2005年1月12日水曜日

2005年:若手芸人

■カンニング竹山はピンで生き延びる? (日刊ゲンダイ2005年1月8日)
デスク でも、復帰まで半年も1年も休んでたら、その頃はカンニングなんて誰も覚えてないぞ。それどころか、今のお笑いブームが続いているかも怪しい。

記 者 そうですね。年末年始のテレビ番組はお笑いタレントのオンパレード。気になるのは、来年の今頃は一体どれだけ残っているかどうかです。

デスク 1年前に紅白にも出場した“なんでだろう〜”のテツ&トモや、“ゲッツ!”のダンディ坂野なんか、すでに「あの人は今」の“有資格者”だからな。

記 者 お笑いの中でも一発芸の“ギター侍”波田陽区は今年はかなり厳しいかもしれません。ネタも「〜斬り」「残念!」のワンパターンで、視聴者にも飽きられてますからね、残念!

デスク あのなぁ……。カンニングは“キレ芸”の竹山ひとりなら今後も生き残る可能性はあるな。司会者としてもOKだし、観客に容赦なく突っ込みを入れる“嫌われ役”としてならやっていけるんじゃないか。“第2の江頭2:50”だよ。

記 者 友近も残るでしょう。頭の回転が抜群に速く、アドリブでの切り返しもうまい。バラエティー番組で一番重宝されるタレントです。逆に心配なのが、昨年は週刊誌のグラビアで水着まで披露した青木さやか。

デスク フリートークで言葉に詰まると、いまだに「どこ見てんのよ!」の一点張りだからな。見ている方がハラハラする。今年は芸の引き出しを増やさないとツラい一年になると思う。

記 者 今年の年末が楽しみになってきましたね。

デスク でも、カンニングのように苦節12年でようやく日の目を見た矢先に入院なんてこともあるわけだから、芸人の一生なんてセミみたいなもんだな。旬は短い。
 セミかよ。ま、「若手お笑いブーム」なるもので消耗させられて、大半があわれな末路なんだろうけども。

■別のところでも書いたが、病気になっている中島忠幸には申し訳ないが、「カンニング竹山」としてやっていけば、私もカンニングはそれなりに生き延びると思っている。中島は「ツッコミ」というよりも「なだめる」だが、誰がやってもその役割は果たせるわけで。

■やっぱ、波田陽区は厳しいだろ…ってのが主流だ。「ギター侍」のインパクトが強すぎるがゆえに、ってやつだな。製作サイドはどうしても「ギター侍」を求めてしまうだろうし、それが視聴者を飽きせせる。ってか、大半の人はもう飽きている。ただ、テツ&トモやダンディ坂野のように、きれいな消え方をするかは微妙。

■斬っていい人といけない人を明確に区別していたのが、個人的には引くなぁ。その人のポジションによって、ネタの質を変えてた。からみそうにない人&弱い立場の人には容赦なかったが、そうでない人には笑って許してもらえそうなネタを選んでた。

■ピン芸人、生存確率を勝手に考えてみる…
・友近○
・青木さやか◎
・だいたひかる×
・陣内智則○
・長井秀和△

■「M−1優勝者」ってのは毎年誕生するわけだが、アンタッチャブルはあのキャラで、お茶の間に定着しそうだな。一方、それに押し出されて、ますだおかだ&フットボールアワー…伸び悩み。中川家…不祥事以降、再浮上の兆しなし。


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