2003年10月8日水曜日

バント職人・川相昌弘

■通算514犠打をマークした巨人の川相昌弘が、引退を撤回し、現役続行を目指す。球団への不信感からコーチ就任を拒否し、自由契約で他球団へ移籍の道を探ることになった…らしい。巨人のゴタゴタ…アンチ巨人の僕としては、ニヤリとするばかりだ。あと、川相を取る球団なんてあるのだろうか。「バント職人」って言われてもねぇ。

■これは野球に限らないが、引退したスポーツ選手が「引退するのをやめます」って言うのもどうかと思う。引退というのは重い決断のはずで、そう簡単に覆していいものだろうか。たとえば、選手の引退に涙したファンの心理はどうか。感動の涙を流したと思ったら、しばらくして「やっぱ現役で続けます」と言い出す選手。選手のために流した涙はどうなってしまうんだ。「涙を返せ」と言いたくなるじゃないか。

■道路公団の藤井総裁は徹底抗戦の構えだ。この更迭劇を「政治利用のツケ」と毎日新聞は評している。総裁の解任手続きには2〜3週間かかり、泥沼化が必至。「衆院選に向けた小泉内閣のパフォーマンス」の側面が否めなかった更迭劇だったが、人事を政治利用したツケが早くも回ってきた、と報じている。

■泥沼化は自民党にとってプラスなるということもありうる。石原伸晃が積極的にメディア出演し、「善VS悪」を演出するだろう。小泉政権は抵抗の摩擦熱があればあるほど、原動力を増しますから。

■問われなければならないことは、「なぜ今なのか」ということだろう。扇千景が大臣であった時、小泉総理がリーダーシップを発揮して、藤井総裁を辞めさせればよかっただけのことだ。


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