■韓国・大邱で開かれるユニバーシアード夏季大会…「北朝鮮美女軍団」(別に美女の集団とは思わんが、固有名詞として定着しているのでこの語を使う)に注目が集まっている。なぜあれほど騒ぐのだろうか。リーダーらしき人物が統率を取っている?どうでもいいと思うよ。あと、「一糸乱れぬ応援」という紋切り型コメントはなんとかならんもんか。安っぽいったらない。
■あるコメンテーターが、「美女軍団」に熱狂する韓国男性はまんまと戦略にはまっている…なんてことを言っていたが、そのことはマスコミにも言えることだ。「美女軍団」への関心を煽ってるのは彼ら自身じゃないか。
■「北朝鮮はスポーツに政治を持ち込んでいる」という批判は妥当なものではあろう。「祖国統一」という言葉を「美女軍団」が使うことによって、民族感情を高めようという意図が見える。アメリカから守る「命綱」に韓国がなりうることを北朝鮮は知っている。
■しかし、「ユニバーシアード」のスポーツに関する情報は全く聞かない。注目はもっぱら「北朝鮮」だ。「スポーツ」に政治を持ち込んでいるねぇ…そもそも、日本のマスコミは「ユニバーシアード大会」を「スポーツ」だと思っているのだろうか。
■ある方からのお便りで気づいたことは、『24時間テレビ』が明日に迫っているということだ。今年のテーマは『 あなたを一番愛する人・・・ 』だ。去年のように長文を書かないかもしれないが(参照:去年の雑文)、それなりにチェックはすると思う。少し、今年の見所を予習しておこう。
■例年通りのアイドル起用ということで、今年はTOKIOになった。番組のホームページによれば、「メイン」パーソナリティを務めるらしく、“お仕着せで企画に参加するのではなく、大人になったTOKIOの5人が「自ら考え、自ら行動して」たくさんの事を決めていきます”と得意顔だ。つまり、これまでは「お仕着せ企画」だったと自白しているわけね。
■『ガチンコ!』(参照:ガチンコ最終回)で「やらせ」「捏造」の技術を鍛えられたTOKIOがどのような感動の捏造をしてくれるかが見物だ。まさしく「捏造」という観点から見れば、適材といった感じで、『24時間テレビ』の製作スタッフの人選を高く評価したい。
■チャリティーマラソンのチャリティーランナーは山田花子だ。「自分を見守り育ててくれた吉本興業みんなの為に、24時間完走を目標に盛夏の過酷な状況を乗り越えて日本武道館を目指します。」という例年通りわけのわからない動機だ。こんなありがた迷惑な「恩返し」が許されるのだろうか。どうせ吉本新喜劇のメンバーは応援を強制されるわけで、むしろ、恩を仇で返すような行為と言ってもよいのではないか。
■ドラマ「ふたり」には、長瀬智也と深田恭子が出演し、不慮の事故で長瀬が「下半身不随」になる模様。ドラマには「ハードル」がつき物だが、それを「障害者」で賄うという、なんとも24時間テレビらしい、安易な発想だ。
■原因不明の疾病にかかり一時は体操を中断した少女は、コマネチの話に感銘を受け励まされ復活。いつかその演技を目の前で見てみたいという思いを綴った手紙を、後藤真希に託す。コマネチはその手紙を読み、心を動かされたと快諾…か。なんで後藤に結びつくのか?あまりにも唐突だ。TOKIOのとこでは「お仕着せ企画」でないって自慢してたのに。じゃぁ、こっちはどうなんだと問いたい。反省の欠片も見られない。
■企画を作ることは下手でも、障害者を利用する悪知恵には長けている『24時間テレビ』のことだ。義足の甲子園球児・曽我健太選手(今治西高校)が餌食になるという不吉な予感がいまからするのだが。
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