■毎年、8月15日が近づくと「靖国参拝するのか?」が話題になるが、そのこと自体やめろと言いたい。どーでもいい、ほんっとに。じゃぁ、ブログのネタにすんなよって感じではあるが。
■追悼のあり方 静かに議論を続けたい(毎日新聞・社説)
靖国神社にはA級戦犯が合祀されている。問題の本質は、やはりここにあろう。
中国人監督によるドキュメンタリー映画「靖国」が今春、「反日的だ」との批判を受け、上映を取りやめる映画館が相次ぎ、さまざまな論議を呼んだのは記憶に新しい。一方で、昭和天皇がA級戦犯合祀に強い不快感を抱いていたことも近年、明らかになった。
一部の若い政治家の中には、先の大戦を正当化、美化するかのような風潮が出てきているのも事実だ。しかし、あの無謀な戦争に突き進んだ戦争指導者たちがまつられていることに違和感をおぼえる国民は決して少なくないはずだ。
では、わだかまりなく戦死者を追悼するためにはどうするか。
小泉元首相の参拝を契機にA級戦犯の分祀論や靖国神社の非宗教法人化、新たな国立追悼施設建設案などが浮上したが、政界では今、こうした議論はほとんどされていない。
河野洋平衆院議長が、この日の全国戦没者追悼式で無宗教の追悼施設建設を検討するよう求めたのは、この状況は好ましくないと考えたからだろう。小泉時代の喧騒は終わった。むしろ、静かに追悼のあり方を議論する好機だと考えたい。
■話がこじれるので「A級戦犯」なんて使うなよって感じですが。機を逸してんだろうけど、やっぱ、日本政府が総括すべきだったよね…侵略戦争をしたとかいうとこれまたややこしいので、日本国民を無謀な戦争に駆り出した指導者の責任を。
■それをもとに政治家は判断すればいい。「一度、合祀した御霊は分祀できない」とする一宗教法人の靖国神社への参拝が妥当か否かを。
■「新たな国立追悼施設建設」ねぇ。ま、自民党政権が続く限り、不可能だろうけどね。福田政権にそれを達成する政治的パワーもないだろうし。
■終戦の日と靖国 福田首相はなぜ参拝せぬ(産経新聞・社説)
隣国への配慮も結構だが、肝心の国民のことをどう考えているのか。国を代表するリーダーなら、まず、国民のことを考えて行動してもらわなければ困る。「相手の嫌がることをあえてする必要はない。(中韓両国に)配慮しなければならない」と福田さん…言わなくていいこと言うよなぁって思う。わざとですか。批判してくれと言わんばかりじゃないか。
靖国神社には、幕末以降の国に殉じた246万余柱の霊がまつられ、うち213万余柱は先の大戦の死者だ。それだけ終戦の日の参拝の意義は大きい。とりわけ、首相以下の閣僚による靖国参拝は、国を守るという観点からも、重要な意義を持っている。
■「国民のことを考えて行動」ってあるが、まぁ、これは産経お得意の印象操作であって、靖国神社は国民的なコンセンサスが得られているわけじゃない。ま、靖国を否定する奴は「非国民」と解釈しておこう。
一方、日本武道館での全国戦没者追悼式で、河野洋平衆院議長は「政府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる施設の設置について、真剣に検討を進めることが強く求められている」と述べ、無宗教の国立戦没者追悼施設の建設が望ましいとの考えを表明した。「国民の間」から「戦没者慰霊の中心施設である靖国神社を形骸化するものだ」と批判されたらしい。しかし、「国民の間」から「無宗教の国立戦没者追悼施設の建設が望ましい」という主張もあるのも事実だ。
この構想は、福田首相が小泉内閣の官房長官だったときに発足した懇談会で浮上し、多数意見として報告されたものだ。しかし、国民の間から「戦没者慰霊の中心施設である靖国神社を形骸化するものだ」といった強い反対意見が出され、棚上げされていた。
それをあえて、戦没者追悼の場で持ち出すべきことだろうか。衆院議長の見識を疑う。
■「無宗教の国立戦没者追悼施設」は「戦没者慰霊の中心施設である靖国神社を形骸化する」のか? いや、そもそも現在の状況を見る限り、靖国神社は戦没者慰霊の中心施設となっていない。 靖国神社を認めたくない人がいるのは事実なんで、「無宗教の国立戦没者追悼施設」を新たに作って何が悪いの? どこに行くかは「国民」に決めさせればいいじゃないか。靖国神社は行きたい人は行けばいい。選択肢が増えることはよいことだ。
この日の靖国神社は、戦没者遺族にまじって、親子連れや若い学生、カップルらの姿がさらに目立っていた。靖国参拝が、遺族から子や孫の世代へと確実に受け継がれていることをうかがわせた。この参拝風景を定着させたい。
「靖国参拝が、遺族から子や孫の世代へと確実に受け継がれていることをうかがわせた」と喜んでいるとこ悪いけどさ、今年は参拝者減少したんじゃないかなぁ。なにせ首相が宣伝してくれなかったからね。
■靖国神社参拝、「冷めたじゃがいも」?(東亜日報)
536件(06年)→60件(07年)→51件(08年)。中国・韓国の激しい反発の勝利…続く安倍、福田でフェードアウト…ってな展開で、保守派は歯がゆい思いなんだろうな。
これは、朝日新聞など日本の五大紙が、毎年8月1日から14日まで扱った「靖国神社」関連記事の数。
2年前まで、韓日、日中関係のホットな懸案だった靖国神社参拝問題が、徐々に水面下に潜っている。
東京のある外交筋は、「8月15日に、首相だけでなく官房長官や外相などの主要閣僚も靖国神社に参拝しないことはほぼ確実だ。法務大臣など一部の閣僚が参拝するが、1、2人なら韓国と中国政府が大きく反発する可能性は低い」と話している。
靖国神社参拝問題を巡る韓日、日中間の葛藤が緩和し、日本国民の参拝熱も冷めつつある。
8月15日、靖国神社の参拝客数は、小泉純一郎首相(当時)が、日本の首相としては、21年ぶりに参拝を強行した06年に、史上最大の25万人を記録した。しかし、安倍晋三内閣の閣僚のうち1人だけが、参拝した昨年は16万5000人に急減した。
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