2004年12月17日金曜日

中村浩幸:イラクへ

■<イラクへ>苫小牧市のカメラマン、出発 中止要請聞かず(毎日新聞)
 北海道苫小牧市のフリーカメラマン、中村浩幸さん(33)が16日、イラクを目指して日本を発った。福岡県出身の香田証生さんが10月に殺害され、外務省は渡航中止を求めたが、「米国中心の情報が正しいのか、イラクの普通の人々が何を思い、どんな暮らしをしているのかを自分の目で確かめたい」と話している。
 プロの写真家を目指す中村さんは、アルバイトで旅費を貯めて中東などへ撮影に出ている。イラク戦争直前の02年末と戦後の昨年11月下旬〜今年1月上旬にイラクを訪れており、今回が3度目。
 ま、本人は「命の危険や『自己責任論』などの批判は覚悟している」と話しているわけで、私はその意志を尊重したいと思うけども。どうか無事に帰ってきてください。

■で、何かがあったら、大自民党の幹事長である武部勤さんが責任をとってくれます…「イラク基本計画、期間内撤退を追加」(TBS,12/8)
 一方、イラクのサマワを視察した自民党の武部幹事長と公明党の冬柴幹事長が記者会見を行い、現地の治安は安定しており、自衛隊の活動の継続は可能とする考えを重ねて強調しました。
 
 「自衛隊は、継続的・組織的攻撃を受ける状況になく、引き続きサマワで自衛隊の活動を継続できる」(自民党・武部勤幹事長) 
 「(現地世論調査では)84%の住民が自衛隊を評価し、自衛隊の活動を継続してほしいとのことだった」(公明党・冬柴鉄三幹事長)
 
 この視察が「結論ありきの政治ショー」との批判があることについて、武部氏は「そんな人は自分で行ってみればいい」と述べています。
 中村さんも心強いでしょうね…なにせ大自民党幹事長のお墨付きですもの。もちろん、「自己責任」論が政府の側から出てくることもないんでしょうね…と牽制。


【追記】どうやら、「これから出発して中東諸国を訪問するが、イラクには確実に行かない」と外務省に連絡を入れた…らしい。

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