2004年7月13日火曜日

選挙特番・視聴率

選挙特番、自民より“苦戦”…バレー、野球に食われ(夕刊フジ)
 明暗分かれた参院選。その“戦況”を刻々と伝えたテレビ局選挙特番の視聴率データが12日、ビデオリサーチから発表された(別表参照)。NHKが18.5%、民放ではフジが12.3%をマークする一方、投票締め切りの午後8時前後は10%割れが続出。「女子バレー」「プロ野球オールスター」の中継を絡めた局が数字を稼ぎ、政治がスポーツに食われた?
 ●ハマコー大暴れで民放最高視聴率 フジでは午後7時28分から「女子バレー日本×ロシア」を放送。その平均14.1%の高視聴率を引き継ぐ形で「踊る大選挙戦」につなぎ、民放特番では最も支持を集めた。
 番組は安藤優子キャスター、高島彩アナがメーンを務めたが、見せ場はコメンテーター、ハマコーの“暴動”。ゲストの鳩山由紀夫・元民主党代表が民主の政権獲りを語るや、浜田幸一・元衆院議員は「ウソいうな」とかみつき、スタジオはピリリ。おなじみ「選挙トリビア」では『35年前、自民党のイメージソングは水前寺清子の「話し合いのマーチ」』に「へぇー」がこだました。
 ●自民に厳しい? テレ朝では、初の選挙報道キャスター、古舘伊知郎氏が「3年前の参院選のビデオを見てきました」と予習きっちり。年金問題では、“貝”になった小宮悦子キャスターを尻目にゲスト議員にズバスバと切り込みも。
 京都選挙区からは新選組の池田屋襲撃事件の寸劇を見せたりもしたが、議席予想では、自民46と他局より辛めの読み。報道内容をめぐる自民とのにらみ合いの歴史も思わせた。視聴率9.6%もちょい辛めで…。
 ●巻き返しも 昨年11月の衆院選では、獲得議席予想数で失態した日テレ。前回は使用した共同通信のコンピューターのダウンが響いたとかで、今回は全系列30局、全国20万人対象の独自出口調査を敢行。福澤朗アナと菊川怜の「バンキシャ」コンビで視聴率11.5%はまずまずか。
 ●バッサリ TBSは前半、プロ野球オールスターを中継し15.4%と奮闘したが、本チャンの特番では尻すぼみ。「国民に説明する時間が足りない」という小泉首相の中継も時間不足で途中切られる一幕に、田丸美寿々キャスターは「時間が足りないのは私たちもです」。視聴率も7.8%では物足りない?
 ●ズバリ 午後8時台はバラエティー番組で対抗のテレビ東京。画面下などで速報もフォローし、10.0%と独自路線が支持された。選挙特番も、各党議席予想数が民放唯一全党ズバリの読み。4.3%もほぼ目標クリアだ。
 NHKは従来通り、午後8時からの選挙特番前に大河ドラマを放送。全国1400余の投票所での22万人超の出口調査など、物量作戦で視聴者を延々引き付け、視聴率18.5%と貫禄(かんろく)を見せつけた。
 局   開始時間 (分数) 視聴率
��HK   21:00( 60分) 18.5
日本テレビ 21:00( 60分) 11.5
��BS   21:24( 96分)  7.8
フジテレビ 21:24( 96分) 12.3
テレビ朝日 19:57(213分)  9.6
テレビ東京 21:45( 99分)  4.3
視聴率は関東地区、ビデオリサーチのデータをもとに夕刊フジ集計

う〜ん、こんなものか。


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