2008年6月13日金曜日

橋下知事、またケンカ

■それなら「職を変えて」、橋下知事が職員からの批判に応戦(読売新聞)
 大阪府の橋下徹知事は12日、府庁で開かれた朝礼に出席。その際、男性職員から「士気が下がっている」「尊敬できない」などと批判され、「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてください」と応戦する場面があった。職員の批判を封じたともとれる発言で、論議を呼びそうだ。

 府によると、朝礼には、46歳以上の非管理職約140人が出席。橋下知事が人件費や事業費の削減を伴う大阪維新プログラム案について説明した後、報道陣には非公開で意見交換が行われ、職員3人が発言した。

 このうち男性職員の一人は「我々は人件費がカットされ、兼業も禁止されているが、知事はテレビに出ている」「人件費削減や、思いつきの独自事業、選挙の負託を受けたと言って自分を正当化する姿勢に士気は下がっている」「職員は納得しているのではなく、あきらめている」などと、用意した文章を読み上げた。

 これに対し、知事は「(最近は)公務以外のテレビ出演は断っている」と反論。「上司に対するものの言い方ではなく、民間では考えられない。ここは団体交渉の場ではない。上司として注意する」とたしなめたという。

 終了後、橋下知事は報道陣に「職場の大多数の意見だとしても、僕は府民の代表者。府民に軸足をおかなければ選挙で選ばれた意味がない」と語った。
 なんだこの醜態。まず、職員の言い分がすごい。テレビに出るな、尊敬できない、選挙で選ばれたからって正当化するんな…ってなんだこりゃ。イチャモンにもほどがあるぞ。「人件費削減や、思いつきの独自事業」が正当かどうかは、大阪府民によって賢明な判断がくだされることでしょう。いや、それが期待できないから「橋下知事」がいるのか

■この朝礼は、自由に意見交換をする場として提供されたはずなのだが、じゃぁってんで意見を言ったら、「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてください」だもんな。いやはや、共産党への「主張を通されたいのなら多数派をとってから」発言もかんがみて、今後は「ファシスト橋下」とお呼びしようかな。ま、「今日は無礼講だから」と同じく、言葉通りに受け取ると痛い目を見るのが世の常だ。

■「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてください」って、そんな幼稚な発想してたらクビがいくつあっても足りないっての。横山ノック時代にいったい何人が職を変えたってんだよ(ま、何もしないから居心地はよかったんだろうけど)。知事はどうせ数年したらいなくなるしね。

■「民間では考えられない」っていう決め台詞…どうも好きになれないなぁ。安易に使われすぎてるよ、この言葉。この場合で言うなら、別に行政でも「上司に対するものの言い方」ではないっての。ただ単に「上司」と見なされていないだけのこと。ま、そもそも、あんたに民間の何がわかるのさ?って感はあるし。

0 件のコメント: