2006年9月17日日曜日

竹中平蔵:政治家→御用学者

■麻原が死刑確定…それについて書こうと思ったが、どうも気が進まない。10年もの月日を経たことから、世間では「早く吊せ!」の大合唱であるが、「拙速にすべきではない」という小さな声も聞こえてくる。私としては、後者の立場には共感する部分は多いが、これ以上続けて得るものがあるのかという気持ちも消えない。まぁ、裁判の迅速化ってのは、ケースバイケースで、臨機応変にできないものかね。

■というわけで、消化不良なんだ。ま、そもそも私は死刑反対の立場なんで、「早く吊せ」には組することなく、後者の意見に組み込まれるんでしょうけど。もちろん、その場合でも、裁判によるコストってのは当然残るけど。

■話変わって、「小さな政府」というカルト宗教の国教化に貢献した竹中平蔵の政界引退について。

■毎日新聞:社説「竹中氏議員辞職 この転身はほめられない」
 竹中平蔵総務相が15日、小泉内閣の退陣と同時に参院議員を辞職する考えを表明した。議員任期を4年弱余しての政界引退である。今後は大学のシンクタンク代表に就任し、新内閣にも協力していくという。閣僚を続けられないのなら大学に戻った方が影響力があると考えたのだろうか。だが、これでは、議員バッジは実に軽いものだったと言わざるを得ない。
 政界引退ってのは、もう立候補した時からわかっていたことでね。抜け目がないといいましょうか、すでに慶応大学にできるシンクタンクの代表に就職が決定しているらしい。主張同様、変わり身の速さは流石ですね。

■竹中平蔵を重用すると、「小泉亜流政権」という印象を与えるんで、安倍晋三内閣のもとでは重要ポストは得られそうにない。
 政治家であれば、閣僚を辞めた後でも党の政調会などの場で政策実現に携わっていくのが通常の姿だ。ところが、小泉純一郎首相に厚遇され続けた竹中氏に対する自民党内の目は今も厳しい。要するに一介の議員として党に残るのは、竹中氏にとっては耐えられなかったのではなかろうか。
 えぇ、そりゃぁもう…小泉政権のおかげで、竹中平蔵の講演料やら出演料やら原稿料は破格なものになりましたからね。平の政治家なんてやってられっかよ。御用学者に戻って、安倍政権を支えるそうです(ま、結局、そこにギャラが発生するわけですが)。

 元々、議員になったのは便宜的なものだったのだ。04年7月の参院選。竹中氏に自民党比例代表での出馬を要請した小泉首相は「民間人を大臣にするのはけしからんという声も国会議員になれば起きないんじゃないかと思ってね」とあからさまに語ったものだ。

 しかし、参院選で竹中氏が獲得したのは自民党ではトップの72万票。竹中氏が15日、「投票してくれた人には申し訳ない」と語ったように、有権者は竹中氏に6年間の任期を託したのである。
 参院選の集票マシーンとして活躍したのは2年前…比例代表なんで、自民党は議席を失わず、まさに「円満退社」。出馬の時にかわした密約どおりだ。

■で、繰り上げ当選したのがプロレスラーの神取忍…出来過ぎっていうか、笑っちゃうぐらいすばらしい喜劇だ。しかも、この喜劇、参院選まで続くらしい…

■日本ハム新庄参院選!自民&民主オファー(日刊スポーツ)
 新庄が現役引退後に政界へ進出する可能性が出てきた。シーズン中にもかかわらず、オファーを出しているのは自民党と民主党の2大政党。新庄のマネジメント事務所などを通じ、来夏の参院選出馬を持ち掛けていることが分かった。同事務所関係者はこの日「そういう話があったのは事実」とすでに打診があったことを認めた上で、「(両党関係者に)まだ会ったこともないですし、どういうレベルのものかは分かりません」と戸惑いを隠せなかった。

 新庄ならではのサプライズ・オファーだ。来夏の参院選は新総裁のもとで初の本格的な国政選挙に臨む自民と、政権交代につなげたい小沢民主の激しい戦いが予想される。そこでプロ野球ファンだけではなく一般的に人気、知名度、好感度も抜群の新庄が出馬すればアピール度は満点。清原にこそ敗れたが、今夏のオールスターファン投票で全体2位の78万8841票を集めた新庄がリストアップされた形だ。新庄なら比例代表の目玉候補になる可能性は十分にあり、党へ与えるメリットも大きいだけに、正式引退前の早期打診となったようだ。

 プロ野球を含めたスポーツ選手が引退して即、政治家となればヤング転身になる。新庄は来年1月で35歳。球界からは評論家活動などを経て政治家になった元参議院議員の江本孟紀氏らがいるが、若手の部類に入る。

 すでに新庄本人にも事実は知らされてはいるが「今は野球に専念している時期なので…」(同事務所関係者)と、両党への正式な返答は保留している。だが仮に新庄が立候補を決意すれば大量得票が見込まれ、当選確率は高い。両党としても、「新庄議員」を獲得できれば話題性、イメージアップ効果は計り知れないだけに、今後も激しい争奪戦が繰り広げられるとみられる。
 んなアホな…「イメージダウン」の間違いじゃないのか。まぁ、新庄が国会議員になれば、メディアがパフォーマンスに集中し、「愚民化政策」によって長期的に安定政権ができるってわけね。その隙に、悪法をガンガン通せるってわけだ。

 永田町関係者によると、新庄のほかにも、出馬が取りざたされている女優藤原紀香(35)が早い段階で自民、民主両党にリストアップされるなど、今後も「目玉候補」をめぐる両党の激しい獲得合戦は続きそう。14日、取材に応じた民主党の小沢一郎代表も、参院選の著名人擁立について「政治に関心を持ってくれている人なら。いろいろな分野の人が出てくれる方がすそ野が広がる」と述べ、各界からの「参戦」を歓迎した。
 このブログが「生活ノート」という名前だった頃、藤原さんがアフガニスタンに行った特番について書いたことがあったと思い、調べてみたら2002年のことだった。これで「社会派」を気取りだしたら嫌だなぁ…などと思ったもんだが、ついにこんな事態になりましたか。ま、賢明な判断をしてくださいよ。

■にしても、いったいいつまでこんなことが続くんだろうね。この「二大政党」、いったいどれだけ国民をバカにしたら気がすむんだ? 毎日新聞の言葉を借りるならば、「議員バッジは実に軽いもの」であり、軽くしているのは議員自身だ。


2006年9月15日金曜日

植草一秀:痴漢

手鏡なく直接?植草教授、女子高生のスカート内に手(夕刊フジ)
 電車内で女子高生(17)に痴漢をしたとして、警視庁蒲田署は14日までに、東京都迷惑防止条例違反の現行犯で、元早稲田大学大学院教授で名古屋商科大大学院客員教授、植草一秀容疑者(45)=港区白金台=を逮捕した。

 植草容疑者は犯行時かなり酒に酔った状態で、「覚えていない」などと否認しているという。

 調べによると、植草容疑者は13日午後10時10分ごろ、京浜急行品川−京急蒲田間の下り快速電車内で、神奈川県内に住む私立高校2年の女子生徒の右斜め後ろに立ち、尻を触るなどした。女子生徒が「やめてください」と声を上げ、周囲の乗客2人とともに取り押さえ、京急蒲田駅で同署員に引き渡したという。
 思わず吹いた。手鏡没収されたから、触るしかなかったってか。

■ミラーマン植草はやはりネタの宝庫だ。こうなってしまうと、やはりミラーマンは「女子高生マニア」という認識が正しいように思えてくる。

■小泉内閣を批判していたことから、「手鏡のぞき」はでっち上げの国策捜査だ、なんていう陰謀説を持ち出して、真剣に擁護してる人たちがいたけど、これでもまだその主張を続けるつもりでしょうか。女子生徒・さらには乗客2人ってのも政府の工作員であるぞ、と。

 植草容疑者は平成16年4月、JR品川駅のエスカレーターで手鏡を使用して女子高生のパンチラをのぞこうとして逮捕・起訴された。公判では容疑を全面的に否認。このため検察側に、自宅から女子高生のパンチラ関係DVD、ビデオやポラロイド写真が大量に見つかったことを暴露された。

 昨年3月、東京地裁は50万円の罰金と手鏡1枚没収の有罪判決を言い渡したが、植草容疑者は「無実の証明を果たすことについての希望を持ちえなくなった」「真実は必ず勝利する」などと声明を発表。控訴を断念し、有罪が確定した。
 有罪が確定しても、「勝った勝った」と言う植草。そして、そんな奴を教授にしてしまう名古屋商科大学。



2006年9月8日金曜日

姉歯秀次:「ノーかつら」

■姉歯被告判公初 容疑認め謝罪(スポーツ報知)
 耐震強度偽装事件で、構造計算書を偽造し、建築基準法違反の罪などに問われた元1級建築士・姉歯秀次被告(49)の初公判が6日、東京地裁で行われた。姉歯被告はスキンヘッドに頼りない産毛が生えた程度の「ノーかつら」で登場。大筋で罪を認めたものの、検察側からは、欲望に任せてぜいたくをするために偽装を続け、人命をも省みなくなった、あきれた経緯が読み上げられた。

 「姉歯秀次です」「現在無職です」。裁判長の問いかけに、姉歯被告は淡々と答えた。注目の頭髪は額がはげ上がり、後頭部を中心に生まれたての小鳥のような毛がうっすら。少しやせた様子で白いチェックのシャツに黒いズボン姿だった。

 担当弁護士は「話すことはない」と記者から逃げ回ったが「姉歯さんのきょうの髪形は?」の質問には、なぜか逆ギレ気味に「かつら取っただけだよ、かつら!」と断言。日本中の「もしや…」の憶測を、弁護士が認めた。
 「注目の頭髪は額がはげ上がり、後頭部を中心に生まれたての小鳥のような毛がうっすら」って…どうなんだ。まず、「注目の頭髪は」って、何もそんなとこに注目しなくてもいいじゃないですか。しかも「中心に生まれたての小鳥のような毛」って、いったいどんな描写だよ。

■「姉歯さんのきょうの髪形は?」と質問する記者に「かつら取っただけだよ、かつら!」と断言…て、何もそんな威張って言うことないじゃないですか。

■記事中に「逆ギレ気味」とあるけど、これって「逆ギレ」の乱用じゃないのか。「逆に(逆の意味で)」という表現も安易に使われる。いったい何の「逆」なのかさっぱりわからんのだ。

■「逆ギレ」という以上、記者の側が姉歯にキレる原因がなければいけない。本件の偽装容疑は認めて謝罪したけど、頭髪の偽装容疑は認めても、謝罪するばかりかキレた。それが記者には許せないらしく、「逆ギレ」と書いたに違いない。かつらによって世間をあざむくとは不届きな奴だ…と。かつら受難時代だ。

 「マンションの住民、ホテル関係者に迷惑をかけた。申し訳ありません」。姉歯被告は謝罪し、頭を下げた。しかし明らかになった偽装の動機は単に「金のため」だ。検察が読み上げた供述調書によると、構造計算書を改ざんして多くの仕事を速やかにこなした結果、姉歯被告の近年の年収は、2100万円を超えた。

 病気を抱え、4月に自殺した妻のためのお金だけではない。ベンツに850万円、BMWの650万円、ロレックスやアルマーニのスーツ、先物取引に400万円。愛人とのデートに月15万円。「かなりぜいたくができた」「改ざんに慣れると(偽装物件購入者の)人命のことは頭に浮かばなくなった」と言い放った。
 一時、姉歯同情論なんてのも聞かれたけどね、こうなっちゃうとあれですね。

■姉歯の「かつら」はそんなに注目されていたのかと思い、Googleニュースで検索してみた。やはり注目しているのは「スポーツ報知」だ。

■姉歯被告132日ぶりの髪型は?…6日に初公判(スポーツ報知20060903)
 耐震強度偽装事件で、構造計算書を偽造した元1級建築士・姉歯秀次被告(49)=建築基準法違反などの罪で起訴=の初公判が6日、東京地裁で行われる。4月27日の送検時に衝撃のスキンヘッドをさらして以来、132日ぶりの公の場。事件の主役は一体どんな姿で現れるのか? 注目のヘアスタイルを勝手に予想してみた。

 送検時に突如、それまでの「不自然な髪形」からスキンヘッドに変身し、話題をさらった姉歯被告。東京地裁の広報によると、かつらを含め刑事事件の被告人の服装について「特に定めていることはない」とのこと。裁判所の規則上では、かつら着用に障害はないようだ。

 姉歯被告は6日、現在生活している拘置所から、裁判所に出廷すると思われる。拘置所を管轄する法務省矯正局では「前提として、姉歯被告がかつらを使用していたとは断定できない」とした上で、出廷時のかつら装着は「事情があれば認められます」と語った。

 拘置所内では、中に凶器などを隠す可能性から、かつらの着用は認められていない。しかし出廷時の服装については「常識の範囲内ならばよく、明確な禁止事項などの規則はない」と同局職員は説明する。服装については逃走を助けるような機能的な靴、首を絞められるようなネクタイが御法度とされているほかは「本人の意向が反映されると考えていい」と言う。

 そのため差し入れられたジャージーなどの普段着のほか、希望すればスーツもOK。特にかつらについては「単におしゃれ目的なら認められないが、以前の社会生活も視野に入れ、本人の羞恥(しゅうち)心に配慮する必要はある」。つまり法廷でかつらをつけるかどうかは、姉歯被告の「心の問題」ということになる。

 日大法科大学院教授の板倉宏氏は「つける場合は、裁判所の建物に入る前くらいでつけることが可能でしょう。ただ、もうすでに一度(スキンヘッドを)見せていますからねぇ…」と、かつらなしでの出廷を予想。装着して真の姿を隠すことで、裁判官への心証が悪くなることは「特にないはずです」と言う。
 姉歯のかつらについて大学教授にコメントさせる報知…並々ならぬ関心だ。何事であれ、こんなに情熱的な関心をよせられるなんて見習うべきものだ。それがたとえ「姉歯のかつら」であったとしてもだ。


山本一太:「抹殺するぞ」恫喝される

■山本一太議員ブログで暴露「抹殺するぞ!」脅迫される(夕刊フジ)
 熱狂的な安倍応援団として知られる山本一太参院議員(48)が自身のブログで、某国会議員から「抹殺するぞ!」と脅されたというエピソードを暴露した。

 6日夕方から行われた民放テレビ番組の収録に参加した際の出来事をこう書いている。

 「ゲストの1人としてやってきた某大物政治家が近づいてきて(怒りの表情を露にしながら)こう言った。『おい、お前、オレの復党の件について反対だとか何だとか言ってるらしいじゃないか…あんまり調子に乗るなよ。お前、抹殺するぞ!!』」

 山本氏は郵政造反組の復党について、「昨年の総選挙で自民党に投票した多くの国民(無党派層)の支持を失う」として反対しているが、「個人的な名前をあげて発言したことはない」としている。

 一体、この大物議員とは誰なのか? 山本氏を直撃したが、「聞かないでください」と口を閉ざしている。
 何に驚いたって…山本一太って48歳なのか。もっと若いのかと思ってた。。。私だけ?

■「聞かないでください」と言いつつも、「某テレビ番組(最終回スペシャル版)の収録」に出演していた造反大物政治家ってことで、容易に想像ができそうなものだが。

■「お前、抹殺するぞ!!」(山本一太の「気分はいつも直滑降」)
 午後11時50分。東京の部屋でキーボードを動かしている。夕方から某テレビ番組(最終回スペシャル版)の収録に参加。ゲストの1人としてやってきた某大物政治家が近づいてきて(怒りの表情を露にしながら)こう言った。「おい、お前、オレの復党の件について反対だとか何だとか言ってるらしいじゃないか...あんまり調子に乗るなよ。お前、『抹殺するぞ!!』」
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 「お前、抹殺するぞ!!」と言われて、「いえ、そんなことは(特定の誰かを復党させるななどということは)言ってませんよ!」と即座に(かつ冷静に)答えた。数秒後、少し離れた場所から(続けて)「あんまり跳ね上がるんじゃないぞ!」というセリフが飛んで来た。「跳ね上がってなんかいませんよ!!」と(少し強い調子で)反論した。横にいた同僚議員が、右手を押さえて「これ以上はやめろ!」というサインを送ってきた。続けて口から溢れそうになった「激しい言葉」をぐっと飲み込んだ。
 
 「お前、抹殺してやるぞ!!」これはまさしく「恫喝」だ。これ以上、何かを言ったら「政治生命を終わらせてやる」という意味だろうか。(それとも???)「偉い人々」から罵倒されたり、激しく叱責されたりしたことは何度もある。が、ここまで言われたことはない。どんな状況であろうと、政治家が政治家に対して使うべき言葉ではない。これが「お前はけしからん!」とか、「2度とそんな発言をするな!」という表現だったら、(ぺこりと頭を下げて)「ご迷惑をかけてすみません。が、私の意見ですから!」と応じたかもしれないが...。とにかく、このセリフには本当に「がっかり」した。サムライの精神を持った「品格のある政治家」だと思っていた。ある意味で、尊敬の念を抱いていた先輩議員だったからだ。
 
 「お前、抹殺してやるぞ!!」この言葉を心に刻んでおくことにしよう。永田町に真剣にこう思っている実力者がいる。ある日、議員バッジを失う(=政治生命を断たれる)かもしれないという「覚悟」を忘れないために。山本一太も、いよいよ「風前の灯火」だ。(笑・笑)
 その場で言えばよかったのに。何もブログでその時の仕返しとばかりに言わなくてもいいのにね。ねちっこくて、なんか陰湿ですね。「夕方から某テレビ番組(最終回スペシャル版)の収録に参加。ゲストの1人としてやってきた某大物政治家が」…なんてわざとらしく書いてさ。某テレビ番組の最終回に山本一太と共演している造反組大物議員である。こんな大きなヒントを与えるぐらいなら、最初から書いてよ。

■ま、これで恫喝にも屈しないイチタをPRできましたかね。「安倍総理」ばりに「闘う政治家」であるぞ、と。ヨイショし続けた功が認められて、安倍内閣に入閣できるといいね(棒読み)。


愛子様:立場ナッシング

列島祝福 経済効果は3兆円?
 皇室に41年ぶりの男子が誕生され、沸き上がる日本列島。各地の百貨店は祝賀の垂れ幕を掛け、インターネット上の商店街ではベビー用品の特別売り出しが行われるなど、ご出産フィーバーは高まる一方。経済効果は最大3兆円との指摘もある。

 この日朝、ご出産の一報が伝わると、高島屋や三越などがお祝いの垂れ幕を出す一方、東京証券取引所の電子掲示板には「親王殿下ご誕生おめでとうございます」との文字が5分間にわたり流れた。

 ネット上で仮想商店街を展開する楽天は、子供や乳幼児向けの衣料品店を中心に、すべての商品の送料を無料にしたほか、一部の商品も通常より割り引くなど「祝!お誕生おめでとうセール」を開始。同商店街の一部店舗では、妊婦帯など特定商品の購入者に対しては、妊婦向けに開発されたせっけんのプレゼントも。特にイベントを予定していなかったセブン&アイ・ホールディングスも急きょ、イトーヨーカドーとセブン−イレブンの店頭に「ご誕生おめでとうございます」とのポスターを7日から張り出すことを決めた。
 「日本列島は祝賀ムード一色」なんだそうですよ。私の周囲では世間話にはなるぐらいのもんで、そうでもないんですけど。で、便乗商法を企む「不敬」な連中はいるものです。

■さて…いやぁ、実にめでたいことですね。けど、あれは御免だね。ほら、右翼の方々によれば、こういうとき思わず「マンセー!」と叫びつつ両手をあげてしまうものらしいんだ。両手をあげて無邪気にはしゃいでいる大人がバカにしか見えないと私は常々言ってきた。たとえば、衆議院が解散された時に見るあれだ。

■と同時に、控えめに「おめでとうございます」と言っている共産党をニヤニヤと見つめているのだった。社民党の福島瑞穂は次のようなコメントを発表したらしい
「子供が生まれることはすごく幸せなことなので、健やかに元気に子供が育つことを心から期待します。天皇制についての議論はともかく、女性差別撤廃条約の趣旨から男女ともに皇位継承があってもいいと思います。将来的には皇室典範の改正も含めて議論がされるべきだと考えています」
 一般論として、めでたいことだと言っているわけです。「天皇制についての議論はともかく」とか、政党ならば言いたいことははっきり言えと思うし、「女性差別撤廃条約」を皇室に当てはめるのはどうか。だって、皇室に近代的な人権が与えられていないのは当然なのでは? ま、与えられると、それはそれで皇室の権威がなくなっちゃうし。

■私はと言うと、女性差別なんてのはどうでもよくて、「万世一系」なるイデオロギー自体を疑っているのだった。いやぁ万世一系などという物語を信じてる人は、ほんとおめでたいですよね…などと書くわけにもいかないので自主規制だ。この種の皇室の権威にケチをつける話は不敬罪に問われるので、自主規制するものと相場は決まっているのだ(決して書くのが面倒になったからではないのだった)。

■ともあれ、この問題は先送りだ。政治家として、右翼連中の反発をくらう覚悟で、男系の「伝統」を壊そうという政治家はいないだろう…少なくとも、自民党には。数十年後に出てくるかもしれないが、そのころは「日本沈没」してるかもしれないしね。

■というわけで、露骨に「男児出産でよかった」などと言う「不敬」な政治家もおり、愛子お嬢様のお立場ナッシング。


2006年9月6日水曜日

ホリエモン裁判ショー

■堀江被告公判は「見せ物」=米紙(時事通信)
 5日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、ライブドア事件で証券取引法違反の罪に問われた前社長堀江貴文被告の初公判を「見せ物」とやゆした。
 同紙は、堀江被告は既に世論に糾弾されており、公判は「有名人の見せ物めいている」と指摘。Tシャツ姿で既存の権威にとらわれない姿勢を示していた同被告がネクタイを着用した点に触れ、無罪主張と同じくらい「重要な決定だったのだろう」と論じた。
 大して興味もないんだけど。そりゃ、もともと「“見せしめ”で逮捕された」なんてことが言われるぐらいなんで、そりゃ「見せ物」ですよ。

■彼の無罪主張などどうでもよくて、「Tシャツ姿で既存の権威にとらわれない姿勢を示していた同被告がネクタイを着用した」ことこそ、とてつもなく重要だ。それがホリエモンというものなのだ。

■ホリエモンが食する「ウニイクラ丼」「焼肉弁当」に注目するマスコミ…今さらパフォーマンスへの注目をやめてくれったって、そうは問屋が卸さない。そんなのを世間が許してくれるわけがない。なぜなら、彼がホリエモンだからだ。


偏狭なナショナリズム

■安倍氏「国旗を燃やすのは偏狭なナショナリズム」 (朝鮮日報)
 日本の次期首相に選出されることが確実視されている安倍晋三官房長官が4日、「健全なナショナリズムと偏狭なナショナリズムは何が違うのか。偏狭なナショナリズムとは、国旗を振って国歌を歌うようなことではなく、他国の国旗を燃やしたり破り捨てるようなことだ。日本はそういう国になってはいけない」と発言した。

 この発言について朝日新聞は「反日デモの際に群衆が日章旗(日の丸)を燃やす中国や韓国を厳しく批判したものだ」とコメントした。一方、産経新聞は「(中韓両国を)間接的に批判したものだ」とコメントした。
 えぇ、その通りだと思いますよ。で、この発言によって、さらに日本国内・および中韓の「偏狭なナショナリズム」を煽って、自身の支持基盤を固めるわけだから流石ですよ。

■しかしまぁ、「健全なナショナリズム」と「偏狭なナショナリズム」の区別って、皆さんお好きですが、そんなに重要なのだろうか。ナショナリズムの前に「健全」が付こうが「偏狭」が付こうが、大した差はない。「健全なナショナリズム」なんてもんは、容易に「偏狭なナショナリズム」へと転用可能なわけ(つまり、中韓に国旗を燃やさせればOK)。で、これが強まることで最も恩恵を受けるのは政治家だ。

■耳障りの良い「健全なナショナリズム」を培おうなんていうことを言い出す人たちが出てくるわけだが、これは「パンドラの箱」というやつで、とても手に負えるものじゃない。それを政治家が言い出したらご用心。

■総裁選…安倍さんと亀田家ばりの「噛ませ犬」との戦いで盛り上がってるはずもないですね。勝負わかってるから。でも、小泉さんと違って、安倍さんはすぐに化けの皮が剥がれるんじゃないかな。

■少し関連するのかな。朝鮮日報に並んでいた記事…なんか『グエムル』という映画に盗作騒動が持ち上がっているそうな…

【グエムル】韓国のネチズン「日本の劣等感が爆発」 (朝鮮日報)
 50億ウォン(約6億円)を投じて制作された『グエムル』が、日本のアニメ『WX機動警察パトレイバー』シリーズの「廃棄物13号」(写真上)とソックリだという疑惑が、日本のネット上で話題を呼んでいるのだ。

 ネット上では、『グエムル』と「廃棄物13号」のワンシーンが掲示板に掲載され、「2つの作品があまりにも酷似している」との主張が繰り広げられている。(1)米軍が秘密裏に作った生物兵器が逃げ出す。(2)反米の描写がある。(3)下水溝を舞台にしたパニック作品。(4)騒動の末、火炎放射器で焼かれて死ぬ、

などの点を挙げ、内容もソックリだと指摘している。

 こうした主張をめぐり、ネット上では韓日両国のネチズンが全面的に争う様相を呈しており、韓日ネチズン間のプライドをかけた戦いにまで発展している。日本側の指摘に対し、韓国のネチズンたちは「日本の劣等感が爆発した」と対抗している。
 「日本の劣等感が爆発した」って…誤訳かと思わせるほど見当違い。劣等感じゃなくて、優越感でしょ。「日本の文化=優れている、韓国の文化=劣っている」…だから、韓国は日本のものをすぐにパクるんだ…っていう論理。つまり、韓国は完全に見下されているわけ。

【グエムル】盗作疑惑は「反韓流・嫌韓流に起因」 (朝鮮日報)
 また、「『グエムル』の日本での公開直後にこのような疑惑が持ち上がったことから、日本に存在するアンチ韓流、すなわち韓国に対して反感を抱いている人々や韓流を嫌がる感情が、影響を及ぼしているものとして見ている」とし、「特に日本には、アニメーションや怪物などの場合、熱狂的なマニア集団が存在するため、自分たちが最高といったプライドがある」と説明した。
 そりゃそうだ。なにせ教典(山野車輪『マンガ嫌韓流』,晋遊舎)の第4話のタイトルは「日本文化を盗む韓国」であり、「日本文化の窃盗と著作権無視 パクリの実態」という見出しがある(この本のネタ元もネットからのパクリだけどね)。

■嫌韓流においては、「韓国=何でもパクる国」だから、「またパクりおった」とネタにしているに過ぎない(というか、騒いでいる人の大半は「グエムル」などという映画を見ていないでしょ?)。で、こういう流れを理解しないで、「日本人が盗作だと言いがかりをつけてきた」となると、それこそ、偏狭なナショナリズムの負の連鎖が始まる。

■「日本人の一部が騒いでいる」と正しく理解して欲しいなぁ…決して私はそこに加わりたくないのだ。だって、バカだと思われるもん。


2006年9月1日金曜日

姜尚中vs石原慎太郎

■姜尚中氏の福岡応援に石原知事反発 「怪しげな外国人」
 五輪の国内立候補都市を巡り、石原慎太郎・東京都知事が、福岡市の応援演説をした姜尚中・東大教授に激しく反発、「怪しげな外国人」などとかみついた。

 姜教授は演説で「金持ちの、金持ちによる、金持ちのためのオリンピックで、世界に勝てますか」と東京を批判。すると、続く東京側のプレゼンテーションで石原知事が「さっき、どこか外国の学者さんが東京は理念がないとおっしゃっていた。何のゆえんだかわかりませんが」と発言。その後の祝賀パーティーのあいさつでも「怪しげな外国人が出てきてね。生意気だ、あいつは」などと述べた。

 姜教授は在日韓国人2世で、熊本で生まれ育った
 応援演説に姜尚中が出てきたのには笑った。こういうのには懐疑的な人だと思っていたのだが。なんか、「敵の敵は味方」の論理で、石原と対峙する福岡についたんじゃないかと思えるぐらい。

■まったくよくわからないけど、福岡は「アジアの玄関口」ってなアピールで、姜尚中を連れてきたのかな。主義主張もそれに沿っているし、在日だし。

■で、そんな在日の姜尚中を、石原慎太郎は「怪しげな外国人」「外国の学者さん」呼ばわり。まともな感覚の持ち主なら、日本で生まれ育った人間を、排他的に「ガイジン」扱いなんてしないんだけどね…少なくとも公の場では。

■しかし、それをやるのが慎太郎だ。一時期、「石原総理待望論」なんてのがあったが、小泉純一郎、安倍晋三の登場で、立ち消えになっていたからね。ここんとこ影もうすかったし、ここらで本領発揮ってとこですか。

■そういえば、靖国参拝の報道もあまり見なかったなぁ…その代わりに、早稲田実業の「祐ちゃん」の腕を触って大はしゃぎだったのはよく見かけた。さんざん野球に文句を言っといて、あれだもんな。ほんとに高校野球を応援してたのか、「ハンカチ王子」に便乗しているのか、わかったもんじゃないね。

■にしても、「怪しげな元作家(非常勤知事)が出てきてね。生意気だ、あいつは」。