2003年5月10日土曜日

ザ・グレート・サスケの覆面

■英語の勉強に夢中になっており、このページの「更新力」が大きく落ちている。

■偉大なる(自称)サスケ議員の覆面がよほど気に入らないらしく、県議会では「覆面禁止」規則案なるものを採択しようという動きがあったようだ(ひとまず延期になったらしい)。自由党の県議が弁護するように、「特定の人(バカ)を排除するための規則改正はフェアではない」。

■一方、県議たちの言い分もわからないではない。まぬけな「覆面」をかぶったバカが、同じ「岩手県会議員」を名乗るわけで、「バカ(サスケ)」の最も「バカな部分(覆面)」だけでも排除したいのだろう。が、岩手県民の「見識」に敬意を示すべきだ。覆面は「公約」であって、それを有権者は支持したのだ。それを寄って集って潰そうってのは「民主主義」とは言えませんね。もっとも、ザ・グレート(自称)・サスケが当選する時点で、既に「民主主義」は宙に浮いた言葉になってるけどね。

■それにしても笑えるなぁ…NHKのニュースで、大真面目にアナウンサーが言うんだよ…「ザ・グレート・サスケ議員の覆面の着用を認めるかどうかが問題になっています」って。で、偉大なる(自称)サスケのインタビュー映像が流れる…字幕にはもちろん「ザ・グレート・サスケ議員」。特に ・(←中黒)の部分が笑える。

■バカなのはどっち?…「タマちゃんを議論する埼玉県」と「覆面を議論する岩手県」。う〜ん、甲乙つけがたいですね。しかし、忘れてならないのは、どちらも「日本」でおきているということです。そう、僕もあなたもバカの仲間なのですよ。

■巨人×中日をちらっとテレビで見ていた。7−5で中日が勝っていた。するとアナウンサーや解説者が言うのだ…「ギャラード(中日の投手)は調子が悪いですからねぇ」「おぉ、9回に入ってからの打率は4割5分です!」(どんなデータなんだよそれは)。「試合はまだ終わっていません!」と言いたいのだろうが、必死じゃないかよ。視聴率が厳しいんでしょうねぇ。すばらしいことだ。

■たまたま、今、武富士のCMが流れていたが、違和感を覚えた。インタビューを受ける女性社員(ティッシュ配りがお仕事)が言うのだ…「真心で接すれば誠意が伝わる」と。そして、いつものダンサーが「私、踊る!」と言うのに対して、ティッシュ配りも「私、配る!」とお互いの健闘を誓っている。

■まず、「真心で接すれば誠意が伝わる」というのがいけない。あなたは街中の「ティッシュ配り」に「真心」「誠意」を感じたことがあるだろうか?僕は、「大変そうだなぁ…」とは思ったことはあるものの、あの人たちから「真心」や「誠意」を感じたことは一度たりともない。なんなんだよ、「ティッシュ配り」の「誠意」って。そんなものを伝えようとしていたのか、「ティッシュ配り」は。

■しかし、彼女は「誠意が伝わった」と思い込んでいるようだ。どうやって判断するんだ。あなたがティッシュをもらって、仮に誠意が伝わったとする…どうやって「誠意は伝わったよ」と知らせるのか。僕自身も、ティッシュをもらう時、ペコっと軽くおじぎする時があるが、あれは「あなたの誠意は伝わった」ということでは決してない。

■もう一つ、理解に苦しむところがある。まぁ「私、踊る!」人(ダンサー)の意気込みは理解できる。なぜなら彼女らはプロフェッショナルで、「ダンス」が好きなのだろう。しかし、「私、配る!」人(ティッシュ配り)というのがわからない。なによりも、その威勢の良さが不可解じゃないか。「なにもそこまでムキにならなくてもいいじゃないですか」と私は言いたい…なぜなら、「配る」物は「ティッシュ」だからだ。(そもそも、配布員ってのはバイトじゃないのか)

■「私、配る!」人はいよいよわからない。「ティッシュ配り」が大好きな人だろうか…だとしたら、これ以上何も言うまい。あるいは、武富士という会社に誇りを感じているのだろうか。なるほど、お金に困っている人の弱みに付け込み、利益を得る消費者金融への「愛社精神」か…ちょっと理解には苦しむが、それもありだろう。いずれにせよ、彼女には「気がすむまで、どうか配ってください」と言うことしかできない。


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