自民党は20日、衆院選で初当選した83人を対象にした新人議員研修会を「開校」した。当面、週2−4回のペースで開催し、国会議員の心得や党の政策決定の仕組み、重要政策課題などについて党幹部が講義。その後も派閥総会と同様に週1回の形式で開き、従来は派閥が担ってきた「情報共有」などの機能を執行部が代行、党全体の脱派閥化を進めるのが狙いだ。ま、「小泉派」だとか「小泉親衛隊」とか言われてるけど。
小泉純一郎首相は冒頭のあいさつで「無党派層は宝の山だ。どの党にも所属していない有権者から支持を得ない限り、小選挙区で当選する可能性は極めて低い。そこをよく考えないといけない」と、従来の支持団体などに縛られない政治活動の重要性を強調。郵政民営化関連法案に反対した議員を例に「そのことだけの陳情を受けるから全体を見失う。一部の利害関係が全体の利益と合致するか判断することが極めて重要だ」と力説した。
■今さらだが、今回、自民党は見事に「無党派層」をとりこんだわけだな。これまでは投票率が上がれば、民主党に有利などと言われていたが、逆転したわけだ。小泉首相の前任者が「無党派層は寝ていてくれればいい」と言っていたことを思うと、なんとも不思議な感じだ。
■それは「改革」が完全に自民党のものになったから。選挙中、自民党から「小さな政府」という言葉が頻繁に出てきたが、それが非常に好感をもって有権者に受けとめられていることに、この国の危うさを感ずる。税金の無駄遣いをなくすべきこと、財政赤字が深刻であることは言うまでもないが、それが「小さな政府」に直結してしまうのは、この国の事情がそうさせるのだろうか。
■これまで財政赤字を拡大させてきたのは自民党なのだが、財政赤字を反動に利用して「圧勝」する状況というのは、なかなか興味深い。にしても、自民党が「変人」の小泉純一郎を選んだバランス感覚ってのは…やっぱすごい。
■そして、この国の台所事情(+経済的閉塞感)が、社会民主主義勢力(社民党のことではない!)が育たない要因になっている。道がふさがれているために、結局、民主党も自民党と同じ方向しか見出せなくて、存在感が薄くなっている。そして、これが日本で「二大政党制」がしっくりこない最大の要因だろう。
■「ホリエモン」のところでやや触れたが、「小さな政府」で損をするのは田舎であるはずなのに、「改革路線」を支持しているってのも、これと関連してくるか。もちろん投票行動に「慣性」ってものが作用して、自民党に投票している人もいるのだろうけど。
■あるいは、(実態はともかく)「勝ち組」と「負け組」の二極化が指摘されるにもかかわらず、「小さな政府」を選択しようとする状況。 「勝ち組」から所得を移転させようとせず、「負け組」までも「小さな政府」を支持してしまう状況…
■ま、単に自分が受益者なのか負担者なのかという感覚がなくて、美辞麗句に食いついているだけの可能性が高いんだけど。勝ち組であることを自覚している人はいても、「あなたは負け組ですか?」と問われて、「はい」と答える人は少ないだろう。実態は負け組に分類される人でも、自分は「中流」だと思っている人が大半だろうし。
■でも、この国の税制が勝ち組に優しく負け組に厳しいということ、そして、その状況をいっそう強める方向にあるということを知っておく必要がある。
■あぁ、書いててめんどくさくなってきた。しっかりと時間をとって書き直した方がいいかもしれない。
■かなりタイトルからそれていったな。「負け組の政治学」とかに直そうかな。でも、そんな大したこと書いてないし、記事の第一印象があれなんで、ま、いいか。
■あぁ、そうだ。メモ…外交・安全保障、あるいは歴史認識ってに力点が置かれてるってのも、社会民主主義勢力が育たない理由のひとつなんじゃないか。つまり、「護憲依存症」にかかっていて、説得力のある経済政策を打ち出すことをサボってる。
あぁ…どうしようもなく無茶苦茶な文章。。。
もうどうでもいい。
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