2008年3月10日月曜日

中川昭一:シー・シェパード撃沈を!

■「報道2001」(フジテレビ)において、中川昭一がおもろい発言をしたらしい。

■シー・シェパードを「撃沈せよ」中川元政調会長が“過激”発言(サンケイスポーツ)
 「問われる日本の主権 捕鯨船“攻撃”に打つ手は」と題した討論に出演した中川氏。南極海を航行中の調査捕鯨船団の母船が、シー・シェパードの抗議船から悪臭を放つ薬品入りの瓶などを投げ込まれたことについて「向こうはやられないという前提で、好き勝手やっている。まさしく海賊行為だ」と切り出した。
 さらに「日本人も負傷している。海上保安官も乗っていたのなら、警告弾だけでなく、“武力行使”をすべき」などとヒートアップ。司会の黒岩祐治キャスター(53)が冗談交じりに「撃沈も…」と質問すると「もちろん。正当防衛として武器を使い、威嚇なりして助けるべきだ」と主張した。
 一瞬絶句した黒岩キャスターの「撃沈ですか」との確認にも「もちろん」を繰り返し、大きくうなずく中川氏。同席した民主党の前原誠司党副代表(45)も「国際的に認められる範囲内で対応しなければならない」と切り返すのが精いっぱいだった。
 いやぁ~タカ派の「正当防衛」って、ほんと勇ましいね。ほれぼれしちゃいますね。左派からすりゃ「それみたことか」でしょうか。ま、今さら言うべきことでもないかね。

■アブね…って思えば、武力行使すべし、である。確かに「海賊行為」は許せないけど、これは明らかに過剰防衛だし、こんなんで沈没させてたら、国際社会の非難は免れ得ないでしょうに。ま、シー・シェパードが警告弾をくらえば支援金が集まるってのと同様で、中川もこういう過激な発言をして叩かれれば、タカ派の支持が得られるってわけだ。仕組みは同じだね。仲良くしなよ。
 中川氏の発言について政治評論家の三宅久之氏(78)は「大臣の立場では絶対にできない過激なもの」と指摘する。福田政権と一定の距離を置き、ポスト福田の呼び声が高い麻生太郎前幹事長(67)らと連携する中川氏は昨年、保守色の強い国会議員らで作る勉強会「真・保守政策研究会」を発足させ、会長に就任した。三宅氏は、会長就任など一連の中川氏の動きなども考慮し、「身軽な立場を利用して外交に弱腰な福田政権を批判し、党内の保守勢力を結集する動きにでたのでは」。

 一方、政治アナリストの伊藤惇夫氏(59)は「国民感情を代弁するかのようなコメント」と指摘。今回の発言を「国家主権という言葉に敏感に反応する中川氏の本心もある」とした上で、「ポスト福田に向け、国民を味方につけるべく、受け狙いに走った可能性もある」と分析した。
 ウケ狙いですって?沈没させてしまえと言えば、我が国では喝采をあびるらしい。

■何がそうさせるのか…そうだ、それがクジラなのだ。日本人はクジラが食べたくてしょうがないんだ。もう無性に食べたいんだ。なのに、我々がクジラを食べようというのに邪魔するヤツらがいる…単純なことだ、そんなヤツらは海のもくずにしてやればいい。船の一隻や二隻沈めるくらいいとわない。それほどまでにクジラは魅力的なのだ。

2 件のコメント:

とおりすがり さんのコメント...

シー・シェパードの行動の方が国際的非難を浴びてるような気がするんですけど・・・
ttp://www.asahi.com/international/update/0309/TKY200803090151.html

「クジラ保護」を名目に一線を越える彼らの過剰なかっこよさ、勇ましさにほれぼれしているところです

宮藤 さんのコメント...

あぁ…コメントの敷居を低くしておくと、やっぱこういうコメントってくるんだよなぁ(笑)。特に検索からやってくるお客さんというのは、ねぇ…「通りすがり」と名乗る人のコメントが建設的であったためしは一度だってないんだ…と独り言ですよ。

> シー・シェパードの行動の方が国際的非難を浴びてるような気がするんですけど

そんなわかりきったことをいちいち書かなければいけないのでしょうか?
だとすると、めんどくさいなぁ…「シー・シェパードけしからん」を前提にしたうえで、シー・シェパードの蛮行に便乗しちゃう中川さんはお茶目な人だなぁ…とニヤニヤしているんですけど。

通じませんか?

ま、それはさておき、「国際的非難」ってのは面白いですね。反捕鯨国も表面的にはそりゃ非難せざるをえないでしょう。けど、こういう活動家が戦略的に成功を収めているのは興味深くありません?