2004年5月14日金曜日

公明党 年金未納イカンザキ

…などと、月並みなタイトルをつけてしまったわけだが。

■菅直人の切腹によって、「未納兄弟」という喜劇も終幕となった…と思いきや、「そうはイカンザキ!」というマヌケなジョークとともに登場する者がいた。オイオイ、俺たちを忘れてもらっちゃこまるぜ…そう啖呵をきっているのは公明党・未納3兄弟だ。

■しかも、福田康夫・菅直人に負けてたまるかとばかりに、黄門様(神崎武法・代表)が、助さん(冬柴鉄三・幹事長)格さん(北側一雄・政調会長)を引き連れての三役揃い踏みである。年金法案が通った後に印籠を出すとは…まさしく『水戸黄門』ばりにもったいぶっていた。


■しかも、菅直人と同様に、前フリもしっかりしている。
神崎武法 ―菅直人の未納が発覚して
「他人のことを言う前にみずからえりを正す必要がある」
さすがである。坂口力 厚生労働大臣の髪型だけでも反則もんなのに、まだ笑いを取りにいく貪欲さはすごい。これも尋常ならざる名誉欲をお持ちである池田大作先生のご指導の賜物なのだろう。(そういえば、こんな公明党のギャグもあったな)


■年金改革関連法案に造反した小沢一郎が後任となる情勢…これについて産経新聞(社説)は次のように言う。
 国民にはなんともわかりにくい後任選びだ。同党内では夏の参院選を乗り切るには、知名度の高い小沢氏に頼るしかないという思いが強いのだろうが、執行部の対応は不可思議だ。

 主だった幹部が、後任代表の任期が菅氏の残任期間である九月末までに限られているということも出馬に慎重だった理由かもしれない。

 しかし、民主党は昨秋の衆院選で政権を担当したときに実行する政策をマニフェスト(政権公約)として提示、新風を吹き込んだ。それを今回、やらない手はない。後任を決める両院議員総会で立候補者は自らの所信を明らかにして、国会議員による選挙を実施するのが筋である。

 衆参両院で二百四十六人にのぼる民主党議員の中に勇気ある人材は一人もいないのだろうか。
 参院選を戦えるのは小沢しかいない、そういった雰囲気が党内にできあがっているのだろう。まったくおかしな話だ。落ち込んだ信頼を取り戻すために、党首選を利用しないてはない。党首選ともなればメディアが取り上げてくれる。そこで論戦を行えば、民主党の宣伝にもなる。また、民主党はただでさえ知名度のある議員がいない。新たな人材を売り出すチャンスにもなったはずだ。


朝日新聞
もし小沢氏が党首になるとすれば、民主党そのものが大きく変質することを覚悟せねばなるまい。

 民主党がめざしてきた政党像を思い返したい。党運営も政策も自由に論議し、批判も遠慮なく言い合う。既得権益で結ばれた自民党政治とは対照的に、永田町の外とのつながりを大事にする。若い世代の議員の力で日本の古い政治文化を変えてしまおう。そんな政党だった。

 小沢氏の足跡を見れば、その強引な体質や手法は随分と異質だ。11年前に政治改革を掲げて自民党を飛び出して以来、党を作っては壊す繰り返しだった。小沢氏の行くところ最後は「親小沢か、反小沢か」で割れるのが常だったからだ。自由党との合流に党内から異論があったのもそんな小沢氏への疑念からだった。

 肝心な場面では表に姿を見せず、「側近議員」が意向を代弁して回る。そうした「党中党」的なやり方も変わらぬようで、3党合意をめぐって激論になった両院議員懇談会にも姿を見せなかった。
 朝日も「選挙すべき」との意見で一致するが、際立っているのが小沢一郎への不信感だ。田中角栄の汚い金にシッポをふり、キングメーカーを気取って自民党を操ってきた。そういった意味で「ザ・自民党」なわけだが、世論の自民党への不満が高まると、真っ先にそこから逃げ出し、「政治改革」という御旗をふりだした政治家だ。その後、何を考えたか知らないが、再び自民党とくっついたこともあった。そんな奴を党首にしていったい民主党はどうするってんだ?保守二大政党制による政治支配が目的なのだろうか。それとも、さっさと自民党と合併しちまおうって魂胆かい?


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