2004年8月17日火曜日

働く既婚女性・合計特殊出生率

■働く既婚女性多い地域ほど出生率高い…政府調査で判明(読売新聞)
 働く既婚女性の割合が高い地域ほど、1人の女性が生涯に産む子供の数も多い――。こんな傾向が、政府の男女共同参画会議の調査で明らかになった。
 会議によると、2000年国勢調査で、25歳から34歳の既婚女性のうち、調査を実施した同年9月に「少しでも働いた」と答えた人の割合(労働力率)は全国平均で44・1%。地域別に見ると、最も高かったのが北陸の59・5%で、東北55・2%、四国48・6%、中国47・6%、九州(沖縄県除く)47・3%が続いた。低いのは近畿36・7%、北海道41・1%、東京都を含む南関東41・2%だった。
 1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は、2001年人口動態統計で全国平均1・33。東北が最高の1・48で、以下は九州1・45、中国1・44、北陸同の順。南関東1・16、北海道1・21、近畿1・27が全国平均を下回った。 この結果、「既婚女性の労働力率が高い地域は出生率が高く、労働力率が低い地域は出生率が低い」という傾向が浮かび上がった。男女共同参画会議は「自宅から職場への通勤時間・距離や同居家族の構成、保育施設の充実度などが影響しているのではないか」と見ている。
 同会議は女性の労働と出産などの関係を検討する専門調査会を設置し、分析結果を来年夏にまとめる予定の新たな男女共同参画基本計画に関する答申に反映させる考えだ。
 案外、育児休業を取らないと損っていうことだったりして。


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