリがかわいそう」とテレビでコメントしている人がいた。もったいないという発想は理解できても、ニワトリが殺されてかわいそうというのは違和感がある。首根っこをつかまれて変な袋に入れられるのは、確かにかわいそうに見えるかもしれない。けど、結局、あそこで殺されなかったとしても、人間に食される運命なのだ。
■残虐にも我々は鶏を絞め殺して、食卓に並べているわけだ。自分の生活は残虐な行為とは無関係だと思っているのだろうか?「いただきます」の意味を考えたことはないのだろうか?
■長島茂雄が脳卒中で入院したらしい。あぁ、メディアが騒ぐのがうっとうしいなぁ。どうでもいいっすよ。死んだら死んだで、長島マンセー番組を流すんだろ、いやだなぁ。まぁ、少なくとも日本代表監督を辞退ということになるかもしれない。


2004年3月4日木曜日

浅田農産社長の眉毛/佐藤観樹・東門美津子の疑惑

■やっと名古屋に帰ってきたのだった。どういうわけか、かなりハードなスケジュールになっている。それなりに更新をがんばってみるつもりですが、期待はしないでくださいね。
■それにしても、浅田農産の浅田秀明社長だ。鳥インフルエンザを隠蔽しようとしたと考えなければ、浅田農産の行動は説明できないのに…もはや嘘をつき通すしか道はないのだろう。マスコミにぼろ糞に叩かれても、「腸炎だと思った」と居直る…ちょっと滑稽だが、この精神的強靭さは見習いたい。
■そもそも、社長の眉毛の角度がひどく不可解だ。分度器を当てたくなるあの眉毛はなにごとだ。極限まで困り果てるとあぁいう顔になるとも考えられるが、あれは生まれつきだという向きもある。あるいは、刑事告発も検討されているが、そうなった場合、ますます眉毛の傾斜は厳しくなるのだろうか。
■「名義借り」疑惑によって、佐藤観樹(民主党・衆議院議員)は辞職することになりそうだ。どうやら疑惑は間違いではなさそうだ。辞職をしてもらえれば、民主党としても一安心といったところだろうが。ちょっと気になったのは、離党届を出す際には「混乱を招いた責任を取りたい」と言っていたことだ。潔白ではあるものの、混乱を招いたから責任を取る、などと言うケースがよくある。だが、マスメディアが騒いだだけで責任を取るなんて、おかしいじゃないか。メディアは「第四権力」であったとしても、絶対的な権力というわけではない。「どうかこれで勘弁してください」と言って情状酌量を求めているとしか思えない。
■社民党の東門美津子衆院議員に学歴詐称疑惑が浮上した。「オハイオ大学大学院修士課程修了」と書いていたが、実際には修士論文を提出しておらず、修士号は取得していないらしい。古賀潤一郎と違って、さほど問題にはならないようだ。まぁ、学歴詐称自体どうだっていいと思うし、この程度なら何とでも言い訳が可能だ。福島瑞穂も「本人に全く悪気はなく、党として問題にすることはない」と語っている。ただ、修論を出さずに「修了」などと書くなんて、一般的にはありえないし、詐欺行為である。この場合、「単位取得退学」ってやつだろうか。
■これまたどうでもいいことだが…菅直人「今日の一言」2月29日より
 オウム判決などの触発されて、「知的基礎体力」の欠如が話題になっている。政治議論においてもワンフレーズと一瞬の映像を巧みに操るテレビ人間、小泉総理の登場で、まともな議論が成り立たなくなっている。日本のマスコミの「基礎体力」の欠如も甚だしい。かつてブレア首相が来日した時、同行のイギリス人記者が「あなたの手は血に汚れているのではないか」と質問し、ブレア首相は青ざめた。小泉総理を青ざめさせるような日本人記者の質問を聞いたことが無い。

■やれやれ…政権を取れない菅サンがまた愚痴を言っていますよ。「テレビ人間」とはよく言ったものである。なにせ小泉純一郎が台頭する前は、菅直人のパフォーマンスが非常に注目を集めており(田中真紀子に次ぐ二番手だった!)、彼のどぎついパフォーマンスは「カイワレ大臣」という称号をもらうほどであった。食べるのはカイワレだけではない。カメラ目線で、諫早湾のノリや吉野家の牛丼にもパクついた。しかし、悲しいかな、メディアが扱ってくれない。菅には自分こそが元祖という自負がある…だから、小泉総理に嫉妬しているのだろう。
■記者の「知的基礎体力」を疑う前に、まずは自分がそれを持っているかを問うべきだろう。批判の急先鋒は、野党第1党である民主党の党首であるべきだが、小泉総理を青ざめさせるような「菅直人」の質問を聞いたことが無い。自分の「知的基礎体力」では総理を青ざめさせる質問ができない、そのことを自覚しているのかもしれない。だから、メディアの首相批判で世論を誘導し、自分のところに総理の座が転がり込んでくることを期待するしか術がないのだろう。こんな愚痴を言っている暇があるなら、自身の「知的基礎体力」を鍛えることをお勧めする。