2005年7月26日火曜日

アイフル:債務者、一斉提訴

■アイフル債務者が一斉提訴(共同通信)
 消費者金融大手「アイフル」(京都市)に法定金利を上回る利息を支払わされ、債務整理に必要な取引履歴の開示も拒否されたとして、債務者が25日、同社に過払い金返還と慰謝料支払いを求める訴訟を、大阪地裁など各地の地裁、簡裁に起こした。同日中の提訴は28府県、原告数で約450人、請求金額計約3億4000万円に上る見込み。

 取引履歴をめぐっては、最高裁が19日「貸金業者には開示義務があり、拒めば不法行為として賠償責任を負う」との初判断を示したばかり。

 原告を支援するアイフル被害対策全国会議の代表河野聡弁護士は「アイフルはテレビCMでソフトなイメージを演出しているが、返済しなくてもいい高額の金利を債務者から取り立てている。被害者を救済したい」と話している。

 アイフル広報部は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 訴えによると、同社は利息制限法が定める年利15―20%を超える金利で原告らに貸し付け、計約3億1700万円の過剰な利息を取得した。

 取引履歴の全面開示の要請にも応じなかったため、原告の一部は正確な債務額を確定できず、債務整理の交渉で不利な立場に立たされるなど生活再建が妨げられ、精神的苦痛を受けた。
 かつては「サラ金」などと蔑まれていたわけだが、今では隔世の感がある。

■積極的にスポーツイベントのスポンサーをやるのはイメージアップのためって話は聞いたことがあるが、やっぱ、テレビCMのおかげだろう。初期においては、武富士ダンサーズ、決定的な役割を果たしたのがアイフルの「くぅ〜ちゃん」だ。

■河野弁護士は「サラ金で悪いのは武富士だけではない。高金利、過剰融資、違法取り立てなどはサラ金全体の問題。アイフルは、チワワのかわいいイメージで問題を覆い隠そうとしている」などと批判していたようだが、まさにその通り。あの愛らしい鳴き声の後ろの、人々の泣き声に我々は耳を傾けるべきじゃないのかな。それぐらいの想像力は持ちたい。

■この点に関して、民放各局には道義的責任があるのだろうが、大広告主を前に、口をつぐんでしまうことだろう。もちろん、これは何もテレビ局に限らず、紙媒体のメディアにおいても同じことが言えるかもしれない。週刊朝日のグラビア連載企画に対する「編集協力費」名目で、朝日新聞が消費者金融大手・武富士(東京)から5000万円の提供を受けていた…なんて話もあったしね。サラ金とメディアとの間は、それこそ、「ずぶずぶの関係」であるのだ。

■さて、このあたり、タレントたちはどう考えるのだろうかね。清水章吾を筆頭に、井上和香(プロミス) 、品川庄司(アコム…小野真弓はここ出身だったな)、安田美紗子(アイフル)、安めぐみ(ポケットバンク)、ふかわりょう(レイク)…など。かつてはサラ金のCMにタレントが出るなんて致命傷だったはずだけどなぁ。


2005年7月21日木曜日

屁をかまして逆ギレ

「屁がくさい」と避けた男性に暴力容疑 50代男を立件(朝鮮日報)
 ソウル江東(カンドン)警察署は20日、通勤客の男性(58)が帰宅途中に地下鉄駅のホームでおならをしたところ、隣にいた別の男性(23)がにおいを避けようとしたことに腹を立て暴行に及んだとして、おならをした男性を暴行容疑で在宅のまま取り調べている。

 調べによると、19日午後7時半ごろ、ソウル地下鉄5号線千戸(チョンホ)駅ホームで、容疑者は突然大きな音をたて放屁した。

 この際、会社の後輩と一緒にベンチの隣に座っていた被害者が不快感を示し、座る位置を変えたところ、容疑者はこれを追いかけ、襟元をつかんだうえ、小指をひねるなどの暴行を加えた。

 容疑者は取り調べに対し、「生理現象なのにそれをとがめられたことで自尊心が傷つき、かっとなってしまった」とし、寛大な措置を求めた。
 笑った。とんだ災難だな。放屁されたうえに、きちんと臭いをかがなきゃ怒られるなんて、いったいどんな罰ゲームだよ。しかも小指をひねられるのだった、どうやったら小指をピンポイントで攻撃する事態になるのだろうか。

■放屁してやった相手がにおいを避ける行為を、彼は「とがめられた」と被害妄想、勝手に自尊心が傷つき、ぶちギレ…一人相撲もいいところじゃないか。


政府税調:専業主婦を侮辱?

■政府税調 配偶者控除議論 委員の発言波紋(産経新聞)
 “侮辱発言”が明らかになったのは、「サラリーマン増税」と批判された個人所得課税改革の論点整理に向けて行われた五月二十七日の基礎問題小委員会の議事録。

 議事録では配偶者控除の存廃をめぐり、ある委員が「働く女の人は(人生に)前向きで、子供を産みたい。働かないで家でごろごろしている主婦が子供を産まないんです」としたうえで、「いまパラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ」と発言した。

 別の委員も「働いている女性の方がちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきて発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです」と追随した。
 また政府税制調査会の話題だが…議事録をちらっと見たが、誰が発言したかは明らかにされていない。議事録って、どの発言が同じ人物が言ったのかがわからず、ややっこしいんだね。

■ある委員が「専業主婦がいて子供が多い家庭を大事にする税制が必要」と主張したのに対し、それに反論するかたちで、この発言がでてきたらしい。

■ダメな専業主婦の指標として、真っ先に「子供を産まない」ってのが出てくるわけだな。どうも「少子化」というインパクトが強すぎるせいか、子供を産まないのを女性のせいにするおかしな風潮が根強い。別に専業主婦の怠けたい気持ちが、少子化を招いているわけじゃねぇだろ。アホか。

■そこには、女性の価値を決めるのは子供を産むか産まないか…ってな価値観が垣間見える。何回か出ているが、この価値観をあらわす代表な発言としては…「子どもを一人もつくらない女性が、自由を謳歌し、楽しんで、年とって、税金で面倒をみなさいというのは本当はおかしい」(森喜朗)とか「文明がもたらした最も有害なものは『ババァ』なんだそうだ。『女性が生殖能力を失っても生きているっていうのは無駄で罪です』って。」(石原慎太郎)がある。

■「国家衰退の危機だ!女性は労働者を再生産せよ!」というわけ。でも、専業主婦という形態を取るか取らないか、あるいは、子供を産む産まないは極めてプライベートな、夫婦間の決定事項であって、お国がどうこういう問題ではなかろうに。

■ましてや、「家でごろごろしている」とか「専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきて発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多い」なんて大きなお世話だ。そもそも、どういった根拠でそんな発言してるってんだ? ま、「専業主婦は暇を持て余しているある」というステレオタイプが強すぎなんじゃないか。

 基礎問題小委員会は、学識経験者やエコノミストら女性三人を含む計二十六人で構成され、税制改正の実質的な審議を行っている。議事録について財務省は「個人攻撃などの発言は委員の了解を得て手直しするが、審議の透明性を優先し、発言内容は原則そのまま公開している」と強調している。委員同士の真剣な意見の応酬は大切だが、専業主婦への配慮が欠けた点は否めず、今後も尾を引きそうだ。
 産経新聞が「専業主婦への配慮が欠けた点は否めず」とか言うところに、ニヤリとしてしまうな。

■つまり、「専業主婦」ってのは、伝統的な家族観からすれば保護されるべき存在なのだ。だから、「働く女の人は前向きで、子供を産みたい。」「働いている女性の方がちゃんとご飯を作るというデータもある」って発言は伝統的家族観を否定するものだから…などと勘ぐってみる。


【追記】この発言をした委員は猪瀬直樹らしい。テレビで「働く女性を支援する必要性を言った上での発言」「メディアが一人歩きさせた」とか弁解していたが、でも結局、専業主婦をけなす発言をしてるわけだからねぇ。

2005年7月20日水曜日

嫌韓:マンガ嫌韓流

■韓国けなす漫画、日本アマゾンで前売りトップに(中央日報)
韓国をけなす内容でいっぱいの日本漫画が、日本のインターネット書店大手で、前売り率トップになった。

インターネット書店大手・アマゾン(www.amazon.co.jp)では、今月26日に発売する予定の『マンガ嫌韓流』という単行本が、日本書籍部門の前売り率第1位になっている。この漫画は、韓国が「竹島(独島の日本名)」を侵略したとの主張とともに、顔の整形、「ヨン様」、歴史問題などについてのわい曲された主張を盛っており、韓国人への嫌悪感を赤裸々に描いているものとされる。
 私はどうも遅れているらしく、この本の存在自体、知らなんだ。これらしい…マンガ嫌韓流―マンガ嫌韓流

■なるほどね。読んでみたいな。ま、韓国サイドからすれば、歴史教科書同様、読んでもいないのに「歪曲」になるわけだが。

■内容の紹介は…っと。
テレビ・新聞・マスコミが隠すもうひとつの韓流 それが嫌韓である。

ネット上で数年前から巻き起こっている“嫌韓”というムーブメント。 その嫌韓をテーマにし、日韓関係、韓国、韓国人について マンガという形で正面から切り込んだのが、本書である。
  
各出版社から過激すぎると出版を拒否され続けた問題作「嫌韓流」。 2005年7月、2年の沈黙を破ってついに解禁。

マスコミが隠しているもうひとつの韓流があるッ!!
知れば知るほど嫌いになる国 それが韓国なんだ…

「韓国はどうして日本の領土、竹島を侵略するの?」
「韓国にはもう謝罪も補償も必要ないんだ!!」
「サムライ、剣道、寿司、茶道、忍者、折り紙など多くの日本文化を韓国起源と捏造しているんだ!!」

あまりにも危険すぎて各社に出版拒否された問題作!

竹島/W杯/パクリ/歴史捏造/ウリナラ起源/ヨン様/日韓併合/火病/反日マスコミ/在日/嫌韓厨/整形大国/強制連行/ウリナラマンセー/半万年属国/プロ市民/外国人参政権/剣道とコムド/謝罪と補償/教科書問題/チョッパリ...etc

7月26日(火)発売予定 全国書店にて
 あぁ、あるほどね。確かにマスコミには出てこない「韓流」ではあるものの、ネット上には溢れかえっているものだ。そりゃ読まなくても、なんとなく想像はつくわけだな。要するにネット上に氾濫している嫌韓的なネタをマンガにしたって感じなのだろう。

■「あまりにも危険すぎて各社に出版拒否された問題作」って、そうじゃない気がする。単に内容がなかったからじゃないかと邪推するが。あるいは、単純に著者のネームバリューがなかっただけとか。

■確かに、これがマスコミが伝えない「もうひとつの韓流」であることには違いない。「韓流」より前から根強くあって、そして「韓流」によって増幅してきた「嫌韓流」という潮流。さて、この動きを韓国人はどう受け止めるのだろうか?

■そして我々日本人は? そもそも、なぜ「嫌韓」という感情について報道しないのだろう。もっと向き合うべきことじゃないのだろうか。よく中国や韓国の過激なネット上の書き込みを使って、日本人に対する感情を報ずるが、日本側のネット事情ってのはまったく報じない。というか、反中国だとか反韓国といった日本人の意見・感情そのものを封殺しているように思われる。つまり、都合の悪い情報には目をつむり、隠蔽しているわけだ。

■それがネット上では素朴な形で表明されているわけで、そのベクトルが「マンガ嫌韓流」へと向ったのだろう。「反日感情が悪化している」とだけ報じるのは、あまりにも一面的な報道のように思えてならないし、事の本質は見えてこないんじゃないだろうか。


2005年7月19日火曜日

貴乃花:相撲改革に厳重注意

■貴乃花親方に厳重注意 誤解生む“改革”発言で(共同通信)
 日本相撲協会は18日、名古屋市中区の愛知県体育館で理事らによる緊急会議を開き、北の湖理事長(元横綱北の湖)が、貴乃花親方(元横綱貴乃花)に対し“協会批判”と誤解されかねない発言があったとして、口頭で厳重注意した。

 この日午後、協会の事情聴取を受けた貴乃花親方は「協会にご迷惑をかけたことは間違いありません。理事長が下された指示に従います」と話した。

 貴乃花親方は父の故二子山親方(元大関貴ノ花)の協会葬が行われた6月中旬以降、テレビのワイドショーなどでチケット販売などについて独自の改革案を語った。高砂広報部長(元大関朝潮)は「協会のやってきたことを否定していると、とらえられかねないところがあった。今後こういう問題を起こしたら(協会規定の)細則に照らして処分する」と説明。ただ兄で元横綱3代目若乃花の花田勝氏との確執騒動については「全く関係ない」と別問題とした。
 嫌な世界だなぁ…と思う。今の相撲界がどうしようもない状況だってのは誰だってわかる。「変えなきゃいけない」って言うだけで厳重注意だってさ…北朝鮮なみの全体主義。自分たちがダメにしてるって自覚がよほどあるんだろうな。だからこそ、こういう批判にビクビクしていて、過剰反応しちゃうんだろう。

■「協会批判」と誤解される?いや、誤解じゃないだろ。現状がダメだって認識があるから「改革」ってのは出てくるわけで、それは既存体制の批判からくるものに他ならないはずだが。「無気力相撲」に対する弁解といい、後でビビって撤回すんなら調子に乗って言うんじゃねぇって感じっすよ。

■相撲協会に苦情が寄せられていたわけだが、今回はまったく関係のないことを注意したわけだな。でも、なんとなく「協会は注意しました」ってな雰囲気を出してるからすばらしい。自分たちの自尊心のための行動でしかないんだけどね。

■にしても、貴乃花と「改革」は、やっぱ切っても切れない関係なんだなぁ。思い出すのは、「痛みに耐えてよくがんばった!感動したっ!」と小泉首相に構造改革のプロパガンダに利用された時のことだ(痛みに耐えてがんばった結果、貴乃花はダメになったのは公然の秘密)。「抵抗勢力」がいるとこまで誰かさんと一緒。ま、相撲の方が事態は深刻なのだが、貴乃花ごときじゃぁどうしようもない感じだが。


郵政解散

■世論調査:郵政解散「賛成」53%、内閣支持は過去最低(毎日新聞)
 郵政法案をめぐり、小泉純一郎首相は参院で否決された場合でも衆院解散に踏み切る構えを示し、反対派との攻防が激化している。調査では、小泉内閣支持層の52%、不支持層も58%が解散に「賛成」と答えた。支持政党別では自民支持層の52%、民主の64%、無党派の52%が「賛成」と答えたが、解散に消極的な公明党は46%が「反対」と回答、「賛成」の41%を上回った。
 「郵政解散」ねぇ。参院で通らなかったのに、衆院を解散することに、正当性はあるかってことか。

■郵政民営化は小泉首相が異常な執念を持っている政策だ。それが実現できない、となると、国民に意思を問うってのは正当ではある。

■しかしなぁ…意思を問うっても、党内に賛成派・反対派が混在しているのに、どうやってそれを示せばいいってのか。法案の是非を争点に選挙するってんなら、反対派は公認しないという、しっかりとした「踏絵」をしてもらわないと困るよなぁ。

■そもそも、法案自体の必要性を国民が感じているのかっていうと、そうでもないわけで…
 しかし、法案について今国会で成立させるべきかを聞いたところ「成立させるべきだ」は25%。「こだわる必要はない」が52%と最多で、「今国会で否決し、廃案にすべきだ」も17%あった。4月の同様の設問でも「成立させるべきだ」は27%で、今国会成立を掲げる小泉首相の姿勢と裏腹に、理解は進んでいない。

 小泉内閣支持層では51%が「今国会で成立させるべきだ」とし、「こだわる必要はない」の42%を上回ったが、自民党支持層では「今国会で」が42%、「こだわる必要はない」が45%と逆転した。郵政法案が否決された場合の衆院解散には肯定的な一方で、今国会での成立にも慎重という結果で、政局の混迷を衆院解散・総選挙で整理しようとする意識がうかがえる。
 言うまでもなく、郵政の民営化そのもののプライオリティなんて、国民の間ではめっちゃ低いわけで、こうなるのは当然って気もする。

■郵政事業に問題があるのはそのとおりだとして、なぜ一足飛びに「民営化」に行くのか。どうも釈然としない。でも、「抵抗勢力」のイメージが強すぎるために、反対という立場も嫌だ…ってな感じの人が多そうだけど。

■で、「政局の混迷を衆院解散・総選挙で整理しようとする意識がうかがえる」ってのは、的確な分析だと思う。今の自民党はバラバラだし…民主党がバラバラとかよく言ったもんだよな。ま、解散して、自民党が内部分裂すりゃぁ、それがベストシナリオなんだが。


2005年7月17日日曜日

NEWS内博貴:菊間千乃と飲酒

■フジ社員が同席、処分も=「NEWS」飲酒メンバーは無期謹慎(時事通信)
 人気グループ「NEWS」の未成年メンバーが15日未明、仙台市で酒を飲んで騒ぎ、警察に保護された問題で、フジテレビの社員が飲酒の席に同席していたことが16日、分かった。同社は同日午後、「社員が未成年の飲酒を容認した」と事実経過を報告するコメントを発表、謝罪した。未成年メンバーが所属するジャニーズ事務所は、同人の無期謹慎を決めた。

 同局によると、「NEWS」(8人組)は仙台市で開催中の「女子バレーボールワールドグランプリ」のスペシャルサポーターとして、フジテレビの番組に出演。

 ほかのメンバーと別行動を取っていた未成年のメンバーが14日午後9時ごろ、放送担当のスポーツ局社員と食事に出掛け飲酒。さらに15日午前1時ごろ、中継担当の菊間千乃アナウンサーらと合流し、別の店で酒を飲んだ。その後、1人で店を出たところを警察に保護されたという。 
 一人だけ謹慎しているわけで、名前を伏せる必要もないと思うがな。内博貴って人らしい…よく知らんけど。ほかのメンバーも飲んでたけど、内クンだけが別行動だったために貧乏クジ引いたって構図じゃないの?


■んー、飲酒ぐらいで自粛しなくってもって思うけどな。やっぱ芸能界はなんらかのケジメをつけないといかんのかね。ただ、そこに大人が同席してたってんだから興味深いよな。ま、これも普通の業種ならば、ちっとも問題にならんが、テレビ局ってことになると話は別。それなりの責任が問われるんだろうね。いや、たかが飲酒だろ…ってことだけどさ。
■で、相手がジャニーズとなると、基本的にテレビメディアは萎縮しちゃって、報道を自粛するわけだが、今回は「他局」の不祥事もからんでくるからね。どうでるか見物ですねぇ。
■バレー …視聴率いいらしいね。あぁそうですかという感じだけども。言いたいことはたくさんあるけど、バレーボール:テレビ局と公平性ってなエントリーをどうぞ。
■今回の予選…韓国やタイでも試合してたね。で、アナウンサーとかは「完全アウェー」なんて言い出すわけだが、あれって大嘘だよね。だって日本人の観客の方が多いし。言っときますが、現地の人ら…バレーに興味ないよ。
■たぶん、ガラガラの会場だと、テレビ中継を見た視聴者が冷めると判断して、局の側が現地の人とかを動員したんじゃないかと推測している。で、黄金棒をバンバン叩いちゃって…めでてぇなぁ。
■そうそう…予選といえば、日本は開催国なんで、全敗でも決勝ラウンドにすすめたんだよね。それなのにフジテレビったら、その情報は全然視聴者に教えないの。そりゃ進めるとわかってんなら、予選なんて言っても、ただの練習試合なわけだから、視聴率に響くからね。だから、都合の悪い情報は出さないわけだ。
【追記】
��EWSメンバー呼んだのは菊間アナ(スポニチ)
 仙台で試合があった14日、メンバー8人全員が現地にいた。試合後、スケジュールの都合で6人は帰京、補導された少年ら2人は残った。“仙台班”の2人は、午後9時ごろからフジのスポーツ局社員らと食事会へ。この席でまず飲酒を容認していた。
 さらに少年は15日午前1時ごろから市内の別の飲食店でも数人と飲酒。“1次会”が終わり、いったんホテルに戻った少年を、再び大人の酒席に引き込んだのは菊間アナ。フジも「そのように聞いています」(広報部)と認めている。携帯電話かメールで直接少年を呼び出したとの情報もある。NEWSのもう1人のメンバーは同席しなかった。
 少年が補導されたのは“2次会”から単独で戻る途中。市内中心部の公園で「少年が暴れている」と通報があり、1人で大声を出していたところを仙台中央署員が任意同行を求めた。かなり酔っていたため一時署内で事情を聴き、注意した上で宿泊先のホテルに帰した。
��略)
 菊間アナはレギュラーの「こたえてちょーだい!」(月〜金曜前9・55)を、18日から1週間謹慎。代役は佐藤里佳アナ(38)が務める。同席したほかの社員を含む正式な社内処分は週明けにも協議。未成年の飲酒を容認しただけでなく、深夜に呼び出した経緯もあり、さらに厳しい処分を下す可能性がある。

2005年7月15日金曜日

第3のビール焼酎:増税

■こんな案飲めるか!!第3のビール焼酎にも増税(夕刊フジ)
半年前断念消費急増して画策

 先にサラリーマン増税の観測気球を上げて総スカンを食った財務省・政府税制調査会(石弘光会長)が性懲りもなく、またぞろ「第3のビール」や焼酎を標的に据えて動き始めた。「取りやすいところから取る」という財務省側の発想は、ソフトターゲットを狙うテロ組織並みで、もはやサラリーマンも決起するしかなさそうだ。
 「ソフトターゲットを狙うテロ組織並み」って、思わずふきましたよ。


■石センセが悪魔みたいに言われるわけだが、ここに政治が見えてこないのがどうもねぇ。
 ビール各社は当然のごとく、「増税は死活問題だ」と反発を強めている。ここは、消費者も、「サラリーマン増税」とともに、“ビール増税”に「ふざけるな!!」と声を上げたい。
 と夕刊フジは息巻いておるわけだが、税調に隠れて政治家の姿が見えてこない。
■税調の委員なんか政治家のように国民に選ばれているわけではないんで、やりたい放題。サラリーマンも「ふざけるな!」の怒りをぶつける先がわかんないんじゃない?巧妙な仕組みがあるもんですね。政府税調ってのは、ショック・アブソーバーなんだね。政治が実行にうつした時には、すでにショックは緩和されているんだろうな。
 現在、350ml缶で、酒税額は「ビール」77.70円、「発泡酒」46.98円、「第3のビール」24.20円〜27.78円という体系となっている。
 一方、先日まとまった今年上半期のビール大手5社の出荷統計によると、3ジャンル合わせて前年同期比2.7%減。このマイナス傾向は4年連続だが、「第3」だけは昨年参入のサッポロ、サントリーに続き、今年はキリン、アサヒも追随したため、前年同期比3.1倍。構成比では4%強から14%に成長した。原料選択や製法に工夫を重ねて実現した低価格の魅力が消費者に支持された結果だ。
 つまり、安い税率の方へ逃げるたびに、「掃討作戦」で追い詰めていくわけだな。
■第3のビール…やっぱ値段が魅力的なのかな。最近、ビール自体を週末ぐらいしか飲まなくなったんで、そんな時に「第3のビール」なんて飲みたくないって思っちゃうな。「まがい物のビール」とは言わないけど、正直、まずくて気分が萎える。
■でも、毎日飲む人にとっては、死活問題なのかな。国家権力によって、そこまで追い詰められている様子を見ると、なんだか気の毒になるな。それでもビール会社とともに、安い方へ安い方へと逃げていくのだろう。なんだかな、もう見逃してやれよと思う。
【参考】石・政府税調会長:「発泡酒は酒文化損なっている」(毎日新聞2004年10月13日)
 一橋大学学長の石会長は学生との飲み会での体験を披露し、「学生は本物のビールを飲みませんから、まがい物のビールを飲んで『ああまずいや』と焼酎に行っている」と発言。「低価格競争がビールの味を忘れさせ、酒文化を損なっている」と酒造メーカーの営業方針を批判した。
 もちろん、ビールメーカーは猛反発したわけだが。でも、よくいったもんだよな。誰がまずいビールを飲ませてんだって話。

2005年7月13日水曜日

石原慎太郎「フランス語・国際語失格」

��石原都知事>「フランス語は国際語失格」発言で提訴される(毎日新聞)
 石原慎太郎・東京都知事が「フランス語は数を勘定できず国際語として失格」などと発言したのは名誉棄損に当たるとして、都内のフランス語学校校長、マリック・ベルカンヌさん(46)や日本人のフランス語研究者ら21人が13日、石原知事を相手に、新聞への謝罪広告掲載と計1000万円余の慰謝料を求めて東京地裁に提訴した。
 石原知事は昨年10月、首都大学東京(今年4月開学)の支援組織設立総会で「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする」と発言。フランス語は「70」を「60+10」、「80」を「4×20」などと数えるため、知事の発言はこうした数え方を念頭に置いたものとみられる。
 これに対し、原告は「フランス語は数を数えられ、国際機関や多数の国で公用語として使われている。虚偽の発言で母国語として話したり研究する者の名誉を傷つけ、学習者の意欲をそぐことで語学校の業務を妨害した」などと主張している。原告代理人の酒井幸弁護士は「一部に変わった言い方があるが、『数えられない』との発言は理解できない」と批判した。
 いったい何に対する「名誉毀損」で、何の権限で慰謝料を求めるのか。さっぱりわからん。

■フランス語学校やフランス語研究者ねぇ…やっぱ自身が携わっている言語を侮辱されて、自尊心が傷つけられたんだろうね。単なる営業妨害ってことだけだとも思えないし。

■しかし、石原発言自体は何が言いたいんだかわからんなぁ。

■数え方が独特であることは確かだ。私も学部生時代にフランス語で苦労した人間だけど、この数え方はめんどくさいと思った。ただ、「勘定できない」というのは、単にフランス語を習得していないってだけのこと。言語にはそれぞれ固有の言い回しがあるのであって、それは日本語だって例外ではない。

■それに英語が国際語として、確固たる地位を築いているのは、その優越性にあるのではなくって、パクス・ブリタニカ&アメリカーナってな文脈で説明がなされるものでしょうに。数えにくいから国際語にならなかったってのはお門違いもいいところ。

■で、今さらなんだが、「首都大学東京」が普通に使われてるけど、おそらく命名者が意図していたであろう洗練されたイメージってのは、微塵も感じられないな。


【追記】
発言当時、首都大学東京に再編される都立大の学内では、フランス語を含む語学・文学専攻が統合されることに反発の声が上がっていた。発言はそれを批判するなかで出た…らしい。そういった文脈で、
「フランス語は数を勘定できない言葉だから、国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする。そういうものにしがみついている手合いが反対のための反対をしている。笑止千万だ」と発言したらしい。

サスケ議員:新幹線で「鉄道調査」

■ザ・グレート(自称)・サスケ議員が久々に話題を振り撒いているらしい…復帰第一弾にふさわしい題材だ。なにを隠そう、私はこの覆面バカに非常に関心を持ってきたからだ。(参照:ザ・グレート・サスケ

■サスケ岩手県議、試合会場への足代「政務調査費」で(読売新聞)
 覆面プロレスラーのザ・グレート・サスケ岩手県議会議員(35)が、プロレス会場までの新幹線代を、県議会の政務調査費から「鉄道調査」名目で支出していたことが、12日わかった。

 サスケ県議は「列車のこみ具合などを調べるために政務調査として乗った。県民の理解も得られると思う」と話している。

 サスケ県議によると、昨年10月16日、県が普及を進めるペレットを燃料とするストーブの調査で同県二戸市にある県の出先機関を訪問。そこから、自らが取締役を務める「みちのくプロレス」の試合がある秋田市へ、JR二戸―秋田駅間で新幹線を使った。

 その時の運賃と特急料金(グリーン席)の計9600円を「鉄道整備に関する調査事業」名目で政務調査費から支出し、県議会に報告していた。
 さすがである。「みちのくプロレス」に新幹線で行くことが、サスケにかかれば、「鉄道整備に関する調査事業」になるらしい。

■しかも言い訳がすごいじゃないか。列車のこみ具合などを調べるために乗った…ここまで開き直られると、この豪胆さを見習いたい気持ちになる。

■Yahooでこの記事を見つけたわけだが、関連として、こんな記事も見つけた…


■サスケ氏 岩手県議会で大マジUFO質問(スポニチ06月29日)
 「未確認飛行物体についてお尋ねいたします」。質問台に立つサスケ議員が語気を強めた。覆面のすき間からうかがえる表情は真剣そのもの。その質問に、議場では失笑が漏れたが、構わず続けた。

 「多数の県民がUFOを目撃している。私も95年に盛岡市上空で、88年に川崎村上空で目撃した」と主張。議員自身も見たとするUFOは超高速のジグザグ移動と瞬間移動を繰り返し、星の何倍もの明るさで光っていたという。02年5月には花巻市など県内各地から「光る飛行物体が上空に浮かんでいる」という複数の情報が関係機関に寄せられたと指摘した。

 そもそも議題にあげたきっかけは、3月10日の参議院総務委員会。民主党・山根隆治参院議員が「UFOを見たことがあるか」と質問、麻生太郎総務相が「私の母は見たことがある」と答弁した。

 これについても、地元県議会で取り上げ「UFO論争がやっと日本でも出てきた。県においても情報収集、分析が必要と思うがどう認識しているのか。また不測の事態に備えての対処法はあるのか」と質問。持ち時間30分で9つの質問をし、うちUFOについては約8分を費やして熱弁を振るった。

 しかし、時澤忠総務部長からの答弁は「UFOについて公的な確認情報はない。県に寄せられたものは調査中」と実に素っ気ない内容。議会終了後「あっさりした答弁だったね」とさすがに寂しそうだった。
 「未確認飛行物体についてお尋ねいたします」…って、いきなりこうきた。

■もう着眼点が違うね。「覆面のすき間からうかがえる表情真剣そのもの」って…覆面のかぶったバカがどんなに真剣な顔していても、ふざけているようにしか見えないっての。

■そのうえ、「未確認飛行物体についてお尋ねいたします」なんてことを覆面をかぶった奴が言い出したら、それはもはやコントだ。これは喜劇というべきなのか、悲劇というべきなのか。


BLOG復帰

■とりあえず、復帰宣言をしてみる。というよりも、正確には記事をガンガン書くというわけではなく、更新停止を宣言すること自体、必要があったのかと疑問だから、破棄しただけだ。

■気がつけば、人の気配がほとんどなくなっている。それもそうだろう…4ヶ月以上、留守にしていたのだから。


■デザインを変えてみた。ひさしぶりに、かつての茶色というか栗色のデザインを見てみると、これがひどく地味でダサく思えてきたのだった。なんだかすごく気が滅入るデザインだ。
■というわけで、デザインを刷新。ま、これが「改善」なのかよくわからんが。FirefoxやOperaなどでチェックしていないため、きちんときれいに表示されているのか不安なのですよ。
■さて、何を書こうかとニュースを見渡すのだが、困ったことに書く気がしないじゃないか。ニュースを見ても、何も意見が浮かばない、そんな状況。ま、記事をスクラップするだけってのもありっちゃぁありなのだが。
■ってか、もともとの出発点はそこだった。つまり、読者なんてものは想定していなかったため、ニュースを貼って、数行のコメントをつけるってのが始まりだったような。今がその状況だと思うんで、そこに回帰しようと思う。あるいは、しょーもない芸能ネタやスポーツネタばかりとか。だって、書く気がしないんだもん。
■コメントは、別につけて欲しいわけでもないので、IDを発行していないとつけられないようにした。しかも、ID発行への道案内もしていないので、コメントはつかないだろう。説明を書くものめんどくさいし、コメントがきてもレスするのがめんどうっていうか、今の段階では目を通すことも億劫だ。
■トラックバックもなくした。私自身がトラバをしないこともあって、つくものといえば、半分以上が宣伝だ。いちいち確認のために訪問してやるのも面倒なので、削除した。
■…となると、もはやこれは「BLOG」と呼べるのか、などとも思うわけだが、ま、それはそれとして。
■更新頻度はきわめて低くなるだろう。週に1回も書かないってこともあるかもね。あるいは1ヶ月書かなくなることもあるかも。
■ま、訪問者のことを考えずに、自分の書きたい時に書きたいことを書く…という原点回帰をするのだった。「読んでください」じゃなくって、「読みたきゃ読めば?」ってなスタンスこそ望ましい。これがなかなか難しいのだが。まずアクセス数や参照元を見ないようにすることが重要だ。
■冒頭で述べた「休止宣言」の必要性への疑問ってのは、この意味において。つまり、書きたい時に書くんだから、別に「休止」という宣言をしたりして制約を設ける必要がない。
■また、訪問者のことを考えないというのなら、いちいち更新しないよってアナウンスをする必要もない。そんな宣言すること自体、「読みたきゃ読めば?」のスタンスから乖離しているのだ。まだまだ修行が足りん。そもそも、こんなことを書いてること自体…いや、もう止めておこう。そんなことを言い出したら、きりがないからだ。