2005年2月15日火曜日

安倍晋三:バレンタインデーのチョコ

■安倍議員に抗議のチョコ NHK問題で市民団体(共同通信)
 NHKの番組改編問題をめぐり、市民団体ピースボートの女性スタッフらがバレンタインデーの14日、衆院議員会館で安倍晋三衆院議員(自民)にあてた「圧力をかけないあなたが好き」と書き込んだ手作りチョコレートを秘書に手渡した。

 チョコは直径約60センチのハート形で重さ約6キロ。スタッフが66枚の板チョコを溶かして作った。「メディアへ政治圧力をかけないように」とする抗議文も添えた。

 受け取った秘書は「コメントはありません」と困惑した表情だった。
 2chあたりで叩かれるネタでしかないように思えるが。どの程度のネガティブな効果をもたらすかってのは興味深いところ。

■2月14日は、セントバレンタインデー。衆議院議員・安部晋三さんに「抗議チョコレート」を贈りました(peaceboat)
 シン様は、NHKの番組改変問題について再三にわたって「政治圧力などかけていない」「公平中立にと言っただけ」と発言されています。けれど、誠に失礼ながらシン様は「政治圧力」とか「公平中立」ということの意味を実はわかっていないのではないかと心配しています。
 それもそのはず、大物政治家のお父様の下で何不自由なく育ち、お父様の秘書を経て3世議員になられたサラブレットのシン様には、世俗で使われる言葉の意味などわからなくて当然のことかと思います。
 しかし、世間から『あの人、権力をカサに自分にとって都合のよい「公平中立」を言ってるだけじゃないの?』という声を聞くにつけて、これ以上愛しのシン様が、そう言われ続けるのを見かねてお手紙差し上げた次第です。
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 そこでこれからはメディアに政治圧力をかけないように、この圧力鍋で作った特製チョコレートをお送りします。どうぞかみしめて味わって下さい。これからは圧力はメディアにではなく料理にかけていただけるとおいしくできあがるはずですよ。ちなみにこのチョコレートは、シン様の大好きな「公平中立」に合わせて、まったく味がしないように砂糖を抜いてあります。
 ホワイトデーにはあなたが、味のしないクッキーに添えて、「もう政治圧力はかけません」という手紙を返してくれるのを楽しみに待っていますね。どうぞ大きな愛をうけとってください。
 シン様て…。日ハムの新庄もそう呼ばれてるらしいっすよ。

■前段部分は世襲への皮肉とか庶民派キャラを打ち消すとこなどは嫌いではないんだが、何やら安倍を純粋無垢な存在にしてしまっていて、なんか免罪しているようにも取れるけど。

■後半…「圧力鍋」とか公平中立で砂糖が抜いてあるとか…こういうの「ユーモア」を必死で考えている人がいると思うと、ちょっと滑稽。

■で、そんなモテモテ安倍っちの、人気ぶりを示すニュース…

■世論調査:「首相にふさわしい人」安倍氏トップ、首相2位
 03年8月、同党の総裁選を前に「総裁にふさわしい人」を聞いた調査では小泉首相が55%と圧倒的な支持を得ていた。「ポスト小泉」候補の不在が長期政権の支えとなってきたが、今回の結果は来年9月の総裁任期切れへ向け、国民の関心が「ポスト小泉」に移り始めたことをうかがわせた。

 質問は与野党10人の政治家から1人を選ぶ形式。安倍氏は対北朝鮮の強硬発言で支持を集めたとみられる。民主党の小沢一郎副代表が9%で3位につけ、同党の岡田克也代表は5%で4位。福田康夫前官房長官と民主党の菅直人前代表は3%で並んだ。自民党内で「中2階」と呼ばれる麻生太郎総務相、谷垣禎一財務相はともに1%。「この中にはいない」が安倍氏を上回る29%だった。

 松本正生・埼玉大教授(政治学)は「小泉氏がそろそろ役割を終えたということ。小泉氏が沈んで安倍氏が自然に浮き上がってきたが、これは知名度評価であり、首相候補として認知されたとはまだ言えない」と分析。
 小泉首相によって、知名度評価が首相候補につながる流れは出来ているわけで、任期満了が近づけば安倍総理の現実味は必然的に出てくるだろう。

■そういえば…石原慎太郎総理待望論ってのが昔あったけど、完全に非現実的なものとして抹消されたようだね。それはそれでいいことだが、露骨な差別主義者でタカ派ってのは対抗する側もやりやすい…その点、安倍は仮面をかぶっているから厄介だ。


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