「勤勉名古屋人」を実証? 深夜の五輪TV視聴率伸びず(朝日新聞)
アテネ五輪もいよいよ大詰めを迎えたが、日本選手の活躍にわき、深夜のテレビ中継にかじりつき寝不足気味の人も多い。だが、「名古屋人」の場合はちょっと違う。人気競技の中継は深夜でも高視聴率を記録しているが、深夜になるほど関東や関西に比べて低い例が目立つ。「夜更かしは翌日の仕事に差し障るという意識」との指摘もあり、空前のメダルラッシュも「夜の早い名古屋」のハードルはなかなか超えられないようだ。
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「名古屋学」の著者で出版プロデューサーの岩中祥史さん(53)は「ものづくりにかかわる産業が多い名古屋では、夜更かしは翌日の仕事に差し障るという意識が強い。結果は早朝のニュースで見ればいいと考える人が多いのでは」と話す。
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岩中さんは「刷り込まれた価値観というのは、地元の人が活躍しているからといって変わるものではない」と言う。
一方、名古屋の郷土本専門店店主で「100%名古屋人」の著書がある舟橋武志さん(61)は「フレックスな勤務ができる人が、東京や大阪よりも少ないこともある。スポーツはだれでもライブで見たいもの。それを我慢して苦悶(くもん)している名古屋人の姿が目に浮かぶ」と同情を寄せる。
名古屋出身の私としては、ちょっと誇らしい。だが、最後の「フレックス〜」のくだりはどうだろうか。ちょっと疑わしい。実際の数値はどうだろうか?それが数字に与えるほどの影響があるのか?
・メダルがかかったソフトボール準決勝の中国戦(22日)や野球準決勝のオーストラリア戦(24日)は、夕方の時間帯の放送だったため、ほかの地区とあまり差はない。また、日本選手が活躍した柔道の各階級決勝や、卓球女子の福原愛の4回戦が含まれた番組でも大差はないが、これらは遅くとも午前1時ごろまでに試合は終わった。この時間帯を過ぎると、名古屋地区の視聴率は落ちる傾向にある。
・日本時間の13日午前2時過ぎに始まった男子サッカーの日本対パラグアイ戦。注目度の高さを示すように関東で10.5%、関西で7.8%が、名古屋は4.3%にとどまった(ビデオリサーチ社調べ、平均)。翌14日の開会式の模様を伝える午前2時40分からの番組も関東12.7%、関西10.9%に対して、名古屋は6%。
・三重県伊勢市出身の野口みずきが優勝した女子マラソン。23日午前0時スタートだったが、関東が19.2%、関西が18.4%の一方で名古屋は13.7%。続いてあった室伏広治が出場した男子ハンマー投げ決勝を含む番組は名古屋は3.9%に対し、関東6.4%、関西7.7%。
・中京女子大の3選手が出場した女子レスリング決勝は、23日午後10時から始まった3番組で伝えた。ここでも平均すると、関東8.1%、関西5.5%に対して、名古屋4.8%。
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