2005年9月28日水曜日

杉村太蔵

��杉村太蔵議員>党本部で会見 神妙な態度の受け答えに驚く(毎日新聞)
 「料亭に早く行ってみたい」に始まる数々の“放言”で物議をかもした自民党の新人衆院議員、杉村太蔵氏(26)が27日、「反省の気持ちを示すため」党本部で記者会見した。「国会議員としての自覚が足りないまま幼稚で無責任な発言を繰り返し、心からおわび申し上げます」と神妙な態度で受け答えして、集まったワイドショーのレポーターらを驚かせた。
 あまりワイドショー的なものをチェックしていなかったんで、こんなクールな奴がいるなんて知らんかった。みっちりと絞られて、へこんでた映像は見ていたけど、あんな放言していたのか。

■杉村太蔵かぁ…次の選挙、通るかなぁ…ニートとかアルバイトなどの若年層の雇用対策に関心があるみたいなことをいってたけど、そんなことよりも、今から自分の失職後のことを考えといた方がいいんじゃない?

■初当選以来、「最年少議員」として注目を集めた。それに気をよくしたのか、調子に乗って、「料亭に行きたい」「グリーン車乗り放題」「国会議員の給料は2500万円」「議員宿舎は3LDKで楽しみ」などと発言。「奔放発言」とか「奔放杉村」とか記事の見出しに見かけたけど、これはもはや「奔放」なんてもんじゃないっしょ。なんというか、素敵すぎます。

■センセ方…世間が「政治家の給料を減らせ!」となる前に、必死に振りかかる火の粉を払ってるわけですね(もしかして、意図的な問題提起だったりして)。で、無理やり記者会見に出されて、反省の弁を述べたわけだな。でも、あんまこりてないっていうか、もしかして、脳みそが足りないじゃないかという懸念も出てくる。
 連休中に本を読み、自分を見つめ直したという杉村氏。しかし、読んだ本は「1冊」で、書名は「プライベートなこと」と明かさなかった。「しかられた生徒のようでかわいそうですね」と質問されると、「全然かわいそうではありません」ときっぱり。
 本を読んだ…って「1冊」かよ。そんなの読んだうちにはいらんだろ。しかも、そんなんで見つめ直したなんていっても、いよいよ「ダメ人間なんじゃないか」という懸念は強まるばかりだ。

■あと、「しかられた生徒のようでかわいそうですね」なんて質問するバカにも驚いた。あなたはどあほうですか。同情する声も聞こえるが、「タックス・ペイヤー」としての自覚が無さすぎるんじゃない? ま、記者も「このバカなら、調子に乗っておもしろ回答すんじゃないか」と期待したのかもしれんけどさ。

▽政治評論家の有馬晴海さんの話
現行の小選挙区比例代表並立制では、小選挙区候補が全部通ってしまった時のことを想定して、杉村氏のような比例単独候補を用意しなければならない。落選を覚悟で出てくれる人を候補者として立てなければならず、そういう人をみんなきちんとした候補にするのは難しい。こういう制度をとっている以上やむを得ないと言える。比例をやめて人物だけを選ぶ選挙制度にすべきだと思う。とはいえ、自民党には彼を選んだ責任はあり、ある程度の教育はやらなければならない。
 いやぁ、こんなのがどっからわいてくるのかね。「公募」なんていうと聞こえがいいけど、若くてさわやかな印象があるってんで名簿にのっけただけでしょう。まさか当選するとも思ってなかったんじゃない?

▽評論家の佐高信さんの話 杉村議員は小泉首相が国会に送り込んだ「ロボット」。彼の失言や失態は「出来の悪いロボット」だったということであり、騒ぎになった責任は首相や武部幹事長にある。刺客と呼ばれて当選した人たちも、小泉首相が自分のいいなりになる議員を増やすために送り込んだ「ロボット」で、政治的な判断は出来ず、言いなりであることには変わりない。だから、今回の会見になり、ワイドショーなどの見世物になる。一連の騒動はその「ロボット」の実態が、彼によって暴露されたに過ぎない。彼に政治家としての自覚や資質を求めるのは、ロボットに人格を求めるようなものだ。
 いかにも佐高…な文章ですね。で、この「出来の悪いロボット」…しばらく隔離されて、修理に出されるそうですよ。まだまだこのロボットには手を焼きそうだけど。いっそ野放しにして、見世物にした方がいいんじゃないのかな。こういう馬鹿者を自民党は公認しましたってのが明白になってよいではないか。今さらなかったことにするなんて、ずっこいよ。

■ところで、杉村太蔵さんをさらし首にしたのは、旧橋本派1億円献金隠し事件から目をそらさせるためってな指摘もある。なるほど、うまいことやるじゃないか。まんまと食いついてしまったじゃないか。もっとも、これがなくても、そっちに関心が行っていたとも考えにくいが。


2005年9月27日火曜日

柴田英嗣:結婚

■アンタッチャブル柴田 年内にパパ(スポーツニッポン)
 お笑いコンビ「アンタッチャブル」の柴田英嗣(30)が結婚することを26日発表した。所属事務所を通じてマスコミ各社にファクスで「10月1日に入籍する運びとなりました」と報告。関係者によるとお相手はダンサーなどをしていた24歳の女性で、7年ほど前にテレビ番組で知り合い交際をスタート。女性は妊娠中で、年内に第1子が誕生する予定。挙式予定はなく「幸せな家庭をつくっていきたい」としている。
また「できちゃった婚」ですか。芸能界は妊娠しないと、結婚できない決まりでもあるのか。
 27日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)によると、女性は昨年にも一度妊娠したが、柴田の頼みで堕胎。今年に入って再び妊娠した。結婚を前提に広い部屋に引っ越す直前に柴田が「やっぱり結婚できない」と一緒に暮らすマンションを出たこともあった、と報じている。
 「柴田の頼みで堕胎」って…いや、率直に言いましてですね、だったら何で中に出すんだよ?

■この記事だけ見てると最悪の印象…さすがに2回目は頼みきれず、やむなく結婚ってな感じがして、どうもなぁ。少しは女の身にもなれって。


【追記】アンタッチャブル柴田 “できちゃった婚”の複雑事情 (日刊ゲンダイ2005年9月29日)
 そもそも柴田の結婚話を取り上げたのは月刊誌「BUBKA」(10月号)。特集のタイトルは「結婚を約束した妊娠同棲恋人をポイ捨て!」。
 2人が出会ったのは6〜7年前。「ゲームウォーク」というバラエティー番組で共演して付き合いが始まり、その後、同棲するようになった。同誌はそんな時代に撮ったプリクラのキス写真も掲載している。
 関係に変化が出たのは昨年末。「アンタッチャブル」が昨年、お笑いの登竜門「M―1グランプリ」で優勝し、テレビ出演が一気に増えていた時期だ。そんな時に彼女が妊娠、柴田は子供をおろしてもらい、落ち着いたら結婚しようと約束したという。ところが、年明けに再び妊娠した頃から柴田が冷たくなり、「結婚できない」と彼女に言い出したのだ。困った彼女は弁護士を立てて子供の養育費のことなどを話し合っていたという。
 それが一転して今回の突然の結婚発表になったというのが全経緯だ。
 結果的に柴田は男らしく責任を取ってケジメをつけたわけだ。下積み時代に支えてくれた女性をあっさり捨てる売れっ子タレントが多い中で、経緯はともあれ柴田は温かみを見せた。芸人には珍しいタイプだ。
 「男らしく責任を取って」?「温かみを見せた」?…バカじゃないの。

2005年9月23日金曜日

前原「総理」の「次の内閣」

■「大臣と呼ばないで」 前原流、「次の内閣」呼称でも(朝日新聞)
 「大臣」とは呼ばないで――。民主党が、党の政策決定機関である「次の内閣」の閣議では「大臣」の呼称をやめることになった。これまでは互いに「総理」「官房長官」「大臣」と言い合っていたが、前原代表の指示で今後は「担当」と呼ぶ。

 「次の内閣」は99年に導入され、当時37歳だった前原氏も社会資本整備担当大臣として「初入閣」。いまは「総理」となったが、総選挙で大敗し、政権交代どころか党立て直しが急務のなか、「ままごとのように見られる」(前原氏)ことを嫌った。

 前原氏は21日の「閣議」で「我々は政権を取っていない。置かれた立場を考え、呼び方でおごりに聞こえないよう徹底をしていきたい」と語った。
 何が驚きかって…これまで「閣議」で「総理」「官房長官」「大臣」などと呼び合ってたたのかよ、ってことですよ。

■それは「ままごと」以外の何物でもないし、笑いをこらえるのが大変で「閣議」どころではない。まぁ、政権がちっとも取れないんで、気分だけでも味わいたかったのかもしれないけど。

■前原の決断は当たり前のこと。ただ、「次の内閣」ってのにツッコミを入れることはなかったわけね。「次の内閣」って、これほど有名無実化している言葉もないわけで。いったい「次」っていつのことなんでしょう?


立浪和義&梅宮アンナ

■アンナ&中日・立浪、熱愛? 焼肉→お泊まり(夕刊フジ)
 タレント、梅宮アンナ(33)が、9月上旬に都内のホテルで、プロ野球中日ドラゴンズの立浪和義内野手(36)との“デート”場面がキャッチされた。きょう22日発売の写真誌「FRIDAY」が報じている。

 同誌によると、2人は約10年前から家族ぐるみの付き合いで、昨年の秋に久々に再会して熱愛関係になったという。同誌には車の中でのツーショット写真が掲載され、11日夜に都内のホテルで合流、焼肉を食べたあとに再びホテルに入り、翌12日夕方まで18時間をホテルで過ごしたことが伝えられている。

 アンナはバツイチ子持ち。立浪には妻子があるが、球界きっての“女好き”で有名。2人の禁断の恋の行方は…。
 また、立浪かよ。もしほんとだったら…

■今シーズン、たいした成績も残してないのにねぇ…女と遊ぶ暇があるなら、素振りでもしろ…ってな中日ファンの野次が聞こえてきそう。ただでさえ優勝をタイガースにもってかれて、気が立ってんだからさ。


ホワイトバンド

■今さらって気もするけど…ホワイトバンド問題について。正直そんな興味もないけど、記事を見つけたんで記録として。

■中田英寿、北島康介、藤原紀香、村上龍…なんて人たちがつけているそうで、ちょっとした社会現象になっているが…

■寄付でなく、ホワイトバンド貧困救済効果は“まっ白” (夕刊フジ)
 「えーっ、寄付されるんじゃないの?」「全額とはいかないまでも、ほとんどは貧しい国とかに寄付してるんだと思ってた」「寄付じゃないなら、(売上金は)どこへ流れているんですか?」
 都内で身につけた人たちの大半が、ホワイトバンドを善意の寄付行為と誤解していた。

 ホワイトバンド運動を主催する「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン実行委員会委員の一人で、NGO団体「オルタモンド」事務局長の田中徹二氏は、運動の“趣旨”を説明する。
 「ホームページを見てもらえばよく分かるのですが、運動の趣旨は『お金ではなく、あなたの声をください。その声をあらわすホワイトバンドを身につけてください』。あくまで、『政策を変える』ことを目的とした活動なんです」


■ホワイトバンドをつけていることは、「貧困問題に関心がある」という意思表示なんだそうだけど、「ファッションや流行として買っていく若者も多い」なんて書かれている時点で、もうアウトだかんね。「どうせ関心ないくせに、ミーハーだからつけてんでしょ」って見なされるだけ。私の周りにも着けてる者がたくさんいるのだが、どうもバカ者に見えてくる。そこに加わるなんて、絶対イヤっ。

■ネット上では懐疑的な意見が多数。そりゃ2ちゃん的ニヒリストからすれば、格好のネタだよなぁ…つまり、「いいこぶりっ子」してる奴らに文句は言うけど、自分が何かをするわけでもない(もしくは問題自体には興味が無い)。

■その際、叩かれるところは、売上金の使途が不透明なことにあるようだ…

 「3秒に子どもが1人死んでいる」との衝撃的なキャッチコピーは、チャリティーキャンペーンも連想させる。しかし、実際には売り上げが直接、貧しい国へ寄付される仕組みではない。それどころか、販売店や流通業者がある程度“もうかる”ようになっている。

 製作・販売、流通全般に携わっているPR会社「サニーサイドアップ」では、1個の値段(300円)のうち、原価や製作流通経費が7割を占めていると説明する。

 「フェアトレードの観点から中国や南アフリカなどにも、安価で発注していないため原価も高い。また、善意だけでなくビジネスとしてしっかりやってもらうため、流通コストもそれなりにかけている」(サ社)

 そして、残りの3割にあたる“収益”は寄付金ではなく、冒頭に田中氏が話すようにあくまで「政策誘導するNGOの活動費」となる。
 ちょっと、「サニーサイドアップ」って会社が曲者なんだな。「フェアトレードの観点から」ってのも、おいおいほんとかよって感じ…おいしい話があんじゃないの、ってさ。「フェアトレード」なんて理念はこの際どうでもよくて、現実的に「活動資金」を捻出するためのモデルを追求しろよ。

■まぁ、これだけ大きな輪が広がってんだから、NGOなんかも、世間の批判に答えざるをえないでしょう。


2005年9月21日水曜日

「脱派閥」という派閥

■脱派閥狙い新人研修会 首相「無党派層は宝の山」(共同通信)
 自民党は20日、衆院選で初当選した83人を対象にした新人議員研修会を「開校」した。当面、週2−4回のペースで開催し、国会議員の心得や党の政策決定の仕組み、重要政策課題などについて党幹部が講義。その後も派閥総会と同様に週1回の形式で開き、従来は派閥が担ってきた「情報共有」などの機能を執行部が代行、党全体の脱派閥化を進めるのが狙いだ。

 小泉純一郎首相は冒頭のあいさつで「無党派層は宝の山だ。どの党にも所属していない有権者から支持を得ない限り、小選挙区で当選する可能性は極めて低い。そこをよく考えないといけない」と、従来の支持団体などに縛られない政治活動の重要性を強調。郵政民営化関連法案に反対した議員を例に「そのことだけの陳情を受けるから全体を見失う。一部の利害関係が全体の利益と合致するか判断することが極めて重要だ」と力説した。
 ま、「小泉派」だとか「小泉親衛隊」とか言われてるけど。

■今さらだが、今回、自民党は見事に「無党派層」をとりこんだわけだな。これまでは投票率が上がれば、民主党に有利などと言われていたが、逆転したわけだ。小泉首相の前任者が「無党派層は寝ていてくれればいい」と言っていたことを思うと、なんとも不思議な感じだ。

■それは「改革」が完全に自民党のものになったから。選挙中、自民党から「小さな政府」という言葉が頻繁に出てきたが、それが非常に好感をもって有権者に受けとめられていることに、この国の危うさを感ずる。税金の無駄遣いをなくすべきこと、財政赤字が深刻であることは言うまでもないが、それが「小さな政府」に直結してしまうのは、この国の事情がそうさせるのだろうか。

■これまで財政赤字を拡大させてきたのは自民党なのだが、財政赤字を反動に利用して「圧勝」する状況というのは、なかなか興味深い。にしても、自民党が「変人」の小泉純一郎を選んだバランス感覚ってのは…やっぱすごい。

■そして、この国の台所事情(+経済的閉塞感)が、社会民主主義勢力(社民党のことではない!)が育たない要因になっている。道がふさがれているために、結局、民主党も自民党と同じ方向しか見出せなくて、存在感が薄くなっている。そして、これが日本で「二大政党制」がしっくりこない最大の要因だろう。

■「ホリエモン」のところでやや触れたが、「小さな政府」で損をするのは田舎であるはずなのに、「改革路線」を支持しているってのも、これと関連してくるか。もちろん投票行動に「慣性」ってものが作用して、自民党に投票している人もいるのだろうけど。

■あるいは、(実態はともかく)「勝ち組」と「負け組」の二極化が指摘されるにもかかわらず、「小さな政府」を選択しようとする状況。 「勝ち組」から所得を移転させようとせず、「負け組」までも「小さな政府」を支持してしまう状況…

■ま、単に自分が受益者なのか負担者なのかという感覚がなくて、美辞麗句に食いついているだけの可能性が高いんだけど。勝ち組であることを自覚している人はいても、「あなたは負け組ですか?」と問われて、「はい」と答える人は少ないだろう。実態は負け組に分類される人でも、自分は「中流」だと思っている人が大半だろうし。

■でも、この国の税制が勝ち組に優しく負け組に厳しいということ、そして、その状況をいっそう強める方向にあるということを知っておく必要がある。

■あぁ、書いててめんどくさくなってきた。しっかりと時間をとって書き直した方がいいかもしれない。

■かなりタイトルからそれていったな。「負け組の政治学」とかに直そうかな。でも、そんな大したこと書いてないし、記事の第一印象があれなんで、ま、いいか。

■あぁ、そうだ。メモ…外交・安全保障、あるいは歴史認識ってに力点が置かれてるってのも、社会民主主義勢力が育たない理由のひとつなんじゃないか。つまり、「護憲依存症」にかかっていて、説得力のある経済政策を打ち出すことをサボってる。

あぁ…どうしようもなく無茶苦茶な文章。。。
もうどうでもいい。


ブログの女王

■女王つながりで、ってわけでもないが…

■「ブログ女王」眞鍋かをり、萌え〜のワケ(夕刊フジ)
 横浜国立大卒でグラビアアイドル出身のタレント、眞鍋かをり(24)が大ブレークだ。ウェブ上の日記「ブログ」で芸能人トップのアクセス数を誇り、彼女のメガネ姿にはオタク族が熱狂。単行本「眞鍋かをりの ココだけの話」(インフォバーン)も売れている。
 確かに…よく出てくるな。気のせいか、「ブログの女王」 などと呼ばれるころからの傾向のようにも思える。

 彼女のブログの魅力について、30代のネットウオッチャーは、「普通のタレントなら書かないこと−例えば、全裸でいるとか、ゲロを吐いたなんてことまで。『オイラ、パンイチで書いてます』なんてのが載れば、もう…」。アキバ系ならずとも、萌え〜というわけか。
 ここらへんは、他の有名人の追随を許さない感じ。忙しいのによく書けるなぁ…ゴーストライターでもいるのかな。

■ただ、「ブログの女王」と言うけども、悲しいかな「ブログ」としての機能は完全に麻痺している…
��「ブログ」の定義は曖昧だが、トラバこそブログの本質だと理解している。その意味で、ちっとも「ブログ」してない奴が言うなよって感じだけど(笑)。)

■コメントを受け付けてないのは当然だとしても、有名であるがゆえにトラックバックがゴミ(宣伝)で汚れている。古いパソコンだったら、閲覧しにくいんじゃないかな。ページをわけりゃいいのに…って思うけど。

 眞鍋をグラビア時代から知る出版関係者は「国立大出なのに、それを鼻にかけず、友達の感覚でだれにも接する」と人柄の良さも指摘。ちなみに、眞鍋がスカウトされたのは渋谷の吉野家であることは有名な話。
 おいおい…「国立大出なのに鼻にかけず」って、真鍋にはいつも「横浜国立大学卒」って札がついているわけで、それは違うだろ。学歴については、もう少し隠しておいた方がいいんじゃないの?って思う。

■そういえば、一般人の方のブログでもたまに見かけません?「○○大学」とか平気でトップページに書ける人。あれ、みっともないから、やめた方がいいと思う。ま、個人の自由なんだろうけど。

■「スカウトされたのは渋谷の吉野家」って、あまりにもキャラとマッチしていて、逆に違和感あるんだけど。ま、少なくとも、それを公言するってこと自体、キャラ的にマイナスになるとは考えられてないってわけで。

 さて眞鍋人気はどこまで続くか。

 「社会問題やグルメに詳しいので、将来は文化人タレントとしてもやっていける」(テレビ関係者)との評価もあり、「女優からコメンテーターになった高木美保(43)の座を脅かすかも」(同)という。
 というか、高木美保に好き好んでなりたい奴はいないんじゃないか。


女王の教室:阿久津真矢は理想の教師?

■日テレ「女王の教室」最終回視聴率25.3%(夕刊フジ)
 日本テレビが17日に放送した連続ドラマ「女王の教室」の最終回の視聴率が25.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得した。同ドラマでは初の20%超えで、今クールのドラマの中では、今のところ最高の数字を記録。
 恥ずかしながら、私も見ました。しかも話題になった後から見始めた、ミーハーな奴なのです。

■私のような人間が多いらしく、まんまと話題づくりに成功。初回の視聴率は14.4%ながらジワジワと上がり、最終回では一気に5.6ポイントも上昇した…らしいです。

■打ち切りを求めるメールが届いたり、スポンサーへクレームがいったりしたらしいけど、いやいや、たかがドラマですやん。そんな問題になるような表現があったようには思えんのだが。

■番組の冒頭、「この物語は悪魔のような鬼教師に小学6年達が戦いを挑んだ1年間の記録である」と出てくる。当初ならば、「"悪魔のような鬼教師”と言っているように、製作者は彼女を肯定してないんだから、クレームの意味がわからん」と擁護するんだけど、だんだん「いい先生」に仕立て上げるもんだから、「なんだそりゃ」と苦笑しておくしかないな。

■普通のおつむをお持ちの方ならばわかるだろうが、あれはあくまでも作られた設定なのだ。にもかかわらず、「阿久津先生のような先生が必要だ」などという意見があるらしいってんで、驚きを隠せないのですよ。

■いや、いちいちツッコミをいれるのも野暮ってもんだけど…まず、阿久津真矢があまりにも万能すぎるわけ。生徒に関するすべての情報を手に入れており、いかなる行動もチェックしている。たとえば、「絵の具がお姉ちゃんの使い回しが嫌で、親に無くしたと嘘をついて買ってもらったことがある」などという情報、どんだけがんばっても入手できないでしょ?

■で、そのうえで、生徒が立派すぎ。私の小学6年の頃とはえらい違い。いじめられて登校拒否する生徒がいても不思議じゃないし、自殺もあるし、へたすりゃ刺し殺されますよ。ま、それでも阿久津先生は万能であるがゆえに、未然にそういう兆候をつかむらしいんだけど。

■結果オーライだったんで、よかったんだけど、もし何かがあったら、いったいどうやって責任をとるんでしょうね。ま、そういうのも全部ひっくるめて、しょせんドラマ…となるわけだが。

■これを見た先生方、くれぐれも変な影響を受けないようにね…って、そんな奴いないだろうけど。あぁ、もしかして…そういうバカ教師に悪影響を与えるから、クレームがいくのだろうかぁ。


2005年9月19日月曜日

前原民主党で右傾化

■民主幹事長に鳩山元代表、ベテラン配慮の若手布陣
 民主党の前原代表は18日、幹事長に元代表の鳩山由紀夫氏(58)、国会対策委員長に野田佳彦氏(48)をそれぞれ起用するなど、新たな党執行部人事の骨格を決めた。政調会長には当選3回の松本剛明氏(46)を抜てきした。
��略)
 また、前原氏は小沢一郎・前副代表に代表代行への就任を求める意向を表明した。近く小沢氏を訪ね、就任を要請する予定だ。

 このほか、幹事長代理に玄葉光一郎氏(41)、政調会長代理に直嶋正行氏(59)(参院)、国対委員長代理に藤村修氏(55)をそれぞれ起用する方向だ。

 政調会長の松本氏は、党の安全保障政策の策定などを、前原氏とともに主導してきた。

 一方で、官公労など労働組合と関係が深い旧社会党系議員は、主要幹部に起用せず、事実上排除した格好となっている。
 ちょっと前、京都に旅行にいったとき、前原のポスターがあって、「あぁ、ここの選挙区なのか」とのんきに健闘を祈っておいたが、まさか党首になるなんて…健闘にも程がある。

■確かに「お遍路さん」では新鮮味もないわけで、43歳の「ジャニーズ系」(読売)は世間的にはOKなのかもしれんが、どうもなぁ。まずもって、松下政経塾出身ってのに拒否反応。安保・外交は一気に右にふれる感じ。なにせ高坂正堯ゼミ出身らしいですよ。

■ともあれ、口が裂けても「民主党支持」なんて言えない状況ができましたね。小沢一郎の自由党と合併したあたりから、妙な方向に行っている気がしたが、いよいよ雲行きがあやしくなってきた。ま、どうでもいいや。なにせ私は「無党派」ですから。


丸山弁護士:スキャンダルも行列

■スキャンダルも行列の丸山弁護士 (日刊ゲンダイ2005年9月16日)
 まず、火が付いたのは、法律相談の依頼人だった28歳OLとの間で争っているセクハラ裁判だ。「キスをしたり、抱きつかれた」「いや、キスを迫ったのは彼女。逆セクハラだ」と互いに譲らずで、訴訟沙汰に発展。週刊誌にこぞって取り上げられた。

 さらに「週刊新潮」は本業の弁護士活動で、「病床の老女に法外な弁護報酬を吹っかけた」と報道。そして今週発売の「女性セブン」では、「独身と偽り5年も私をダマした」とする40代の元愛人女性に告発されている。

 この1カ月で週刊誌の見出しになることナント、5回。しかも、繰り返しネタでなく、常に新鮮な材料を提供する始末だ。どーして、こう次から次へと醜聞が湧き出てくるのか。

「ワキが甘いの一言です。昔から、女性にちょっかいを出し、しばしばセクハラまがいの言動はあった。テレビで顔が売れたら、自粛しそうなものですが、それが彼にはできないのです。言葉遣いも乱暴で誤解を招きやすいタイプ。週刊誌の取材にも『お前ら、ストーカーか』とカミついたそうです。どんなトラブルを起こしても本人は反省の色なし。そんな態度に反感を持つ関係者は多く、今後もゾクゾクと醜聞が飛び出しそうです」(法曹関係者)
 例によって、「誰だよ、法曹関係者?」という感じだけども。

■そういえば、丸山和也・セクハラ弁護士?なんていうエントリーについて、顧問弁護士を名乗る人物からメールがきてたな。彼が24時間テレビの「チャリティーランナー」に決まったころだっけか。放っておいたけど。

■だって、「検索すると、貴殿のブログの該当部分が一番上に検索結果が表示される」などと言って、削除してくれってんだよ。冗談じゃないと。確かに「丸山和也・セクハラ弁護士?」ってのは、明らかに誘導目的のあざとい見出しだけど(笑)、何で検索で上位に出てくるからって、こっちが削除しなきゃならんのだ。「上位に表示してください」と頼んだ覚えもないし。

■言うなら、検索エンジンを提供してる方に言ってくださいよ…「セクハラ事件についての記事は検索の対象外にしてくれ」とでもさ。それと、「全くの濡れ衣であるにもかかわらず、丸山弁護士があたかもセクハラ弁護士であるかのような印象を与える」っていうけど、もっと影響力のあるメディアに言った方がいいんじゃないですか…「事実無根なんだから、一切の報道はまかりならん」って。

■というわけで、「スキャンダルも行列」らしいので、再び、奇妙な見出しにしておきました。いや、もちろん、当て付けではありませんよ。


2005年9月13日火曜日

郵政選挙:自民党圧勝

■民主党にとって、政権交代をできる最後のチャンスなどと言われていたが、「刺客」騒動などの「小泉劇場」にまんまと国民も乗っかっちゃったみたいね。いやはや、それにしても、ワイドショー政治と小選挙区制の相乗効果でここまでの「地滑り的勝利」が可能になるとはね。これがかつての「政治改革」の帰結ですか。あと、誰ですか、「ニ大政党制」とか言ってる人は?

■投票前に「自民圧勝」の報道が流れて、有権者に警戒感とかバランス感覚ってもんが働くかなぁ…とも思ったんですが。「造反組VS刺客」の「漁夫の利」で民主党が勝利ってケースも少なかった模様。

■小泉首相曰く、「郵政民営化に賛成か、反対かを決める国民投票」なんだそうだが、衆院では自民党だけで何でもできる状況が作り出された。これによって、重要な法案がどんどんとおるわけでして、この意味において、まんまと国民は詐欺に引っかかったわけですね。

■だから、「これにより与党は、幅広い政策を実現できる絶大な力を得た。同時に、少数意見に配慮し、健全な民主主義を維持していく重い責任を負ったことを忘れてもらっては困る。これまで以上に自制とバランス感覚が求められる。フリーハンドを得たと勘違いしてはならない。 」(朝日新聞社説)とか今さら言っても、虚しいだけですよ。

■もちろん「刺客」騒動だけで勝ったわけではないだろう。おそらく有権者は、「刺客」投入に小泉首相の「改革」への決意を感じとったのだろう。でも、こんなわかりやすいパフォーマンスでよくここまで支持を集められるな。小泉純一郎の「純」は単純の純だ…ってなことが言われるけど、国民も単純になってんのかね。シンプルな争点を好むってのも含めて。

■私事だが、実家の名古屋に帰ってきている。実家の選挙区は愛知1区で名古屋の恥部・河村たかし が当選。とはいえ、「民主王国」と言われてきた愛知県でも「小泉劇場」の影響で自民躍進。

■名古屋ってのは民主党が大好きな性分らしく、これまで民主党が議席を独占してきたんですね。ところが今回、愛知5区で自民党の木村隆秀が赤松広隆を破り、小選挙区制導入後では初の議席を自民党にもたらした。

■まぁ、愛知4区の「カリスマ主婦」の料理研究家、藤野真紀子なる人物が当選しなかっただけ(比例では当選)、よしとしておこう。まったく…「カリスマ」なんて冠がつくやつに、ろくな奴がおらんっての。

■岐阜1区、野田聖子が佐藤ゆかりに勝利。「聖子ちゃんをいじめるな」式の同情票のおかげ。佐藤ゆかり は「ゆかりタン」などとキモメンから持ち上げられたが、週刊誌上では、容赦無く不倫スキャンダルをぶつけられ、ペースダウン?法廷に持ち込むか…ってな話をふられても、これ以上知られてたまるかとばかりにだんまり。

■片山さつき は「ブランド好きの80年代女」とかひどい言われようだったが、勝利。ま、相手の城内実が弱かっただけ。

■小池百合子が小林興起に圧勝。そういえば、小林と民主党の鮫島宗明が「もっと暑くなればいいのに。小池百合子の化粧が落ちるから」と謀議してた。弱者同士、憎まれ口を叩いちゃって、なんとも微笑ましい。小池の厚化粧は尋常じゃないから、さぞかしすごい光景になるのだろう。だから、地球温暖化に熱心なのか、水打ち作戦とかがんばってますやん。あれも選挙対策だったのかも。

■それにしても「刺客」には、十分過ぎるくらいのセイフティネットが用意されていて、なんだか「刺客」から連想するイメージとは程遠い。いいご身分ですこと。

■奈良1区から国替えして出馬した高市早苗が、郵政民営化関連法案に反対した新党日本の滝実らを破って、返り咲き…あれ?「高市早苗」って誰?山本拓と結婚した「山本早苗」って人なら知ってるけど。あの人はたしか夫婦別姓に断固反対してたっけ。

■広島6区、亀井静香が堀江貴文に競り勝つ。いやぁ「ホリエモン」氏の気持ち悪い顔を見なくてすむのはうれしいが、亀井が当選ってのは複雑だな。堀江にとっては、どっちに転んでも良かったわけだ。むしろ、「非常勤」国会議員なんて叩かれないだけ良かったかも。

■でさ、堀江に投票したのはどんな人だろうとも思う。亀井ってのは典型的な田舎型政治家で、広島6区みたいな田舎には実に都合のいい政治家なんだよね。一方の堀江は、その対極にあるような人物で、彼ほどの「市場原理主義者」はいないんじゃないか。要するに、堀江が当選して困るのは田舎の人たちなんだよね。そのあたりをわかっていて投票していた人って、いったいどれくらいいるんだろ?

■茨城7区、自殺した永岡洋治の後継者、妻の永岡桂子は小選挙区では、ゼネコン汚職の中村喜四郎に敗北。比例で復活か。「弔い合戦」といわれても、勝手に自殺しただけだかんね。というか、選挙区の私物化だろ。

■菅源太郎や橋本龍太郎の次男・橋本岳は落選。ざまぁみろとだけ言っておく。一方、石原宏高は当選。ま、非常勤知事の石原慎太郎を含めて、石原家は税金で面倒をみることが決まりらしいので、しょうがない。

■社民党は議席増か。辻元がカムバックで土井が退出。ま、土井よりは辻元の方が役立つだろ。もちろん、出る杭は打たれる運命にあって、彼女が目立つたびに、例の「ワークシェアリング」(秘書給与詐欺)で叩かれるんだろうな。共産党は現状維持。「確かな野党が必要です」ってスローガン…うーん、共産党は「確か」なのか?

■公明党は存在感の希薄化を危惧ねぇ…いやいや、選挙における動員力は侮れないわけで、そうかわらんだろ。今までだって、持ち前の「実現力」でもって、自民党のイエスマンとして働いてきたんだし、注文つけることもないだろ。

■新党大地、鈴木宗男が復活。長女の鈴木貴子さんってのがやたら出てきて、うんざり。メディアってこういうの好きね。むしろ、ムネオハウスの魅力は、やっぱ「ハコ乗り」(ムネオ乗り)だ。

■他にも言うことがあった気がするが、ひとまずこんなとこ。あぁ…そうそう、反対の参議院議員がこれにビビって投票行動を変えたら、参院なんてほんといらないよね、っと。