大阪府の橋下徹知事が、開会中の府議会本会議で“過激答弁”を連発し、次々と発言を議事録から削除される事態になっている。11日も、タレント・弁護士時代の著書を批判しながら答弁を求めなかった府議に対し、「答弁(の機会)を与えないひきょうな大人」と答弁し、議員団の抗議で発言を削除する騒ぎとなった。まぁね。この程度のゴタゴタはしばらくは続くでしょう。でも、この人のタレント時代の言動を引っ張り出してきたら、きりがないよ。ツッコミどころが多すぎて。ってか、よくこの人がすんなりと知事になったよな。
この日は、知事選で戦った民主党府議の一般質問で「なんで、罪を犯した少年のために莫大な税金をつぎこまなきゃならないんだ」との著書の一節を批判されたことがきっかけ。答弁を求められなかった橋下知事は、別の質問の際に「一つの言葉だけをひいて、答弁を与えないようなひきょうな大人になって欲しくないと思っています」と語気を荒くして、ぶぜんとして降壇した。
この答弁に対して民主党府議団が猛然と抗議し、「質問をしていないのに答弁した」として知事答弁を議事録から削除するよう議長に求め、認められた。
橋下知事は10日にも共産党府議に「主張を通されたいのなら多数派をとってからぶつけていただきたい」と答弁し、「言い過ぎた」と釈明。5日の代表質問では知事の権限を越えて「教育委員会に命じる」と答弁し、後に「完全に間違っていた」と謝罪した。これらの答弁は議事録から削除・訂正される。
■共産党への「主張を通されたいのなら多数派をとってから」ってのはすごいよな。民主主義=多数決原理、というか、多数派のための政治であって、少数派の意見など聞く耳持たん、と。まぁ、根っからの共産党嫌いってのがあるんでしょうけどねぇ。