「できちゃった婚」が増加しているのは、婚前交渉を容認する性意識の変化だけではなく、「子供ができたら、ちゃんと結婚した方がいい」という法律婚重視の古い価値観が根強いため−。妊娠が分かってから結婚するカップルが目立つ最近の風潮をめぐり、今年の国民生活白書がこんな分析結果を示している。このニュースの前後に、ちょうど知念里奈の「できちゃった婚」を報ずる記事があった。芸能人の「できちゃった婚」も増えてるからね。それも意識変化に影響を与えてるのかな。
厚生労働省の調査によると、「できちゃった婚」による第1子の割合は、2000年までの20年間で全体の12.6%から26.3%に倍増。内閣府が今年実施した意識調査では、15歳から49歳の回答者のうち、男性の6割、女性の5割が「子供ができたら結婚した方が良い」と答え、「そう思わない」は男女とも1割に満たなかった。
この割合は若年層でも同様で、女性ではむしろ若い世代の方が法律婚重視の傾向が強い。白書は、子供ができても正式に結婚しないまま同棲などを続ける欧米諸国とは対照的と指摘している。
■お互いに結婚しようと決めているならば、子供ができてから結婚するってのは合理的な選択ではあるな。あえて国家の制度に乗っかって、「バツイチ」になるリスクを背負う必要もないし。欧米とは事実婚に対する意識が違う…というか、端的に言えば、事実婚自体が市民権を得ていない。
■で、日本だと「けじめをつける」などと言い出すアホが出てくるわけだな…だったら、避妊しとけよって感じだけど。
一方、離婚については、男女の意識の違いが明確に。女性は「問題ある結婚生活なら早く解消した方が良い」などとする肯定派が「離婚は望ましくない」とする否定派を33ポイントも上回ったが、男性では肯定派が否定派を11ポイント下回った。年代別では45〜49歳の男女の開きが最も大きく、「熟年離婚」の増加を裏付けた。これは実に興味深いところ。なんですかね、この要因は。女性の方は、家事労働で酷使されていて、開放されたいって気持ちが強いのかな。あるいは男性は世間体を気にして、「バツイチ」への抵抗感が強いとか。
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