2004年8月18日水曜日

五輪日記

■オリンピックがやってるので、五輪ネタ。

■野村V3、アジア初だ/男子柔道
 天才が前人未到の3連覇を達成した。柔道男子60キロ級の決勝で野村忠宏(29=ミキハウス)がヘルギアニ(グルジア)を優勢で下し、3大会連続の金メダルを獲得した。3連覇は全競技を通じても、108年の歴史で21人目でアジアでは初となる。現役を退く決意で臨んだ大舞台で、また1つ大きな勲章を得た。

 ほんとね、まさに偉業ですよ。それでも世間的には、谷亮子の金メダルにもってかれてる。スポーツ紙の一面は谷ばかりだし、いつでも「谷亮子・2連覇」が先にくる。野村びいきの私としては、憤りを覚える。

■そのせいか、谷亮子が憎たらしく思えてくる。だいたい、何がYAWARAちゃんだよ。そこからして不満なのだ。目立つために「田村亮子で金、谷亮子でも金」などというキャッチフレーズを作ってるし、金メダルにキスをするのも絵になってない。谷には、ガリガリとかじりつく方がお似合いだ。

■ともかく、これで支持率低迷に悩む小泉さんが「国民栄誉賞」を与えようと企むんでしょうね。いわゆる「五輪サプライズ」だ。でも、さすがに、(谷亮子に対して)「痛みに耐えてよくがんばった、感動した」って使い回しはまずいよ。

■しかしまぁ、野村でも谷でも…夫婦愛とか、そういったサイドストーリーは必要なのかねぇ。これは他の競技にも共通していることだけど。感情移入できないと、盛り上がれないからだろうか?

■体操ニッポン、復活の団体金メダル。で、気になった言葉…
刈屋富士雄(NHKアナウンサー)
「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架橋だ」

 最後の演技者、冨田洋之がフィニッシュの伸身新月面宙返りをしたときに発した言葉。タイミングもばっちり合っていた。

■これは明らかに名言を意識したお言葉ですね。各局、この場面を使うわけだしね…狙っていたのだろう。明らかにNHKテーマソング「栄光の架橋」(ゆず)を意識している(さすがにまんまだとまずいので「への」に変えている)。民放も流すわけで、こういうのはどうなんでしょうか。

■2004年流行語大賞、取るか…五輪を象徴する言葉として。となると、最大のライバルは「田村でも金、谷でも金」だ。

■五輪テーマソング、どの曲も不作なんだけど、ひどいのがテレビ朝日だ。B’zの「ARIGATO」なんだそうだが、不愉快極まりない。BGMとして流れるのだが、「ありがとう〜ありがとう〜」と念仏のように繰り返している。あれ、何とかならないもんか。

■女子ホッケーが負けているのはそら残念だけど、便乗芸能人たちがガッカリしている姿にはニヤリ。便乗芸能人の皆様、お疲れ様です。

■野球はいつまで「長嶋ジャパン」なんですか?まぁ、野球なんてどうでもいいんですけどね。

■一方、「監督」の存在感が薄いのが、「なでしこジャパン」と名付けた女子サッカーだ。初勝利をあげた時、どの局も大きく取り上げてたね。

■その際に取られるのが「二足のわらじ」アプローチだ。男子と比べて、サッカーだけでは生活ができないので、普段は別の仕事をしている。そうした選手たち生活にカメラが迫るという、どれも似通った内容。荒川選手が西友でレジを打つ姿は何度見たことか。

■日本テレビまでも、この「二足のわらじ」特集をしていたのには驚いた。だって、日テレ・ベレーザの選手も数名いるわけだが、その選手たちに「二足のわらじ」の環境にしているのは待遇が悪いからでしょ?もっと申し訳なさそうに報道してもよさそうなものだが。


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