愛媛県警の捜査費不正支出問題で県警は24日、実名で内部告発した県警地域課鉄道警察隊の仙波敏郎巡査部長(55)に本部地域課通信指令室への異動を内示した。わらった。いや、仙波さんには悪いけど、あまりにも愛媛県警が笑えることをするもんだから。
仙波巡査部長は「報復人事だ」として、発令されれば、県警に発令の無効を求める仮処分を申請し、損害賠償請求訴訟を起こす意向を明らかにした。
県警は「本人から事情を聞き、マスコミ報道などで『辞める時は死ぬ時だ』などの発言をしており、万が一のことを考えて拳銃を所持しない部署にした」としている。
仙波巡査部長は20日、記者会見し、「上司に領収書を偽造するよう求められたが、拒否した」と、現職警官として初めて捜査費不正支出について証言した。
■だって、言い分がすごいじゃないか。「『辞める時は死ぬ時だ』などの発言をしており、万が一のことを考えて拳銃を所持しない部署にした」って、 いったいどんな頓知(とんち)だよ。
■確かに、ちょっとまえに、こんな記事を見かけたけども…仙波巡査部長の一問一答
■<警察不正>「負けたら死ぬ覚悟」現職警官が手口証言(毎日新聞1/21)
今回証言しようと思ったのはなぜか。「万が一のことを考えて拳銃を所持しない部署にした」と「報復人事」による圧力。だが、こんなものに、仙波さんは負けることはないだろう。
――正義感からだ。特別監査で何かが明らかになるかと期待したが、そうならなかった。最後のチャンスだと思った。
県警からの圧力はあったか。
――昨日もそうだし、何度も引き止められた。県警幹部から「お前が会見したら、県警は1年間は立ち上がれなくなる」と言われた。だが、問題にフタをしたら、一生立ち上がれないと思った。
95年以降も偽造領収書は作られているのか。
――私は(偽造領収書にかかわることを)要求されなくなったので、確認できないが、その後もあったと思う。
今後の身の振り方は。
――あと4年たてば定年を迎える。「圧力に負けたら死ぬ」くらいの覚悟で臨まないと、この席にはいられない。
捜査協力者は実際に存在するのか。
――存在しない。組織の情報を告発する人が金をせびるはずがない。
偽造領収書作りを拒否したことで、差別を受けたことはなかったか。
――警部補への昇進試験を受けた際、当時の署長に「偽造領収書を書いていないので、君は受からんよ」と言われた。
偽造領収書は警察官全員が書いているのか。
――95年までは、私以外に一人、偽造領収書作りを拒否している人間がいた。偽造領収書作りにかかわらないと、昇進できないので、ほとんどがやっていたと思う。
他にも裏金作りの方法はあったのか。
――各署の会計課が署員の印鑑を保管し、口座を作り、架空の旅費を請求・ねん出して裏金を作っていた。
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