2004年7月7日水曜日

フォー・ザ・ミスター

■中畑“監督”着任…“主役”不在のユニホームお披露目(夕刊フジ)
 中畑ヘッドコーチも弱気になった。アテネ五輪で金メダルを狙う長嶋ジャパンの新ユニホームが5日、発表された。が、そこで初めて袖を通すはずだった長嶋監督は、脳梗塞のリハビリ中のために不在。「指揮をとってくれると信じている」と、強硬に言い続けてきた中畑ヘッドコーチも、迫りくるタイムリミットに、不在の場合を想定し始めた。

 「キューバとの壮行試合(13、14日)に顔を見せてくれるだけでもいいんだが…。選手も待ち望んでいると思う。本人は行きたいと意識していても、ドクターストップがかかる可能性があると聞いているが…」

 中畑ヘッドにしても、長嶋監督の様子は伝聞の域を出ないという。

 「新しいユニホームはすでに長嶋さんのもとに届けられ、袖を通そうと練習しているらしい」

 新スパイクには、長嶋監督の強い願いを受けて、「フォー・ザ・フラッグ」の刺繍が記され、いつでも、どこでも、選手のそばにいることになった。

 いよいよ、長嶋ジャパンを中畑ヘッドが直接、指揮をとる日が近づいてきた。
 フォー・ザ・フラッグねぇ…これを聞くと小泉首相の「ショー・ザ・フロッグ」を思い出すのだった。

■にしても、どうしてこうも長嶋に気を使う必要があるのかねぇ。「ゆっくり療養してください」とか言って、さっさと変えればいいじゃないか。

■変えにくい状況を作っているのは、長嶋茂雄である。なんせ復帰する気まんまんってんだから。


■間に合うかどうかもわからない状態で適切なチーム作りができるのか疑問だ。仮に病み上がりの長嶋が監督になっても、選手やコーチに気を使わせるだけだし、適切な采配ができるのか(長嶋の場合、健康であってもそこは疑わしいが)。

■選手・コーチ陣・メディアを見よ。「フォー・ザ・フラッグ」なんてスローガンはどうだってよくなっている。そこにあるのは「フォー・ザ・ミスター」だけである。

■ようするにこのチームは長嶋のものでしかない。チームを私物化しておいて、「フォー・ザ・フラッグ」とよく言えるものだ。バカもやすみやすみ言え。

■長嶋は自分が「英雄」になることしか考えてない。結局、選手より目立ちたいだけなのである。「フォー・ザ・フラッグ」の精神をチームに浸透させたいのなら、長嶋が監督を辞退して、自らそれを実践すべきじゃないのか?


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