2005年9月23日金曜日

ホワイトバンド

■今さらって気もするけど…ホワイトバンド問題について。正直そんな興味もないけど、記事を見つけたんで記録として。

■中田英寿、北島康介、藤原紀香、村上龍…なんて人たちがつけているそうで、ちょっとした社会現象になっているが…

■寄付でなく、ホワイトバンド貧困救済効果は“まっ白” (夕刊フジ)
 「えーっ、寄付されるんじゃないの?」「全額とはいかないまでも、ほとんどは貧しい国とかに寄付してるんだと思ってた」「寄付じゃないなら、(売上金は)どこへ流れているんですか?」
 都内で身につけた人たちの大半が、ホワイトバンドを善意の寄付行為と誤解していた。

 ホワイトバンド運動を主催する「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン実行委員会委員の一人で、NGO団体「オルタモンド」事務局長の田中徹二氏は、運動の“趣旨”を説明する。
 「ホームページを見てもらえばよく分かるのですが、運動の趣旨は『お金ではなく、あなたの声をください。その声をあらわすホワイトバンドを身につけてください』。あくまで、『政策を変える』ことを目的とした活動なんです」


■ホワイトバンドをつけていることは、「貧困問題に関心がある」という意思表示なんだそうだけど、「ファッションや流行として買っていく若者も多い」なんて書かれている時点で、もうアウトだかんね。「どうせ関心ないくせに、ミーハーだからつけてんでしょ」って見なされるだけ。私の周りにも着けてる者がたくさんいるのだが、どうもバカ者に見えてくる。そこに加わるなんて、絶対イヤっ。

■ネット上では懐疑的な意見が多数。そりゃ2ちゃん的ニヒリストからすれば、格好のネタだよなぁ…つまり、「いいこぶりっ子」してる奴らに文句は言うけど、自分が何かをするわけでもない(もしくは問題自体には興味が無い)。

■その際、叩かれるところは、売上金の使途が不透明なことにあるようだ…

 「3秒に子どもが1人死んでいる」との衝撃的なキャッチコピーは、チャリティーキャンペーンも連想させる。しかし、実際には売り上げが直接、貧しい国へ寄付される仕組みではない。それどころか、販売店や流通業者がある程度“もうかる”ようになっている。

 製作・販売、流通全般に携わっているPR会社「サニーサイドアップ」では、1個の値段(300円)のうち、原価や製作流通経費が7割を占めていると説明する。

 「フェアトレードの観点から中国や南アフリカなどにも、安価で発注していないため原価も高い。また、善意だけでなくビジネスとしてしっかりやってもらうため、流通コストもそれなりにかけている」(サ社)

 そして、残りの3割にあたる“収益”は寄付金ではなく、冒頭に田中氏が話すようにあくまで「政策誘導するNGOの活動費」となる。
 ちょっと、「サニーサイドアップ」って会社が曲者なんだな。「フェアトレードの観点から」ってのも、おいおいほんとかよって感じ…おいしい話があんじゃないの、ってさ。「フェアトレード」なんて理念はこの際どうでもよくて、現実的に「活動資金」を捻出するためのモデルを追求しろよ。

■まぁ、これだけ大きな輪が広がってんだから、NGOなんかも、世間の批判に答えざるをえないでしょう。


0 件のコメント: