2005年12月11日日曜日

死刑囚ドナー

臓器提供の大多数が死刑囚 中国衛生省が確認(共同通信)
 中国誌「財経」最新号によると、中国衛生省の黄潔夫次官はこのほど、マニラで開かれた国際会議で、中国国内で実施している臓器移植に用いられている臓器の大多数が死刑囚から提供されていることを初めて認めた。
 中国が移植に死刑囚の臓器を使っているとの指摘は以前から専門家らから出ていたが、当局者が認めるのは異例。黄次官は「死刑囚本人と家族から同意を得ており、倫理的な問題はない」と強調した。
 同誌によると、昨年中国で実施された肝移植は約2700例、腎移植は約6000例。95%以上は死刑囚からの提供だった。
 あぁ、そういわれてみれば、そんなことをやってても不思議ではないなぁ。にしても、死刑囚が自分の中で生き続けるって、どんな感じだろ…割り切れるもんなのかな。

■新たに臓器移植法を制定して、改善していくとか。ま、北京オリンピックにむけて、人権問題への批判をかわそうってねらいもあるようだ。人権問題に関しては、どんどん圧力をかけていくべきだな。


2005年12月10日土曜日

格闘家・金子賢

金子賢、プロ格闘家に転向「やりたいこと見つかった」 (夕刊フジ)
 俳優、金子賢(29)が8日、大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われる格闘技PRIDE「男祭り」でプロ格闘家デビューする、と表明した。対戦相手は未定だが、身長183センチ、73キロの体でライト級に参戦する。

 金子は今年5月から俳優業を休んでいるが、「人生で初めて自分の意志でやりたいことが見つかった。相手は誰でもいい」と語り、俳優にも「未練はない。格闘家としてやっていきたい」と表情を引き締めた。

 3年前にグレイシー柔術を始め、今年3月から高田道場でプロ転向を視野に入れたけいこを始めていた。プロゴルファーの金子柱憲は叔父。
 ジャンクスポーツで、へらへら笑って立っているのが仕事かと思っていたのだが、こんなことやりだしたみたい。

■しょーじき、ボビーと同じノリかと思ったが、それなりの準備はしているようだ。ま、アメフトに挫折した花田勝氏みたいなことにはならないようにしてください。

■そういえば…流行語、なんで「花田勝氏」が選ばれなかったんだろ。おもしろい言葉なんだけどなぁ。


ドンキ:屋上コースター

ドン・キホーテ:六本木店・屋上コースター、反対運動で営業断念(毎日新聞)
 総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」(新宿区)は8日、港区六本木3のドン・キホーテ六本木店の屋上に21日開業予定だったコースター「ハーフパイプ」の開業延長を発表。事実上、営業を断念した。騒音などを懸念して地元で反対運動が起きており、ドン・キホーテ側がイメージダウンを避けるため決定した。
 10億円の損失らしいっす。ってか、あんなのができちゃぁ、地元住民からすりゃぁたまんないよな。自分がその立場だったら、どんな理屈で説得されようとも、とにかく反対しておくだろうなぁ。

■イメージダウンで思い出したが、あの「圧縮陳列放火事件」をみんな覚えているだろうか?消防法を無視して、人命軽視・利益重視経営のドンキですよ…そんなとこがやってるコースターなんて、危なっかしくって乗ってられませんわ。

 地上からは高さ約55メートルのこのコースターをめぐっては、地元の商店街や自治会が「青少年育成に悪影響を及ぼし、治安不安を誘発して騒音公害にもなる」と、区が解体を要請するよう求める請願書を港区議会に出し、10月に可決されていた。

 ドン・キホーテの担当者は「地域活性化にと考えていたが、遊戯施設が本業でもないのに、一部団体からバッシングされたのではたまらない」と語る。一方、六本木商店街振興組合の新保雅敏理事(54)は「ドン・キホーテ側に反省の言葉はなく、本当に開業しないか解体まで安心できない」と話した。
 いやぁ、騒音公害ってのはわかるのだが、「青少年育成に悪影響を及ぼし、治安不安を誘発」ってのはすごい理屈だな。あれができても大して関係ない気が…いや、むしろ、ドンキそのものが「青少年育成に悪影響を及ぼし、治安不安を誘発」ってんなら、わからなくもないけど。ほら、ドンキって、客もちょっとアレな人が多くて、治安が悪いじゃないっすか(失言)。

■「地域活性化」って、よくそんなことが言えたもんだな。テレビに出ていたドンキの常務ってのもすごいことを言っていたな。端的に言って、「頭のおかしな人たちに反対されたんで、しゃあないからやめる」って理屈。ヤクザな企業ですよ、ほんと。


細木数子と養鶏

■細木発言問題:フジテレビ「事実誤認」と謝罪 養鶏協会に(毎日新聞)
 フジテレビのバラエティー番組で占師の細木数子さんが鶏卵について行った発言について日本養鶏協会など養鶏業界団体がフジテレビに抗議した問題で、フジテレビは8日、同協会に「事実誤認があった」などと謝罪し、今後の対応などについて協議した。
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 両者の間で問題とされているのは、11月11日に放送されたフジテレビの番組「幸せって何だっけ」の中での細木さんの発言。細木さんは鶏卵の価格の安さを批判し、養鶏場では24時間明かりをつけ1日に2、3個も卵を産ませている▽ほとんどが薬でつくられている、などと発言した。

 これに対し、日本養鶏協会は、「照明は最長でも1日あたり14時間。1日の産卵数は通常1個で、3個も産卵する鶏はいない。抗生物質など薬物も使用基準を守り安全性が確保されている。食の安全への関心が高まる中、看過できない」と反発。抗議文を提出し回答を求めている。
 まぁねぇ…そうはいうものの、養鶏ってかなりえげつないことしてそうだけど。ま、養鶏に限らず、だけどさ。

■それにしても、メディアはいつまで「細木先生」とかってもてはやしたら気がすむんだろうか。この人の「占い」(というか、きわめて主観的な意見)って、ちっとも当たらないし。なんであの人の「お言葉」を、ありがたがるんだろ。


防衛庁官舎ビラまき事件

■1年前の「立川自衛隊監視テント村」というエントリーのことなど、すっかり忘れていたのだが…

防衛庁官舎ビラまき事件に逆転有罪判決…東京高裁(読売新聞)
 東京都立川市の防衛庁官舎に昨年、イラク派遣反対のビラを投函し、住居侵入罪に問われた市民団体「立川自衛隊監視テント村」メンバーの大西章寛(32)、高田幸美(32)、大洞俊之(48)の3被告の控訴審判決が9日、東京高裁であった。

 中川武隆裁判長は「表現の自由は尊重されるべきとしても、他人の権利を侵害してよいことにはならない」と述べ、3人を無罪とした1審・東京地裁八王子支部判決を破棄し、大西被告に罰金10万円、高田、大洞両被告にはそれぞれ罰金20万円を言い渡した。3人は上告した。

 判決は、1審判決同様、3人が居住者らの意思に反して立ち入ったとして「住居侵入罪に該当する」としたうえで、刑事罰を科すだけの違法性があるかどうかを検討。1審判決は、「政治的意見を表明するという目的は正当」としたが、中川裁判長は「派遣命令の拒否を促す、自衛官工作の意味を持つ」と述べた。

 さらに、居住者からの抗議やビラ投函を禁止する掲示があったにもかかわらず投函を続けたことを指摘し、「居住者らの不快感などから、違法性が軽微とは言えない」と結論付けた。
 なんというか、どうも政治的な臭いがきつくてかなわんですね。

■いえね、私は貧乏学生ですので、セキュリティがゆるいとこに住んでないんですけど、ビラ投函目的で住居侵入されまくりなんですね。これは非常に迷惑な話でして、自衛官ばかりでなく、我々市民のためにも働いてくれよ、と憤りを覚えるわけです。

■たとえば、大手の某ピザ屋さんが、やたら玄関先にゴミを突っ込んでくるんだけど、このゴミを警察に持って行ったら、しょっ引いていただけますでしょうか?「表現の自由」とかが絡んでこないわけだから、こっちの方が取り締まりやすいはずなんだけどなぁ…お願いしますよ。


2005年12月8日木曜日

自民党と民主党が連立?

首相、民主に大連立打診 前原代表は即座に拒否(共同通信)
 小泉純一郎首相が今年9月下旬ごろ、自身に極めて近い人物を通じて自民、民主両党の「大連立」の可能性を民主党の前原誠司代表にひそかに打診していたことが7日、明らかになった。前原氏が即座に断ったため首相の大連立構想は「幻」に終わったが、衆院選で圧勝し、与党が衆院で3分の2を超える勢力を獲得したにもかかわらず、民主党に連立を持ち掛けた首相の「真意」をめぐって、与野党に大きな波紋を広げるのは必至だ。
 関係筋によると、この人物が首相の意向を踏まえて前原氏と会談。構造改革推進へ強力な体制づくりや将来の憲法改正も視野に、首相が民主党との連立を望んでいることを説明したという。
 これに対して、前原氏は政権交代可能な2大政党制の確立が必要との立場から、自民党との連立に応じる考えがないことを伝えた。
 マジっすか。首相の「真意」もなにも、そんなの聞くまでもなく、何て言うかはわかりきってません?なのに、大きな波紋を広げるのは必至なんすか?

■大連立なんてのは想像しただけでも怖いですね…いや、むしろ、その方がわかりやすい構図になるかな。

■ま、連立を組めば、民主党の影が薄くなって、保守党の二の舞になることはみえてんだけどね。前原的にも言行不一致で総理の座が遠のいてしまうし。


2005年12月6日火曜日

大橋建一和歌山市長「今市もイマイチ」

��和歌山市長>「今市もイマイチ」女児殺害で不適切発言(毎日新聞)
 広島市安芸区や栃木県今市市で小学1年女児が殺害される事件が相次ぐ中、和歌山市の大橋建一市長(59)は5日、市議会本会議で子どもの安全対策を問われ、「栃木の今市もイマイチのまち」などと答弁した。大橋市長は「不用意な、配慮を欠いた発言だった」として、6日の本会議で発言を取り消し、謝罪する。

 一般質問で子どもの安全対策についての決意を問われた大橋市長は、「広島の事件の容疑者が逮捕されたかと思えば、次に栃木。いずれにしても大都市ではない。広島もかなり郊外で、栃木の今市もイマイチのまち。そういうところで事件が相次いで起こる。我々のまちもまた、全く人ごとではないと強い思いを持っている」と答弁した。
 ダジャレもイマイチ…などと畳み掛けてはいけない。それこそ馬鹿者の仲間入りだ。というか、こういうのは思いついても言わない勇気ってのが求められるんですね。

■オヤジというのは、なぜこうも「オヤジギャグ」を言いたがる生き物なのだろうか、と思ったり。


武部勤「日本は天皇中心」

■「日本は天皇中心の国」 自民・武部幹事長が会合で発言(朝日新聞)
 自民党の武部勤幹事長は5日、水戸市で開かれた会合であいさつし、「日本という国は天皇中心の国であります。中心がしっかりしているということと同時に、中心をみんなで支えていく。そういう国柄だと思います」と語った。00年に当時首相だった森喜朗氏が、会合で「日本は天皇を中心とする神の国」と発言。戦前に国家神道の傘下に入るのを拒んで弾圧された創価学会を支持母体とする公明党や、主権在民に抵触するとして問題視した野党などが反発した経緯がある。

 在職50年を迎えた同党の山口武平・茨城県議をたたえる中で述べたもので、「茨城県政発展の原動力は、中心にある山口先生がすばらしいということと同時に、みんなでもり立てる姿こそがそれ以上にすばらしい。これからの日本国もかくありたい」と続けた。
 いや、森喜朗の「神の国」発言に比べると、すごく見劣りする…ほら、「神の国」ってのがあまりにもバカすぎて素敵すぎてさ。っていうか、こんなのも記事なるんですね。

■もちろん、「天皇中心」って言葉が出てくること自体、思考回路がよくわからんすけど。っていうかですね、現実問題としてはですね、天皇が優れていようがとてつもなくバカでも、日本国の良し悪しには何の影響もないわけですよ…象徴だもの。


2005年12月2日金曜日

流行語大賞2005

■「流行語大賞」が発表された…なんてニュースを聞いて、やや驚いた。もうそんな時期か。流行語大賞2004なんて駄文を書いて、もう一年ですよ。今年は時の流れがすごく速い感じ。

��流行語大賞>「小泉劇場」「想定内(外)」に(毎日新聞)
 今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社主催)に武部勤・自民党幹事長の「小泉劇場」と、堀江貴文・ライブドア社長がニッポン放送株問題で連発した「想定内(外)」が選ばれ、1日、東京都内で表彰式が行われた。同賞は昨年12月から今年11月にかけて生まれた新語や流行語の「発生源」を表彰する。

 「小泉劇場のプロデューサー兼演出家」として衆院選で自民大勝に導いた武部幹事長は「小泉劇場を小泉オペラにまで盛り上げていきたい」と喜びの言葉を述べた。一方、衆院選に出馬して、小泉劇場で自ら「刺客」も演じた堀江社長は「まさかこんな言葉が選ばれるとは。私にとって想定外」と笑いを誘った。
 ふん、こんなん選ばれるのは想定内だ…とか言わせたいのか。そういえば、去年もこの二人登場してたんすね。「サプライズ」(武部)に「新規参入」(堀江)。このテカテカしたオヤジたちを選ばなきゃいけない決まりでもあるのだろうか。こうなると来年も出てきそうで、嫌ですねぇ。

 新語・流行語に選ばれたトップテンは以下の通り。(大賞を除く)

 クールビズ(小池百合子環境相)▽刺客(受賞候補者辞退のため受賞者なし)▽ちょいモテオヤジ(中年男性向け雑誌「LEON」の岸田一郎編集長)▽ フォーー!(レイザーラモンHGさん)▽富裕層(すみしんウエルスパートナーズの田中嘉一社長)▽ブログ(ブログ本「鬼嫁日記」作者のカズマさん)▽ボビーマジック(プロ野球千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督とサブロー、今江敏晃両選手)▽萌え〜(東京・秋葉原のメイドカフェ「完全メイド宣言」グループ)
 まぁ、例年よりは無難なんだろうけど、「ブログ」とか「萌え〜」なんて、ちっとも今年という感じではない。

■また、受賞者ってのも妙な話で、よくもまぁ代表者面してられるなぁとも思う。反面、「刺客」で誰も出てこないのは何でなんだ。「クールビズ」にて、すまし顔の彼女でもいいじゃないか。

■「ちょいモテオヤジ」ってのは気になっているフレーズだ。というか、私には単なる必死なオヤジにしか見えんのだが。レオンの編集長ってのは、「仕掛け人」としてではなく、その典型として受賞者に選ばれた気がする。

■レイザーラモンHGは、まぁ嫌いではないのだが、「ハードゲイ」なるものを演じて笑いがとれるっていう現象はどうなんだろう。この場合、気になるのが「ゲイ」に対する世間の目線であり、この国のホモフォビア。

■「萌え〜」よりも「メイドカフェ」の方がいいという気もしたが、萌えは「電車男」をも内包できるわけだな。まぁ、今年は「秋葉系」なるオタクに注目が集まったけども、これも世間の目線がどう変化したのだろうか。もちろん、オタクたちが「エルメス」を抱ける時代が到来したはずもないけども。

■そうそう、メイドカフェ。甘ったるい声で「ご主人様」とか言われて喜んでる人々の精神構造ってのにも興味がある。