2005年1月20日木曜日

はぐれ刑事 純情派

■設定に限界…「はぐれ刑事」が終了(スポニチ)
 俳優の藤田まこと(71)主演で18年間続いたテレビ朝日の刑事ドラマ「はぐれ刑事 純情派」が今年4月から放送の最新シリーズ(水曜後9・00)で終了する。18日、東京・港区の同局で発表された。1988年にスタートし、1人の俳優が主役を演じた刑事ドラマとしては日本最長の作品。同局は終了理由として「シチュエーションに無理が出てきたため」などと説明した。

 「はぐれ刑事」は88年4月にスタート。これまで放送された作品は年末年始のスペシャルなどを含めると430本。平均視聴率16・7%、最高視聴率は25・4%。

 今回、終了を決めた理由として、同局の早河洋常務が「娘2人と生活している設定がギリギリ限界にきている」と説明した。小川範子、松岡由美演じる2人の娘はスタート当時は19歳と14歳。18年で設定的にも30歳を超えているが、藤田演じる父親と同居。70歳を超える藤田の現役刑事役も含め、シチュエーションに無理が出てきたようだ。
 うちは父親が好きで、私も見たりしたもんだが。そうですか、終わりますか。シチュエーションに限界が出てきたってのが、ちょっと笑ってしまう。

■40近い娘と同居しているってのは、不自然と考えたのかもしれないけども、そこには「負け犬」的な背景があるんじゃないだろうか。つまり、30過ぎても結婚しないってのはおかしいって発想。

 「人情派刑事」を演じ続けてきた藤田は「私が安浦刑事を演じる上で特に大切にしてきたのは、主人公・安浦の家庭でのシーンです。お茶の間で家族がそろって見るドラマ、その中で描かれる家族にウソがあってはいけない。安浦の2人の娘はこの番組で成長し、大人になっていきました。“はぐれ刑事純情派18”で私は、彼女たちの“成人式”をやってあげたい」とコメントした。
 家庭が大事だったから、娘を結婚させなかったんだな。

■だって、娘を結婚させちゃったら、安浦刑事には寂しい生活が待ってるもんね。妻も死んでしまったから、ひとりで食べる食事…喋り相手もいない。「はぐれ刑事」というだけあって、孤独な老人ですよ。そりゃさすがに見せられないって。そんな「人情派刑事」の物語…涙なしでは見られない。


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