2002年1月30日水曜日

新庄剛志・部落

■『噂の真相』(2002年3月号)「阪神と訣別してメジャーに転身した新庄剛志の秘められた差別との闘い」は衝撃的な内容だ。

■『噂の真相』によれば、メジャーに移籍した背景には、部落出身の新庄に対する球団ぐるみのいじめがあったそうだ。5年12億という破格の条件を蹴ってメジャーリーグに行った、1995年の現役引退騒動も、このいじめが原因だとか。

■おそらく、新庄が部落出身者というのは間違いはないだろう。部落かどうかは、かなり繊細な問題であり、憶測記事を書くわけにはいかないから。

■だが、阪神から差別を受けていたというのはどうだろう。確かに、一部では嫌がらせを受けたかもしれないが、それが移籍の理由になったとは考えにくい。阪神が嫌でメジャーに行ったのなら、日本から来た野球の子に「将来は阪神かメッツに入れるように頑張ってください」と言うだろうか?

■ともあれ、新庄が部落民であることは世間に広まった。『噂の眞相』は阪神の部落差別を告発したかったのかもしれない。しかし、結果として、新庄を部落民であることをアナウンスしていることにもなる。まぁ、それゆえにタブーになるわけだが、現実問題として、部落差別はなくなっていないわけで、いろいろ考えさせられる特集だ。


1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

やっぱりそうでしたか。
顔が特に目の周りが、独特の感じ。