東京・新宿に今春オープンしたゲームセンターが、クレーンゲームの景品にハムスターやミドリガメを導入したところ、都動物愛護相談センターから「生き物を使うのは好ましくない」と行政指導を受けた。店側は、その後景品をドラ焼きの模型に替えたが、「指導を受けたからでなく、当初そろえたものがなくなったから」と説明している。生物を景品としたゲームは今では珍しくはなくなったが、その是非は?【山本浩資】
関西に本社があるこの店は5月下旬、オープンし、約10台のクレーンゲームがある。6月に入って、景品をハムスターとミドリガメにしたゲーム機を1台ずつ置いた。ミドリガメのゲームは、金魚なども一緒に泳ぐ水槽の中のミドリガメを直接クレーンですくう。ハムスターを景品にしたゲームは、CD用のケースをつり上げると、ゲーム機の中のハムスターと交換できる仕組みだった。
ハムスターは当初、1匹ずつ虫かごに入れられ、ゲーム機の中に積まれていた。「かわいそうだ」と客からの通報を受けた都センター職員が今月12日、店を視察して指導した。これを受けて店側は風車や水飲み場、小屋がついた30センチ四方ほどのかごをゲーム機内に置き、その中にハムスター2匹を入れる形に変えた。
ハムスターがなくなった段階でおもちゃのドラ焼きに替え、ミドリガメも今は景品にしていない。店側は「指導後はペットショップと同じ展示に変えた。ハムスターをつり上げるゲームではなかったので、動物虐待には当たらない。他店との違いを出すための売り物だった」と説明した。
都センターは「動物愛護法の精神に反する。ゲーム機の中で飼われていること自体が適正ではない」と、今後も同様のケースは避けるよう求めていく方針だ。
◇伊勢エビでは愛護団体抗議
生き物を景品にしたクレーンゲームでは、00年に伊勢エビを景品としたものが人気を呼び、動物愛護団体が製造会社やゲーム店に抗議した例がある。
■う〜ん、どうなんでしょうねぇ。元来、私は「動物愛護」なるものに極めて懐疑的でありまして、これについても別にいいじゃんって思うわけです。お金で商品として取り扱われているのと、景品になっているのとではやっぱ違うわけ?展示環境の違い?いったいどういった違いなのだろう?
■まぁ、ミドリガメをすくうのは一見、残酷のように思えるけども、じゃぁ、何で「金魚すくい」は許されているのだろう? だって、弱らしているって意味では、ミドリガメの比じゃないよ。夏祭りのシーズンが到来する…都動物愛護相談センターは、まず「金魚すくい」で稼いでいる者に行政指導すべきだ。
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