陸上自衛隊が復興支援活動を行うイラク南部のムサンナ県民の約半数が、自衛隊の活動に満足していないことが21日、地元紙「アルサマワ」の世論調査でわかった。日米関係を考慮せずに「復興支援」という観点から見れば、武装した自衛隊が行くよりも、現地で雇用して公共投資を行った方がよかった。村上龍『あの金で何が買えたか』(小学館)的に考えれば、自衛隊をわざわざ派遣した金で、どれだけの雇用が期待できただろうか。米国の占領統治に協力しているというイメージをもたれないし、反日感情を高めることもない。また、人質誘拐事件も起きなかったのではないか。20億ものお金が救出費用にかかったとされる。イラクのために、いったいどれだけのことができただろうか。
自衛隊の活動への過剰な期待はかねて心配されていたが、評価が数字に表れたのは初めてで、同紙のナフィ・エルファトリス編集長(34)は「期待が大き過ぎる一方で、自衛隊の支援があまりに遅く小さ過ぎた結果」と分析している。
世論調査は、陸自の本格支援が始まった後の3月27日から4月7日にかけて、サマワ市などムサンナ県内11市村から無作為抽出した2000人に面接して行われた。
それによると、「自衛隊の派遣は有益か」という質問に対し、「思わない」と答えた人が51%に上り、「思う」の43%、「どちらとも言えない」の6%を上回った。また、「自衛隊の駐留に賛成か、反対か」という質問では、「賛成」が49%、「反対」が47%、「特に考えはない」が4%で、賛成と反対がほぼ同数だった。
一方、「自衛隊に何をしてもらいたいか」との質問では、「失業問題の改善」を挙げた人が45%と最も多く、次いで「復興」33%、「投資」17%の順だった。
陸自がサマワ入りする前の今年1月前半に行われた世論調査(1000人対象)では、「自衛隊の派遣を歓迎する」が86%を占めていた。
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■「米国は単細胞」 中曽根元首相がイラク問題で批判(朝日新聞)
中曽根元首相は21日、東京都内で講演し、イラク問題について「米国人は(ペルシャ)湾岸で政治をしたことがない。しかも単細胞だから自分の民主主義が一番いいと思って押しつける癖がある。アラブの民衆の所へ行ったら失敗するに決まっている」と述べ、米国の占領政策を痛烈に批判した。すっかり「老人特有の症状」が見られる大勲位に、「単細胞」と言わしめるのがアメリカの現状だ。まだまだ棺桶は無用とばかりに、「ご意見番」的に政治活動を続けている。
その上で「米国は軍事戦争に片が付いたら仏独ロを迎え入れ、相当譲って平等に一緒にやっているという姿をアラブ人に見せるべきだ」と指摘した。
中曽根氏は、イラク戦争開戦時に、小泉首相にこうした考えを伝えたことを明かした。さらに「パレスチナの独立国家をつくって、アラブ人が納得すればイラクもうまく行く」と助言したという。パレスチナ問題では、「イスラエルに圧力をかけると、11月の大統領選の時にユダヤ人の票が入ってこないので手を抜いている」と、米国の対応を批判した。
■ベッカム、次は男と浮気!?(日刊スポーツ)
異性トラブルが絶えないが、21日にはゲイ疑惑が再び浮上した。19日夜にロンドン市内で行われたビクトリア夫人の所属会社主催のパーティーに丸刈りで出席。その時履いたジーパンの左後ろポケットに白と黒のバンダナを見えるように入れていたが、これが問題となった。ゲイ社会では「僕は今日、ボクサーショーツ(体に密着し、ラインがくっきり出るトランクスのようなもの)の下着をつけているよ」のメッセージだという。真意は明かされていないが、英国の複数の新聞が報じた。記事のバカバカしさに笑った。仮にベッカムがゲイだとしたら、わざわざこのようなネタを提供する必要があるのか。女性スキャンダルの食つきが悪くなったから、新しい餌に代えましたってとこか。
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