2005年7月19日火曜日

貴乃花:相撲改革に厳重注意

■貴乃花親方に厳重注意 誤解生む“改革”発言で(共同通信)
 日本相撲協会は18日、名古屋市中区の愛知県体育館で理事らによる緊急会議を開き、北の湖理事長(元横綱北の湖)が、貴乃花親方(元横綱貴乃花)に対し“協会批判”と誤解されかねない発言があったとして、口頭で厳重注意した。

 この日午後、協会の事情聴取を受けた貴乃花親方は「協会にご迷惑をかけたことは間違いありません。理事長が下された指示に従います」と話した。

 貴乃花親方は父の故二子山親方(元大関貴ノ花)の協会葬が行われた6月中旬以降、テレビのワイドショーなどでチケット販売などについて独自の改革案を語った。高砂広報部長(元大関朝潮)は「協会のやってきたことを否定していると、とらえられかねないところがあった。今後こういう問題を起こしたら(協会規定の)細則に照らして処分する」と説明。ただ兄で元横綱3代目若乃花の花田勝氏との確執騒動については「全く関係ない」と別問題とした。
 嫌な世界だなぁ…と思う。今の相撲界がどうしようもない状況だってのは誰だってわかる。「変えなきゃいけない」って言うだけで厳重注意だってさ…北朝鮮なみの全体主義。自分たちがダメにしてるって自覚がよほどあるんだろうな。だからこそ、こういう批判にビクビクしていて、過剰反応しちゃうんだろう。

■「協会批判」と誤解される?いや、誤解じゃないだろ。現状がダメだって認識があるから「改革」ってのは出てくるわけで、それは既存体制の批判からくるものに他ならないはずだが。「無気力相撲」に対する弁解といい、後でビビって撤回すんなら調子に乗って言うんじゃねぇって感じっすよ。

■相撲協会に苦情が寄せられていたわけだが、今回はまったく関係のないことを注意したわけだな。でも、なんとなく「協会は注意しました」ってな雰囲気を出してるからすばらしい。自分たちの自尊心のための行動でしかないんだけどね。

■にしても、貴乃花と「改革」は、やっぱ切っても切れない関係なんだなぁ。思い出すのは、「痛みに耐えてよくがんばった!感動したっ!」と小泉首相に構造改革のプロパガンダに利用された時のことだ(痛みに耐えてがんばった結果、貴乃花はダメになったのは公然の秘密)。「抵抗勢力」がいるとこまで誰かさんと一緒。ま、相撲の方が事態は深刻なのだが、貴乃花ごときじゃぁどうしようもない感じだが。


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