2003年7月9日水曜日

三瓶

■ある方からお便りをいただいて、イチローや松井秀喜のファンもメジャーリーグのファンとカウントされても問題はないのでは…という意見を頂戴した。う〜ん、僕としてはどうもすっきりしないんですよねぇ。
■たとえば、大人気の「デビット・ベッカム様」を思い浮かべてください。ベッカムに熱狂する日本人、日本のメディアが報じるベッカムが出場する試合…どれもサッカーの「試合」には興味がなく、あくまでもフォーカスは「ベッカム」。これをファンと呼べましょうか?で、それってイチローや松井など日本人メジャーリーガーの報道に類似点がありません?そんな「ファン」が純粋に一流選手による野球が見たい人の邪魔をするんですよ?「民族主義的だ」とアメリカ人に皮肉を言われても、僕は反論する気にはなりません。
■永田町の関心事は自民党総裁選挙、総選挙にあるらしい。総裁選は小泉再選となるだろうか。そういえば、昨日のTVタックルで、福岡政行は小泉再選は無いと言っており、三宅久之は小泉再選できまりだと言う。う〜ん…なかなか難しいところですね。小泉批判派が結束すれば、おもしろいことになるかもしれないが…僕としては、小泉再選の可能性が高いと思う。
■三瓶が『ナンバ壱番館』(ABCテレビ)、「『もう辞めてもいいですか?』って言ったこともある」「携帯の電源を3日間、切って過ごしたことも」と精神的に追い詰められていたことを告白。しかも、「いまも新しいネタを作るのが辛いんです」と悩み続けている…らしい。
■なんだ…消えたと思ったら、まだいたのか。「な〜んも考えてません」ってキャラでは生きていけないことに気がついて、同情でも買おうと思ってぶっちゃけたのだろうか。三瓶ってのは実力もなく、運と珍獣っぽさ(?)だけで成り上がって来たからね。飽きられたら消えるのは当然の定め。■そういえば、松本人志が「芸人は同情されたら笑いが取れなくなる」みたいなことを言っていたのを思い出した。でも、三瓶なんて元々笑えないわけだから、超ネガティブなキャラでも演じてた方が少しは延命できるかも。
■さらに、興味深いことが明らかになる。幼いころ、普段はかわいがってくれるおじさんが、酒に酔うと三瓶のことを「デブ」と呼んだため人間不信に陥ったという。愛嬌のある三瓶は中学校で人気者になったが、「どうせオレはデブだから」と子供のころのトラウマから抜け出せなかった。上京後も友だちを作らず、アルバイト先のパン店と自宅を往復するだけの日々を過ごしたが、「自分を変えよう」と決心。“ショック療法”として、お笑いの道を選んだというのだ。
■これほど馬鹿げた動機があるだろうか。太っていることをトラウマと言うのは、他のトラウマを抱えている人に失礼だと思う。よほど体質に問題がない限り、デブってのは本人の気持ち次第で克服できるわけで。自分を変えるために芸人になる?そんな動機で芸人になるからいけない。三瓶には、一刻も早くやめることをおすすめする。


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