2006年2月6日月曜日

皇室典範:女系天皇

■ま、たいして興味もないわけですが…

■毎日新聞社説「皇室典範改正 政争の具にせず、論議深めよ」
 小泉首相にとって「小泉改革」を総仕上げすることが今国会での最大の目的だ。行革推進法案を成立させ、後継政権にも改革継承を担保させようとしている。
 ところが、ライブドア事件や耐震データ偽造事件など不祥事が次々に発覚。先の総選挙に出馬したライブドア前社長、堀江貴文容疑者の逮捕で、与野党の形勢は大きく変化。「小泉改革」の影の部分に焦点を絞り、野党は追及の姿勢を強めている。

 自民党内でも9月の総裁選に向け、有力候補者は独自の見解を口にするようになった。その典型が皇室典範改正問題だ。改正案の国会提出の是非を含めて、総裁選までには一定の結論がでるだけに、争点になりやすい。
 ふーん。政争の具ねぇ…でも、なんでも「ポスト小泉」ってレンズを通して見てるんで、そう思えてくるものなのかも。

■率直に言って、皇室典範改正への私の立場は…どうでもいいよ、なんだけども。だって、自分でもびっくりするぐらい関心が無いんですよ。まぁ、そんな結論をあせんなくてもって気もするし。

 現行の皇室典範は「男系男子」に限っているため、皇太子さまに次ぐ皇位継承者は秋篠宮さまで、将来は継承者が不在になる恐れもある。そこで、首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は、昨年11月に継承順位を「長子優先」とし、女性・女系天皇を容認する意見書をまとめた。制度の安定を最優先させた。
 ようするに、皇太子夫妻への当て付けって理解じゃ問題? 

■あるいは、「たくさんセックスして、男子を産んでください」の婉曲表現。何度も出してきたが、「子どもを一人もつくらない女性が、好き勝手といっちゃなんだけど、自由を謳歌して楽しんで、年取って…。税金で面倒見なさいというのは、本当におかしいですよ」(森喜朗)に習って言えば、「世継ぎを一人もつくらない皇太子妃が〜(以下略)」。

 毎日新聞の昨年12月調査では女性天皇は85%、女系天皇は7割が容認している。半面、有識者会議が皇位継承者確保のため、女性皇族にも男性皇族と同じ待遇を求めているが、8割が皇籍離脱は「自らの意思で」と、難色を示す。

 現憲法下では男女平等が当たり前で、男女共同参画社会の出現が当然視されている。女性・女系天皇の容認論を、多くの国民が支持する下地となっているようだ。
 「男女共同参画社会の出現が当然視」とか出てくるとさ、じゃぁ、そんな社会に何で天皇制なんて前近代的なシステムがあんのさ?ってことになるでしょ。男女平等とかは違うよなぁ。

■ま、「男系の伝統」ってのがそんなに重いもんなのか、私にはちっともわからんけど。

 ところが、皇室の女性が皇族以外の男性と結婚、その子孫が天皇家になる女系天皇には「男系の伝統は重い」と慎重論が与野党問わず広がりを見せている。すでに、与野党国会議員173人が改正案提出に反対署名している。その一方、小泉首相は今国会での成立を目指す方針を変えていない。

 天皇は国の象徴であり、皇室は古き伝統を引き継いでいる。国のかたちとも深くかかわっている。いうまでもないが、皇室典範改正を政争の具にしてはならない。
 「皇室は古き伝統を引き継いでいる」としても、女系になったとしても、「国のかたちとも深くかかわっている」なんて、そんなオーバーな話か、と思うものの、政争の具にするのはよくないよなぁ…などと、てきとーに流しておくこととする。


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