町村信孝外相は16日、米軍ヘリ墜落事故現場の沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学を視察した際、記者団に「操縦技術が上手だったため、最小限の被害でとどまったのかもしれない」と語った。この後の記者会見で「素人考えで『最悪の事態ではなく、よかったなあ』という意味で述べた」と説明したが、地元の反発を招いた事故直後の米軍説明と同様の趣旨の発言だけに、物議をかもすことも予想される。言わんとするとこはわからんでもないけど、なんかマヌケですねぇ。
細田博之官房長官は松江市での記者会見で「発言に注意していただきたい。誤解されないよう説明されることを希望する」と述べた。民主党の岡田克也代表は岩手県二戸市での会見で「結果は奇跡に近かったが、それは結果論。発言の真意を疑う」と批判した。
■米軍には操作技術が下手な人も当然いるわけで、沖縄の方々にはそのリスクの覚悟をしていただこう…とまぁ、大臣自ら、ありがたいご忠告を沖縄県民になさっているのだろうか?
■8月には在日米軍のワスコー司令官が「乗員3人は制御不能となった機体を精いっぱい人のいない所に持っていった。被害を最小限に食い止めるため彼らが行ったことは大変素晴らしい功績だった」と発言し、反発をくらっていた。アメリカを愛してやまない町村さんのこと、いかにアメリカ軍は優秀であるかを言わずにはいられなかったのだろう。
■ブッシュ大統領が言っていることを、小泉首相は同じことを繰り返すと指摘されてきたけども、町村さんも、質のいいスピーカーになりそうだね。
■と言ってたら、こんな記事が…
「在日米軍再編、極東条項にとらわれず議論を・外相」(日経新聞)
町村信孝外相は16日、那覇市内で記者会見し、在日米軍の再編について「頭からまず、極東条項ありきだと非常に狭い議論になる」と述べたうえで、「今はまだ、頭を柔らかくして広い視野で議論することも大切だ」と指摘し、在日米軍の活動を極東に限定した日米安全保障条約第6条の「極東条項」にとらわれず議論すべきだとの考えを示した。同時に「条約を無視して最後の仕上がりまでやろうということではない」とも述べた。いやはや…
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