2012年夏季五輪招致を巡って、開催地を決める投票で、国際オリンピック委員会(IOC)委員の間に依然、買収体質が根強く残っていることが4日、明らかになった。同日夜、英BBCの報道番組の中で、BBCの「おとり取材」に対して買収工作に応じるIOC委員や票のとりまとめを働き掛けるエージェント(仲介人)の姿が放映されたもので、IOCも調査に乗り出すという。いまさら「そんな…嘘だろっ!」と言っても、わざとらしくてしょうがないが…まぁ、なんともマヌケだよなぁ。こういう動きを取り締まれないものだろうか。もし、第三者機関からの作用が働かないなら、IOCの自浄作用にを期待しても無理だよ。
「五輪を買う」というタイトルで放映された報道番組では、ロンドンでの五輪開催によって経営拡大を目指す企業のコンサルタント会社を装った番組スタッフが4人のエージェントと接触し、さらにIOC委員との会合の隠し撮りなどが流された。エージェントの1人は、委員20人の票のとりまとめが出来ると話し、「1人当たり20万ユーロ(約2700万円)が必要だ」と買収金額を示している。別のエージェントは接触できる委員として約30人の氏名を具体的に挙げた。
また、エージェントと同席したブルガリア・オリンピック委員会会長を務めるイワン・スラフコフ委員は、来年の開催地決定で「どこに投票するか決めていない」と話し、買収に応じる用意があることを認めている。
■この番組、見たいよ。ニュースでやんないかなぁ。「実はドッキリでした〜」とネタばれの瞬間のリアクションが見物なのだが、スラフコフ委員、エージェントともに「汚職の実態を見極めるために、(BBCの)誘いに乗るふりをしたのだ」と弁明しているらしい。「おとり」に引っかかって、いったいどんな見極めができたというのか…謎である。
■「アテネ・オリンピックを応援しています」とかCMでやってんだけど、「あぁ、金が動いてんだなぁ…」と思うだけで、個人的には、ちっとも企業イメージのアップにはなってないんだけど。
■スポーツに政治を持ち込むな…とサッカーのアジア・カップでも言われてるけど、スポーツの祭典であるオリンピックなんて、何よりも政治的であり、経済的である。アテネ五輪もいいけど、こういうことにも焦点を当ててきちんと報道して欲しいな。
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