2008年6月8日日曜日

タスポ貸して!

広島県警でタスポ使い回し…売店の女性店員名義(夕刊フジ)
広島県警本部(広島市中区)内に設置されているたばこの自動販売機に、成人識別ICカード「タスポ」が庁舎内の喫煙者で共用できるように、ひもで吊るしていたことが6日、分かった。タスポは他人への譲渡、貸与が禁止されているが、普及率が低いため、売り上げ減対策として自販機にカードを不正に設置するケースが各地で発覚している。警察の施設内での不正利用が明らかになったのは初めて。
 ははは、まぁ、気持ちはわかるが、ことが大きくなる前によく誰も問題視しなかったな。そっちの方が問題なんじゃないか。

■にしても、「タスポ」って、バカなことするもんだなかと思ったよ。未成年からしたら、「悪いことをしてる」感が強くなって、逆に吸いたくなったりして。

■店やホテル、買えない客のために・・・ タスポ 貸します(読売新聞2008年6月2日)
 「タスポお貸しします」。たばこ自動販売機に成人認証を行うICカード「タスポ」が導入された中四国、九州で、カードを客に貸し出す店やホテルが出始めた。申し込み手続きの煩雑さからタスポの普及率が伸びない中、自販機でたばこを買えない客に配慮した“苦肉の策”。タスポ発行元の日本たばこ協会(東京)は貸与を禁じているが、同協会加盟のメーカー、JTは「貸す時に相手が成人かどうかがわかるので問題ない」としており、認識の違いも浮き彫りに。1日から近畿で、7月には全国で運用が始まるが、貸し出しの是非が論議を呼びそうだ。

 5月に導入された小松島市にある居酒屋では、店先の自販機の側面に「タスポお貸しします」と書いた紙を張った。

 導入後、月50万~60万円あった売り上げは6万~10万円に激減。電気代などの経費を引くと、利益は月数千円しかないといい、男性店長(62)は「売り上げが落ちたので、JTの営業マンから指南された。身分証明書などの提示は求めないが、未成年には貸さない」と釈明する。
 こりゃ自販機が減るかもね。タスポ…なんという破天荒な環境対策ぶり。喜ぶのはコンビニだろう。もうこの際、一気に自販を無くしちゃったらどーよ?

■日本たばこ協会は「タスポの趣旨に反している。未成年者喫煙防止法に抵触する恐れがあり、やめてほしい」というが、JT(IR広報部)は「タスポの普及率が伸び悩み、個人商店は死活問題になっている。年齢を確認した上で貸し出すのは対面販売と何ら変わりないはず」。

2 件のコメント:

ホテル従業員 さんのコメント...

誰のタスポ使うかの問題も。従業員も喫煙者、非喫煙者といます。
喫煙者は勤務時間外も必要なので、「非喫煙者はタスポを作り
常時フロントに置き、お客に貸すように」と、経営者。
あまりにも傲慢なので、「ふざけるな!」と、私。

愛煙家 さんのコメント...

成人識別カード(tasupo)制度がまもなく全国でスタート。しかし、普及率が今ひとつ、そこでどこぞの首相が“運転免許証も使えるように”と指示したらしいが“眼が点”である。

“対面販売でもtasupoを提示させる”これが正解なのだ。