■「流行語大賞」が発表された…なんてニュースを聞いて、やや驚いた。もうそんな時期か。
流行語大賞2004なんて駄文を書いて、もう一年ですよ。今年は時の流れがすごく速い感じ。
��流行語大賞>「小泉劇場」「想定内(外)」に(毎日新聞)
今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社主催)に武部勤・自民党幹事長の「小泉劇場」と、堀江貴文・ライブドア社長がニッポン放送株問題で連発した「想定内(外)」が選ばれ、1日、東京都内で表彰式が行われた。同賞は昨年12月から今年11月にかけて生まれた新語や流行語の「発生源」を表彰する。
「小泉劇場のプロデューサー兼演出家」として衆院選で自民大勝に導いた武部幹事長は「小泉劇場を小泉オペラにまで盛り上げていきたい」と喜びの言葉を述べた。一方、衆院選に出馬して、小泉劇場で自ら「刺客」も演じた堀江社長は「まさかこんな言葉が選ばれるとは。私にとって想定外」と笑いを誘った。
ふん、こんなん選ばれるのは想定内だ…とか言わせたいのか。そういえば、去年もこの二人登場してたんすね。「サプライズ」(武部)に「新規参入」(堀江)。このテカテカしたオヤジたちを選ばなきゃいけない決まりでもあるのだろうか。こうなると来年も出てきそうで、嫌ですねぇ。
新語・流行語に選ばれたトップテンは以下の通り。(大賞を除く)
クールビズ(小池百合子環境相)▽刺客(受賞候補者辞退のため受賞者なし)▽ちょいモテオヤジ(中年男性向け雑誌「LEON」の岸田一郎編集長)▽ フォーー!(レイザーラモンHGさん)▽富裕層(すみしんウエルスパートナーズの田中嘉一社長)▽ブログ(ブログ本「鬼嫁日記」作者のカズマさん)▽ボビーマジック(プロ野球千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督とサブロー、今江敏晃両選手)▽萌え〜(東京・秋葉原のメイドカフェ「完全メイド宣言」グループ)
まぁ、例年よりは無難なんだろうけど、「ブログ」とか「萌え〜」なんて、ちっとも今年という感じではない。
■また、受賞者ってのも妙な話で、よくもまぁ代表者面してられるなぁとも思う。反面、「刺客」で誰も出てこないのは何でなんだ。「クールビズ」にて、すまし顔の彼女でもいいじゃないか。
■「ちょいモテオヤジ」ってのは気になっているフレーズだ。というか、私には単なる必死なオヤジにしか見えんのだが。レオンの編集長ってのは、「仕掛け人」としてではなく、その典型として受賞者に選ばれた気がする。
■レイザーラモンHGは、まぁ嫌いではないのだが、「ハードゲイ」なるものを演じて笑いがとれるっていう現象はどうなんだろう。この場合、気になるのが「ゲイ」に対する世間の目線であり、この国のホモフォビア。
■「萌え〜」よりも「メイドカフェ」の方がいいという気もしたが、萌えは「電車男」をも内包できるわけだな。まぁ、今年は「秋葉系」なるオタクに注目が集まったけども、これも世間の目線がどう変化したのだろうか。もちろん、オタクたちが「エルメス」を抱ける時代が到来したはずもないけども。
■そうそう、メイドカフェ。甘ったるい声で「ご主人様」とか言われて喜んでる人々の精神構造ってのにも興味がある。