今秋の米大統領選で再選を目指すブッシュ大統領の陣営が流している「五輪」という言葉を使ったテレビCMを、米国オリンピック委員会(USOC)が疑問視し、物議を醸していることが20日、明らかになった。
AP通信によると、USOCは「五輪」という言葉の使用権は国際オリンピック委員会(IOC)に独占的に認められており、特に選挙広告に使うのは適当でないとブッシュ陣営に抗議した。
米国内で放送されているこのCMの五輪編では、1秒足らずだが画面下に、イラクとアフガニスタンの国旗が映り「この五輪では2つの自由国家が増え、2つのテロリスト政権が減った」とのナレーションが流れる。
また、専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」の電子版によると、アテネ五輪に出場しているイラクのサッカー選手がこのCMに対して不快感を示した。
五輪を政治的に利用するのは、どの国でも一緒ですね。
��米大統領選>ケリー氏、中傷広告黙認でブッシュ氏を批判(毎日新聞)
米民主党の大統領候補、ケリー上院議員は19日のボストンでの演説で、共和党系の退役軍人団体がケリー氏のベトナム戦争での戦功を中傷するテレビ広告を流していることをブッシュ大統領が黙認しているとして激しく批判し、ベトナム戦争中のお互いの兵役について論争したければ「かかってこい」と挑発した。軍歴じゃぁケリーには勝てないね。
ケリー氏は、ベトナム戦争中に海軍に志願し、小型哨戒(しょうかい)艇の艇長として五つの勲章を受章した。ところが小型哨戒艇の乗員の一部らがこのほど「真実を求める小型哨戒艇退役軍人の会」を結成し、テキサス州の共和党系業者の出資を受けて、ケリー氏の勲章受章のもとになった戦功報告にウソがあったなどと批判するテレビ広告の放映を開始した。
ケリー氏は演説で、同団体を「ブッシュ氏の選挙運動の最前線だ。ブッシュ氏は彼らに汚い仕事をさせたがっている」と猛反発。さらにケリー陣営は19日、共和党大会が終わるまで広告を控えて選挙資金を節約することにしていた方針を転換し、ケリー氏のベトナム戦争中の戦功を訴える広告を流し始めた。
また、これに先立って民主党系団体「ムーブ・オン」の政治活動委員会も、「ジョージ・ブッシュは州兵になるために父親を利用した。今は、志願してベトナムに行って英雄的に働いたジョン・ケリーを攻撃する誤った広告を許している」との広告を放映。ブッシュ大統領がベトナム戦争徴兵を逃れるために父親のコネでテキサス州兵になったのではないかとの疑惑を再燃させるなど、ベトナム戦争の軍歴をめぐるネガティブキャンペーン(中傷広告)合戦が激しさを増している。
ホワイトハウスのマクレラン大統領報道官は19日の会見で、ブッシュ陣営は共和党系団体とは無関係と述べ、「我々はケリー氏の兵役に疑問を提起したことはないし、今後もしない」と説明した。
「かかってこい」と挑発した…の後に、「我々はケリー氏の兵役に疑問を提起したことはないし、今後もしない」とつなげるとブッシュが逃げてるみたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿