2004年7月26日月曜日

韓流

■【ニュスの目】韓流、裏返してみるべき(中央日報,2004/07/25)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が次のように話してみたらどうだろう。「日本の北野武監督が好きだ。同氏を見習って、努力する大統領になりたい」。また、盧大統領が、小泉純一郎首相に会って、次のように話してみたらどうだろうか。「日本のドラマ『ごくせん』が面白かった。ロケ先の学校はそのまま残っているのか」。そして『ごくせん』の主演女優、仲間由紀恵を青瓦台(チョンワデ、大統領府)に招待し、一緒にドラマの場面を語ってみたらどうだろうか。

「大統領が倭色(日本色)に染まっている」との非難が殺到したりはしないだろうか。しかし『冬のソナタ』について、そして『シュリ』について、小泉首相は語った。「『シュリ』に感動した」。「ヨン様(ベ・ヨンジュン)に会いたい、彼に似たい」。アジア各地に広がっている韓流(アジア地域に広がっている韓国大衆文化への人気)。しばらくの後、終わる風だろう、と思っていたが、いまや日本列島を揺るがしている。

張東健(チャン・ドンゴン)、李炳憲(イ・ビョンホン)、元彬(ウォン・ビン)のブロマイドが本屋の本だなを覆い『冬のソナタ』で学ぶ韓国語テキストが10万部も売れた。韓国は「ソニーを学ぼう、トヨタを見習おう」と叫んだことはあったが、日本の文化を褒め称え、賛嘆したことがあっただろうか。文化は水のように流れ、互いに分け合うものだ。堤防を設け堤防内の水は私だけが飲む、との態度を固守していれば、淘汰されるに決まっている。

韓流の熱風。嬉しく、歓迎したい。韓流も偉大だが、その韓流を喜んで輸入する国々はさらに偉大だ。これから、韓国も、心の扉を開こう。韓国の地にも「米国流」、「日本流」、そして「中国流」、「EU(欧州連合)流」が自由に流れなければならない。

■ごもっともな指摘。

■最後の文章…「日本流」だけは、意味合いがまるで違う。「日本の文化を褒め称え、賛嘆したことがあっただろうか」。やはり、そういった雰囲気が強いのだろう。っても、私たちが「反日」の一言で済ませちゃまずいんだけども。

■韓国のウェブニュースを見れば、「冬ソナ」ブームや韓流ブームが誇らしげに語られている。日本に自国の文化が受け入れられて、ナショナリズムが刺激されているのだろう。こういったことは日本と同じだ。


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