2004年12月18日土曜日

ブルカ人魚姫:EUトルコ反対

■人魚にブルカ、意味はともかく日本人観光客は大騒ぎ(読売新聞)
 コペンハーゲンからの報道によると、デンマークの観光名所「人魚姫」の像に、イスラム教徒の女性がかぶる黒いブルカがかぶせられているのが16日、見つかった。

 ブルカにはデンマーク語で「欧州連合(EU)にトルコ?」と書かれたたすきが掛けられており、トルコの加盟問題を話し合うEU首脳会議が同日ブリュッセルで始まったのに合わせ、トルコ加盟に反対する者が行った仕業らしい。

 「人魚姫」の像は日本人観光客に特に人気があり、AFP通信によると、日本人観光客グループはこの日、ブルカをかぶった像の前で記念撮影したり、棒を使ってブルカをはずしたりした。一連の出来事は、像の周りに集まっていた通信社や地元テレビが撮影し、世界に配信した。
 へぇ、なかなか上手なキャンペーンをするもんだな。

■日本人観光客には「やれやれ…」と思ったが、よくよく考えてみたら、自分がその光景に出くわしたら、確実にカメラにおさめていただろうな。欧州連合にトルコが加盟する意味を考えるとねぇ…EUの歴史的な分岐点、まさにその時に欧州を旅行した。それはそれで思い出だろうし…って、この観光客たちがそれを自覚しているかどうかは不明だが。

■反イスラム感情に加わえて、人口に比してEUでの発言権も強くなる。しかも、経済的にはお荷物。ま、このあたりはそのうち社説や解説記事が出てきそうなので、その頃に。


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