2003年3月13日木曜日

職業デブ製造責任

■あるPCマニアの知人に触発されて、自作パソコンを作りたい気持ちになってきた。自作PCって言うとたいへん難しそうに思えるけど、実際には素人にも簡単に作れるらしい…しかも安く。まぁ、安いと言っても、金欠の僕には高いわけだし、時間の余裕がないのが問題だ。
■睡眠時無呼吸症候群(SAS)が山陽新幹線の居眠り運転士で注目を集めたが、相撲部屋の協力を得て日本人力士23人の夜間睡眠中の血中酸素飽和度を測定したところ、11人の数値に異常が見られて睡眠時呼吸障害(SDB。SASもこれの一つ)と診断され、うち6人は治療が必要な重症だという。
■デブを調べりゃこうなるのも当然だろう、とも思えるバカバカしい研究である。あんなのが健康にいいわけないのは一目瞭然、素人にだってわかる。しかし、力士の健康問題に関して、大相撲協会はどう保障するつもりなのか。相撲だけで生活していけるのは一握りだろう。結局、生活していけない人にとっては、相撲部屋に無駄に太らされているのだ。相撲ファンとしても、もっとこの問題を深刻に受け止める必要がある。自分たちの娯楽(観戦)のために、愛すべき多くの「職業デブ」が健康被害にさらされてるのだ。
■ただ、これに関しては、大相撲協会の方にも異論があるかもしれない。たとえば、小学校のクラスにデブな奴がいたとしよう。その場合、彼の将来の夢・なりたい職業は「お相撲さん」と周囲によって決め付けられているのだ(野球のポジションなら、彼は「キャッチャー」と決められるだろう、それと同じノリである)。つまり、周囲の者が彼の「職業の選択の自由」を無意識のうちに奪い、「大相撲」の道が彼の目前に作られているのだ。この場合、力士の健康について、「周囲」も責任を負う必要が出てくる。あるいは、力士を志す人間というのは元来、デブである可能性だってある。このへんの見極めが今後の重要な課題だ。
■このような認識の下、僕は「大相撲・力士の健康を心配する会」を発足したい。大相撲協会、周囲の人々、大相撲ファンに「職業デブ製造責任税」を課し、力士の救済基金の創設を訴えます。


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