2004年5月7日金曜日

小沢一郎とかマイケル・ムーアとか

■小沢氏が代表辞任“勧告” 菅氏否定も亀裂露呈(共同通信)
 民主党の小沢一郎代表代行が6日、国民年金保険料未納が発覚した菅直人代表に対して「毅然とした対応を期待したい」と“辞任勧告”した。
 6日発行の「夕刊フジ」の「小沢一郎の剛腕コラム」に書いたもので、一時党内に衝撃が走ったが、菅氏は記者会見で辞任を強く否定、小沢氏も事務所を通じ「真意が誤解されている。菅代表は国民にきちんと説明する責任がある」と釈明したコメントを発表した。取りあえず動揺は収まりつつあるが執行部内の亀裂を露呈した形で、今後の党運営に影響を及ぼすのは必至。菅氏に批判的なグループが小沢氏と連動し、“菅おろし”を活発化させる可能性もある。
 コラムの中で小沢氏はまず「強制加入である(国民)年金の保険料は税金に近いものであり、年金未納は脱税に匹敵する。単に事情を説明して『ゴメンなさい』で済まされるような問題ではない」と強調。
 小沢と菅直人では政策軸が離れている。小沢が菅を担いでる理由は人気だけだ。利用価値がなくなったら、捨てるのは自然な流れだろう。
■自由党との合併で、民主党の保守派が影響力を増すことを恐れていた。保守と保守の二大政党制は好ましくないと思っていたからだ。菅直人がいなくなってしまったら、民主党はますます保守化傾向を強めるのではないか。
■このままいけば参院選で大惨敗で引責辞任ってとこか。そうなると、誰が党首やるんだ?
■ムーア監督の米大統領批判映画、ディズニーが配給禁止に(朝日新聞)
 アカデミー賞を昨年受賞したマイケル・ムーア監督が、9・11同時多発テロをめぐってブッシュ大統領を批判した新作ドキュメンタリー映画「華氏9・11」が、北米でこの映画を配給するミラマックス社の親会社ディズニーの圧力によって、配給禁止の措置を取られたことが5日わかった。
 ムーア氏のウェブサイトなどによると、新作は今月12日からのカンヌ国際映画祭で初上映され、夏にも米国で封切られる予定だった。4日にディズニー側から配給の取りやめを通告されたという。
 ムーア氏は昨春、ミラマックス社からの出資を得て制作を始めた。オサマ・ビンラディン氏の家系を含むサウジアラビア王族とブッシュ家の関連や、9・11後のブッシュ氏の政治姿勢を批判的に描写する内容。タイトルは、思想統制のための焚書を描いて映画化されたブラッドベリの近未来小説「華氏451度」にちなんでいる。
 5日付ニューヨーク・タイムズ紙はムーア氏の代理人の話として、ブッシュ氏の弟が知事を務めるフロリダ州で、ディズニーがテーマパークの税金優遇措置を受けており、配給禁止は映画への反発から優遇措置が損なわれることを懸念したためと報じている。
 ディズニー側はこれを否定しているが、一方で「会社の利益を損なう映画の配給を止める権利がある」とも説明している。また、配給取りやめは昨年ムーア氏側に伝えたといい、「評判づくりのために映画祭直前になって公にした」と批判している。
 まぁ、ブッシュ政権にダメージを与えられるなら、ムーアに「がんばれ」と言いたい。「会社の利益を損なう映画の配給を止める権利がある」って露骨に減税措置を守りたいって言ってるじゃん。受賞スピーチでの「ブッシュよ、恥を知れ!」のように、ムーアは新たな勲章を手にした。宣伝効果もあっただろうしね。
��追記)
■私自身もこの記事を読んで誤解したのだが、ディズニー側の「会社の利益を損なう映画の配給を止める権利がある」というのは減税措置のことではなく、今年11月の米大統領選を前に、偏った政治的立場の映画を配給することは、片方の陣営に加担することになるとしたもので、「多様な政治的見解を持つ消費者に、偏向した内容の映画を配給することは好ましくない」「このような激しい政治論争に巻き込まれることは、大企業にとって何の利益にもならない」ということらしい。
■ってか、この書き方だったら誰でも誤解しそうだが。CNNの記事を読んで誤解に気がついたのです。


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