2004年8月13日金曜日

中国青年報

■中国青年報「スポーツの本質を見よ」
 熱い思いを蓄えた夢は残念ながら消えた。われわれは残酷な現実を受け入れざるを得ない。これがスポーツだ。
 審判のミスがいつまでも心に残り、中田浩二のハンドに対する怒りが収まらず、さらには恨みや憤りを審判のホイッスルに向けるかもしれないが、試合の結果はすぐ歴史に刻まれた。これがスポーツだ。
 常に勝敗がある、これがスポーツだ。勝った方がいつも花と金メダルを受け取り、負けた方は気落ちするのを避けられない。不幸なことに、今回われわれは負けた。あと少しのところで負け、熱い思いの後に負けた。勝敗があるからこそ、スポーツ競技がこのように刺激的で、魅力にあふれているのも事実だ。スポーツを受け入れ、その刺激を好むなら、勝敗を受け入れなければならない。
 技術と実力が最終的に勝敗を決定する、これがスポーツだ。試合終了後すぐ、中国チームが敗れた原因について、インターネットで意識調査が行われた。審判のミスかハーン監督の采配ミス、あるいは中国チームの全体的な実力不足か。公平に言えば、審判の要因もあるものの、敗色の下で直面せざるを得なかった現実は、技術が及ばなかったことだ。最終的に試合の勝敗を決定したのは、しっかりした技術だった。
 常に勝敗があり、常に論争があり、常に実力が勝敗を決定する、これがスポーツだ。スポーツを愛するからには、このスポーツの本質を回避することはできない。たとえそれが熱い思いを傷つけてもだ。オリンピックが間もなく始まる。このようなスポーツ思考を持ってオリンピックを観戦するよう期待する。
 なかなか冷静な論評。これも北京五輪に向けての「教育」なのだろうか。
■中国に有利な審判の判断もあったわけで、そういったのも含めて「これがスポーツだ」ということだ。


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