2005年1月3日月曜日

大晦日:視聴率合戦

■あけましておめでとうございます。ま、何がめでたいかは知らないが、周囲がめでたそうにしているから、私もめでたそうに振舞っている。

■で、新年の挨拶もそこそこに、この時期の風物詩になりつつある「国民的番組」の衰退を報じるニュース…

■紅白歌合戦の視聴率、第2部は過去最低39・3%(読売新聞)
 大みそかに放送されたNHK「第55回紅白歌合戦」の視聴率が、関東地区で第1部30・8%、第2部39・3%となり、第2部は過去最低だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。
 前年に比べ、第1部が4・7ポイント、第2部が6・6ポイントの大幅減で、第1部も1990年の30・6%に次ぐ低い数字となった。 関西地区は、第1部28・5%、第2部38・6%で、いずれも過去最低だった。

 これについてNHKは「多メディア時代、多チャンネル化が進み、衛星放送等でも相当数の方にお楽しみ頂いたと思う。視聴率は、視聴者・国民の反響を知るための一つのバロメーターとして、様々な角度からじっくり分析したい」とのコメントを発表した。

 一方、民放各局の同時間帯に放送した主な番組(関東地区)では、TBSの「K―1プレミアム2004人類史上最強王決定戦」が20・1%、フジテレビの「PRIDE男祭り」第2部が18・3%、日本テレビの「細木数子の大晦日スペシャル!!」が14・4%だった。
 
■格闘技を見てた自分が言うのもおかしなもんだけど…いくつかのメディアが「改めて格闘技人気を示した」と報じてるが、それを聞くとうんざりするよなぁ…石原慎太郎じゃないけど「民度が低い」って思ってしまう。いつから日本人はそんなに暴力を求めるようになったんだ。

■紅白歌合戦を舞台にした元チーフプロデューサーの制作費横領などの不祥事、新潟県中越地震をはじめとした災害への自粛ムードで「質素絢爛」(大鹿文明NHK歌謡・演芸番組部長)だったそうだけど、でも「豪華絢爛」にしていたら数字が取れるってもんでもないでしょ。気品が損なわれるだけ。

■あれだけ下品で退屈な娯楽番組がこれだけの数字をとってるだけでも奇跡だって。むしろ、「人気低落に歯止めかからず」って、製作者にプレッシャーをかける方が間違ってると思うよ。NHKはさ、視聴率なんか気にしないで、若者に迎合しない番組を作るべきだ。って、若年層に属する私が言うのもなんだが。


■K−1…意外と数字取ったなぁ。何がよかったんだろ?個人的にはどうでもよかったが、やっぱ「魔裟斗×山本“KID”徳郁」?

■私的には、やっぱ「マケボノ」(曙)に注目してしまうよな。で、期待を裏切らない見事な負けっぷりだったな。お馴染みの圧殺攻撃にでたけど、ちっとも効いてないんだ、あれが。で、すぐに腕をとられて、みじめなギブアップ。格闘技界のハルウララは今年も連敗記録を期待できそうだ。製作サイドがそれに気がついていればいいのだが…弱い奴と対戦させて「初勝利」を演出するのだけは、絶対にやめるべきだ。

■ボブ・サップも惨めだったな。ジェロム・レ・バンナにボコボコにされて、逃げ回ってるし。おいおい、「ビースト(野獣)」って、誰か言ったか?かわいそうだったし、見てて痛々しかった。あぁなっちゃぁ、ビーストも終わりだね。むしろ、あぁいう珍獣は絶滅危惧種に指定して、保護が必要なんじゃないか。


■あいかわらず、フジテレビはえげつないくらいに引っ張った。試合前リポートや過去の対戦を流したり、VTRがしつこすぎる。NHK紅白でハッスルしてるはずの小川直也の前の試合まで動員する体たらくだ。試合自体は魅力的だったけども、それを水でおもいっきし薄めるもんだから、視聴者が離れていったのだろう。

■で、いつものとおり、小池栄子はうざかった。なんだ、あいつは。マジ引っ込んでくれよ。いったい何のために登場させているのか意味不明。誰がアイツのバカ喋りを求めてるっての?

■高田延彦、何しとんねん。いや、あれは若手お笑いブームを意識して、笑いを提供したかったの?フンドシで太鼓を叩いているのだった。あれが高田の言う「男」の姿とすれば、なんて滑稽な生き物だろう。

■ヒョードル×ノゲイラはやはりすごかった。んが、判定って、そりゃないだろ。「1/60億、人類最強決定戦」とか言っておいて、そりゃないっしょ。「ドロー」にして、決着がつくまで何回でもやれよ。


0 件のコメント: