2005年9月28日水曜日

杉村太蔵

��杉村太蔵議員>党本部で会見 神妙な態度の受け答えに驚く(毎日新聞)
 「料亭に早く行ってみたい」に始まる数々の“放言”で物議をかもした自民党の新人衆院議員、杉村太蔵氏(26)が27日、「反省の気持ちを示すため」党本部で記者会見した。「国会議員としての自覚が足りないまま幼稚で無責任な発言を繰り返し、心からおわび申し上げます」と神妙な態度で受け答えして、集まったワイドショーのレポーターらを驚かせた。
 あまりワイドショー的なものをチェックしていなかったんで、こんなクールな奴がいるなんて知らんかった。みっちりと絞られて、へこんでた映像は見ていたけど、あんな放言していたのか。

■杉村太蔵かぁ…次の選挙、通るかなぁ…ニートとかアルバイトなどの若年層の雇用対策に関心があるみたいなことをいってたけど、そんなことよりも、今から自分の失職後のことを考えといた方がいいんじゃない?

■初当選以来、「最年少議員」として注目を集めた。それに気をよくしたのか、調子に乗って、「料亭に行きたい」「グリーン車乗り放題」「国会議員の給料は2500万円」「議員宿舎は3LDKで楽しみ」などと発言。「奔放発言」とか「奔放杉村」とか記事の見出しに見かけたけど、これはもはや「奔放」なんてもんじゃないっしょ。なんというか、素敵すぎます。

■センセ方…世間が「政治家の給料を減らせ!」となる前に、必死に振りかかる火の粉を払ってるわけですね(もしかして、意図的な問題提起だったりして)。で、無理やり記者会見に出されて、反省の弁を述べたわけだな。でも、あんまこりてないっていうか、もしかして、脳みそが足りないじゃないかという懸念も出てくる。
 連休中に本を読み、自分を見つめ直したという杉村氏。しかし、読んだ本は「1冊」で、書名は「プライベートなこと」と明かさなかった。「しかられた生徒のようでかわいそうですね」と質問されると、「全然かわいそうではありません」ときっぱり。
 本を読んだ…って「1冊」かよ。そんなの読んだうちにはいらんだろ。しかも、そんなんで見つめ直したなんていっても、いよいよ「ダメ人間なんじゃないか」という懸念は強まるばかりだ。

■あと、「しかられた生徒のようでかわいそうですね」なんて質問するバカにも驚いた。あなたはどあほうですか。同情する声も聞こえるが、「タックス・ペイヤー」としての自覚が無さすぎるんじゃない? ま、記者も「このバカなら、調子に乗っておもしろ回答すんじゃないか」と期待したのかもしれんけどさ。

▽政治評論家の有馬晴海さんの話
現行の小選挙区比例代表並立制では、小選挙区候補が全部通ってしまった時のことを想定して、杉村氏のような比例単独候補を用意しなければならない。落選を覚悟で出てくれる人を候補者として立てなければならず、そういう人をみんなきちんとした候補にするのは難しい。こういう制度をとっている以上やむを得ないと言える。比例をやめて人物だけを選ぶ選挙制度にすべきだと思う。とはいえ、自民党には彼を選んだ責任はあり、ある程度の教育はやらなければならない。
 いやぁ、こんなのがどっからわいてくるのかね。「公募」なんていうと聞こえがいいけど、若くてさわやかな印象があるってんで名簿にのっけただけでしょう。まさか当選するとも思ってなかったんじゃない?

▽評論家の佐高信さんの話 杉村議員は小泉首相が国会に送り込んだ「ロボット」。彼の失言や失態は「出来の悪いロボット」だったということであり、騒ぎになった責任は首相や武部幹事長にある。刺客と呼ばれて当選した人たちも、小泉首相が自分のいいなりになる議員を増やすために送り込んだ「ロボット」で、政治的な判断は出来ず、言いなりであることには変わりない。だから、今回の会見になり、ワイドショーなどの見世物になる。一連の騒動はその「ロボット」の実態が、彼によって暴露されたに過ぎない。彼に政治家としての自覚や資質を求めるのは、ロボットに人格を求めるようなものだ。
 いかにも佐高…な文章ですね。で、この「出来の悪いロボット」…しばらく隔離されて、修理に出されるそうですよ。まだまだこのロボットには手を焼きそうだけど。いっそ野放しにして、見世物にした方がいいんじゃないのかな。こういう馬鹿者を自民党は公認しましたってのが明白になってよいではないか。今さらなかったことにするなんて、ずっこいよ。

■ところで、杉村太蔵さんをさらし首にしたのは、旧橋本派1億円献金隠し事件から目をそらさせるためってな指摘もある。なるほど、うまいことやるじゃないか。まんまと食いついてしまったじゃないか。もっとも、これがなくても、そっちに関心が行っていたとも考えにくいが。


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