2003年6月2日月曜日

ゴキブリ法則

■ゴキブリを部屋で見つけて、ショックを受けた。というのも、あの有名なゴキブリ法則が思い出されるからだ…1匹いたら、あと数十匹いると思え。このことは、ゴキブリというが集団を作る生き物であることに根拠づけられているのだろう。あの黒く気持ち悪い生物がうじゃうじゃといて、そいつらと同居していると思うと、何だか気分が悪くなる。
■あの気持ち悪さは何事だろうか。あの物体を発見した時、かなりビビった。あの「カサカサ…」という動きがどうもいけない。しかし、一方で、それだけで排除されるゴキブリというのもかわいそうな存在なのかもしれないなどとも同情している。確かに、感染病などを運ぶという害の面はあるが、日本は感染症が深刻であるというわけではあるまい。やはり、ゴキブリは「醜い」「不潔」という論理で排除されている。なんだかかわいそうだな奴だ。
■ここで気になるのは、ゴキブリを忌み嫌うのは世界共通なのだろうか、ということだ。これは調べてみないとわからないが、少なくともゴキブリを食用・薬用として利用する地域は存在するらしい。
■どうでもいい豆知識コーナー。ゴキブリの名前の由来…蓋つきの食器(五器、御器)をかじることから、五器噛(ごきかぶり)と言われ、その後、フリガナの間違いなどによりゴキブリとなったようだ。
■そういえば小学校の頃、「ゴキ」と呼ばれる子がいた。汚い格好と肌が黒いことから、不名誉にも「ゴキブリ」と命名され、クラス中から「ゴキ」と呼ばれていた。ちょっとしたイジメだったなぁ…子供ってのは残酷だ…
■…などと他人事のように発言してしまったが、最初にそう呼び始めたのは、他ならぬ僕である。いや、ほんと何気なく呼んだだけなんだ。もうあっという間に広がったなぁ…ゴキブリ。その後、周囲からゴキブリのようにしつこく「ゴキ」と呼ばれ続けた。(そう言えば、彼は一時期「しらみ」とも呼ばれていたなぁ…)
■麻生太郎が「(創氏改名)朝鮮の人たちが『名字をくれ』と言ったのがそもそもの始まりだ」と発言した。創氏改名は、朝鮮の皇民化政策の一環として実施されたと一般的には理解されている。一方で、日本との経済交流の中では、日本名を名乗った方が都合が良かったという理由から、強要されたものではないとする主張も存在する。だが、経済のためと割り切って、自己のアイデンティティを捨て、日本名を求めた人はいったいどれだけ人数だというのか。麻生は「強制された人はいない」と言いたいのだろうか。
■また、麻生は「ハングル文字は日本人が教えた。義務教育制度も日本がやった。正しいことは歴史的事実として認めた方がいい」と発言。さらに、「歴史認識を一緒にしようと言っても、隣の国と一緒になるわけがない」と述べ、根本的解決は困難との見方を示した。
■確かに、歴史認識の問題は難しいだろう。だが、だからこそ、慎重に議論をしなければいけないはずだ。政権与党の政調会長という重役についている政治家ならなおさらのこと。軽々に発言することで、「(日本に対する)韓国の感情的な反発」と「(麻生に対する)保守派の喝采」を得ることができようが、いったいそれがどれだけの意味があるというのか。よっぽど、小林よしのり みたいな奴に「歴史認識がしっかりしておられる」と誉められたいのだろうか。
■韓国は感情的になりすぎている。そのことをまず認識すべきだ(保守派は誰よりもそのことを知っているはずなのだが)。そこに、麻生のような頭の悪い政治家が、何も考えずにべらべらと喋り、火に油を注ぐ…これでは溝は深まる一方だ。根本的な解決の困難性は、溝を埋めようとはこれっぽっちも考えない政治家にある。そのことをまず麻生は知るべきだろう。 ■彼のような人間に「日本はいつまで謝罪すればいいんだ!」と言って欲しくない。それよりも私は、「いつまで日本に謝罪をさせるつもりだ!」と麻生に言いたいんだ。
■カレーにはコーヒーを入れるとコクが出ていいと聞いて、作ってみた。よくわからなかった。これは対照実験でもしないとわからんかも。いや、コーヒーを入れる量が少なかったのか。
■貴乃花の「一台年寄貴乃花襲名披露パーティー」と称して生中継番組が放送されていた。まぁ、断髪式、引退セレモニーだね。おもしろかったのは、兄である花田勝や母である藤田憲子がほとんど出てこなかったこと。「若貴」などはNGワードに指定されていたみたいね。
■貴乃花、挨拶の台本を用意してた。それぐらい見ないでやれよ…感情が入ってないし。しかも、そのわりには凡庸な表現しかしていないし。頭の悪さを改めて見せつけて終了。


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