■テレビ朝日「ニュースステーション」の久米宏が降板、後任は古舘伊知郎が務めるらしい。久米は好き嫌いがわかれるタイプのキャスターだが、僕はどちらかと言えば好きに属する部類だ。それだけに少し残念である。よりにもよって、後任が古館だ。まぁ、奴の実況は大嫌いだが、どのようなコメントをするかは見物だ。久米の色が強いNステで、どれだけ古館の色が出せるか。
■聞くところによると、K1参戦、マイク・タイソンのファイト・マネーは1500万ドル(約17億7000万円)とのことだ。確かに注目度は抜群だろうが、はたしてタイソンはどれほどやれるのか。そして、K1の世界進出の布石となりうるのか。そこらへんはかなり疑わしいところだ。
■少しだけ『24時間テレビ』を見た。
■山田花子が「チャリティーマラソン」をしていた。毎年、応援歌というのがあるわけだが、別に「チャリティーランナー」には届いていないわけだし、好き勝手に歌われても、ちっとも応援になっていないように思えるのは気のせいだろうか。「チャリティーマラソン」を応援することで、強引に「チャリティー感」を出しているだけのように思える(そもそも「チャリティーマラソン」の「チャリティー」という概念がひどく不可解だが)。どうも、地味な『THE 夜もヒッパレ』を見させられているという感がある。
■障害者の男性と女性…結婚までの再現ドラマってのがやってた。その特徴は、ドラマに本人自らが出演している点にある。「感動のエピソードでしょ?」と本人たち自らが、視聴者に同意を迫られているようであり、あざとく見えてしょうがない。やってて恥ずかしくないのだろうか。演技はもう見てらんないくらい下手糞で興ざめだ。
■「障害(ハンディキャップ)を持っていても、こんなことができるなんてすごいと思いました」ってのがタレントの紋切り型のコメントだが、どうも嫌な気持ちになる。なんだか「障害を持ってるのに、これだけのことができるなら、自分たちはもっとすごいことができる」と優越感にひたっているように思えてしまう。そのことに人はひどく無自覚だ。
■この番組は、障害者を前面に出してはいるが、「感動」と「優越感」を渇望する健常者のための番組に思えてならない。この番組が嫌いな人には、製作者の(障害者をダシにした)「感動+視聴率」至上主義体質だけではなく、「無邪気な視聴者」に対しても、同様の拒否反応があるのではないか。この番組を見ると罪悪感に近い感情を僕は抱いてしまう。
■ホームページを見て知ったのだが、今年もこりずに「おデブちゃん企画」をやるらしい。『おデブちゃんと呼ばないで!日本一の琵琶湖カヌー横断』という企画だ。
■去年も述べたが、「デブでもこれだけのことができるぞ!」と威張ってる暇があるなら、まず痩せろと言いたい。番組スタッフは、障害者とデブを混同して、障害を持っていてもこれだけのことができるぞ、って構図を描き感動させたいのだろう。だけど、デブは克服できるのであって、障害ではないということを完全に忘れ去っているようだ(意図的に?)。
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