2003年3月24日月曜日

江畑謙介・ハゲへの抵抗

■アカデミー賞・長編アニメ部門、「千と千尋の神隠し」が受賞した。アメリカでの評価も高かったんだね…という感想だけ。宮崎駿や世間のリアクションも想像通り。

■アカデミー賞のドキュメンタリー部門賞は銃社会を激しく批判した映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」に決まった。マイケル・ムーア監督は「我々はノンフィクションが大好きだ。なのに今は、イカサマ選挙で決まったイカサマの大統領をいただいて、作りものの世界に生きている」「イカサマの理由によって戦争が始まった。イカサマの情報が流れている」と続け、最後に「我々はこの戦争に反対だ。ブッシュよ、恥を知れ。お前の持ち時間は終わった」と、投票総数の過半数が取れずに政権に就いたブッシュと、その政策を強烈に批判。会場はブーイングと拍手が交錯した…らしい。

■マイケル・ムーアは日本でも「アホでマヌケなアメリカ白人」の著者として知られている。授賞式で、ムーアがブッシュ批判を行う…という予想は前々からあったが、期待通りやってくれた。いやぁ、マイケル・ムーア、かっこいいなぁ。かっこよすぎるよ。

■アメリカ人の捕虜の映像が流されている。厭戦ムードが広がるのを恐れたブッシュ大統領は、捕虜の人道的な取り扱いを定めた「ジュネーブ条約違反だ」と非難している。まぁ、アメリカとしては国連憲章はどうでもいいけど、ジュネーブ条約は頼りにするわけね。

■捕虜となった人の家族ってのはつらいだろうなぁ…ましてや、イラクのような国家に捕らえられているなんて、何をされるかわかったんもんじゃない。生きて帰ってこれるのかなぁ…

■ちくしょう、江畑謙介さんの頭が気になってしかたがない。あの「ハゲ」に対するすさまじい抵抗はなにごとだ。フセイン大統領もああいう「ハゲしい抵抗」を「イラク軍」に求めているのだろう。江畑さんのハゲを髪の毛で隠す技術は相当なものだが、カバーしきれぬ面積なのだ(昨日も書いたなぁ)。あれは本人は気づいているのか。無駄な抵抗を止めて、もっと潔くハゲてはどうか。戦わなきゃ、現実と。ましてや彼は「軍事」評論家である。あれ?「評論家」だからこそ戦う必要はないのか?

■あの「髪隠し」がアカデミー賞を取っても何らおかしくはないと思うのですよ。タイトルはとりあえず、「戦と謙介の髪隠し」だ。


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